デビル

ブラピファンでもない私が、今さらこんな映画をみようと思ったのは、ただハリソン・フォードの娘役をやっているジュリア・スタイルズをチェックしたかったというだけ。
でも、まさかブラピがアイルランドなまりに挑戦してるとは思わなかったので、けっこうおもしろく聞けましたね。
せっかくアイルランドの宗教紛争を背景にもってきたのだから、もっとそちらのほうに真面目に取り組んで、社会派の映画にしあげればよかったのに。ブラピ＆ハリソンの２枚看板にしたのが間違いだったね。特にハリソンの同僚の話は全くの蛇足で、単にハリソンの出番を増やそうとしてるとしか思えなかった。

ブラッド・ピットとハリソン・フォードという２大スターの共演作という事もあってかなり期待して見たのだがどうやら期待はずれに終わったようで残念でならない。二人の演技がダメだったわけではなく、脚本の出来、もしくは演出の方法が悪かったのだと思う。まったくもったいない話である。二人のスーパースターを使っておきながらこの程度の作品にしてしまうなんて考えられない。

期待はずれ感、今ひとつ感の原因は、フランキー（ブラピ）が父を殺された後、彼がどの様な経緯でＩＲＡの活動家になったのかが描かれていないのでフランキーが背負っているもの、彼をＩＲＡ活動家として動かしているものに対する説得力が欠けているので感情移入しにくいことである。もう一つは、トム（ハリソン・フォード）とローリーことフランキーとのつながり、トムの家族とローリーのつながりを簡単にしかも薄く、深みなく描いているので、トムがローリーの正体を知った後の彼の苦しみをあまり感じられなかったことである。つまり、トムにもフランキーにもどちらにも感情移入出来なかった、また、感情移入出来るような演出になっていなかったことが原因だと言える。

最初からフランキーの運命は先読み出来ていた。彼が対空ミサイルを手に入れるためにアメリカに潜入した時、すでに結末は想像出来ていた。この簡単に先読み出来てしまったことも見ている者をしらけさせた原因のひとつであろう。ブラピはブラピで彼らしい演技だったし、銃の扱いもガンアクションもなかなか良かったと思うし、ハリソンも初老の警察官役をしっかり演じていたと思う。ハリソンの動きが若干遅く、重いようにも感じたがこれが演技だったのか、歳をとったせいなのかはわからないが（＾＾ゞ。

もう少し人物関係やキャラの過去を深く描いていれば、この２大スターの共演という事も手伝っていい作品に出来たはずだと思うのでとても残念でもったいない気分にさせられた作品であった。

この二人が共演していた作品があるなんて知らなかったので
午後のロードショーに飛びついちゃいました。
豪華な共演に拾い物を期待したのですが・・・

題材が題材だけに重い雰囲気で娯楽性は低いです。
自分の中の復讐心と罪悪感に揺れる男の話ですからね。

でも、この二人の共演ならもっと別なストーリーで
娯楽性の高いものの方が見たいかな。
そんな無理に骨太な映画をめざさなくても良かった気がします。

あと、イントロにサスペンス映画・・ってありますけど
サスペンス色は弱いと思いますよ。

大御所二人の競演作品の割にはレビューが少ないんですね。

「デビル」どんだけ悪魔かと思ってましたが・・・
底辺に流れるものは重たいですね。

国際指名手配になっているテロリストを演じるブラピ。
そうとは知らずに自分の先祖の土地から来たと言うことで快く下宿させる警察官のハリソン・フォード。

いやぁ、ここらへんから無理があるでしょう。
まあ、一番安心と( ；´Д｀)いやぁぁぁぁぁー!それまでだけど。

「デビル」とは、ひょっとして普段の彼は子供たちや家族にとても優しく、穏やかな好青年。
この青年の心の奥底に潜むテロリストとしての残虐性を対比させているんでしょうね。
それほどブラピは天使のように美しかった。

それにしても映画とはいえ、幼い頃から「生と死」の狭間、極限状態の中で生きてきた青年。
テロリストとして存在するものの中に本当にいるのかもしれないと考えると・・・
いや、ここに同情しちゃいかんだろう。
例えどんな境遇、境涯であっても他に方法を見つけなくちゃ。
あかん、やっぱ対岸の火事としか思っていないぼんくら主婦の言葉でした。
忘れてください。

キャストにつられて借りてしまいました。

つまんない。

クライマックスがあるんだろう、と退屈に耐えて見ていたが、最後まで何の盛り上がりもなく終了。

これは見なくていいと思うよー。