みなみけ　〜おかえり〜

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春香，夏奈，千秋の３姉妹がおりなす、
日常系のまったりアニメの第３期。

１期、２期と同じく、
高校生・中学生・小学生の三姉妹が、
それぞれの観点で、日常的な情景を、
おもしろ可笑しく、描き出す物語。

本作、１期は、なかなか、面白かったが、
２期は、制作アニメーション会社が変わって、
悪くはないのだが、どうしても、１期と比べて、
映像・脚本ともに、質の低下が否めなかった。

今回３期は、汚名返上というところなのか、
２期の制作会社で、制作したが、
１期の良いところを、とりいれていて、
２期と比較すると、”みなみけ”の面白いところを
引き出している。

少し、作画がいまいちな回があるのと、
１期のネタ系を使った面白さに比べると、
やはり、レベルは落ちるが、
それは、比較の問題であって、
そこそこは、まとまっているアニメになってると思う。

あと、変わったところでは、
オープニングソングが、Ａパートの真ん中、
エンディングソングが、Ｂパートの真ん中に位置されて、
オープニング・エンディングという役割というより、
Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄパートの分ける役割に近くなっている点。

もともと、１つの話が短い内容なので、
Ａ，Ｂパートとするより、４パートにする方が、
扱いやすいわけで、
こうする理由はわかるけど、
なんとなく、エンディングソングが終わった後は、
付けたし的な話と思いこみガチになるのに、
これは、いちおう、新たな話の場合もあって、
慣れの問題で、ちょっと違和感はあるけど。。。

でも、内容を考えると、悪くない方法だね。

個人的には大好きだったハートフル・コメディアニメの第３シリーズ（全１３話）ということで、けっこう期待しながら最後まで視聴いたしましたが・・・、正直言って今一つ笑えない平凡な作品に終わっていたように思います。

制作会社は、不評を買った第２期「おかわり」と同様、アスリードが担当していましたが、絵柄を他社制作だった傑作・第１期に限りなく似せるなどして、売り上げアップを狙うというのが今回の作戦だったように感じています（苦笑）。

ただ、いかんせん、絵柄を似せたからといって、すぐにストーリーがおもしろくなるというわけでもなく、やはり第１期の絶妙な間合いの取り方やキレのある笑いに比べてしまうと、数段レベルの落ちる出来映えだったように思います。

個人的には、長女ハルカが添え物程度の扱いになってしまっていた点や、次女カナが単なるアホ娘にしか見えなくなっていた点に加え、藤岡・内田・トウマ・マコちゃんなどの脇役陣にさっぱり冴えが見られなかった点などが非常に不満なところでした。

このように、今一つ笑えないエピソードを、ただ垂れ流しているだけの悲惨な出来映えになってしまった要因としては、第１期と第２期で原作のおもしろいエピソードをほとんど使い果たしてしまったことや、やはり監督や脚本など制作スタッフ陣の力量が大きく不足していたことなどが挙げられると思いますが、

まあ、それでも、「サザエさん」並みのユーモアやペーソスなどは十分に感じられるレベルの作品になっていましたので、第１期の雰囲気を懐かしく思い出しつつ、まったりと視聴する分には、そこそこ楽しめるコメディアニメだったのではないかと・・・。

ということで、昔からのファンにとっては、第１期によく似せた偽ブランド品みたいな感じのシリーズでしたので、無理をしてまで見る必要のない、平均点以下の作品であったと思っています。

ども、毎度の湊です。

第２期が酷かったので、これはどーなるんだろうって思ってましたが、個人的にはそこそこ楽しめました。

ただ１期に似せようとした感がどうしても拭いきれず（笑）２期が酷かったので何とかしたかったのでしょう・・・・

がしかし、ある意味正解！だって１期が完成系だから。

と、こんな事を言うと、「これ見ようか悩んでるのに！」って声が聞こえてきそう

ここでレビュータイトルの「これは多分・・・」が絡んできます。

毎週（隔週かな？）ヤンマガで楽しく読んでる！もしくは単行本買ってるよ！って人は見て楽しめるかも。

と言いますか、コミックの方を知ってる人用なんだと自分は思いました。

なぜなら、単行本のストーリーをなぞりながら、それを少し掘り下げたような作品だからです。

全く知らない人がこのアニメを見ると、「普通」って言葉しか出てこないかと（笑）

ただ単行本等で読んでる人は、あそこのストーリーの前にはこんな事があったのか、後にはこんな事があったのかと、それなりに楽しめると思います。

初見の人に勧めれるような作品ではありませんが、自分は単行本を読んでたのでそれなりに楽しめました。

余談

保坂の気持ち悪さがとてもよく描かれてます（笑）