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リリィ、はちみつ色の秘密<特別編>

リリィ、はちみつ色の秘密<特別編>の画像・ジャケット写真

リリィ、はちみつ色の秘密<特別編> / ダコタ・ファニング

リリィ、はちみつ色の秘密<特別編> /ジーナ・プリンス=バイスウッド

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DVD

旧作

お届け率:100%

解説・ストーリー

スー・モンク・キッドの全米ベストセラー『リリィ、はちみつ色の夏』を、ダコタ・ファニング、クイーン・ラティファ主演で映画化した感動ヒューマン・ドラマ。60年代のアメリカ南部を舞台に、14歳の白人少女と養蜂家の黒人三姉妹との交流を綴る。1964年、サウスカロライナ州。4歳の時に誤って母を銃で撃ち殺してしまい、以来罪の意識を抱えたまま生きてきた少女リリィ。冷酷な父との生活に疲れ果てていた彼女は、14歳となった夏の日、黒人家政婦のロザリンを連れて家を飛び出し、亡き母の本当の心を探る旅に出る。そして母の遺品に導かれ、養蜂業を営むボートライト家の黒人三姉妹とめぐり会うリリィだったが…。

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「リリィ、はちみつ色の秘密<特別編>」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

スー・モンク・キッドの全米ベストセラー『リリィ、はちみつ色の夏』を、ダコタ・ファニング、クイーン・ラティファ主演で映画化した感動ヒューマン・ドラマ。60年代のアメリカ南部を舞台に、14歳の白人少女と養蜂家の黒人三姉妹との交流を綴る。1964年、サウスカロライナ州。4歳の時に誤って母を銃で撃ち殺してしまい、以来罪の意識を抱えたまま生きてきた少女リリィ。冷酷な父との生活に疲れ果てていた彼女は、14歳となった夏の日、黒人家政婦のロザリンを連れて家を飛び出し、亡き母の本当の心を探る旅に出る。そして母の遺品に導かれ、養蜂業を営むボートライト家の黒人三姉妹とめぐり会うリリィだったが…。

「リリィ、はちみつ色の秘密<特別編>」 の作品情報

作品情報

製作年:

2008年

製作国:

アメリカ

原題:

THE SECRET LIFE OF BEES

「リリィ、はちみつ色の秘密<特別編>」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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1〜 5件 / 全46件

差別問題と 少女の母の愛を捜す旅 ネタバレ

投稿日:2009/09/02 レビュアー:ミルクチョコ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

全米で500万部を売り上げたベストセラー小説の映画化。
4歳の時に過って母を殺してしまったトラウマを抱え、愛されたいと願うリリィ(ダコタ・ファニング)が、過酷な父親に反発して家出。養蜂場を営む黒人3姉妹の家に身を寄せ、自分を受け入れてくれる家族愛にも似た友情を育む姿を、公民権運動に制定に揺れるアメリカ南部の社会を背景に描き、中々の傑作だと思います。

ドラマの設定は、1964年の南部。公民権は制定されたものの、まだまだ差別は厳しく、リリィの家出がきっかけとなったのも、家政婦のロザリン(J・ハドソン)が、選挙権を登録しようと出かけた街で、白人男性に袋たたきにされるのを目撃。
さらには、父から「母親は、お前を捨てて逃げた」と聞かされ、ロザリンを病院から連れ出し、母の故郷を目指して旅に出ます。

自分自身を許すことのできない少女に、養蜂業を成功させているボーライト姉妹が、安らぎを与えてくれます。
オーガスト(クイーン・ラティファ)が、包容力があっていいですね。心の傷を負った少女を包み込む温かさが心に染みます。
蜂の生態になぞらえて、「大事なことは蜂が教えてくれる」と諭すところも、いいです。
母に対して持ち続けていた十字架、これから彼女自身の人生を歩むためのリセットが必要だったのかもしれません。

とくに、石を積み上げた嘆きの壁は、心が痛みます。
優しい黒人姉妹や、養蜂場の美しい映像の中に深い悲しみの再生の物語に、決して声だかではないけれども、多くのメッセージが伝わってきました。




このレビューは気に入りましたか? 17人の会員が気に入ったと投稿しています

罪と贖い ネタバレ

投稿日:2010/01/05 レビュアー:よふかし

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

 アメリカ南部の色彩が鮮やかで、黒人姉妹のピンク色の家をはじめ、劇場ではきっともっときれいだったろうと思いました。いかにも原作小説がありそうな雰囲気だなあと思いつつも、引き込まれて観ていたのですが、途中で「おや?」と思うところがあって、どうも未消化な気分を抱きながらの鑑賞となりました。

(以下重大なネタバレあり)

 ポイントは、メイの死です。
 大きな石を抱えて川に沈んでいる様子はショッキングかつある意味メイらしく、とても印象に残っています。しかし、メイはなぜこの段階で死を選んだのでしょうか。きっかけはリリィ(ダコタ・ファニング)を映画館に連れだしたザックが、白人に誘拐されたことでした。双子の妹を喪った悲しみなどをこらえて生きてきたメイの心が、この一件で飽和点を迎えてしまった――コップの水が溢れるように――ということは想像できます。けれど、その後ザックが帰還したことで、どうにも違う選択があったのではないかと思わずにいられませんでした。
 僕にはこの展開に納得できるほど、そこまでのメイの描写は十分でなかったと感じられるのですが、たぶん、メイという人物の心のありかたに共鳴できる受け手であれば、また違う感想が生まれるのではないかと思います。
 リリィはメイの死の引き金を引いてしまったとも言えます。しかし、そのことを誰からも責められないという点にも引っかかりました。もちろん、僕もリリィが悪いとは思いませんが、「あの子は面倒を起こす」と予言していたジューンは、ここで理不尽にリリィを責めてしかるべきだと思いました。いったん誰かに責められてこそ、オーガスト(クィーン・ラティファ)の“赦し”の言葉が生き、リリィはメイの死に対する責任から解放されるのだと思うからです。
 ところが、映画はリリィが自らメイの死に対する責任をオーガストに申し出て、罪がないことを諭されてしまうので、行為と結果、罪と贖いの間尺が合わないような落ち着かない感じを残してしまいます。何人かの方が書かれているように、ダコタ・ファニングの演技と存在感が強いので、余計そう感じてしまうのかもしれません(ラストでは「三人の母」よりリリィのほうがタフに見えます)。
リリィの父T・レイ(ポール・ベタニー)も、彼が加えた肉体的・精神的虐待の報いを十分に受けていないように思えます。
 もちろん、別に罪と贖いのバランスが悪くても、これは道徳映画ではないのでかまいません。ただ、本作の場合は、間尺が合っていないのに、合ったようなふりをして終幕を迎えている。そのことが、僕をどうにも落ち着かない気持ちにさせるのです。60点。

このレビューは気に入りましたか? 12人の会員が気に入ったと投稿しています

少女の成長物語、オススメです。 ネタバレ

投稿日:2010/08/22 レビュアー:mitamita観た〜!!

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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かわいらしい題名にひかれて録画した1本。
その題名は後になってわかりましたが、内容はとても重たいものでした。

人種差別が色濃く残るアメリカ南部でのお話です。

1964年。
私はもう生まれていました。
この主人公リリィより少し小さい年齢です。
同じ時代にこんな差別があったことに驚きです。
先日マンデラさんのお話を知る機会がありましたが、同じ地球上で今尚、差別がなくならない現実。
知らない無知に恥ずかしささえ覚えました。

お話に戻りましょう。

お金持ちの家に生まれた女性。リリィの母親です。
魅力的な男性と結ばれリリィが誕生。
幸せがずっと続くと思っていたのに・・・
情熱が冷めたかのように夫に対して愛情が無くなる妻。
そんな妻に対して以前よりまして嫉妬深く愛する夫。
いつしか妻は家を出てしまいます。
夫は妻が浮気をしていると思い込みます。

ある日妻が夫が留守の間に家に戻り、残してきた娘と荷物を取りに戻ります。
この日に悲劇は起こります。

幼い子供にとってそれはとても悲しく辛いものでした。
父と母の争いの間にあった銃で愛する母を死なせてしまったリリィ。父は娘を責めませんがとても厳しくあたります。

14歳になったリリィ。
メイドの黒人ロザリンはただひとりの理解者でした。
ある日リリィの目の前で白人たちに言われなき暴力を受けます。
それを助けてくれなかった父親。
これがきっかけになりました。
リリィは母の愛情を確かめるため、ロザリンは自由を求め旅(家出)に出ます。
母の遺品の中にあった蜂蜜のラベル。
そこでたどり着いた黒人女性オーガストが経営する養蜂場。
二人は旅の途中でどうしてもお金がいると偽りここで働くことになります。
大きな愛情いっぱいの包容力のある長女オーガスト。
知的でどこか冷たい次女ジューン。
天真爛漫でいつも優しい三女メイ。
この三姉妹に囲まれ愛情に飢えていたリリィは穏やかな生活に安らぎを感じていきます。

そんな中で起こる事件。
これも人種差別がなせる事件です。

いいえ、リリィが引き金になったのかもしれません。
心に悲しみを抱えていた三女メイ。
嘆きの壁と銘打った石の壁。ここにメイは心に抱えきれない悲しみを吐き出して心の均衡を保っていました。
それがこの事件がきっかけになったのか・・・
本人は否定してましたが結果としてはそう思わずに入られません。
メイは湖に身を投げたのです。

あんなに優しいメイが、残された者の心にそんな思いが宿るようなことをするとは思えません。

なぜ、そうなったのかをもっと丁寧に描いて欲しかった。
じゃないとリリィがまた自分のせいだと思うんじゃないかと。

少女は母は自分を愛していた。決して自分を捨てたんじゃない、と、母の子守をしていたオーガストによって知ることになります。

リリィの嘘を知っていて三姉妹は彼女を受け入れていたんですね。

なんか全部物語を書いてしまいそう。
それだけ心に沁みた作品だったということです。

幼い頃に受けた傷がトラウマになった少女。
少女がたくましく成長する姿。
人種差別に立ち向かうこれまたたくましく闘う黒人女性たち。
いろんな要素が詰まったとても素敵な作品です。

是非ご覧下さい。オススメです。

このレビューは気に入りましたか? 6人の会員が気に入ったと投稿しています

思ったよりシリアス

投稿日:2009/09/14 レビュアー:さむこ

このレビューは気に入りましたか? 6人の会員が気に入ったと投稿しています

人はみな、重荷を背負って生きている。 ネタバレ

投稿日:2009/07/25 レビュアー:パープルローズ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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1964年、公民権法が制定された年の夏。
14歳のリリィ(ダコタ・ファニング)は、4歳の時に母親を誤って撃ち殺してしまって以来、罪の意識と、自分は母に愛されていなかったのではないかという疑念に責め続けられている。
黒人の家政婦ロザリン(ジェニファー・ハドソン)が、白人から理不尽な暴力を受けて大怪我がしたことをきっかけに、ロザリンとともに家出、母の足跡をたどろうとする。
ふたりは、ひょんなことから養蜂を営む黒人3姉妹の家に転がり込む。

地味だけど、なかなかいい映画でした。
キャストも豪華。
養蜂家3姉妹、長女オーガストがクィーン・ラティファ。次女ジューンがアリシア・キース。三女メイがソフィー・オコネドー。3人とも全然顔が違うので、一体どんな姉妹だい!?という感じもするけど、そのへんは無視するとして。
リリィのお父さんがポール・ベタニー。不覚にも最後まで誰なのかわかりませんでした。

リリィはオーガストから養蜂の手ほどきを受けるのですが、そのときのオーガストの言葉がいいです。
「蜂たちにただ愛を送ればいいのよ。」
「あんなに軽い体で、重い重い荷物を下げて戻ってくる蜂たち。
そして巣箱の中でなにをしてるのかは誰にもわからない。」

人はみんな何らかの重荷を背負って生きている。
そして、その重荷に耐え切れず、自らの命を絶ってしまう人もいる。

母親を殺してしまったという責めと、母親に愛されていなかったのではないかという思いに苦しむリリィ。
仲良しだった双子の妹を失って以来、精神的に不安定なメイ。
公民権法が制定されたといっても、まだまだ厳しい黒人差別のある南部の街で、理不尽な扱いを受けて生きる黒人たち。
そして、リリィに冷たくあたる父でさえ、妻に捨てられたという思いに苦しんできたことをリリィは知る。
様々な人との出会いの中で、成長してゆく少女の物語です。
ほのぼのとした気持ちで帰途につきました。

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1〜 5件 / 全46件

ユーザーレビュー

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ユーザーレビュー:46件

差別問題と 少女の母の愛を捜す旅

投稿日

2009/09/02

レビュアー

ミルクチョコ

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全米で500万部を売り上げたベストセラー小説の映画化。
4歳の時に過って母を殺してしまったトラウマを抱え、愛されたいと願うリリィ(ダコタ・ファニング)が、過酷な父親に反発して家出。養蜂場を営む黒人3姉妹の家に身を寄せ、自分を受け入れてくれる家族愛にも似た友情を育む姿を、公民権運動に制定に揺れるアメリカ南部の社会を背景に描き、中々の傑作だと思います。

ドラマの設定は、1964年の南部。公民権は制定されたものの、まだまだ差別は厳しく、リリィの家出がきっかけとなったのも、家政婦のロザリン(J・ハドソン)が、選挙権を登録しようと出かけた街で、白人男性に袋たたきにされるのを目撃。
さらには、父から「母親は、お前を捨てて逃げた」と聞かされ、ロザリンを病院から連れ出し、母の故郷を目指して旅に出ます。

自分自身を許すことのできない少女に、養蜂業を成功させているボーライト姉妹が、安らぎを与えてくれます。
オーガスト(クイーン・ラティファ)が、包容力があっていいですね。心の傷を負った少女を包み込む温かさが心に染みます。
蜂の生態になぞらえて、「大事なことは蜂が教えてくれる」と諭すところも、いいです。
母に対して持ち続けていた十字架、これから彼女自身の人生を歩むためのリセットが必要だったのかもしれません。

とくに、石を積み上げた嘆きの壁は、心が痛みます。
優しい黒人姉妹や、養蜂場の美しい映像の中に深い悲しみの再生の物語に、決して声だかではないけれども、多くのメッセージが伝わってきました。




罪と贖い

投稿日

2010/01/05

レビュアー

よふかし

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 アメリカ南部の色彩が鮮やかで、黒人姉妹のピンク色の家をはじめ、劇場ではきっともっときれいだったろうと思いました。いかにも原作小説がありそうな雰囲気だなあと思いつつも、引き込まれて観ていたのですが、途中で「おや?」と思うところがあって、どうも未消化な気分を抱きながらの鑑賞となりました。

(以下重大なネタバレあり)

 ポイントは、メイの死です。
 大きな石を抱えて川に沈んでいる様子はショッキングかつある意味メイらしく、とても印象に残っています。しかし、メイはなぜこの段階で死を選んだのでしょうか。きっかけはリリィ(ダコタ・ファニング)を映画館に連れだしたザックが、白人に誘拐されたことでした。双子の妹を喪った悲しみなどをこらえて生きてきたメイの心が、この一件で飽和点を迎えてしまった――コップの水が溢れるように――ということは想像できます。けれど、その後ザックが帰還したことで、どうにも違う選択があったのではないかと思わずにいられませんでした。
 僕にはこの展開に納得できるほど、そこまでのメイの描写は十分でなかったと感じられるのですが、たぶん、メイという人物の心のありかたに共鳴できる受け手であれば、また違う感想が生まれるのではないかと思います。
 リリィはメイの死の引き金を引いてしまったとも言えます。しかし、そのことを誰からも責められないという点にも引っかかりました。もちろん、僕もリリィが悪いとは思いませんが、「あの子は面倒を起こす」と予言していたジューンは、ここで理不尽にリリィを責めてしかるべきだと思いました。いったん誰かに責められてこそ、オーガスト(クィーン・ラティファ)の“赦し”の言葉が生き、リリィはメイの死に対する責任から解放されるのだと思うからです。
 ところが、映画はリリィが自らメイの死に対する責任をオーガストに申し出て、罪がないことを諭されてしまうので、行為と結果、罪と贖いの間尺が合わないような落ち着かない感じを残してしまいます。何人かの方が書かれているように、ダコタ・ファニングの演技と存在感が強いので、余計そう感じてしまうのかもしれません(ラストでは「三人の母」よりリリィのほうがタフに見えます)。
リリィの父T・レイ(ポール・ベタニー)も、彼が加えた肉体的・精神的虐待の報いを十分に受けていないように思えます。
 もちろん、別に罪と贖いのバランスが悪くても、これは道徳映画ではないのでかまいません。ただ、本作の場合は、間尺が合っていないのに、合ったようなふりをして終幕を迎えている。そのことが、僕をどうにも落ち着かない気持ちにさせるのです。60点。

少女の成長物語、オススメです。

投稿日

2010/08/22

レビュアー

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その題名は後になってわかりましたが、内容はとても重たいものでした。

人種差別が色濃く残るアメリカ南部でのお話です。

1964年。
私はもう生まれていました。
この主人公リリィより少し小さい年齢です。
同じ時代にこんな差別があったことに驚きです。
先日マンデラさんのお話を知る機会がありましたが、同じ地球上で今尚、差別がなくならない現実。
知らない無知に恥ずかしささえ覚えました。

お話に戻りましょう。

お金持ちの家に生まれた女性。リリィの母親です。
魅力的な男性と結ばれリリィが誕生。
幸せがずっと続くと思っていたのに・・・
情熱が冷めたかのように夫に対して愛情が無くなる妻。
そんな妻に対して以前よりまして嫉妬深く愛する夫。
いつしか妻は家を出てしまいます。
夫は妻が浮気をしていると思い込みます。

ある日妻が夫が留守の間に家に戻り、残してきた娘と荷物を取りに戻ります。
この日に悲劇は起こります。

幼い子供にとってそれはとても悲しく辛いものでした。
父と母の争いの間にあった銃で愛する母を死なせてしまったリリィ。父は娘を責めませんがとても厳しくあたります。

14歳になったリリィ。
メイドの黒人ロザリンはただひとりの理解者でした。
ある日リリィの目の前で白人たちに言われなき暴力を受けます。
それを助けてくれなかった父親。
これがきっかけになりました。
リリィは母の愛情を確かめるため、ロザリンは自由を求め旅(家出)に出ます。
母の遺品の中にあった蜂蜜のラベル。
そこでたどり着いた黒人女性オーガストが経営する養蜂場。
二人は旅の途中でどうしてもお金がいると偽りここで働くことになります。
大きな愛情いっぱいの包容力のある長女オーガスト。
知的でどこか冷たい次女ジューン。
天真爛漫でいつも優しい三女メイ。
この三姉妹に囲まれ愛情に飢えていたリリィは穏やかな生活に安らぎを感じていきます。

そんな中で起こる事件。
これも人種差別がなせる事件です。

いいえ、リリィが引き金になったのかもしれません。
心に悲しみを抱えていた三女メイ。
嘆きの壁と銘打った石の壁。ここにメイは心に抱えきれない悲しみを吐き出して心の均衡を保っていました。
それがこの事件がきっかけになったのか・・・
本人は否定してましたが結果としてはそう思わずに入られません。
メイは湖に身を投げたのです。

あんなに優しいメイが、残された者の心にそんな思いが宿るようなことをするとは思えません。

なぜ、そうなったのかをもっと丁寧に描いて欲しかった。
じゃないとリリィがまた自分のせいだと思うんじゃないかと。

少女は母は自分を愛していた。決して自分を捨てたんじゃない、と、母の子守をしていたオーガストによって知ることになります。

リリィの嘘を知っていて三姉妹は彼女を受け入れていたんですね。

なんか全部物語を書いてしまいそう。
それだけ心に沁みた作品だったということです。

幼い頃に受けた傷がトラウマになった少女。
少女がたくましく成長する姿。
人種差別に立ち向かうこれまたたくましく闘う黒人女性たち。
いろんな要素が詰まったとても素敵な作品です。

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投稿日

2009/09/14

レビュアー

さむこ

人はみな、重荷を背負って生きている。

投稿日

2009/07/25

レビュアー

パープルローズ

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1964年、公民権法が制定された年の夏。
14歳のリリィ(ダコタ・ファニング)は、4歳の時に母親を誤って撃ち殺してしまって以来、罪の意識と、自分は母に愛されていなかったのではないかという疑念に責め続けられている。
黒人の家政婦ロザリン(ジェニファー・ハドソン)が、白人から理不尽な暴力を受けて大怪我がしたことをきっかけに、ロザリンとともに家出、母の足跡をたどろうとする。
ふたりは、ひょんなことから養蜂を営む黒人3姉妹の家に転がり込む。

地味だけど、なかなかいい映画でした。
キャストも豪華。
養蜂家3姉妹、長女オーガストがクィーン・ラティファ。次女ジューンがアリシア・キース。三女メイがソフィー・オコネドー。3人とも全然顔が違うので、一体どんな姉妹だい!?という感じもするけど、そのへんは無視するとして。
リリィのお父さんがポール・ベタニー。不覚にも最後まで誰なのかわかりませんでした。

リリィはオーガストから養蜂の手ほどきを受けるのですが、そのときのオーガストの言葉がいいです。
「蜂たちにただ愛を送ればいいのよ。」
「あんなに軽い体で、重い重い荷物を下げて戻ってくる蜂たち。
そして巣箱の中でなにをしてるのかは誰にもわからない。」

人はみんな何らかの重荷を背負って生きている。
そして、その重荷に耐え切れず、自らの命を絶ってしまう人もいる。

母親を殺してしまったという責めと、母親に愛されていなかったのではないかという思いに苦しむリリィ。
仲良しだった双子の妹を失って以来、精神的に不安定なメイ。
公民権法が制定されたといっても、まだまだ厳しい黒人差別のある南部の街で、理不尽な扱いを受けて生きる黒人たち。
そして、リリィに冷たくあたる父でさえ、妻に捨てられたという思いに苦しんできたことをリリィは知る。
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リリィ、はちみつ色の秘密<特別編>