大祚榮　テジョヨン

高句麗滅亡期に生まれ強いカリスマ性と卓越した統率力で
遼東を統一し渤海国を建国したテ・ジョヨンの生涯を描いた
韓国大河時代劇。

てなわけで
テンポも良くスペクタクル感有り、恋あり、次が必ず観たくなる
シカケありで１３４話の長編にもかかわらず最後まで飽きさせ
ません。
「チュモン」を凌ぐ作品とのレビュアー評も有りましたがそれは
少し言いすぎかとも思いますが確かにストーリーの雄大さでは
「チュモン」を凌いでいるかもしれませんネ。
ただ私的な偏見においてはやはり主役はチェ・スジョンよりも
「チュモン」のソン・イルグクの方が良かったカモ。

本来ならばこの作品を観る前に隋から唐へ変わる中国と高句麗
との戦い、さらに高句麗滅亡までを描いた「ヨンゲソムン」を
先に観られた方が「テ・ジョヨン」も分かりやすく又興味深く
観られるのに、「ヨンゲソムン」がまだレンタル化されていな
いのが残念です。
ヨンゲソムンはテ・ジョヨンでも序盤、重要な役どころで登場
しますが、ガマ蛙の様なオッサンなのが笑えました。

テ・ジョヨンと三角関係の一人、契丹族の首長の娘役を演ずる
パク・イェジンさん。とても魅力的ですネ。彼女はもうじきレン
タル開始となる韓国３大悪女の１人を描いた「チャンヒビン」
（95年）の中でも後半重要な役どころで出ています。
「チャンヒビン」の時よりもかなり美人になっていますが
もしかして．．．．．ネッ

ついでに
この「チャンヒビン」も全１００話の長編ですが大変面白い
です。ファン必見、乞うご期待です。

ンデ
評価は
星　４．０

ちなみにこのテの韓国時代劇の現在視聴済みの作品の時代順と
お薦め度を記します視聴の参考にして下さい。
（お薦め度：★は1☆は0.5です）

�@「チュモン」　　 ★★★★★
�A「大王四神記」　★★★☆
�B「ヨンゲソムン」 ★★★☆　※未レンタル化...いずれ出ます
�C「テ・ジョヨン」 ★★★★
�D「太祖王建」　　 ★★★

�B〜�Dは100話を越える大作。戦闘シーンもＴＶドラマを凌ぐスペ
クタル感有り。
華も有り次が必ず観たくなるしかけは�@�A�Cです。

あくまでも私好みの独善的評価です（笑）

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７世紀末、チュモンが建国した高句麗も、度重なる唐の圧力により国力が衰えて、28代ポジャン王の治世。
高句麗は、６６８年に滅亡。ドラマはこの２０年前あたりから始まるようです。
唐の皇帝イ・セミンは100万を越す大軍を率いて、高句麗征服のため大々的な侵攻を開始し、コ・サゲを城主とする高句麗の要塞・遼東城を死守しようと、テ・ジョヨンの父テ・ジュンサンは司令官として奮闘しています。
なので、テ・ジョヨンは、まだ生まれていなくて、出て来る人たち皆が、おじさん。おじさん達の戦いです。

高句麗の将軍ジグァンに、親族の命を助けたいなら高句麗軍を裏切るようにとの密偵が来ます。アンシ城の南門を開けて唐軍を迎え入れさせるためのようです。その企みに気づいたテ・ジュンサンはジグァンの監視を強めます。偽者を装った唐軍が南門を開けよと迫り、ジグァンは門を開けます。この時ジグァンは、自らの命をかけて唐軍の裏をかく戦法に出ていたのですね。そうとは知らぬジュンサンは、裏切り者ジグァンを殺すために兵を向け、ジュンサンにわざと殺されます。
この親友同士の対峙シーンは、涙が出そうになりました。
ジグァンは、山本学似の中々のイケメン。
この人ぐらいですかね？格好いいのは。
ジュンサンも見た目は、ただのおじさんですが、ちょっと頼りないけれども、度胸があって回を重ねるごとに、格好いいと思えてくるから不思議です。

唐の兵士たちが作った土山が、ジュンサンの考えた策で、崩れ落ちるシーンは、圧巻でした。
その戦いの最中に、流星が落ちその時男の子が誕生。
ようやくテ・ジョヨンの誕生です。
「流星の落ちた日に生まれた子は帝王の運気を持つ」という言い伝えがあり、ジョヨンは唐の太宗から恐れられ、高句麗の高官からも逆賊に育つのではと疎まれ始めます。
テジョヨン役の、チェ・スジョンが登場するのは、だいぶ先なんですかね？

西暦６４５年。唐が高句麗に攻め込む中、高句麗の安市城に流れ星が落ち、男の子が産声をあげる。生まれたのは知略に富み勇敢な武将、テ・ジュンサンの息子テ・ジョヨン。
“流れ星が落ちた日に生まれた子供は将来王になる”という言い伝えがあるらしく〜帝王の運気を持つ子＝現王に対する逆賊‥という事となり、死は免れたものの親と引き離され奴婢として生きていく事となったジョヨン。そんなジョヨンが高句麗の滅亡後、渤海国を建国する迄を描いた一代記。

１〜６話迄はジョヨンが生まれた時代背景意が描かれており、戦シーンが多く戦略、駆け引きがなかなか面白い。
そして７話、ジョヨンの出生が問題となってからはもっと面白くなり‥
８話になり成人したジョヨンを演じるチェ・スジョン氏が出てきたあたりからは、もうハラハラドキドキで目の離せない展開です。

自分の出生を知ったジョヨン。“王になる運命の子”を助けようとする者と殺そうとする者。
父親のいる高麗城を目指す途中、悲恋の相手となるチョリンとの出会い。そしてチョリンを想い続けており、ジョヨンが生涯対立する事となるイヘゴとの出会い‥と主要人物も出揃いぐっと面白くなってきます。

私は韓国時代ドラマが好きで「チャングムの誓い」「チェオクの剣」「大望」「ホ・ジュン」「商道」「海神」「ソドンヨ」「ファンジニ」「太王四神記」そして今レンタルで視聴中の「朱蒙」と見てきましたが〜「大望」は余り好みではありませんでしたが、他は全部好きです。この「テ・ジョヨン」も途中までしか見ていませんが期待がもてそうな感じです。

しぶめのベテラン俳優さんが多く出ているのと、戦シーンが多いせいか骨太な男っぽいドラマに感じました。
「チャングム〜」「ソドンヨ」のイム・ヒョクシク氏とか「海神」「ホ・ジュン」のイ・ヒド氏の様な、場を和まして笑わせてくれるような人物も今の所出てこないし‥
又「海神」や「ファンジニ」のように歌詞やメロディーが胸にジーンとくる様な挿入歌もなく、効果音や簡単な旋律の音楽だけというのも骨太と感じた一因かな？

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「海神」の最終話を見て、すっかり韓ドラとチェ・スジョン嫌いになった夫（チェ・スジョンさんのせいじゃないのにネ！）でしたが　ふとしたキッカケで見たテジョヨンに、またもやハマッテしまいました。テンポもよく、面白くハマレばハマルほど、一抹の不安が・・・・最後はどうなる・？？？　
「海神」の後遺症は、癒えてないから〜　でも、夫は言いました。
「あれ以上ひどいのは、なかろうけん。免疫は出来とる！！」
気合がはいっとるよー。
でも、でも、心配いりませんでした。納得の終わり方でした。最初から、最後まで本当に面白かった。
トラウマ解消！！

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韓流時代劇ブームの中にあって本作の輝きは別格です。134話という長編で，しかも史実に基づいた作品でありながら，多くの聴衆を“はめた”演出と映像は見事というに他ありません。
時代背景をドラマで探ると「ソドンヨ」の後，「海神」・「太祖王建」の前の時代に位置します。

テ・ジョヨンは，唐が高句麗への侵略を画策していた三国時代の末期，高句麗の将軍テ・ジュンサンの息子として，流れ落ちる流星とともに産声をあげます。
韓国には“流星の晩に生まれた子は将来王になる”という伝説があり，大罪人とみなされたジョヨンは，ヨン・ゲソムン将軍の参謀から命を狙われます。
何とか危機を逃れ，奴婢として育った彼は，やがて自らの出生の秘密を知り父の元へと旅立ちます。
しかし，善戦虚しく唐の攻撃によって高句麗は滅亡し，ジョヨンは新国家の建設を志すことになります。

総制作費600億ウォンを投入し，大規模なロケやＣＧを駆使して迫力ある戦闘シーンを実現し，英雄たちの権力争いや恋愛模様など見せ場の多い作品です。
2007年下半期，あの「太王四神記」を抑えて，時代劇の平均視聴率トップを獲得，主演したチェ・スジョンssiはＫＢＳ演技大賞に輝き大きな話題となりました。

おまけ：前半のキーパーソンとなるヨン・ゲソムンはクーデターで政権を奪取し，独裁政権を敷いた実在の人物で，彼を主人公としたドラマも韓国ではほぼ同時期に放映されていました。