ヘンリー・プールはここにいる　〜壁の神様〜

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「ミステリーゾーン」と比べて断然恐いのは「世にも不思議な物語」のほうだ　前者はルサンチマン　つまり弱者がなんか超能力じみた能力を身につけて　強者を見返すみたいな内容がまあ　現代でも受けるわけです　後者はそれに対してただ事実あったんですって話がぽんと投げ出されているだけ　例えば　ある日車のセールスマンみたいな男が　水をガソリンに変えるって薬品を持ってきて　実験をし見事に成功　しかし男はいつのまにか消えていた　こんな話が無性に恐い　恐い話じゃないのに　本当に恐いほうでいくと　ある日家のなかの壁に　シミが出来てだんだん人の顔になってくるってやつ　これがCMをはさんで顔が現れてくると　恐くて見てられなくて　このエピソードは結末を知りません笑

さてと「プロフェシー」などのマーク・ペリントンの新作は未公開　DVDスルーです　あーあイントロにコメディーとあって　せっかくこちらがホラーかヒューマンドラマか見るまでわからないようにしようと思ったのにがっかり　室内なんか黒が良く出ていて撮影全体にグッド　ホラーにしてほしかったなあ

こちらは家の外壁に　なにやらキリスト様らしき　シミが浮き出てきます　これが舞台設定としてまた　ルックとしても撮影はともかく　見栄えがしょぼくて未公開になった原因でしょう　この壁のシミをめぐって　ヒロシマモナムールな　あんたは見た　いや見ていないの　形而上学的問答が起こるわけではなく　おせっかいな人々が　壁に触れることによって起こる現象に大騒ぎ　奇跡か偶然かで大いに主人公を悩ませます　また主人公自体が壁以上に謎の人物でそれは　物語の重要なキーとなっています

まあ　壁のシミはマクガフィンなわけで　それをめぐる物語は　当然　シミの消滅で終わるわけですが　落としどころがむつかしいわけで　それはどう決着つけられるかは見てのお楽しみなんですが　ハッピーエンドながら　ペリントンの描きたいところはどこまでも曖昧　案外シャマランの「ハプニング」に近い作品かもですね

感想･総評：前半は特に退屈で眠くなった。心温まる話だとは思うが、「神の奇跡」というのにしらけてしまった。ラストは見え透いてるし

対象年齢：子供〜大人（子供向けというわけではないし、子供には退屈だと思うけど）

食事中に見られるか：大丈夫

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邦題とジャケット写真から、「ダージリン急行」とか「アダプテーション」、「マルコヴィッチの穴」などのカテゴリ、不思議映画かと思いましたが。あまり関係なかったようです。

一応この映画コメディになってますが、そうなのか？！
おもしろいところどこかありましたか？！といった感想。

壁のシミから血が出てくるんですよ。スティグマータみたいな。
奇跡を求める人々と、それを頭から信じない家主の対峙が主となるストーリー。

たしかに、「奇跡を信じるこころ」はとても大切なことだと思う。
病気が治らないって決めてかかったら、良くなるものも良くならない。その心理はとてもよくわかるけど。。
この映画は、信じることの大切さを描きたかったのか、それとも偶像崇拝する人の心理を茶化したかったのか、どっちつかずでよくわかりません。あまり深く考えない方がいい映画なのかもしれません。
だとしたら、この映画の存在意義はどうなのよ。と思う。

　作品解説にはコメディとあるけれど、なかなか心温まるお話で好感が持てました。ハンディキャップを持つ人達が魔法にかけられたかのように回復してしまうあたりは、まさにおとぎ話のような展開だけれど、幸運を得られた人の喜びは、見ていてもやはり心地よいもの。違和感を感じることなく引き込まれました。
　ハッピーな結末も◎

コメディかなって思って見てたんだけど、そうじゃないって
わかっても結構ストーリーに引き込まれていった。

神様ってこういう心境のときはやっぱり信じられないよな。

でも信じる力が力を与えるってこともあるんだね。

人の弱さ、心の動き、いろんな心の移り変わりが映像で見える
いい映画です。