真救世主伝説　北斗の拳　ケンシロウ伝

正直期待が大き過ぎた分がっかりさせられた。救世主だからキリストになぞらえるのは分かるが安易すぎ。最初の30分なんてくだらなくて見るの止めようかと思った。死にゆく運命のユリアとお腹の子供に泣いて語る物語がこの程度の話でいいのかね。空白の1年をを語るにはあまりにチィープ。この話だったら知らなくても良かった。評価は星１つです。原作者には悪いがこれを描かなくてもケンシロウの救世主としての目覚めは贋作読んでれば分かるよ。後他の真救世主伝説シリーズより絵が粗くなかった？俺だけかなそう感じたのは。個人的にはトキの生き方が一番かっこいい。病気と死の灰を浴びていなければ伝承者は間違いなく彼だっただろう。このシリーズの中でもトキ伝が一番心に響いた。わざわざ一生懸命考えた原作者には悪いけど一番つまらない作品だった。あー買わなくて良かった。

真救世主伝説シリーズ全５部作の最終巻であり、北斗神拳伝承者ケンシロウにまつわるエピソードを原作にはないオリジナルストーリーで描いた作品。原作よりも前の時代、如何に北斗神拳伝承者であるケンシロウが己の伝承者としての意義について覚醒するのかというエピソードが描かれている。シンによって愛するユリアを奪われ、胸に７つの傷をつけられた直後から物語は始まる。個人的にはここを描かなければいけない理由が見つけられなかった。原作ではシンに胸に傷をつけられた後、リンやバットと出会うがそれでいいのではないか？何故今頃になってこの様なエピソードを作る必要があったのかとても疑問に思う。

このエピソードを見るぐらいなら、ラオウとの死闘の後、ケンシロウが渡った修羅の国での死闘を描いて欲しかったというのが正直なところだ。修羅の国での死闘をこのシリーズの作画で見てみたかったという気持ちが強いのだ。昔のＴＶシリーズでの作画レベルはひどく、原作からかなり逸脱したデザインや作画だったのは否めなかった。もちろん当時の劇場版も同様で原作と違う作画タッチに閉口したものだ。だからこそ今シリーズの作画レベルで見てみたかったのだ。今シリーズの作画レベルは非常によい。原作よりもキャラクター達が格好いいかもしれないと思わせるほどの出来映えだ。だからこそ、あえてこの中途半端な時系列にこのエピソードを無理矢理作ってしまうのはいかがなものだろう。

ストーリーの内容もありきたりで原作を読んでいるものが見ればいつもの展開を見せるだけに安心感すら覚えたことだろう。でもそれだけだ。新たな発見は一切ない。ストーリーにもその重みはなくますますこのエピソードを作った狙いがなんだったのか疑問に思えてならない。今作をお金を払って劇場で見た熱烈大歓迎のファンたちは今作を見てどのように思ったのだろう？果たして満足できたのだろうか？個人的には大不満だと言わざるを得ない。別にこの様なエピソードがあってもかまわないが、劇場公開作品にするというのは間違っているような気がしてならない。ＯＶＡで十分だろう。

ラオウ伝激闘の章、殉愛の章、トキ伝、ユリア伝が今まで登場してきたが、それぞれのキャラクターにまつわるエピソードを描いてきた今シリーズではあるがケンシロウ伝だけはポイントがずれているように思える。ラオウとの戦いの後、ケンシロウとユリアが天命を全うするまでのエピソードや修羅の国の死闘の後、ケンシロウとリン、バットとの関係を描いたエピソードの方がファンは期待していたのではないだろうか。今作のエピソードよりこちらの方が知りたいと思うのは僕だけだろうか。今までの作品が良かっただけにこのケンシロウ伝に対する期待が高すぎたのかもしれないが、製作サイドがファンが何を求めているかよく把握せずに作ってしまった作品のような気がしてならない。とても残念である。

　シリーズ最終章にして最初の話。

　ケンシロウがシンに敗れてからのエピソードです。

　基本的にあの後なのでケンシロウは瀕死の状態でほとんど動きません。

　そんな中でやがてケンシロウが自らの宿命を受け止めていく……というエピソードなので、あのラオウたちとの死闘と比べると物足りないものがありますが、このエピソードはそこを求めるものではありません。

　ケンシロウの始まりを語るエピソードなのですから、もっと心情の変化を楽しむものでしょう。

　グルマというキャラが登場しますが、こいつが色んな意味でくせ者です。なかなかいい味出してます。
　他にもいいキャラってのは登場しますが、なんかこいつはいいかもって思えるのはある意味ギャップ萌え？


　ケンシロウ、ユリア以外のキャスト陣が豪華でそこは楽しめると思いますよ。

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劇場版5部作のいよいよ最終章。
前回の「ユリア編」では散々な目に会ったので期待せずに見てみましたが、なかなかの作品でした、北斗らしいと言えばらしい作品でした。オリジナルストーリーで描いていく。

ラオウを天に返した後の話から始まり、ユリアと共に黒王号に乗り旅に出ている。かつて結婚式を挙げようとした所で二人の永遠の愛を誓う。ユリアはケンに今までの事を話して欲しいと言う。お腹の子の為に・・・！？
ケンシロウも漢ですな、ラオウとの死闘の後の疲れ切った身体、興奮した気持ち、ついに手に入れた美女と幸せ・・・生物学上も当然の行為ですなｗ救世主も人の子です！

生い先永く無いユリアは彼の歩んだ道を知りたかったし、お腹の子に聞かせてやりたかったようだ。ケンシロウの過去を辿っていくのであった・・・。

シンに敗れた所から遡る。荒野に倒れるケンシロウ、そんな彼を助けに来た家族と共に奴隷として捉えられる、弱者は強者の食い物だ。奴隷となった彼も奴隷同士の戦いにおいて勝ちはするが彼の甘さを指摘される。
完全オリジナルストーリーで彼が“救世主”として目覚めていくまでを描いていく・・・・・。


ケンシロウの良さは“優しさ”ではあるが、それ故の“甘さ”が物語全般を通して指摘されてきた所だ。過去も未来も直らない性だ。
それ故に、いつも第三者に被害が被ったりする。今回の家族もそして町の者もだ。救世主と言われながらも助けてやれないジレンマがあったりする。
彼の優しさ・甘さにより“負の連鎖”は多々起こる。
そんなやりきれない所が北斗ワールドの好きな所だ。
今回はバトル自体は少ないが北斗らしいストーリーでなかなか良かったと思う。

エンドロール後も物語が少しあったが、中途半端で私としては無かった方が良かったと思った。
それに作中にパソコンが出てきたけど、今まで物語にパソコンなんて出て来なかったのに・・・凄い萎えましたｗ
後付け設定でもねぇ・・・・・・

ストーリーとしては結構おもしろかったし、5部作の中では良かった方でした。ただ上に書いたような余計な物がねぇ・・・もったいない。

やっぱTVシリーズの方が良かった