レッドクリフ Part I

レッドクリフ Part Iの画像・ジャケット写真

レッドクリフ Part I / トニー・レオン

全体の平均評価点:(5点満点)

276

全体の平均評価点:

DVD

TSUTAYA TV

動画ポイント利用可

シリーズ

ジャンル :

「レッドクリフ Part I」 の解説・あらすじ・ストーリー

DVD

TSUTAYA TV

動画ポイント利用可

シリーズ

解説・ストーリー

ジョン・ウー監督が、三国志のエピソード“赤壁の戦い”を描いたアクション巨編の前編。天下統一に燃え、80万の兵力を使い敵国を攻める曹操。その巨大勢力に立ち向かうため、諸葛孔明と周瑜によるわずか6万の連合軍が知略と奇策を駆使して戦いに臨む。

「レッドクリフ Part I」 の作品情報

作品情報

製作年: 2008年
製作国: アメリカ/中国/日本/台湾/韓国
原題: RED CLIFF: PART I/赤壁

「レッドクリフ Part I」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

関連作品

関連作品

サイレント・ウォー

人魚伝説

レオニー

始皇帝烈伝 ファーストエンペラー

ユーザーレビュー:276件

入力内容に誤りがあります。

内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。

  • 入力内容に誤りがあります。

この作品に関するあなたの感想や意見を書いてみませんか?

1〜 5件 / 全276件

アクション三国志、ゲームがベース?

投稿日:2009/01/30 レビュアー:JUCE

 正直言うと「なんだかなぁ」という感想。そんなに期待もしていなかったですが『三国志』はかなり好きすし・・・。とりあえず観なくてはと・・・義務感のようなものあって劇場で鑑賞。
 私が頭の中でイメージしていた人物像と近かったのは金城武の孔明と張飛くらい。あとはなんだかなぁ。特に「美周郎」と言われた周瑜(トニー・レオン)が美しくない(笑)。さらに三国志キャラの中で一番好きな趙雲も不細工。
 まあこのあたりは三国志マニアの戯言なので映画の出来とは関係ありません。しかしどうして甘興(中村獅童)なんていう架空の人物を登場させているんでしょう。このあたりの意図もよく分かりません。

 しかし映画としてもどうなんでしょう?。確かに三国志を知らなくても大丈夫だと思いますが、この内容の無さはちょっと。また時間の配分もどうでも良いようなシーンは長いんですよね。どうでも良いようなシーンと戦闘シーンの組み合わせみたいな感じです。これだけ人間関係とか簡略化しちゃって何のために三国志を題材にしたのかが良く分かりません。「周瑜」と「孔明」がお友達って、そんなファンタジーみたいな設定にすることからも分かるように、とてもリアリティに乏しい作品になっています。曹操もかなり色ボケ英雄として単純化していて、この「赤壁の戦い」の重厚さが描ききれていません。

 ちなみに三国志を良く知らない人の為に。いわゆる「魏・蜀・呉」の三国鼎立を生み出したのがこの「赤壁の戦い」です。破竹の勢いの曹操と領地を持っていない劉備が孫権を間に挟むことによって対等の立場になったという、言ってみればチャイニーズサクセスストーリーです。

 インタビューで良く喋ってましたが複雑な人間性を描けているとジョン・ウー監督が思っているなら本当おめでたいです。三国志では周瑜はとても孔明を警戒していて、必ず将来呉の難敵になると見抜いていて、殺す機会さえ狙っていたそうです(演義より)。逆に周瑜の才能を恐れた劉備側も孫権との離間を画策したりしていたはずです。
 周瑜と孔明の友情?
 蜀と呉の同盟に尽力をしたのは魯粛でこの映画では道化のように描かれていますが、彼の働き無しでは赤壁の戦いはありえなかったのです。最後まで蜀と呉の同盟が呉の為だと信念に基づいて批判を受けながらも信念を貫いた人物なのです。
 孔明も後に「泣いて馬謖を斬る」という逸話からも分かるように、私情を2の次にするのですが、そんな人物が当然利害が反するようになれば敵対する人物に対して真の友情から「あなたと戦うのが想像できません」などと甘いことを言うはずがありません。

 まあ登場人物が多いだけに全体的に個々のキャラクターの掘り下げは十分では無いです。このあたりは前知識が無ければその人物がどんな働きをしてきた人なのかは分からないでしょう。

 また物語の三国志の面白さと言うのは権謀渦巻く戦術や人間関係など、そしてそこに登場する個性的なヒーロー達にあります。そんな題材をこの映画は生かしきれていません。 拳銃やバイクが弓と馬に変わっただけで、別に三国志でなくても良かったんでしょうね。
三国志は曹操も含めて魅力的な男達がしのぎを削るのが面白いのですが、曹操があれでは・・・。歴史アクションムービーですが、設定的にはむしろ三国志のゲームを実写化したというような雰囲気です。
そういった意味では三国志を知らない人が観てもアクションや雰囲気はある程度楽しめる作品なのかもしれません。

 お金をかけた割には作りも雑なように思います。まずCG。中国人監督の作品に出てくるCGはうそ臭いんでしょう。まあいろいろ原因はあるとは思いますがテクスチャマッピングが良くありません。これは技術的なものなのか、それともわざとでしょうか・・・。編集もやたらのワイプとかを使うのですが、これがかなり安っぽいイメージ。作品の重厚感を失くす原因になっています。


 この映画を観て三国志に興味が湧くとというのも無いように思います。三国志の世界はもっと面白いです。そもそも曹操に魅力が無さ過ぎです。彼の突出した才能(魅力・人望・知略)に対抗するために蜀や呉が奮闘するのが最大の面白さなのですから。曹操の周りの優秀で魅力的な人物の登場も敢えて避けているようですね。これも蜀や呉を引き立てるためなのでしょうが、これも薄さに繋がってダメです。

 アクションシーンをメインにして単純な戦闘の楽しさを見せるのなら呂布が登場するくらいの話の方が良かったのでは。その頃はまだ一騎打ちなど割と戦いも単純ですし、戦いをダイナミックに描けたでしょう。この赤壁のあたりからはそれこそ軍師による権謀の世界に移って来ていますからこの映画のように単純な話ではないんですよね。

このレビューは気に入りましたか? 46人の会員が気に入ったと投稿しています

三者凡退

投稿日:2010/01/22 レビュアー:ホヨマックス

とにかくスケールの大きい巨編

でも、いくら将軍だからって
空を飛んでは捏造になりまするぞ。


このレビューは気に入りましたか? 18人の会員が気に入ったと投稿しています

周瑜と孔明の友情を主題にしたジョン・ウー三国志 ネタバレ

投稿日:2009/03/11 レビュアー:ミルクチョコ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

三国志最大の見せ場「赤壁の戦い」を総計5時間で描く大作の第1部。しかし、肝心の戦いが始まる前に映画は終わってしまいます。
何とこの映画の冒頭に短い「三国志」の解説が付いているのです。
そんなにファンでもない私にとっては、分かりやすくて良かったです。

西暦208年、中国統一の野望に燃える漢の曹操(チャン・フォンイー)に追われた劉備(ユウ・ヨン)は、天才軍師孔明(金城武)の提案で呉の孫権と同盟を結ぶ。
襲い来る曹操の大軍80万に対し、連合軍はわずか5万、連合軍は、周瑜(トニー・レオン)を中心に知恵で陸戦に望み、辛くも勝利を収めるという話なのですが、私の記憶は、二人の関係は、曹操に立ち向かうために、打算づくで協定を結んだだけで、周瑜は、すきあらば孔明を怖れて何とか殺そうとしていたと思うのですが、ここでは、二人の友情を主題としたジョン・ウー版三国志になってしまっています。それをどう捉えるかが評価の分かれ目のような気がします。

その戦闘シーンの入るタイミングが「七人の侍」の黒沢節にちょっと驚いてしまいました。
この作品の面白さは、少ない兵力で、いかに大軍を潰走させてしまう痛快さにあるような気がします。
そして、亀の甲羅にヒントを得たという兵法を一大スペクタクルで描き、いかに敵の心理を読み、その裏をかくか、孔明のパートナーとしてジョン・ウーお馴染みの鳩も出てきます。
まぁ、歴史小説というより、映像の迫力を楽しむ完全なエンターテイメントとして楽しんだほうが良さそうです。

このレビューは気に入りましたか? 16人の会員が気に入ったと投稿しています

「三国志」ではありません ネタバレ

投稿日:2009/01/28 レビュアー:こんちゃん

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

 これは大スクリーンで観た方がよかろうと、娘を説得して観に行きました(笑)
 さすがに、これは字幕ではキツいだろうと(名前の漢字が読めないでしょう・・・)吹き替え版でした。

 なかなかどうして。前評判が悪かった割には楽しめましたね。
 ただ、「三国志」としてではなく、「レッドクリフ」と言う物語としてですが・・・(私は特に三国志フリークと言う訳ではありませんが)

 三国志に関する予備知識が無いと、「?」となってしまう部分が多々あります。
 関羽と張飛が、
「民を守れ!民の盾となれ!」
とやる冒頭のシーンも、劉備玄徳がどのようにして民に慕われ、漢復興のために立ったのかというくだりが無いと理解しづらいのです。それがわかれば、涙ちょちょぎれもののシーンなのです。
 関羽と張飛が何故に劉備を「兄貴」と慕い、命を賭しても付いていこうとするのかも説明しづらいですよね。
 劉備夫人が井戸に身を投げるくだりも、ちょっと説明不足の気が・・・。

 その後、趙雲が阿斗を「わが殿」に渡しますよね。本作ではそれだけですけど、原作では(誰のだったか忘れましたけど)劉備は我が子を放り投げるんですよ。んでビックリしている趙雲に、
「我が子を助けてくれたのは有り難い。しかし、子供はまた作ればいい。けれどお前の代わりになる人間など、この世に存在しないのだ。だから、二度とこんなことはしないでくれ」
と涙するんですよ。それを聞いた趙雲も涙を流し、生涯の忠誠を誓うという良い話なんですよねえ。

 曹操と言う人物も、この作品だけを観ると単なる悪者なんですけど、ことはそんな簡単なもんじゃねえんですって、旦那!
 冒頭の2分ばかりの解説じゃあね・・・。

 諸葛亮が中心に描かれるような感じなんですけど、やっぱり私の中での主役は劉備玄徳なんですよねえ。

 金城武の諸葛孔明は、悪くはないのですが、どうもトニー・レオンの周瑜と逆のような気がします。
 で、日本語吹き替え版で、金城武の声が東地宏樹の吹き替えなんですよね・・・本人がやった方がいいんじゃないかしら・・。甘興は中村獅童本人がやってるのにね。
 トニー・レオンの山寺宏一は違和感ありませんね。山路和弘の方が多いようですけど。

 関羽や張飛も見事にイメージを再現してます(張飛は、もっとバケモノじみているくらいデカイイメージなんですけどね)

 孫権も、若い頃の渡辺謙みたいな人ですけど、良いですね。
 曹操だけはちょっとイメージから遠いようです。曹操は覇道を歩む奸物ではありますが、武のみならず書や絵画にも秀でた男であるというイメージなので、ちょいとごつすぎます。あれじゃ小心者の袁紹みたいでしょ。もっと、眉目秀麗でないと・・・。そんな男だからこそ、誰も信じられないでいる孤独感が際立つのだと思うのですが・・・。

 映像としての迫力は確かにあるにはあるんですが、100億かけたと言われると、
「それほどのもんかい?」
と思ってしまうひねくれ者は、はい!私です。

 ロングでの壮大な映像は、時々はっとするものもありますが、CGっぽさ全開の物もあり、マンパワーと言いますか群衆の多さには、
「エキストラの出演料と衣装代で2〜30億かかってるんでないかい?」
と思わせます。しかも、それだけのエキストラを総て統率するのは不可能なようで、逃げまどう民衆が笑っていたりします(笑)

 2時間半は長いなあと思いながら観始めましたけど、それほど退屈もせずにいけましたね。ただ、娘には長かったようで(当然、三国志の予備知識などあるはずも無いので・・・)90分ほど経った頃から、
「あとどれくらい?」
「あと何分くらい?」
と何度も聞いてきました(おしっこしたかったのもありますが・・・笑)そのくせ、終わったときには、
「すごく面白かった」
と・・・。娘よ、そう言うときは親に気を使わずに、正直に言ってもいいんだよ(笑)

 もう少し、上手い構成にすれば2時間には収まったとは思いますね。戦闘シーンが長い割に面白く無かったし、スローキャプチャーとか技巧に走りすぎているようで迫力も今ひとつでしたよね。もっとスピーディーに描いた方が良いんじゃないですかね。
 「三国志」やろうと思ったら、NHK大河ドラマくらいの仕立てになっちゃいますからね。

 まあ、これ1作だけで判断するとしたら、つまらなくは無いけど、是非とも劇場で観なければならない映画ではありませんね。
 自宅に大画面TVがあれば、DVDでも充分。Part2と総合で考えないといけないかも知れないので、断定はしませんけどね。

このレビューは気に入りましたか? 16人の会員が気に入ったと投稿しています

赤壁へ向けてのプロローグ!戦いはこれからが本番!

投稿日:2009/04/26 レビュアー:RUSH


何処の国に於いても戦国の世の人間ドラマは人を魅了して止まない。とりわけ中国に於ける今から1800年ほど前の戦国時代、俗に云う三国志は日本に於いても人気が高い。僕も昔から好きだ。三国志を知ったきっかけは横山光輝氏の漫画「三国志」だった。そしてそれに拍車をかけたのが光栄社から発売されたPCゲーム「三国志」だった。何故三国志がここまで人を引きつけるのだろう?沢山いる武将が描き出す広大すぎるほど、把握できないほどの人間ドラマがロマンを感じさせ、その時代に生きた漢たちに自身の憧れを投影するからだろうか?そんな三国志の中でも魏・呉・蜀の三国が激突した「赤壁の戦い」を2部作で描いた作品の第1部がこの作品である。この作品では「赤壁の戦い」はまだ描かれない。「えっ!?赤壁の戦いを描いた作品なのに描かれないのはおかしいでしょ?」と感じる人もいるかもしれないが、この第1部は赤壁の戦いまでのプロローグとして見るのが正解だ。また、この作品のキャッチコピーに「三国志の完全映画化!」ととんでもないことを謳っていたが三国志マニアの僕からすれば「いい加減なことをいうな!」という怒りがこみ上げてくるほどムカついた記憶が甦ってくるが、赤壁の戦いが三国志の全てではない。もちろんそれだけで三国志を語れるほど三国志という壮大な物語は小さくなんかないのだ。三国志という壮大な物語を5時間程度の映画で収めること自体無理があるというものだ。誰がこのキャッチコピーを作ったのか知らないが無知も甚だしい。

この作品は「長坂の戦い」から描かれていく。劉備玄徳(ユウ・ヨン)は自分を慕う難民たちを引き連れ難民を守りながら曹操孟徳(チャン・フォンイー)率いる魏軍から敗走する戦いである。劉備は難民を捨てることを拒んだ。自分や親族がピンチに陥ってもその姿勢は変わらなかった。これが劉備の人気を不動のものとしている理由だ。またその人徳に惹かれ義を貫く武将が彼の元に集まる。諸葛亮孔明(金城武)、関羽雲長(バーサンジャプ)、張飛翼徳(ザン・ジンシェン)、趙雲子龍(フー・ジュン)らである。後に黄忠漢升、馬超孟起も加わり五虎大将軍と呼ばれる。オープニングでの趙雲・張飛の活躍は三国志を知っている者ならきっと心躍ったことだろう。緊張感と男気を感じさせるジョン・ウー監督独特のアクションシーンは最高に良かった。特に劉備の妻子、特に劉備の息子「阿斗」を救い出す趙雲の戦いぶりや張飛が魏軍の前に一人立ちはだかり大声で一喝するシーンは僕の胸を打った。もう作品に引き込まれた証拠である。そして蜀と呉の同盟と続き、赤壁の戦いの前哨戦(八卦の陣)へとつながり、Part.1は終了する。

この作品の主役は一体誰だろう?曹操?劉備?孫権?諸葛亮?周瑜(トニー・レオン)?関羽?張飛?趙雲?甘興(中村獅童)?一体誰だ?本来なら魏・呉・蜀の三国を仕切っていた曹操、孫権・劉備のそれぞれの視点で描かれるのが普通であるが、この作品はどう見ても諸葛亮と周瑜に焦点を当てて描いているように見受けられる。それ以外は脇役といっても良い。しかし、それら脇役の演技もとても素晴らしいので脇役は気にしなくても良いというわけではない。適材適所によって見所満載の作品なだけに見るべきところはたくさんあるのだ。「長坂の戦い」では趙雲、張飛の活躍とアクション、「蜀と呉の同盟」では諸葛亮と周瑜の駆け引きと孫権の苦悩、そして「江東の二喬」と呼ばれる絶世の美女、小喬(リン・チーリン)の存在に絡んだ曹操の歪んだ野望、「八卦の陣」では諸葛亮が好んだ改良型「八卦の陣」をリアルに再現したアクションシーンと本当に全てが見所といっても過言ではない。特に戦のシーンではCGなどのVFXを使用し、より説得力のあるリアリティに溢れるシーンに仕上がっている。

だがそんな派手な演出やリアリティ溢れる映像は俳優陣の演技にはかなわない。出演している俳優・女優全て満足のいく演技だと個人的に思っているが、趙雲役のフー・ジュンの演技はさわやかで力強く、そして優しさが伝わってきてとても好感が持てた。そして小喬役のリン・チーリン。彼女の美しさは作品の出来映えがどうであれ男として僕は彼女の美貌に惹かれた、そして見とれた。素晴らしいその美貌、女性らしい佇まいや仕草、線の細い女性らしいスタイル、周瑜を心から愛しているということが言葉に出さなくてもわかるという演技。いやはやまったくもって文句の付けようがなく素晴らしい。

Part.2が本来よく言われる「赤壁の戦い」である。諸葛亮が矢を集め、起こることのない東南の風を巻き起こしたり、「苦肉の策」「連環の計」など有名なシーンは次作で描かれるはずである。Part.2は現在公開中!時間があれば是非見に行きたいものだ。

このレビューは気に入りましたか? 15人の会員が気に入ったと投稿しています

1〜 5件 / 全276件

レッドクリフ Part I

ユーザーレビュー

入力内容に誤りがあります。

内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。

  • 入力内容に誤りがあります。

ユーザーレビュー:276件

アクション三国志、ゲームがベース?

投稿日

2009/01/30

レビュアー

JUCE

 正直言うと「なんだかなぁ」という感想。そんなに期待もしていなかったですが『三国志』はかなり好きすし・・・。とりあえず観なくてはと・・・義務感のようなものあって劇場で鑑賞。
 私が頭の中でイメージしていた人物像と近かったのは金城武の孔明と張飛くらい。あとはなんだかなぁ。特に「美周郎」と言われた周瑜(トニー・レオン)が美しくない(笑)。さらに三国志キャラの中で一番好きな趙雲も不細工。
 まあこのあたりは三国志マニアの戯言なので映画の出来とは関係ありません。しかしどうして甘興(中村獅童)なんていう架空の人物を登場させているんでしょう。このあたりの意図もよく分かりません。

 しかし映画としてもどうなんでしょう?。確かに三国志を知らなくても大丈夫だと思いますが、この内容の無さはちょっと。また時間の配分もどうでも良いようなシーンは長いんですよね。どうでも良いようなシーンと戦闘シーンの組み合わせみたいな感じです。これだけ人間関係とか簡略化しちゃって何のために三国志を題材にしたのかが良く分かりません。「周瑜」と「孔明」がお友達って、そんなファンタジーみたいな設定にすることからも分かるように、とてもリアリティに乏しい作品になっています。曹操もかなり色ボケ英雄として単純化していて、この「赤壁の戦い」の重厚さが描ききれていません。

 ちなみに三国志を良く知らない人の為に。いわゆる「魏・蜀・呉」の三国鼎立を生み出したのがこの「赤壁の戦い」です。破竹の勢いの曹操と領地を持っていない劉備が孫権を間に挟むことによって対等の立場になったという、言ってみればチャイニーズサクセスストーリーです。

 インタビューで良く喋ってましたが複雑な人間性を描けているとジョン・ウー監督が思っているなら本当おめでたいです。三国志では周瑜はとても孔明を警戒していて、必ず将来呉の難敵になると見抜いていて、殺す機会さえ狙っていたそうです(演義より)。逆に周瑜の才能を恐れた劉備側も孫権との離間を画策したりしていたはずです。
 周瑜と孔明の友情?
 蜀と呉の同盟に尽力をしたのは魯粛でこの映画では道化のように描かれていますが、彼の働き無しでは赤壁の戦いはありえなかったのです。最後まで蜀と呉の同盟が呉の為だと信念に基づいて批判を受けながらも信念を貫いた人物なのです。
 孔明も後に「泣いて馬謖を斬る」という逸話からも分かるように、私情を2の次にするのですが、そんな人物が当然利害が反するようになれば敵対する人物に対して真の友情から「あなたと戦うのが想像できません」などと甘いことを言うはずがありません。

 まあ登場人物が多いだけに全体的に個々のキャラクターの掘り下げは十分では無いです。このあたりは前知識が無ければその人物がどんな働きをしてきた人なのかは分からないでしょう。

 また物語の三国志の面白さと言うのは権謀渦巻く戦術や人間関係など、そしてそこに登場する個性的なヒーロー達にあります。そんな題材をこの映画は生かしきれていません。 拳銃やバイクが弓と馬に変わっただけで、別に三国志でなくても良かったんでしょうね。
三国志は曹操も含めて魅力的な男達がしのぎを削るのが面白いのですが、曹操があれでは・・・。歴史アクションムービーですが、設定的にはむしろ三国志のゲームを実写化したというような雰囲気です。
そういった意味では三国志を知らない人が観てもアクションや雰囲気はある程度楽しめる作品なのかもしれません。

 お金をかけた割には作りも雑なように思います。まずCG。中国人監督の作品に出てくるCGはうそ臭いんでしょう。まあいろいろ原因はあるとは思いますがテクスチャマッピングが良くありません。これは技術的なものなのか、それともわざとでしょうか・・・。編集もやたらのワイプとかを使うのですが、これがかなり安っぽいイメージ。作品の重厚感を失くす原因になっています。


 この映画を観て三国志に興味が湧くとというのも無いように思います。三国志の世界はもっと面白いです。そもそも曹操に魅力が無さ過ぎです。彼の突出した才能(魅力・人望・知略)に対抗するために蜀や呉が奮闘するのが最大の面白さなのですから。曹操の周りの優秀で魅力的な人物の登場も敢えて避けているようですね。これも蜀や呉を引き立てるためなのでしょうが、これも薄さに繋がってダメです。

 アクションシーンをメインにして単純な戦闘の楽しさを見せるのなら呂布が登場するくらいの話の方が良かったのでは。その頃はまだ一騎打ちなど割と戦いも単純ですし、戦いをダイナミックに描けたでしょう。この赤壁のあたりからはそれこそ軍師による権謀の世界に移って来ていますからこの映画のように単純な話ではないんですよね。

三者凡退

投稿日

2010/01/22

レビュアー

ホヨマックス

とにかくスケールの大きい巨編

でも、いくら将軍だからって
空を飛んでは捏造になりまするぞ。


周瑜と孔明の友情を主題にしたジョン・ウー三国志

投稿日

2009/03/11

レビュアー

ミルクチョコ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

三国志最大の見せ場「赤壁の戦い」を総計5時間で描く大作の第1部。しかし、肝心の戦いが始まる前に映画は終わってしまいます。
何とこの映画の冒頭に短い「三国志」の解説が付いているのです。
そんなにファンでもない私にとっては、分かりやすくて良かったです。

西暦208年、中国統一の野望に燃える漢の曹操(チャン・フォンイー)に追われた劉備(ユウ・ヨン)は、天才軍師孔明(金城武)の提案で呉の孫権と同盟を結ぶ。
襲い来る曹操の大軍80万に対し、連合軍はわずか5万、連合軍は、周瑜(トニー・レオン)を中心に知恵で陸戦に望み、辛くも勝利を収めるという話なのですが、私の記憶は、二人の関係は、曹操に立ち向かうために、打算づくで協定を結んだだけで、周瑜は、すきあらば孔明を怖れて何とか殺そうとしていたと思うのですが、ここでは、二人の友情を主題としたジョン・ウー版三国志になってしまっています。それをどう捉えるかが評価の分かれ目のような気がします。

その戦闘シーンの入るタイミングが「七人の侍」の黒沢節にちょっと驚いてしまいました。
この作品の面白さは、少ない兵力で、いかに大軍を潰走させてしまう痛快さにあるような気がします。
そして、亀の甲羅にヒントを得たという兵法を一大スペクタクルで描き、いかに敵の心理を読み、その裏をかくか、孔明のパートナーとしてジョン・ウーお馴染みの鳩も出てきます。
まぁ、歴史小説というより、映像の迫力を楽しむ完全なエンターテイメントとして楽しんだほうが良さそうです。

「三国志」ではありません

投稿日

2009/01/28

レビュアー

こんちゃん

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

 これは大スクリーンで観た方がよかろうと、娘を説得して観に行きました(笑)
 さすがに、これは字幕ではキツいだろうと(名前の漢字が読めないでしょう・・・)吹き替え版でした。

 なかなかどうして。前評判が悪かった割には楽しめましたね。
 ただ、「三国志」としてではなく、「レッドクリフ」と言う物語としてですが・・・(私は特に三国志フリークと言う訳ではありませんが)

 三国志に関する予備知識が無いと、「?」となってしまう部分が多々あります。
 関羽と張飛が、
「民を守れ!民の盾となれ!」
とやる冒頭のシーンも、劉備玄徳がどのようにして民に慕われ、漢復興のために立ったのかというくだりが無いと理解しづらいのです。それがわかれば、涙ちょちょぎれもののシーンなのです。
 関羽と張飛が何故に劉備を「兄貴」と慕い、命を賭しても付いていこうとするのかも説明しづらいですよね。
 劉備夫人が井戸に身を投げるくだりも、ちょっと説明不足の気が・・・。

 その後、趙雲が阿斗を「わが殿」に渡しますよね。本作ではそれだけですけど、原作では(誰のだったか忘れましたけど)劉備は我が子を放り投げるんですよ。んでビックリしている趙雲に、
「我が子を助けてくれたのは有り難い。しかし、子供はまた作ればいい。けれどお前の代わりになる人間など、この世に存在しないのだ。だから、二度とこんなことはしないでくれ」
と涙するんですよ。それを聞いた趙雲も涙を流し、生涯の忠誠を誓うという良い話なんですよねえ。

 曹操と言う人物も、この作品だけを観ると単なる悪者なんですけど、ことはそんな簡単なもんじゃねえんですって、旦那!
 冒頭の2分ばかりの解説じゃあね・・・。

 諸葛亮が中心に描かれるような感じなんですけど、やっぱり私の中での主役は劉備玄徳なんですよねえ。

 金城武の諸葛孔明は、悪くはないのですが、どうもトニー・レオンの周瑜と逆のような気がします。
 で、日本語吹き替え版で、金城武の声が東地宏樹の吹き替えなんですよね・・・本人がやった方がいいんじゃないかしら・・。甘興は中村獅童本人がやってるのにね。
 トニー・レオンの山寺宏一は違和感ありませんね。山路和弘の方が多いようですけど。

 関羽や張飛も見事にイメージを再現してます(張飛は、もっとバケモノじみているくらいデカイイメージなんですけどね)

 孫権も、若い頃の渡辺謙みたいな人ですけど、良いですね。
 曹操だけはちょっとイメージから遠いようです。曹操は覇道を歩む奸物ではありますが、武のみならず書や絵画にも秀でた男であるというイメージなので、ちょいとごつすぎます。あれじゃ小心者の袁紹みたいでしょ。もっと、眉目秀麗でないと・・・。そんな男だからこそ、誰も信じられないでいる孤独感が際立つのだと思うのですが・・・。

 映像としての迫力は確かにあるにはあるんですが、100億かけたと言われると、
「それほどのもんかい?」
と思ってしまうひねくれ者は、はい!私です。

 ロングでの壮大な映像は、時々はっとするものもありますが、CGっぽさ全開の物もあり、マンパワーと言いますか群衆の多さには、
「エキストラの出演料と衣装代で2〜30億かかってるんでないかい?」
と思わせます。しかも、それだけのエキストラを総て統率するのは不可能なようで、逃げまどう民衆が笑っていたりします(笑)

 2時間半は長いなあと思いながら観始めましたけど、それほど退屈もせずにいけましたね。ただ、娘には長かったようで(当然、三国志の予備知識などあるはずも無いので・・・)90分ほど経った頃から、
「あとどれくらい?」
「あと何分くらい?」
と何度も聞いてきました(おしっこしたかったのもありますが・・・笑)そのくせ、終わったときには、
「すごく面白かった」
と・・・。娘よ、そう言うときは親に気を使わずに、正直に言ってもいいんだよ(笑)

 もう少し、上手い構成にすれば2時間には収まったとは思いますね。戦闘シーンが長い割に面白く無かったし、スローキャプチャーとか技巧に走りすぎているようで迫力も今ひとつでしたよね。もっとスピーディーに描いた方が良いんじゃないですかね。
 「三国志」やろうと思ったら、NHK大河ドラマくらいの仕立てになっちゃいますからね。

 まあ、これ1作だけで判断するとしたら、つまらなくは無いけど、是非とも劇場で観なければならない映画ではありませんね。
 自宅に大画面TVがあれば、DVDでも充分。Part2と総合で考えないといけないかも知れないので、断定はしませんけどね。

赤壁へ向けてのプロローグ!戦いはこれからが本番!

投稿日

2009/04/26

レビュアー

RUSH


何処の国に於いても戦国の世の人間ドラマは人を魅了して止まない。とりわけ中国に於ける今から1800年ほど前の戦国時代、俗に云う三国志は日本に於いても人気が高い。僕も昔から好きだ。三国志を知ったきっかけは横山光輝氏の漫画「三国志」だった。そしてそれに拍車をかけたのが光栄社から発売されたPCゲーム「三国志」だった。何故三国志がここまで人を引きつけるのだろう?沢山いる武将が描き出す広大すぎるほど、把握できないほどの人間ドラマがロマンを感じさせ、その時代に生きた漢たちに自身の憧れを投影するからだろうか?そんな三国志の中でも魏・呉・蜀の三国が激突した「赤壁の戦い」を2部作で描いた作品の第1部がこの作品である。この作品では「赤壁の戦い」はまだ描かれない。「えっ!?赤壁の戦いを描いた作品なのに描かれないのはおかしいでしょ?」と感じる人もいるかもしれないが、この第1部は赤壁の戦いまでのプロローグとして見るのが正解だ。また、この作品のキャッチコピーに「三国志の完全映画化!」ととんでもないことを謳っていたが三国志マニアの僕からすれば「いい加減なことをいうな!」という怒りがこみ上げてくるほどムカついた記憶が甦ってくるが、赤壁の戦いが三国志の全てではない。もちろんそれだけで三国志を語れるほど三国志という壮大な物語は小さくなんかないのだ。三国志という壮大な物語を5時間程度の映画で収めること自体無理があるというものだ。誰がこのキャッチコピーを作ったのか知らないが無知も甚だしい。

この作品は「長坂の戦い」から描かれていく。劉備玄徳(ユウ・ヨン)は自分を慕う難民たちを引き連れ難民を守りながら曹操孟徳(チャン・フォンイー)率いる魏軍から敗走する戦いである。劉備は難民を捨てることを拒んだ。自分や親族がピンチに陥ってもその姿勢は変わらなかった。これが劉備の人気を不動のものとしている理由だ。またその人徳に惹かれ義を貫く武将が彼の元に集まる。諸葛亮孔明(金城武)、関羽雲長(バーサンジャプ)、張飛翼徳(ザン・ジンシェン)、趙雲子龍(フー・ジュン)らである。後に黄忠漢升、馬超孟起も加わり五虎大将軍と呼ばれる。オープニングでの趙雲・張飛の活躍は三国志を知っている者ならきっと心躍ったことだろう。緊張感と男気を感じさせるジョン・ウー監督独特のアクションシーンは最高に良かった。特に劉備の妻子、特に劉備の息子「阿斗」を救い出す趙雲の戦いぶりや張飛が魏軍の前に一人立ちはだかり大声で一喝するシーンは僕の胸を打った。もう作品に引き込まれた証拠である。そして蜀と呉の同盟と続き、赤壁の戦いの前哨戦(八卦の陣)へとつながり、Part.1は終了する。

この作品の主役は一体誰だろう?曹操?劉備?孫権?諸葛亮?周瑜(トニー・レオン)?関羽?張飛?趙雲?甘興(中村獅童)?一体誰だ?本来なら魏・呉・蜀の三国を仕切っていた曹操、孫権・劉備のそれぞれの視点で描かれるのが普通であるが、この作品はどう見ても諸葛亮と周瑜に焦点を当てて描いているように見受けられる。それ以外は脇役といっても良い。しかし、それら脇役の演技もとても素晴らしいので脇役は気にしなくても良いというわけではない。適材適所によって見所満載の作品なだけに見るべきところはたくさんあるのだ。「長坂の戦い」では趙雲、張飛の活躍とアクション、「蜀と呉の同盟」では諸葛亮と周瑜の駆け引きと孫権の苦悩、そして「江東の二喬」と呼ばれる絶世の美女、小喬(リン・チーリン)の存在に絡んだ曹操の歪んだ野望、「八卦の陣」では諸葛亮が好んだ改良型「八卦の陣」をリアルに再現したアクションシーンと本当に全てが見所といっても過言ではない。特に戦のシーンではCGなどのVFXを使用し、より説得力のあるリアリティに溢れるシーンに仕上がっている。

だがそんな派手な演出やリアリティ溢れる映像は俳優陣の演技にはかなわない。出演している俳優・女優全て満足のいく演技だと個人的に思っているが、趙雲役のフー・ジュンの演技はさわやかで力強く、そして優しさが伝わってきてとても好感が持てた。そして小喬役のリン・チーリン。彼女の美しさは作品の出来映えがどうであれ男として僕は彼女の美貌に惹かれた、そして見とれた。素晴らしいその美貌、女性らしい佇まいや仕草、線の細い女性らしいスタイル、周瑜を心から愛しているということが言葉に出さなくてもわかるという演技。いやはやまったくもって文句の付けようがなく素晴らしい。

Part.2が本来よく言われる「赤壁の戦い」である。諸葛亮が矢を集め、起こることのない東南の風を巻き起こしたり、「苦肉の策」「連環の計」など有名なシーンは次作で描かれるはずである。Part.2は現在公開中!時間があれば是非見に行きたいものだ。

1〜 5件 / 全276件

同シリーズ作品を借りる