ｘｘｘＨＯＬｉＣ◆継

制作がProduction I.G、脚本が原作者でもある大川七瀬（CLAMP）と横手美智子氏でその大半を書いているという非常に贅沢な作品で、内容もさすがに期待どおりのものがありました。

全１２話＋外伝１話という１クールのおかげで、第１期以上にまとまりのある物語になっていたように思います。

一つのエピソードを基本的に２話構成でじっくりと描いていき、そのラストで次のエピソードへの伏線を提示していくというスタイルをとりながら、物語の連続性を非常に意識した作りとなっていたように感じます。

四月一日（わたぬき）と百目鬼（どうめき）の関係も背後にあるお互いへの信頼感が上手に表現されていましたし、アヤカシが見える少女・小羽の「母と子」を主題にしたエピソードや、この第２期の大きなテーマだったともいえる謎の少女ひまわりの背景が明かされていくラスト・エピソードなどは、ずっしりと心に響いてくる素晴らしい内容だったかと思います。

CLAMP作品に特有の足長１０頭身キャラに違和感を持たれる方も多いかと思いますが、それを我慢してでも見る価値があるおすすめの一品です。

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こういう妖怪系の話は、
私にとっては、つまらないのが多くて、リタイヤしがち。
これも、それの系統であるし、
この話の背景になるような作品は、ほとんど見てないので、
なじみもない。

ただ、キャラクター設定が、変わっていて、
四月一日（わたぬき）と、ひまわりの関係が、
なんとなく、面白くて、見続けた結果、
リタイヤしそこねたという感じだった。

＜全編見ての感想です＞
＊ 前のシリーズ『xxxHOLiC』より、シリアス度が増してる感じでスタートした『xxxHOLiC◆継』…。音楽も何となく重々しい感じだし……。とはいえ、今まで通りの軽い雰囲気も健在でした♪ユウコさんは相変わらず、飲んべえだし…、ワタヌキは独り言の多い騒がしい奴だし…（笑）。全体的に、ちょっと雰囲気が変わってましたけど、これはこれで楽しめました。

　特に、ワタヌキとドウメキ君の二人の会話？（あまり成り立ってない会話（笑））が面白かったです♪♪機関銃のようにしゃべりまくるワタヌキの言葉を、聞いてんだか聞いてないんだかのマイペースな返答？をするドウメキ君…、まるで漫才のようでした♪

　そして、前シリーズから謎だったヒマワリchanのことも描かれていました。あまりに引っ張るので、もっとすごい正体があるのか勝手に期待しすぎたため、ちょっと拍子抜けしましたけど…。

　友情を感じたり、なるほどなーと思ったり…、めっちゃオモロイとまではいかないまでも、なかなかに楽しめたアニメでした♪続編はあるのでしょうか？出来れば、又このキャラ達に会いたいです(⌒-⌒)

　四月一日の蜘蛛の糸から始まり、奪われた右目を取り戻すために、百目鬼がなんとかしようと奮闘。
　祖父の本で解呪しようとするが、文字を食われてしまう。
　しかも四月一日の右目は奪い合いになっていて、早くしないと二度と戻ってこない。

　ひとまず鴉天狗の依頼で捕まった座敷童の救出へ。
　右目は失ったものの救出。

　そして夢買いのエピソードからの小羽ちゃん。彼女のエピソード。
　桜の霊をきっかけに結ばれた縁。

　小羽ちゃんのエピソードは重いけど大切。

　そして、ひまわりちゃんもエピソード。ついに彼女について語られました。

　盛りだくさんで目が離せません。



　久しぶりに見ましたが、たまに見るとすごく面白いですね。この奇妙な世界観がいいですね。

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一期で四月一日は侑子さんから「偶然なんてない、全ては必然」と言う事と、「物事には対価が必要」と言う事を教えられました。
二期では、自分の選択が他者にどう影響を及ぼすのか、それを分かった上で何を選択するのかを知りました。

四月一日だけでなく、百目鬼、ひまわりちゃんの払った対価は、二期では決して小さいものではなかったです。
それでも払うことを良しとした根底に、相手を思う気持ちがあったと思います。
相手のことを考えた時、自分で出来る範囲内でベストの選択は何か?。
相手を思う優しい気持ちが、相手からの優しい気持ちを生み、更にまた自分も優しい気持ちになれる。
最終回はそれを象徴していたと思います。
アニメは原作よりもほんわかと優しい雰囲気だった気がします。
原作は何と言うか、もっとこう背筋が寒くなるような感じの時があるので・・・。
でも私はアニメのこんな感じも良かったと思います。
作画は、回によって体が長すぎたりしたのが、一期と同じ。
また、ここはイマジネーション豊かな作画でお願いしたいと思ってたシーンに、物足りなさを感じた回がありました。
桜の女性が天に昇っていくシーンとか・・・。

けれど概ね綺麗な作画で、『HOLiC』の世界を描いていたと思います。
正直言うと、原作ファンには物足りないけどね。

実は四月一日の核心部分は全く描かれてないんですよね。原作でもまだ終わってないと言う事もありますが、ここから先は『ツバサ』とのリンクが多いので、それを抜きにして描いたアニメでは、ちょっと辛いかもと言う気がしてます。

でも出来れば、ストーリーと構成に工夫をして、三期をやってくれたらと希望します。