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「男はつらいよ」シリーズの第36作目。タコ社長の娘・あけみが嫁ぎ先から家出し、連れ戻し役に寅次郎が伊豆下田へ派遣される。帰りたくないと駄々をこねるあけみの機嫌をとるため、ふたりは船で式根島へ渡る。
「男はつらいよ」シリーズの第36作目。タコ社長の娘・あけみが嫁ぎ先から家出し、連れ戻し役に寅次郎が伊豆下田へ派遣される。帰りたくないと駄々をこねるあけみの機嫌をとるため、ふたりは船で式根島へ渡る。
製作年: |
1985年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
シリーズ: |
男はつらいよ 【第1作】 |
---|
1〜 2件 / 全2件
「男はつらいよ」シリーズの第36作目。タコ社長の娘・あけみが嫁ぎ先から家出し、連れ戻し役に寅次郎が伊豆下田へ派遣される。帰りたくないと駄々をこねるあけみの機嫌をとるため、ふたりは船で式根島へ渡る。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
105分 | 日本語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DA9536 | 2004年12月23日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
4枚 | 0人 | 0人 |
国民的人気シリーズ「男はつらいよ」の第36弾がデジタルリマスター版で復活。タコ社長の娘・あけみが嫁ぎ先から家出し、寅次郎は連れ戻し役を頼まれる。実家に帰りたくないと駄々をこねるあけみの機嫌を何とか取ろうとする寅次郎だが…。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
105分 | 日本語英語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日(音声ガイド) |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DB8536 | 2008年11月27日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
0枚 | 1人 | 0人 |
1〜 2件 / 全2件
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1〜 2件 / 全2件
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サブタイトルは、007の第2作「ロシアより愛をこめて」からの引っかけですね。オープニングの夢もそのストーリーの"ロケットの軌道妨害"というところに引っかけてでしょうか。でも、なぜ1985年という時期に、リバイバル公開でさえ1972年の「ロシアより愛をこめて」なのかと頭を捻るところですが、最後までこの映画を見ると、なるほどと理解できたりします。
この作品のもう一つの引用は「二十四の瞳」ですね。この引用は満男(吉岡秀隆)や、今回のマドンナ・真知子(栗原小巻)の台詞でも語られますしハッキリとしています。真知子を囲んでの小学校の同窓会、自転車のプレゼント、「七つの子」の合唱は、すべて「二十四の瞳」からの引用です。
真知子は「二十四の瞳」の小石先生に憧れ、式根島で15年を過ごし満たされてはいますが、女性としての一生に疑問も持っています。あまりにも穏やかな生活が、アバンチュールを求めさせるのでしょう。
また本作は真知子の心情を表現するのに、あけみ(美保純)の家出というエピソードを利用しています。彼女もまた、平穏無事すぎる生活と実直すぎて面白みの欠片もない生活に嫌気がさし、夫の愛さえ確かめられない疑心暗鬼に陥っています。家を飛び出すことが出来るのは彼女の性格ですね。誰かに覗かれるかもしれない露天風呂のシーンなどは、彼女の性格と現在の気持ちを表す上手い表現部分だと思います。
しかしそんなあけみも、島の青年・茂(田中隆三)に告白されると、今の生活を捨てて彼の元へ走るほど火遊びを求めてなどいないんですね。結婚生活の中での彼女の感情の起伏が呼んだ行動が、今回の家出という行動だと思います。茂の気持ちを傷つけたことを後悔する所など、噴出した彼女の感情に対する反省じゃないでしょうか。
一方真知子も、酒井(川谷拓三)のプロポーズを受けて揺らぎます。女性としてのときめきは当然あったでしょうが、その先の結婚生活に見える平穏が、彼女を躊躇させるんですね。しかしその躊躇も、前半のあけみの行動が表すように、決して平穏無事なものではないと思えますね。いくら仲良くしていても継母という立場もあれば、親友であった先妻への想いも引きずっているわけですから。あけみのように直接行動として噴出することはなくても、彼女の心の中に押さえ込まなければならない波風は、常時訪れるんじゃないかと思えます。
平穏無事に見える生活も小さな波風は絶えず起こるものです。小さな波風が立った時にその感情を押さえて維持する努力をするからこそ、その生活は継続されますが、この作品のテーマは実はそこにあるんじゃないでしょうかね。平和を維持するにも努力が必要です。ちょうど戦後40年といういう時期でもありますし、平和の有り難さに目を向けた作品じゃないでしょうか。「二十四の瞳」で分教場の男先生を演じていた笠智衆は、英語で外国人に案内をしますし、ロシア料理だっていつでも食べられる今の時代です。また極めつけはラストシーンで、「二十四の瞳」では戦死していった男の卒業生たちが、この作品では平和に観光案内をして暮らしているんですね。ラストシーンの浜名湖は平和の象徴じゃないかと思えます。
「柴又より愛をこめて」のサブタイトルも、「ロシアより愛をこめて」のタイトルが二つの意味を含んでいたように、「柴又から」という意味と、「柴又以上に」という意味が込められてるのではと思います。「柴又以上に(平和に)愛をこめて」でしょうか。
長々と作品の解釈を書いて来ちゃったので、あまり字数が無くなってきましたけど、この作品は寅の絡みが非常に薄いんですよね。真知子は寅に対して恋愛感情がありませんし、寅が真知子の悩みを知るのもクライマックスにおいてです。もっとも、今回のマドンナの悩みは寅が知ったとしても、寅に葛藤を生み出させるには難しい題材ではあるんですよね。
表面的にはこのシリーズの初期の頃に戻ったようなお決まりの展開で、あまり面白くもありません。作品としては、ちょっと頭でっかちになりすぎて、本来のドラマ展開の醍醐味が全く希薄という作品だと思います。そもそも「二十四の瞳」を覚えていないと、どこまでこの作品が伝わるのだろうかと非常に疑問に思えますね。
ただ一つ印象に残るのは、下田であけみを捜す寅と長八(笹野高史)のシーンです。短いシークエンスですが、ヤクザ渡世の危なさと言うかナイフのような危険な感じが臭います。これが堅気に対するヤクザ、同時に平和に対する戦時とも考えられます。またそれがクライマックス後の寅の釣り竿と魚籠にも重なっていて、単に失恋の寂しさだけではなく、安物っぽいというか、風が吹き抜けるというか、そんな堅気ではない(平和ではない)生活の寂しさも感じられるんですよね。
40点。
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一応、栗原小巻がマドンナとなってますが、
この作品は、私の大好きな美保純がマドンナと言っても良いのではないでしょうか。
今回の「男はつらいよ」は「結婚とは?」と言うことが
テーマとなっている。
家族愛に目を向ける山田洋次監督の視点が冴えている。
美保純演じる、あけみは結婚生活に疑問を持ち、家出をする。
寅次郎が探しに出かけ、見つけたのは良いのだが、
今度は寅次郎がマドンナ役の栗原小巻に恋に落ちる。
その過程で、「結婚とは?」と深く問いかけてくる。
美保純が「愛って何だろう」と寅次郎に聞く。
監督の「それを聞いちゃあ、お終いよ。みんなそこは触れないで生きているの・・・愛だとか、恋だとか、忘れちゃっているのに、制度にこだわって夫婦は成り立っているのよ」
との声が聞こえてきそうだ。
美保純・・・良い女優です。
バラエティーになどでなくて良いのになぁ。
85点必見です。
今回も高羽さんのカメラワークは絶品です。
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ユーザーレビュー:7件
投稿日
2007/12/08
レビュアー
ケチケチ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
サブタイトルは、007の第2作「ロシアより愛をこめて」からの引っかけですね。オープニングの夢もそのストーリーの"ロケットの軌道妨害"というところに引っかけてでしょうか。でも、なぜ1985年という時期に、リバイバル公開でさえ1972年の「ロシアより愛をこめて」なのかと頭を捻るところですが、最後までこの映画を見ると、なるほどと理解できたりします。
この作品のもう一つの引用は「二十四の瞳」ですね。この引用は満男(吉岡秀隆)や、今回のマドンナ・真知子(栗原小巻)の台詞でも語られますしハッキリとしています。真知子を囲んでの小学校の同窓会、自転車のプレゼント、「七つの子」の合唱は、すべて「二十四の瞳」からの引用です。
真知子は「二十四の瞳」の小石先生に憧れ、式根島で15年を過ごし満たされてはいますが、女性としての一生に疑問も持っています。あまりにも穏やかな生活が、アバンチュールを求めさせるのでしょう。
また本作は真知子の心情を表現するのに、あけみ(美保純)の家出というエピソードを利用しています。彼女もまた、平穏無事すぎる生活と実直すぎて面白みの欠片もない生活に嫌気がさし、夫の愛さえ確かめられない疑心暗鬼に陥っています。家を飛び出すことが出来るのは彼女の性格ですね。誰かに覗かれるかもしれない露天風呂のシーンなどは、彼女の性格と現在の気持ちを表す上手い表現部分だと思います。
しかしそんなあけみも、島の青年・茂(田中隆三)に告白されると、今の生活を捨てて彼の元へ走るほど火遊びを求めてなどいないんですね。結婚生活の中での彼女の感情の起伏が呼んだ行動が、今回の家出という行動だと思います。茂の気持ちを傷つけたことを後悔する所など、噴出した彼女の感情に対する反省じゃないでしょうか。
一方真知子も、酒井(川谷拓三)のプロポーズを受けて揺らぎます。女性としてのときめきは当然あったでしょうが、その先の結婚生活に見える平穏が、彼女を躊躇させるんですね。しかしその躊躇も、前半のあけみの行動が表すように、決して平穏無事なものではないと思えますね。いくら仲良くしていても継母という立場もあれば、親友であった先妻への想いも引きずっているわけですから。あけみのように直接行動として噴出することはなくても、彼女の心の中に押さえ込まなければならない波風は、常時訪れるんじゃないかと思えます。
平穏無事に見える生活も小さな波風は絶えず起こるものです。小さな波風が立った時にその感情を押さえて維持する努力をするからこそ、その生活は継続されますが、この作品のテーマは実はそこにあるんじゃないでしょうかね。平和を維持するにも努力が必要です。ちょうど戦後40年といういう時期でもありますし、平和の有り難さに目を向けた作品じゃないでしょうか。「二十四の瞳」で分教場の男先生を演じていた笠智衆は、英語で外国人に案内をしますし、ロシア料理だっていつでも食べられる今の時代です。また極めつけはラストシーンで、「二十四の瞳」では戦死していった男の卒業生たちが、この作品では平和に観光案内をして暮らしているんですね。ラストシーンの浜名湖は平和の象徴じゃないかと思えます。
「柴又より愛をこめて」のサブタイトルも、「ロシアより愛をこめて」のタイトルが二つの意味を含んでいたように、「柴又から」という意味と、「柴又以上に」という意味が込められてるのではと思います。「柴又以上に(平和に)愛をこめて」でしょうか。
長々と作品の解釈を書いて来ちゃったので、あまり字数が無くなってきましたけど、この作品は寅の絡みが非常に薄いんですよね。真知子は寅に対して恋愛感情がありませんし、寅が真知子の悩みを知るのもクライマックスにおいてです。もっとも、今回のマドンナの悩みは寅が知ったとしても、寅に葛藤を生み出させるには難しい題材ではあるんですよね。
表面的にはこのシリーズの初期の頃に戻ったようなお決まりの展開で、あまり面白くもありません。作品としては、ちょっと頭でっかちになりすぎて、本来のドラマ展開の醍醐味が全く希薄という作品だと思います。そもそも「二十四の瞳」を覚えていないと、どこまでこの作品が伝わるのだろうかと非常に疑問に思えますね。
ただ一つ印象に残るのは、下田であけみを捜す寅と長八(笹野高史)のシーンです。短いシークエンスですが、ヤクザ渡世の危なさと言うかナイフのような危険な感じが臭います。これが堅気に対するヤクザ、同時に平和に対する戦時とも考えられます。またそれがクライマックス後の寅の釣り竿と魚籠にも重なっていて、単に失恋の寂しさだけではなく、安物っぽいというか、風が吹き抜けるというか、そんな堅気ではない(平和ではない)生活の寂しさも感じられるんですよね。
40点。
投稿日
2007/09/26
レビュアー
ホワイト※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
一応、栗原小巻がマドンナとなってますが、
この作品は、私の大好きな美保純がマドンナと言っても良いのではないでしょうか。
今回の「男はつらいよ」は「結婚とは?」と言うことが
テーマとなっている。
家族愛に目を向ける山田洋次監督の視点が冴えている。
美保純演じる、あけみは結婚生活に疑問を持ち、家出をする。
寅次郎が探しに出かけ、見つけたのは良いのだが、
今度は寅次郎がマドンナ役の栗原小巻に恋に落ちる。
その過程で、「結婚とは?」と深く問いかけてくる。
美保純が「愛って何だろう」と寅次郎に聞く。
監督の「それを聞いちゃあ、お終いよ。みんなそこは触れないで生きているの・・・愛だとか、恋だとか、忘れちゃっているのに、制度にこだわって夫婦は成り立っているのよ」
との声が聞こえてきそうだ。
美保純・・・良い女優です。
バラエティーになどでなくて良いのになぁ。
85点必見です。
今回も高羽さんのカメラワークは絶品です。
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男はつらいよ 柴又より愛をこめて 【第36作】