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島崎藤村の同名小説を、和田夏十が脚色し市川崑が監督した文芸作。藤村志保のデビュー作。被差別部落出身の小学校教師の瀬川丑松は、亡き父の命に従い、身分を隠して生きていた。丑松が部落民なのではないかと噂が立ったとき、同僚の土屋は丑松をかばってくれた。同じ部落民である猪子の突然の訪問に戸惑う丑松は、思わず自分は部落出身者ではないと言って猪子を追い返してしまう。猪子は暴漢に襲われ死亡、丑松は教え子に「私は部落民です」と告白し、土下座をして謝り続けるのだった。
島崎藤村の同名小説を、和田夏十が脚色し市川崑が監督した文芸作。藤村志保のデビュー作。被差別部落出身の小学校教師の瀬川丑松は、亡き父の命に従い、身分を隠して生きていた。丑松が部落民なのではないかと噂が立ったとき、同僚の土屋は丑松をかばってくれた。同じ部落民である猪子の突然の訪問に戸惑う丑松は、思わず自分は部落出身者ではないと言って猪子を追い返してしまう。猪子は暴漢に襲われ死亡、丑松は教え子に「私は部落民です」と告白し、土下座をして謝り続けるのだった。
製作年: |
1962年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
119分 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DABR0493 | 2008年11月21日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
4枚 | 0人 | 1人 |
収録時間:
119分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
レイティング:
記番:
DABR0493
レンタル開始日:
2008年11月21日
在庫枚数
4枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
1人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
119分 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DABR0493 | 2008年11月21日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
4枚 | 0人 | 1人 |
収録時間:
119分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
レイティング:
記番:
DABR0493
レンタル開始日:
2008年11月21日
在庫枚数
4枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
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こういう映画は一人で観るもんじゃない。
そう思ってましたので旦那と鑑賞。
本当は観てほしかった娘はさっさと寝ちゃいました。
初めから重いスタートです。
主人公の父親が凶暴な種牛の鋭い角の犠牲になるところからです。
まるでそうなることを願っていたような逃げることもなく息絶えます。後に野辺送りをする仲間たちの話題にも触れられましたのでやはり望んでのことだったんでしょう。
さあ、ここからかなり、超ネタバレです。
未見の方はスルーして下さい。
観た気になりたいかたはどうぞ。
この物語はあまりにも有名な島崎藤村の小説が原作です。
木下恵介に続く市川昆監督による2作目の映画化だそうです。
これより前に若き日の市川染五郎主演のTV版も市川監督で放映されたそうです。
さて本筋へ…
明治、日露戦争まっただ中の物語。
部落に生まれた青年がその素性を隠し因習深い信州の町で小学校の教員として生きています。
彼の父は部落出身であることが、いかに悲惨で生きる権利までなくすことを知っていました。そんな現実の中に息子を置きたくない一心で部落から、自分から息子を遠ざけ教育の機会を与えます。
父のおかげで誰にも知られることなく青年は教職に就くことができました。
虫の知らせか10年ぶりに父を訪ねる息子。が、対面できたのは亡骸でした。叔父から父の自分に対する深い思いを聞いた主人公丑松は、何があっても素性はあかさないと自分を戒め誓うのでした。
部落出身の運動家、猪子蓮太郎を尊敬してやまない丑松。
偶然出会う中で自分が部落出身ではないかとの問いかけに思わず「違います」とこたえてしまう。父との約束、いかなる人に出会うとも…そして今の自分の現実が壊れてしまう危うさに脅え、悩む毎日。
露見は足音もなくひたひたと丑松に近づいてきます。人の噂に上がりだします。そして猪子が殺されたことによりとうとう、父との約束を破る「破戒」の時が訪れます。
教え子の前に土下座し、部落出身を隠していたことを謝りながら、なんら君たちと変わらない人間だと淡々と、切々と訴えます。
子供たちの眼から涙が…胸に迫る場面です。常日頃、嘘はいけないと教えてきた自分が嘘を付いてきた。その一点の懺悔です。
決して部落出身者だということを言わなかったことへの懺悔ではないでしょう。そう思いたいです。
猪子の妻が丑松に話します。
自分は何ら変わりないんだ、普通の人間なんだと思うなら告白することはなかったと。それはすでに世間に負けているんだと。
噂なんか無視しなさい。面と向かって聞かれたら「はい、そうです」と答えればいいと。女はなんて強いんだと思わせる場面でした。原作にはない場面ですが私はこの場面が印象に残りました。
そして丑松に心を寄せる娘、志保。彼女の凛とした姿勢にも胸を打たれました。ここに登場する女性のなんと強いこと、逞しいこと。
丑松は教師を辞め猪子の妻とともに東京を目指します。
その旅立ちを教え子たちが見送ります。
丑松に対して何の偏見もなく澄んだ瞳で別れに泣きます。
一人の教え子が懐からゆで卵を丑松に差し出します。
「母ちゃんが先生に持ってけって」この言葉で子供たちが親に丑松のことをどう伝えたかを知ることができます。思わず涙してしまいました。
映画は猪子の妻が丑松が後継者になることを反対しながらも、丑松の決意の深さに涙しながら感謝します。この先丑松の未来、運動家としての未来を予見するような終わり方です。
原作ではアメリカに渡り運動家となりえませんでしたがこの終わり方の方が良かったように思えました。
なんかストーリーを全部書いちゃいましたね。完全ネタバレですいません。
白黒の美しさ、信州の雪深い厳しい風景が主人公の胸の中と重なるようでした。部落の問題を淡々と描き悲惨さはあまり感じませんが、その中心にいる一人の青年の苦悩や葛藤、そして成長を観ることができる作品です。
娘に部落問題の話をすると「何?部落って、どこの部落」なんて言葉が返ります。そう、知らない人は知らないんです。
劇中、猪子の妻が民衆運動なんかじゃなく、部落の問題がいつの間にか問題にならなくなる日が来るのがいい、という場面がありました。丑松はそんな日は来ない、と言ってましたが・・・
どうなんでしょう。寝た子を起こすなじゃないですが、うちの娘のような人間が増えたらどうなるんでしょうか。ちょっと考えさせられた夜になりました。
余談ですが「藤村志保」さんのデビュー作なんですね。
名前も原作者の「藤村」と役名の「志保」
今もそうですが本当に凛とした美しさです。
このレビューは気に入りましたか? 11人の会員が気に入ったと投稿しています
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岡林信康の「手紙」に共感してはいたが部落差別を扱った重苦しいテーマだったので何となく観るのを避けていた。
しかし、凄く良い映画だった。
市川雷蔵は、勿論、良かったが三國連太郎、中村鴈治郎、長門裕之、藤村志保等、脇も豪華だった。
現在でも、在日朝鮮人差別等はあるが、人間の最も愚かで醜い側面だろう。
いじめもそうだが「寄らば大樹の陰」「虎の威を借る狐」等の言葉にも表れていると思う。
結局、強者におもねり弱者を迫害し排除する心理は多くの人間に根深くあるのだろう。
映画は、少し楽天的過ぎるのでは無いかと思うくらいハッピーエンドだったが気持ちが救われた事も事実だ。
このレビューは気に入りましたか? 3人の会員が気に入ったと投稿しています
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内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
ユーザーレビュー:13件
投稿日
2009/01/20
レビュアー
mitamita観た〜!!※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
こういう映画は一人で観るもんじゃない。
そう思ってましたので旦那と鑑賞。
本当は観てほしかった娘はさっさと寝ちゃいました。
初めから重いスタートです。
主人公の父親が凶暴な種牛の鋭い角の犠牲になるところからです。
まるでそうなることを願っていたような逃げることもなく息絶えます。後に野辺送りをする仲間たちの話題にも触れられましたのでやはり望んでのことだったんでしょう。
さあ、ここからかなり、超ネタバレです。
未見の方はスルーして下さい。
観た気になりたいかたはどうぞ。
この物語はあまりにも有名な島崎藤村の小説が原作です。
木下恵介に続く市川昆監督による2作目の映画化だそうです。
これより前に若き日の市川染五郎主演のTV版も市川監督で放映されたそうです。
さて本筋へ…
明治、日露戦争まっただ中の物語。
部落に生まれた青年がその素性を隠し因習深い信州の町で小学校の教員として生きています。
彼の父は部落出身であることが、いかに悲惨で生きる権利までなくすことを知っていました。そんな現実の中に息子を置きたくない一心で部落から、自分から息子を遠ざけ教育の機会を与えます。
父のおかげで誰にも知られることなく青年は教職に就くことができました。
虫の知らせか10年ぶりに父を訪ねる息子。が、対面できたのは亡骸でした。叔父から父の自分に対する深い思いを聞いた主人公丑松は、何があっても素性はあかさないと自分を戒め誓うのでした。
部落出身の運動家、猪子蓮太郎を尊敬してやまない丑松。
偶然出会う中で自分が部落出身ではないかとの問いかけに思わず「違います」とこたえてしまう。父との約束、いかなる人に出会うとも…そして今の自分の現実が壊れてしまう危うさに脅え、悩む毎日。
露見は足音もなくひたひたと丑松に近づいてきます。人の噂に上がりだします。そして猪子が殺されたことによりとうとう、父との約束を破る「破戒」の時が訪れます。
教え子の前に土下座し、部落出身を隠していたことを謝りながら、なんら君たちと変わらない人間だと淡々と、切々と訴えます。
子供たちの眼から涙が…胸に迫る場面です。常日頃、嘘はいけないと教えてきた自分が嘘を付いてきた。その一点の懺悔です。
決して部落出身者だということを言わなかったことへの懺悔ではないでしょう。そう思いたいです。
猪子の妻が丑松に話します。
自分は何ら変わりないんだ、普通の人間なんだと思うなら告白することはなかったと。それはすでに世間に負けているんだと。
噂なんか無視しなさい。面と向かって聞かれたら「はい、そうです」と答えればいいと。女はなんて強いんだと思わせる場面でした。原作にはない場面ですが私はこの場面が印象に残りました。
そして丑松に心を寄せる娘、志保。彼女の凛とした姿勢にも胸を打たれました。ここに登場する女性のなんと強いこと、逞しいこと。
丑松は教師を辞め猪子の妻とともに東京を目指します。
その旅立ちを教え子たちが見送ります。
丑松に対して何の偏見もなく澄んだ瞳で別れに泣きます。
一人の教え子が懐からゆで卵を丑松に差し出します。
「母ちゃんが先生に持ってけって」この言葉で子供たちが親に丑松のことをどう伝えたかを知ることができます。思わず涙してしまいました。
映画は猪子の妻が丑松が後継者になることを反対しながらも、丑松の決意の深さに涙しながら感謝します。この先丑松の未来、運動家としての未来を予見するような終わり方です。
原作ではアメリカに渡り運動家となりえませんでしたがこの終わり方の方が良かったように思えました。
なんかストーリーを全部書いちゃいましたね。完全ネタバレですいません。
白黒の美しさ、信州の雪深い厳しい風景が主人公の胸の中と重なるようでした。部落の問題を淡々と描き悲惨さはあまり感じませんが、その中心にいる一人の青年の苦悩や葛藤、そして成長を観ることができる作品です。
娘に部落問題の話をすると「何?部落って、どこの部落」なんて言葉が返ります。そう、知らない人は知らないんです。
劇中、猪子の妻が民衆運動なんかじゃなく、部落の問題がいつの間にか問題にならなくなる日が来るのがいい、という場面がありました。丑松はそんな日は来ない、と言ってましたが・・・
どうなんでしょう。寝た子を起こすなじゃないですが、うちの娘のような人間が増えたらどうなるんでしょうか。ちょっと考えさせられた夜になりました。
余談ですが「藤村志保」さんのデビュー作なんですね。
名前も原作者の「藤村」と役名の「志保」
今もそうですが本当に凛とした美しさです。
投稿日
2015/12/01
レビュアー
alterd※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
岡林信康の「手紙」に共感してはいたが部落差別を扱った重苦しいテーマだったので何となく観るのを避けていた。
しかし、凄く良い映画だった。
市川雷蔵は、勿論、良かったが三國連太郎、中村鴈治郎、長門裕之、藤村志保等、脇も豪華だった。
現在でも、在日朝鮮人差別等はあるが、人間の最も愚かで醜い側面だろう。
いじめもそうだが「寄らば大樹の陰」「虎の威を借る狐」等の言葉にも表れていると思う。
結局、強者におもねり弱者を迫害し排除する心理は多くの人間に根深くあるのだろう。
映画は、少し楽天的過ぎるのでは無いかと思うくらいハッピーエンドだったが気持ちが救われた事も事実だ。
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