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「男はつらいよ」シリーズの第37作目。筑豊で昔馴染みの旅役者の娘・美保と知り合った寅次郎。上京した美保の就職を世話するなど、彼女に優しくする寅次郎だったが、美保に思いを寄せる画家志望の青年が現れて…。
「男はつらいよ」シリーズの第37作目。筑豊で昔馴染みの旅役者の娘・美保と知り合った寅次郎。上京した美保の就職を世話するなど、彼女に優しくする寅次郎だったが、美保に思いを寄せる画家志望の青年が現れて…。
製作年: |
1986年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
シリーズ: |
男はつらいよ 【第1作】 |
---|
1〜 2件 / 全2件
「男はつらいよ」シリーズの第37作目。筑豊で昔馴染みの旅役者の娘・美保と知り合った寅次郎。上京した美保の就職を世話するなど、彼女に優しくする寅次郎だったが、美保に思いを寄せる画家志望の青年が現れて…。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
101分 | 日本語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DA9537 | 2004年12月23日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
2枚 | 0人 | 0人 |
国民的人気シリーズ「男はつらいよ」の第37弾がデジタルリマスター版で復活。筑豊で昔馴染みの旅役者の娘・美保と知り合った寅次郎。その後、上京して来た彼女の就職を世話するなど優しく接するが、ある日美保に思いを寄せる画家志望の青年が現れて…。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
101分 | 日本語英語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日(音声ガイド) |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DB8537 | 2008年11月27日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
1枚 | 1人 | 0人 |
1〜 2件 / 全2件
DVD
1〜 2件 / 全2件
1〜 2件 / 全2件
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「余剰人員」という言葉が流行し、コンピューターに代表される技術革新で、機械が人間に取って代わることが多くなった時代です。寅のテキ屋仲間・ポンシュウ(関敬六)がバイをするのもコンピューター占いですし、何とも世知辛い世の中の移り変わりを感じます。しかしそんな世の中でも、人が人であることには変わりなく、全ての人が幸せを求め続けて生きているんですね。
また一方では「新人類」という言葉も生まれ、それまでの世代とは違った価値観を持つ世代が目立ち始めた時代でもあります。
この二つの一見相反する事柄が、この作品の核となる部分ではないでしょうか。
オープニングの夢で提示されるメーテルリンクの戯曲「青い鳥」を受けて、道に迷いながら幸せを探し求める人間の姿を連想させる様々な描写が行われます。夢から覚めた寅が行き先を変更するエピソード、キューシュー(不破万作)とのフェリー乗り場での擦れ違い、橋を途中で引き返す寅の姿など、このあたりの描写は映画的です。劇場の男(すまけい)も役者という夢を諦めたという話から、この物語の本題に入り、寅は贔屓にしていた一座の座長の訃報を知り、その娘である今回のマドンナ・美保(志穂美悦子)に巡り会います。彼女はシリーズで度々登場してきた旅回り一座の娘・大空小百合なんですね。岡本茉莉が演じてきたこの役を、今回はマドンナとして志穂美悦子が演じることになりますが、寅が美保との最初の出会いを回想するシーンは、第8作「寅次郎恋歌」で実際に描写されたものですし、このシリーズをリアルタイムに見てきた観客にとっては、15年の過去へ遡る回想が行われたことだろうと思います。またそれは紆余曲折して生きてきた美保と同様に、観客自身も幸せを探し求めてきた自分自身の15年を振り返ることでもあったんじゃないでしょうか。
志穂美悦子というキャスティングも、当時既に噂であった長渕剛との顔合わせで話題性を狙う面もあったのでしょうが、目鼻立ちのハッキリした美人で旅回り役者の泥臭さなどを引きずらない「新人類」としての描写の狙いがあったんだと思います。
そしてこの作品で目を引くのはクライマックスの描写です。とらやという古い世代の人情の舞台となってきた場所に健吾(長渕剛)が訪れます。彼の屈折した若者像がその場にいるだけで異物感を醸し出し新しい世代を強調するんですね。また彼が寅とツーショットになると、明らかに寅とは違った若い世代であることが映像から伝わってきます。寅の今回の失恋は彼が感じた年の差、世代の差だと思います。美保の結婚相手を探すことが、マドンナを助けたいと願ういつもの寅の行動ですが、それが寅にとっての恋心であることはシリーズを通じて一貫しています。それが儚くも破れる今回の失恋の瞬間は、映像が作り出す異物感によって表現しているわけですし、映画的で素晴らしい表現だと思います。
しかしそれまでの表現が全くなってないというのが本作です。
「新人類」としての描写を、満男に来た複数のラブレターなどの描写で間接的に表現はしていても、健吾(長渕剛)を直接描写することは皆無に等しいです。彼の生い立ちや現在の心境なども美保(志穂美悦子)との会話の中で安易に表現してしまいますし、彼の屈折した「新人類」の描写が全く成されていません。看板屋の今の生活に対する不満と夢との間に存在する葛藤を、観客が感覚として受け取るシーンとして提示していませんから、美保と結ばれる彼の描写も、頭で理解する共感としてしか伝わってこないんですね。
また美保も同様で、堅気の生活が持つ温かい家庭に対する憧れも、とらやのシーンで台詞で表現されるばかりですし、「新人類」としてのドライな一面と、それまでの世代と何ら変わることのない価値観を持つ彼女の両面性を全く表現できていません。
ラストシークエンスでは、健吾と美保の幸せに対する温度差も表し、結婚が青い鳥を探す終着点ではなく、これから二人が探し求める青い鳥を感じさせますが、そんな結びが感動に結びつくには程遠い理解で留まってしまいます。またそれを受けての『綺麗なお姉さんが側にいることが幸せ』という寅の台詞も、寅が年を取るにもかかわらず寅が探し求め続ける幸せは一貫していて、年を重ねる度に虚さが倍増しているわけですが、それを映像で支える本編中の表現が全く希薄なんですね。
山田洋次の言う「分かり易さ」というのが非常に疑問に思える本作です。台詞だけで片付けてしまいますから少しも印象として深く刻み込まれません。伝わらなければ単に表面だけのラブロマンスです。また伝えようとする物を台詞により理解できても、映像から感じ取る物で表現していませんから、感動などとは程遠い物になってしまいます。これが分かり易さなんでしょうかね。表面だけの分かり易さを取り繕うくだらない映画だと私には思えます。
20点。
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志保美悦子と長渕剛。これが縁で結ばれたんですよね。
ジュリーと田中裕子に続いて?(こっちのが先?)
シリーズ37作目。
少々、渥美清さんの体調も悪くなりつつある頃です。
寅さんの動きが余りなくなってきているのは、残念ですが、
酷い映画を見た後には、やっぱ、寅さんですね。
話は筑豊で昔馴染みの旅役者の娘・美保(志保美悦子)と知り合った寅次郎。今回も、寅さんはハッキリとは恋をしません。
まるで父親のように・・・。
上京した美保の就職を世話するなど、彼女に優しくする寅次郎だったが、美保に思いを寄せる画家志望の青年(長渕剛)が現れて、いつの間にか仲人に。
長渕剛が、何故かいつもハーモニカを吹いているのが胃になりますがw(画家志望なら違うだろう!)
平均点は必ず取ってくれるシリーズです。美保純が相変わらず、かわいらしさを振りまいてます。良い女優になりましたね。
最後に有森也美がちょこっと出ているのはサービスでしょうか?
寅さんが恋をしなかったぶんだけ減点。
70点。
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ユーザーレビュー:12件
投稿日
2007/12/09
レビュアー
ケチケチ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
「余剰人員」という言葉が流行し、コンピューターに代表される技術革新で、機械が人間に取って代わることが多くなった時代です。寅のテキ屋仲間・ポンシュウ(関敬六)がバイをするのもコンピューター占いですし、何とも世知辛い世の中の移り変わりを感じます。しかしそんな世の中でも、人が人であることには変わりなく、全ての人が幸せを求め続けて生きているんですね。
また一方では「新人類」という言葉も生まれ、それまでの世代とは違った価値観を持つ世代が目立ち始めた時代でもあります。
この二つの一見相反する事柄が、この作品の核となる部分ではないでしょうか。
オープニングの夢で提示されるメーテルリンクの戯曲「青い鳥」を受けて、道に迷いながら幸せを探し求める人間の姿を連想させる様々な描写が行われます。夢から覚めた寅が行き先を変更するエピソード、キューシュー(不破万作)とのフェリー乗り場での擦れ違い、橋を途中で引き返す寅の姿など、このあたりの描写は映画的です。劇場の男(すまけい)も役者という夢を諦めたという話から、この物語の本題に入り、寅は贔屓にしていた一座の座長の訃報を知り、その娘である今回のマドンナ・美保(志穂美悦子)に巡り会います。彼女はシリーズで度々登場してきた旅回り一座の娘・大空小百合なんですね。岡本茉莉が演じてきたこの役を、今回はマドンナとして志穂美悦子が演じることになりますが、寅が美保との最初の出会いを回想するシーンは、第8作「寅次郎恋歌」で実際に描写されたものですし、このシリーズをリアルタイムに見てきた観客にとっては、15年の過去へ遡る回想が行われたことだろうと思います。またそれは紆余曲折して生きてきた美保と同様に、観客自身も幸せを探し求めてきた自分自身の15年を振り返ることでもあったんじゃないでしょうか。
志穂美悦子というキャスティングも、当時既に噂であった長渕剛との顔合わせで話題性を狙う面もあったのでしょうが、目鼻立ちのハッキリした美人で旅回り役者の泥臭さなどを引きずらない「新人類」としての描写の狙いがあったんだと思います。
そしてこの作品で目を引くのはクライマックスの描写です。とらやという古い世代の人情の舞台となってきた場所に健吾(長渕剛)が訪れます。彼の屈折した若者像がその場にいるだけで異物感を醸し出し新しい世代を強調するんですね。また彼が寅とツーショットになると、明らかに寅とは違った若い世代であることが映像から伝わってきます。寅の今回の失恋は彼が感じた年の差、世代の差だと思います。美保の結婚相手を探すことが、マドンナを助けたいと願ういつもの寅の行動ですが、それが寅にとっての恋心であることはシリーズを通じて一貫しています。それが儚くも破れる今回の失恋の瞬間は、映像が作り出す異物感によって表現しているわけですし、映画的で素晴らしい表現だと思います。
しかしそれまでの表現が全くなってないというのが本作です。
「新人類」としての描写を、満男に来た複数のラブレターなどの描写で間接的に表現はしていても、健吾(長渕剛)を直接描写することは皆無に等しいです。彼の生い立ちや現在の心境なども美保(志穂美悦子)との会話の中で安易に表現してしまいますし、彼の屈折した「新人類」の描写が全く成されていません。看板屋の今の生活に対する不満と夢との間に存在する葛藤を、観客が感覚として受け取るシーンとして提示していませんから、美保と結ばれる彼の描写も、頭で理解する共感としてしか伝わってこないんですね。
また美保も同様で、堅気の生活が持つ温かい家庭に対する憧れも、とらやのシーンで台詞で表現されるばかりですし、「新人類」としてのドライな一面と、それまでの世代と何ら変わることのない価値観を持つ彼女の両面性を全く表現できていません。
ラストシークエンスでは、健吾と美保の幸せに対する温度差も表し、結婚が青い鳥を探す終着点ではなく、これから二人が探し求める青い鳥を感じさせますが、そんな結びが感動に結びつくには程遠い理解で留まってしまいます。またそれを受けての『綺麗なお姉さんが側にいることが幸せ』という寅の台詞も、寅が年を取るにもかかわらず寅が探し求め続ける幸せは一貫していて、年を重ねる度に虚さが倍増しているわけですが、それを映像で支える本編中の表現が全く希薄なんですね。
山田洋次の言う「分かり易さ」というのが非常に疑問に思える本作です。台詞だけで片付けてしまいますから少しも印象として深く刻み込まれません。伝わらなければ単に表面だけのラブロマンスです。また伝えようとする物を台詞により理解できても、映像から感じ取る物で表現していませんから、感動などとは程遠い物になってしまいます。これが分かり易さなんでしょうかね。表面だけの分かり易さを取り繕うくだらない映画だと私には思えます。
20点。
投稿日
2007/02/08
レビュアー
ホワイト※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
志保美悦子と長渕剛。これが縁で結ばれたんですよね。
ジュリーと田中裕子に続いて?(こっちのが先?)
シリーズ37作目。
少々、渥美清さんの体調も悪くなりつつある頃です。
寅さんの動きが余りなくなってきているのは、残念ですが、
酷い映画を見た後には、やっぱ、寅さんですね。
話は筑豊で昔馴染みの旅役者の娘・美保(志保美悦子)と知り合った寅次郎。今回も、寅さんはハッキリとは恋をしません。
まるで父親のように・・・。
上京した美保の就職を世話するなど、彼女に優しくする寅次郎だったが、美保に思いを寄せる画家志望の青年(長渕剛)が現れて、いつの間にか仲人に。
長渕剛が、何故かいつもハーモニカを吹いているのが胃になりますがw(画家志望なら違うだろう!)
平均点は必ず取ってくれるシリーズです。美保純が相変わらず、かわいらしさを振りまいてます。良い女優になりましたね。
最後に有森也美がちょこっと出ているのはサービスでしょうか?
寅さんが恋をしなかったぶんだけ減点。
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男はつらいよ 幸福の青い鳥 【第37作】