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「男はつらいよ」シリーズの第42作目。浪人生活を送る甥の満男はブラスバンド部の後輩・泉に想いを寄せていた。だが、彼女は両親の離婚で佐賀へ転校。そこで満男はオートバイで彼女の元へ向かったが…。
「男はつらいよ」シリーズの第42作目。浪人生活を送る甥の満男はブラスバンド部の後輩・泉に想いを寄せていた。だが、彼女は両親の離婚で佐賀へ転校。そこで満男はオートバイで彼女の元へ向かったが…。
製作年: |
1989年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
シリーズ: |
男はつらいよ 【第1作】 |
---|
1〜 2件 / 全2件
「男はつらいよ」シリーズの第42作目。浪人生活を送る甥の満男はブラスバンド部の後輩・泉に想いを寄せていた。だが、彼女は両親の離婚で佐賀へ転校。そこで満男はオートバイで彼女の元へ向かったが…。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
108分 | 日本語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DA9542 | 2004年12月23日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
2枚 | 0人 | 0人 |
国民的人気シリーズ「男はつらいよ」の第42弾がデジタルリマスター版で復活。浪人生活を送る甥の満男はブラスバンド部の後輩・泉に想いを寄せていた。だが、彼女は両親の離婚で佐賀へ転校。そこで満男は寅と共にオートバイで彼女の下へ向かうが…。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
108分 | 日本語英語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日(音声ガイド) |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DB8542 | 2008年11月27日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
0枚 | 0人 | 1人 |
1〜 2件 / 全2件
DVD
1〜 2件 / 全2件
1〜 2件 / 全2件
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「少子化」の世相を受けて描かれる本作です。子供に対する過剰な干渉は、昔のように兄弟が多くないからでもあるんですよね。親からしてみれば子供に対する愛情ではありますが、満男が反発する気持ちも分からなくはありません。
また「少子化」と一対となる「高齢化社会」も本作は意識していて、オープニングからタイトルバックにかけては老人(イッセー尾形)を交えてのコントが展開されますし、本編中にも老人(今福将雄)を交えての一節が描かれます。
両方に共通する事柄は「思いやり」や「人の情」ですね。ラストシーンでポンシュウ(関敬六)がレンタルする杖が大繁盛する光景は何とも微笑ましいです。
またオープニングのナレーションで満男が寅を『魅力的だ』と語るように、満男の目を通した寅との対比が描かれる本作は、ダイナミックに変化を遂げた作品でもあります。
前半では、飲み屋でのこずえ(戸川純)を絡めて、寅が満男に人との関わりを教えますが、その関わりが自分にも「思いやり」として返って来るという一節ですね。些細な思いやりも人は時々忘れがちになってしまいます。後半では奥村(尾藤イサオ)になじられた満男は、つい怒りにまかせて泉(後藤久美子)が置かれている立場を忘れ、彼女に対する思いやりを無くします。一方寅は、奥村の言葉を感情を抑えて飲み込んだ後に、意を決したようにしっかりと『満男のことを誉めてやりたい』と断言するんですね。寅がこれまで歩んできた道のりで、彼が大切にしてきた「人の情」を感じさせる一節だと思いますし、満男が冒頭で語る『魅力的だ』という言葉を裏付けするシーンでもあると思います。
そんな寅もクライマックスでは寂しい旅の空です。満男の帰宅を祝って賑わうとらやの人々と対比して、無人駅の赤電話で電話する寅には木枯らしが吹きすさびます。肉親はあっても自分自身の「家族」がない寅の寂しさが漂うシーンです。そして寅=泉でもあり、「家族」がない寂しさは同じなんですよね。
本作の恋愛面の描写も、寅から満男へと、寅が抱くいつもの恋愛感情がそのままバトンタッチされています。泉の年が寅に近ければ、家族がない泉に対して、間違いなく寅には恋愛感情が生まれるでしょうし、それを変わって担うのが満男ですね。
また寅も寿子(檀ふみ)に対して仄かな恋愛感情を抱いてはいます。しかし彼女には夫があり「家庭」があるということで、それ以上は発展しないんですね。今回は寅の恋愛に大きな時間が割かれることはありませんが、満男の恋愛を受けてしっかりと描写はされています。「家庭」があることが寅にとっては羨ましい限りでしょうし、そのことが失恋に完結するという、仄かな想いだけではありますが二重の虚しさだと思いますね。
また本作はさりげないディティールの描写も上手いところが見受けられます。満男の家出を知って心配する博とさくらですが、二人で昼飯を食いに寿司屋に出かけるんですね。何気ない描写ですが、二人が積み重ねてきた揺るぎない間柄を感じさせますし、泉には存在しない両親の強い結びつきなんですよね。
泉の描写にも家庭の無い寂しさを感じさせる上手いところがあって、母の生家を訪れ無人であることを知った直後に、満男と腕を組む後ろ姿だけが描写されたりもします。
そんな良いところもいっぱいある本作なんですが、ストーリーの運びに少々強引なところも見受けられるんですね。満男の性的な欲望に対する戸惑いも、19歳という年齢ではいくらなんでも幼すぎます。また寅を伴って泉の家に出かけるというのも、ドラマ展開のためという魂胆が見えて強引さを感じますし、満男がバイクの旅の途中で経験する世間としての三橋(笹野高史)との一節もここだけ演出トーンが異質なんですよね。
まあ細かなことを言い出すときりがなく、少々荒削りの感はある作品ですが、この作品をシリーズを通して考えると感慨深いところもあるんですね。第1作では、寅の幼馴染みや故郷に対する失恋が描かれ、その失恋を打ち消すように、ラストシークエンスでは揺るぎない血縁が存在する故郷として、生まれたばかりの満男が描写されていました。その満男が20年の時を経て、シリーズの中では徐々に寅の影響も受け、本作では寅と肩を並べる存在として「故郷」や「家族」を表現する年齢になっているんですよね。そんな事を考えると、リアルタイムで流れる月日の偉大さと、素直にこのシリーズの長寿に拍手を送りたくなります。
ちょっと甘めの採点かもしれないけど。
60点。
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寅さんが、満男に恋愛指南。そういう歳になったんですね。
このあたりから、満男君とのからみが多くなります。
好きな人が出来て、青春だな〜、の満男。
ついつい純くん(北の国から)とかぶって観てしまいますが、こちらは、かなりまじめで、純情で、ほんわかとして、ユーモラスであり。
バイクのメットかぶったままキスしようとして、泉ちゃんのおでこにぶつけるあたり、ばかだな〜っと思いつつ、でも青春。と思いました。
アカデミー賞の受賞の時、吉岡君が、渥美さんのことを
言っていたけれど、心が通じているのが、わかる気がする、
そんな作品でした。
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ユーザーレビュー:8件
投稿日
2007/12/12
レビュアー
ケチケチ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
「少子化」の世相を受けて描かれる本作です。子供に対する過剰な干渉は、昔のように兄弟が多くないからでもあるんですよね。親からしてみれば子供に対する愛情ではありますが、満男が反発する気持ちも分からなくはありません。
また「少子化」と一対となる「高齢化社会」も本作は意識していて、オープニングからタイトルバックにかけては老人(イッセー尾形)を交えてのコントが展開されますし、本編中にも老人(今福将雄)を交えての一節が描かれます。
両方に共通する事柄は「思いやり」や「人の情」ですね。ラストシーンでポンシュウ(関敬六)がレンタルする杖が大繁盛する光景は何とも微笑ましいです。
またオープニングのナレーションで満男が寅を『魅力的だ』と語るように、満男の目を通した寅との対比が描かれる本作は、ダイナミックに変化を遂げた作品でもあります。
前半では、飲み屋でのこずえ(戸川純)を絡めて、寅が満男に人との関わりを教えますが、その関わりが自分にも「思いやり」として返って来るという一節ですね。些細な思いやりも人は時々忘れがちになってしまいます。後半では奥村(尾藤イサオ)になじられた満男は、つい怒りにまかせて泉(後藤久美子)が置かれている立場を忘れ、彼女に対する思いやりを無くします。一方寅は、奥村の言葉を感情を抑えて飲み込んだ後に、意を決したようにしっかりと『満男のことを誉めてやりたい』と断言するんですね。寅がこれまで歩んできた道のりで、彼が大切にしてきた「人の情」を感じさせる一節だと思いますし、満男が冒頭で語る『魅力的だ』という言葉を裏付けするシーンでもあると思います。
そんな寅もクライマックスでは寂しい旅の空です。満男の帰宅を祝って賑わうとらやの人々と対比して、無人駅の赤電話で電話する寅には木枯らしが吹きすさびます。肉親はあっても自分自身の「家族」がない寅の寂しさが漂うシーンです。そして寅=泉でもあり、「家族」がない寂しさは同じなんですよね。
本作の恋愛面の描写も、寅から満男へと、寅が抱くいつもの恋愛感情がそのままバトンタッチされています。泉の年が寅に近ければ、家族がない泉に対して、間違いなく寅には恋愛感情が生まれるでしょうし、それを変わって担うのが満男ですね。
また寅も寿子(檀ふみ)に対して仄かな恋愛感情を抱いてはいます。しかし彼女には夫があり「家庭」があるということで、それ以上は発展しないんですね。今回は寅の恋愛に大きな時間が割かれることはありませんが、満男の恋愛を受けてしっかりと描写はされています。「家庭」があることが寅にとっては羨ましい限りでしょうし、そのことが失恋に完結するという、仄かな想いだけではありますが二重の虚しさだと思いますね。
また本作はさりげないディティールの描写も上手いところが見受けられます。満男の家出を知って心配する博とさくらですが、二人で昼飯を食いに寿司屋に出かけるんですね。何気ない描写ですが、二人が積み重ねてきた揺るぎない間柄を感じさせますし、泉には存在しない両親の強い結びつきなんですよね。
泉の描写にも家庭の無い寂しさを感じさせる上手いところがあって、母の生家を訪れ無人であることを知った直後に、満男と腕を組む後ろ姿だけが描写されたりもします。
そんな良いところもいっぱいある本作なんですが、ストーリーの運びに少々強引なところも見受けられるんですね。満男の性的な欲望に対する戸惑いも、19歳という年齢ではいくらなんでも幼すぎます。また寅を伴って泉の家に出かけるというのも、ドラマ展開のためという魂胆が見えて強引さを感じますし、満男がバイクの旅の途中で経験する世間としての三橋(笹野高史)との一節もここだけ演出トーンが異質なんですよね。
まあ細かなことを言い出すときりがなく、少々荒削りの感はある作品ですが、この作品をシリーズを通して考えると感慨深いところもあるんですね。第1作では、寅の幼馴染みや故郷に対する失恋が描かれ、その失恋を打ち消すように、ラストシークエンスでは揺るぎない血縁が存在する故郷として、生まれたばかりの満男が描写されていました。その満男が20年の時を経て、シリーズの中では徐々に寅の影響も受け、本作では寅と肩を並べる存在として「故郷」や「家族」を表現する年齢になっているんですよね。そんな事を考えると、リアルタイムで流れる月日の偉大さと、素直にこのシリーズの長寿に拍手を送りたくなります。
ちょっと甘めの採点かもしれないけど。
60点。
投稿日
2006/05/20
レビュアー
レビュアー名未設定※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
寅さんが、満男に恋愛指南。そういう歳になったんですね。
このあたりから、満男君とのからみが多くなります。
好きな人が出来て、青春だな〜、の満男。
ついつい純くん(北の国から)とかぶって観てしまいますが、こちらは、かなりまじめで、純情で、ほんわかとして、ユーモラスであり。
バイクのメットかぶったままキスしようとして、泉ちゃんのおでこにぶつけるあたり、ばかだな〜っと思いつつ、でも青春。と思いました。
アカデミー賞の受賞の時、吉岡君が、渥美さんのことを
言っていたけれど、心が通じているのが、わかる気がする、
そんな作品でした。
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男はつらいよ ぼくの伯父さん 【第42作】