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のちに首相となったカストロは、ゲリラ軍を組織して革命のために立ち上がる。そこには、医師としてのゲバラの姿があった。彼はカストロの参謀的な存在となり、革命成功後も南米の独立を目指してゲリラ活動を続ける。キューバ革命の英雄、チェ・ゲバラの半生を描いたアドベンチャー映画。
製作年: |
1969年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
CHE! |
監督: |
リチャード・フライシャー |
---|---|
製作: |
サイ・バートレッド |
出演: |
オマー・シャリフ 、 ジャック・パランス 、 チェザーレ・ダノーヴァ 、 ウディ・ストロード 、 チェザーレ・ダノーヴァ 、 ウディ・ストロード 、 ロバート・ロジア |
脚本: |
マイケル・ウィルソン |
---|---|
原作: |
マイケル・ウィルソン |
撮影: |
チャールズ・F・ホイーラー 、 チャールス・ホイラー |
音楽: |
ラロ・シフリン |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
96分 | 日本語英語 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
FXBR1163 | 2008年12月17日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
8枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
96分
字幕:
日本語英語
音声:
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
レイティング:
記番:
FXBR1163
レンタル開始日:
2008年12月17日
在庫枚数
8枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
96分 | 日本語英語 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
FXBR1163 | 2008年12月17日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
8枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
96分
字幕:
日本語英語
音声:
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
レイティング:
記番:
FXBR1163
レンタル開始日:
2008年12月17日
在庫枚数
8枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
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よく記録映像で見られるゲバラの遺体を再現したオマー・シャリフのかっと見開いた眼から映画は始まります。フライシャーらしい分割画面、ニュース映像を交えたオープニングクレジットがとてもいい感じ。音楽はラロ・シフリン。
疑似ドキュメンタリーと言えばいいのか、生前のゲバラを知る証言者(俳優が演じている)がカメラ目線で話すパートと、シャリフやジャック・パランス(カストロ役)というスターが演じるゲバラの生涯のドラマがまじりあいます。
取材をもとにした「ゲバラの真実」がウリの作品であったようですが、フライシャーらしく冷静に淡々として、これが事実だという気負いもない作品になっているところが面白いと思いました。
もともとゲバラの物語はロマンティックなところがあります。少人数のゲリラ戦でキューバ革命の成就、権力に着くという誘惑に負けず、中南米革命に人生を賭けた理想主義、ボリビアでの悲劇的な客死……。あくまで抵抗を続けた姿勢が当時も今も青年の共感を呼ぶでしょうし、さまざまな形で影響を与えてきたと思います。
1969年というベトナム戦争まっさかりの政治の季節に、ハリウッド・メジャーがゲバラの映画を作った、作りえたのですから、ここで神話暴きが企図されているのも当然かもしれません。
前半、バチスタが逃亡して革命が成るまでは、ゲバラを沈着冷静・冷酷な戦略家とし、比較してフィデル・カストロを演説は上手いが凡庸な人情家であると描きます。革命の成功は、ぜんぶゲバラがカストロをうまく操ったからというわけです。
こうしてカストロをくさします。次いで、キューバ危機を招いた張本人もゲバラで、米ソ二大国はその扇動に乗らずに冷静に対処した。カストロですら現実政治に目覚めたのに、ゲバラは頑なに理想を追い、自滅していくというのが後半です。最後には、ボリビアのレンジャー部隊の隊長に論破され、さらに羊飼い(人民代表)に「放っておいてくれ」と面と向かって否定されるゲバラ。
事実関係に詳しくはないので分かりませんが、人によっては噴飯ものなのかもしれません。
ではこの映画は事実に則していないとか、政治的に偏向しているので正しくないと非難されるべきかというと、僕は面白い作品であると思います。それはすでに触れましたが、この波乱万丈なドラマティックな物語を、けして劇的に盛り上げようとしない、フライシャーの距離感です。エキストラをふんだんに使い、戦闘場面も随所に出てきます。にも関わらず、この突き放し方はただごとではないと思います。同時代の話なのに、フライシャーはまるでローマ帝国の物語と同じように演出しています。
そして、そうした冷静なタッチの中にあって、ふいに映画的な躍動感が噴出する瞬間があるのです。編集がとてもよく、疾走するジープに空撮でぐうと近づいたショットから、ジープの助手席でふいに後部座席を振り返り、画面に向かって証言を始める将校のショットへのつなぎなど印象的です。あるいは、被弾したゲバラが一瞬動きを止めた刹那を仰角で捉えたショット。フライシャーの冷徹がゲバラの物語からロマンティシズムを徹底して削り取っている、でもだからこそ随所で普遍的なドラマがこの作品から浮かび上がってくるような気がするのです。60点。
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カリスマ的な革命家チェ・ゲバラの革命半生を描いたヒューマンドラマ。役者による関係者の証言を交えた、一風変わったドキュメンタリー風の仕立てだが、証言そのものが本人ではないので、半生を描いたドラマとしての位置づけになるだろう。1959年1月1日のキューバ革命成功、1967年のゲバラの死からさほど年月を経ずして制作された意欲作ではあるが、何せゲバラとは対立軸であるアメリカが制作した作品だけに、事実を含めてアメリカ寄りであることは否めない。とは言え、カストロを含めてゲバラの描き方は決して完全批判的ではない。当時の国際情勢を考えるに、なかなか思い切った作品であることは間違いない。私の印象としては、キューバやゲバラを云々というよりは、キューバの背後にある旧ソヴィエトの関与を白日の下に曝そうという意図があるようにも感じた。冷戦時ならではの作品とも言える。
チェ・ゲバラは言うまでもないが、アルゼンチン人の医者でありながらキューバ人の反乱軍カストロに協力する。革命成功後にはナンバー2の地位を得ながらも、再びアフリカやボリビアでの革命運動を先導し、39歳の若さで死んでいる。地位や金などにとらわれず、その実直で一本気な行動力と理想から、最も革命家らしい革命家と言われ、カリスマ的な存在として今なお慕われている。日本でも人気が博され、Tシャツのモチーフやサッカーのサポーター段幕にも用いられるなど、政治的・思想的な垣根を越えて、熱意・情熱をあらわす象徴となっているようだ。
ただし、彼の革命闘争はボリビアの地で失墜したのも事実である。共産主義武力革命の限界性と非現実性を抜きにして、神格化するのはいささか不快感も感じる。武力革命とは日本赤軍がその理想を継承したように、人間の闘争本能をくすぐる甘い蜜のようなものであり、国民や農民のためなどという理想はいつしか自己の陶酔にすり替わってしまうものだからだ。
本作はさすがにアメリカ制作だけあって、その辺りの非現実性を、次第にゲバラが共同闘争者であるべき農民から乖離していく様子として描いている。むしろカストロに肩入れするかのように、カストロの現実的路線に不満を抱き決別していく姿が強調される。ただ、残念なのはカストロしかり、ゲバラの革命理論や理想についての描写がほとんどなく、ゲバラの心情の葛藤というものはほとんど伝わってこない。カストロに組みするまでの過程は省かれ、いきなりキューバ上陸から始まるので、何故農民を救うための革命闘争に身を投じたのかという、ゲバラの人格を理解するための手段がないのだ。アメリカという対極からゲバラの革命行動そのものを冷ややかに見つめたものだと言えよう。
ゲバラはオマー・シャリフが演じる。帽子に付けられた一つ星(少佐)がよく似合う。カストロはジャック・パランスが演じ、若き日のカストロと言えば見えなくもない。
登場する兵器類は小銃類とトラックがほとんど。唯一航空機でセスナが出るのみ。もともとゲリラ戦なので期待はできないのだが、銃撃戦などの戦闘シーン自体もかなり少なめ。
単なる革命家を描いたドラマとすれば、まあまあ楽しめる。チェ・ゲバラに変に肩入れせずにキューバ革命を知る上では入門編か(笑)。ただ、やはり革命家ゲバラを描いたものとしては及第点には及ばない。
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前宣伝などでは、Cheはかっこいい。純粋といった讃美ばかりだが。Cheの評価に値しないことも淡々と描かれていた。キューバ危機時は核戦争により近い考え。革命が成功するとバチスタ政権の人物を次々処刑する行為。
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ユーザーレビュー:6件
投稿日
2008/11/07
レビュアー
よふかし※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
よく記録映像で見られるゲバラの遺体を再現したオマー・シャリフのかっと見開いた眼から映画は始まります。フライシャーらしい分割画面、ニュース映像を交えたオープニングクレジットがとてもいい感じ。音楽はラロ・シフリン。
疑似ドキュメンタリーと言えばいいのか、生前のゲバラを知る証言者(俳優が演じている)がカメラ目線で話すパートと、シャリフやジャック・パランス(カストロ役)というスターが演じるゲバラの生涯のドラマがまじりあいます。
取材をもとにした「ゲバラの真実」がウリの作品であったようですが、フライシャーらしく冷静に淡々として、これが事実だという気負いもない作品になっているところが面白いと思いました。
もともとゲバラの物語はロマンティックなところがあります。少人数のゲリラ戦でキューバ革命の成就、権力に着くという誘惑に負けず、中南米革命に人生を賭けた理想主義、ボリビアでの悲劇的な客死……。あくまで抵抗を続けた姿勢が当時も今も青年の共感を呼ぶでしょうし、さまざまな形で影響を与えてきたと思います。
1969年というベトナム戦争まっさかりの政治の季節に、ハリウッド・メジャーがゲバラの映画を作った、作りえたのですから、ここで神話暴きが企図されているのも当然かもしれません。
前半、バチスタが逃亡して革命が成るまでは、ゲバラを沈着冷静・冷酷な戦略家とし、比較してフィデル・カストロを演説は上手いが凡庸な人情家であると描きます。革命の成功は、ぜんぶゲバラがカストロをうまく操ったからというわけです。
こうしてカストロをくさします。次いで、キューバ危機を招いた張本人もゲバラで、米ソ二大国はその扇動に乗らずに冷静に対処した。カストロですら現実政治に目覚めたのに、ゲバラは頑なに理想を追い、自滅していくというのが後半です。最後には、ボリビアのレンジャー部隊の隊長に論破され、さらに羊飼い(人民代表)に「放っておいてくれ」と面と向かって否定されるゲバラ。
事実関係に詳しくはないので分かりませんが、人によっては噴飯ものなのかもしれません。
ではこの映画は事実に則していないとか、政治的に偏向しているので正しくないと非難されるべきかというと、僕は面白い作品であると思います。それはすでに触れましたが、この波乱万丈なドラマティックな物語を、けして劇的に盛り上げようとしない、フライシャーの距離感です。エキストラをふんだんに使い、戦闘場面も随所に出てきます。にも関わらず、この突き放し方はただごとではないと思います。同時代の話なのに、フライシャーはまるでローマ帝国の物語と同じように演出しています。
そして、そうした冷静なタッチの中にあって、ふいに映画的な躍動感が噴出する瞬間があるのです。編集がとてもよく、疾走するジープに空撮でぐうと近づいたショットから、ジープの助手席でふいに後部座席を振り返り、画面に向かって証言を始める将校のショットへのつなぎなど印象的です。あるいは、被弾したゲバラが一瞬動きを止めた刹那を仰角で捉えたショット。フライシャーの冷徹がゲバラの物語からロマンティシズムを徹底して削り取っている、でもだからこそ随所で普遍的なドラマがこの作品から浮かび上がってくるような気がするのです。60点。
投稿日
2009/01/05
レビュアー
カポーン※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
カリスマ的な革命家チェ・ゲバラの革命半生を描いたヒューマンドラマ。役者による関係者の証言を交えた、一風変わったドキュメンタリー風の仕立てだが、証言そのものが本人ではないので、半生を描いたドラマとしての位置づけになるだろう。1959年1月1日のキューバ革命成功、1967年のゲバラの死からさほど年月を経ずして制作された意欲作ではあるが、何せゲバラとは対立軸であるアメリカが制作した作品だけに、事実を含めてアメリカ寄りであることは否めない。とは言え、カストロを含めてゲバラの描き方は決して完全批判的ではない。当時の国際情勢を考えるに、なかなか思い切った作品であることは間違いない。私の印象としては、キューバやゲバラを云々というよりは、キューバの背後にある旧ソヴィエトの関与を白日の下に曝そうという意図があるようにも感じた。冷戦時ならではの作品とも言える。
チェ・ゲバラは言うまでもないが、アルゼンチン人の医者でありながらキューバ人の反乱軍カストロに協力する。革命成功後にはナンバー2の地位を得ながらも、再びアフリカやボリビアでの革命運動を先導し、39歳の若さで死んでいる。地位や金などにとらわれず、その実直で一本気な行動力と理想から、最も革命家らしい革命家と言われ、カリスマ的な存在として今なお慕われている。日本でも人気が博され、Tシャツのモチーフやサッカーのサポーター段幕にも用いられるなど、政治的・思想的な垣根を越えて、熱意・情熱をあらわす象徴となっているようだ。
ただし、彼の革命闘争はボリビアの地で失墜したのも事実である。共産主義武力革命の限界性と非現実性を抜きにして、神格化するのはいささか不快感も感じる。武力革命とは日本赤軍がその理想を継承したように、人間の闘争本能をくすぐる甘い蜜のようなものであり、国民や農民のためなどという理想はいつしか自己の陶酔にすり替わってしまうものだからだ。
本作はさすがにアメリカ制作だけあって、その辺りの非現実性を、次第にゲバラが共同闘争者であるべき農民から乖離していく様子として描いている。むしろカストロに肩入れするかのように、カストロの現実的路線に不満を抱き決別していく姿が強調される。ただ、残念なのはカストロしかり、ゲバラの革命理論や理想についての描写がほとんどなく、ゲバラの心情の葛藤というものはほとんど伝わってこない。カストロに組みするまでの過程は省かれ、いきなりキューバ上陸から始まるので、何故農民を救うための革命闘争に身を投じたのかという、ゲバラの人格を理解するための手段がないのだ。アメリカという対極からゲバラの革命行動そのものを冷ややかに見つめたものだと言えよう。
ゲバラはオマー・シャリフが演じる。帽子に付けられた一つ星(少佐)がよく似合う。カストロはジャック・パランスが演じ、若き日のカストロと言えば見えなくもない。
登場する兵器類は小銃類とトラックがほとんど。唯一航空機でセスナが出るのみ。もともとゲリラ戦なので期待はできないのだが、銃撃戦などの戦闘シーン自体もかなり少なめ。
単なる革命家を描いたドラマとすれば、まあまあ楽しめる。チェ・ゲバラに変に肩入れせずにキューバ革命を知る上では入門編か(笑)。ただ、やはり革命家ゲバラを描いたものとしては及第点には及ばない。
投稿日
2009/04/22
レビュアー
Co2無責任王国シナ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
前宣伝などでは、Cheはかっこいい。純粋といった讃美ばかりだが。Cheの評価に値しないことも淡々と描かれていた。キューバ危機時は核戦争により近い考え。革命が成功するとバチスタ政権の人物を次々処刑する行為。
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