フールズ・ゴールド／カリブ海に沈んだ恋の宝石

綺麗な景色と、綺麗なサンゴ礁が堪能できる作品。
それに、ドタバタなラブコメディーを付け足したストーリー。
ちょっと下ネタもあり。

面白いし、楽しいけど・・・それだけ。
印象に残ってるのは岸壁の岩穴から真っ赤な海水と金貨がぶわ〜〜〜〜っと上がったところくらいかな。

金持ち娘のキンキン声とバカっぽさも鼻に付く。

安心して見れる作品と言えばそうなんだけど、でもお子様にはちょっと早いかも。

ちょっと消化不良の作品でした。

マシュー・マコノヒー＆ケイト・ハドソンペアは、「１０日で男を上手にフル方法」で共演していますが、私はあの映画の「Bullshit game」がどうも好きでなかったので、あまり印象よくありません。

この映画では、ふたりは離婚寸前のカップルという設定なので、けっこうカースワードが飛び交ってお互いをののしりますし、ケイトがマシューをゴルフクラブで殴ってしまうところなんか、ちょっとびっくりだったのですが、ふたりのケミストリーはなかなかよろしいようで、それなりに楽しめました。
マシューはいい加減な男の役なんだけど、そのいい加減さで何度も危機を乗り越えて、「あいつまだ死なないのか？」というような不死身ぶりなんですが、なんか合っています。

特典映像によると、ロケ地はオーストラリアだそうですが、よふかしさんが書いておられるように終盤の間欠泉でのアクションはなかなか楽しめました。
眉間の皺の気になるケイト・ハドソンでしたが、このアクションシーンの頑張りに高感度アップでした。

「サハラ　死の砂漠を脱出せよ」以来のマシュー・マコノヒー。
「サハラ〜」は観終った時、特に何も感じたことがなかった。
朝起きたら忘れてる夢のように印象がない映画だった。
「サハラ〜」は砂漠。
こちらは海。
シチュエーションとしてはこっちが好き。
「サハラ〜」はお相手がペネロペ・クルス
こちらはケイト・ハドソン。
「１０日間で〜」の二人の再共演。
好みとしてはペネロペに軍配が上がる。
圧倒的にペネロペ。
そして（多分だけど、なんせ「サハラ〜」のほうはほとんど憶えていない）どちらもお宝探し。
マシューのキャラクターも似てる。
判定は・・・・海がキレイだからこっち。
ペネロペってことで「サハラ〜」も大分競ったけど、それでもこちらがまだ良かったかな。
って、ようはそれくらいの映画です。
「サハラ〜」を観た方。その記憶を海でのことに変換してみてください。それで大体オーケーです。
一番言えることは「何よりも海がキレイ」。
「サハラ〜」より「フールズ・ゴールド」より「海」の勝ち。
マシューとケイトは今までにも色々あった「名コンビ」の座を狙っているのでしょうか？
海でお宝探しなら断然「イントゥ・ザ・ブルー」のほうが楽しい。
ケイトｖｓジェシカ・・・ジェシカの圧勝。

「10日間で男を上手にフル方法」で、ナイスカップルを演じたケイト・ハドソンとマシュー・マコノヒー。今回はアクションの要素も入るってことで、ちょっと不安でした。だってケイト・ハドソンにアクションって似合わなくなーい？　で、借りてみたけど、やっぱり撃沈。全然似合ってない…。

とにかく最初から最後まで、落ち着きのないほどのドタバタストーリー。かといって、アクションがすごいわけでもなく、宝探しの謎解きも感心できるようなものではなく、もちろんキュートなラブコメ要素も薄く、すべてがかなり微妙でした。

前作では“男を騙してるんだけど、なんか本気で好きになってきちゃった…”みたいな微妙なところをうまく演じてたケイトだけど、本作では演技らしい演技も見られず、ほんとに残念。ケイトもマシューも、たまにはシリアス路線の映画に出ないとこの先危ないんじゃないかなー。ま、余計なお世話だけど。

「フールズ」というタイトルが似合っているくらい
何だかおちゃらけた内容。
でも、海の景色は本当に綺麗。
私は海には殆ど縁が無いが、ちょっと潜ってみたいとは
思った。確かに、あんなに透明度の高い海に船が座礁して
沈んでいるとは思わない。そんなところをさらっと突っ込んでいる
潔さも、暇なときに見るにはいい気分転換。