アパートメント

学生寮を舞台に学生さんたちが悪霊に襲われると言う超ベタな話です。
少女の霊が発端で馬鹿な学生たちがこともあろうに交霊会をやっちゃうんですね。
まぁ、日本でもコックリさんとか平気でやっちゃうんで同じかもしれませんが^^;
放っときゃいいものを余計なことして寝てる子を起こしてしまいます。
起きたのは少女の霊なのか！？

もうベタ過ぎてどうしようもないんですが、一応悪霊の正体なんかは捻ってるであろうとは思うものの、恐怖を喚起する演出が下手で「こっちを捻ってくれ！」って突っ込みたくなりました。
何故に悪霊の造形も人間の姿なんでしょうか？？
この造形ではわざわざ姿を見せる（それも早々と）必要も無いような気が・・・。

後半は悪霊とのバトルで一応盛り上がるものの時すでに遅し。
モノの見事に中途半端な仕上がりとなりました。

もう「アルバなんでまだマシ」みたいな事も言いたくありませんが^^;
でもそう言うしかありません。

おすすめ度★☆☆☆☆

どうしようもなくつまらない映画ではないけど、おすすめは出来ません(+_+)

少女の霊が何を訴えようとしているのか等、
いつかおもしろくなってくるかも・・・っていう期待を持たせつつ、そのまま終わっちゃう系。。。

たいした映画じゃないくせにエンドロール途中にラストシーンが挿入されていて、それは蛇足(=_=)
もうどうでもいいんだけど〜って思う。

ベタなホラーのお約束シーンも満載。
こんなときにHすな！
バカ！！

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老朽化した学生寮はかつてアパートだった・・・
休暇を実家で過ごす学生が多く、この日寮に残ったのは主人公ローレンを含め５人。
そして寮の守衛だけだった。
ローレンの部屋はルームメイトとの３人部屋。
彼女はバスルームで少女の霊や不可解な現象に出くわす。
しかし誰も信じてくれなかった。
同じ階に住む男子学生も少女の霊がここにいるという。
彼によるとこの学生寮は昔はアパートで、ローレンの部屋に住んでいた少女が４０年前不可解な死を遂げたという。
彼らの前に現れる霊はその少女だろうと。
ルームメイトとその彼氏に話をするとやはり信じてもらえず、霊の存在を判ってもらおうと交霊（降霊）会をする。
そして彼女達がこの世に呼び出した霊は・・・

とまあこんな具合にお話しは始まります。
皆さんよく言われるアルバトロスの作品です、ということは期待するなということでしょうか。
結構おもしろかったですよ。おばさんには。
原因も結果もはっきりしていて。適度にグロさも入ったりで。
幽霊が相手ですので暗いんだろうなと覚悟はしてましたが、大丈夫。
電気を消しまくるシーンがいっぱいですがこれが明るいんです。
画面の暗さにイライラ、なんてことありません。
結構お薦めの作品だと思います。
怖いというよりどうやって解決するの？ていうワクワク感が楽しめました。

えっ？うちの「突っ込み娘」？もちろん一緒に観賞です。
それではここからお楽しみ下さい。

「ホラーやけど、大丈夫か？」とおかん。
「なめとんか。誰やと思てんねん。うちの突っ込みがレビューにいるんやろ。高こうつくで。」と娘。お見通しです。
「まあ、昼間やしな。トイレも行けるわな。」とおかん。
「やかましわ！はよ始め！！」はいはい、スイッチＯＮ。

「おかん、こいつらアホちゃう。バスルームが怖いんやったらなんで見るねん。ほっとけや！」
「交霊会？なんでやねん。怖いんやろ、するか普通？ありえへん！」早くもでましたありえへん。
「あほかぁ。もっと真剣にせいや。わろてるとこちゃうやろ！」
「なんでいらん名前ゆうねん。誰を呼ぶねん。こいつら信じられへん。」
「ほらぁ〜みてみいぃ〜。要らんやつ出てきたがなぁ。ほんまアホや。そやけどこの幽霊普通のおっさんやん。」
交霊会でこんだけ興奮するんじゃあとがもちませんぞ。

「おかん、なんやこのおっさん。暗いとこでやったら見えるんか。電気のしたやと見えへんのか？都合のええ幽霊やな」
「ほら、またやがな。なんでＨするねん。こんな時に。やる前にやられるで」なんてはしたない！
「決まりや、決まり。おなじみのコースやがな。」とおかん。このシーンは思いのほかあっさりと進みました。
「なんや、こんだけかい！」と娘。期待しとったんかい！
「ほらな、最初の犠牲者や。おかんといっしょや。グフフ・・・」いっしょにすな！

「おいおい、１人になってどないすんねん。かたまっとけや。」
「ほら、来た来た。逃げ！」
「また呼ぶんか、霊。」
「えらいグロくなってきたで、ウワァ！」
ここでおかん、喉が渇いたんでお茶をとりに台所へ、そして戻ると・・・
立ったままお茶を「ゴクゴク、ゴクン」
「ウワァ！！なんで後ろに立つねん。座って飲め！」と娘。あら、びびったの？この手、夜使えるなあ、むふふ・・・

「兄ちゃん逃げたで！男やろ！何しとんねん。」
「そやけどこの姉ちゃん、強いなぁ。こんなんダチにしとったらええなあ。使えるで。」
「へえぇ〜。兄ちゃんやるやんか。罪の意識ってやつか。なんや、最後はええやつやん。」
「この女の子の霊、真実を知って欲しかったってか。ついでやったらもっと闘ってほしかったなあ。」
「おかん、霊になっても生きてるときの力関係そのままてか。なんや納得いかへん。そやったら復讐もできひんやん。」
「最後はしんみりで終りかいなぁ。まあ良しとしといたるわ。怖いというより持つべきものは使える友達ってことやな。ん、勉強になった。」と娘。えらいとこで勉強すんねんなあ。

そしてエンドロール。

「おかん！！まだ終わってへんがな！途中にまだあるで！」と娘。
「そやろ、そうこなあかんわな。これでええんや。」と娘。
「こんなんやったら、見逃す人おるで。最後までよう見とけってことやな。」
「ゆうとったなあ、予告編で。おかん書いとき、レビューに。」
「奥さん、驚愕のエンドロールを見逃すな！！って。よけいなお世話か。」と娘。

こう書くとなんだかネタバレ完全ですね。察しのいい方は。ごめんなさいね。

一旦終わったと思いきや…エンドロールは2度有ります。

導入、気を惹かれます。ちょっとドキドキ。

が、若干中だるみ有り。

見た限りはラストまで若干の中だるみを我慢して観れば、そこそこ面白いかも。

恐怖感は私的にはあまりありませんでしたが、アパート暮らしの方は見た後、少し怖くなるかもしれませんね。特に寮住まい等の方には…

霊的な物が、霊では無く普通に人間に感じた事、やその他諸々、手抜きホラーだとも思え無くない仕上がりです。
制作者側に問題有りかと思います。

良作とは言えません。ストーリーも、さほどお勧めする程の物でもないです。怖さも物足りず…

散々待ったのに…私はがっかりでした。

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昔はアパートメント、今は学生寮の古い建物を舞台に繰り広げられるオカルト系。

素人交霊会、ウィジャボードなど、ベタなネタで攻めてきます。
幽霊が早い段階から姿を現し、少しだけ意外な展開に。
それでも、オーソドックス感は拭えません。

当然、過去に何かあったとか調べるのですが、パソコンで楽々調査。便利な世の中になったもんだ。
それに、過去のメッセージとなる小道具が不自然な場所に置かれているなど、整合性を気にされる方には不向きかも。
ヒロインの相手役が、引き籠りっぽい性格なのが目新しいかな。

ベタネタ・残酷描写少なめ。
でも、意外に退屈しなかったのは、展開が巧いからでしょうか？
クライマックスは、私が好きな大御所映画を感じさせるノリ。
こちらは小粒でしたけどね。
オリジナルの偉大さを、再認識！！
エンドロール途中の捻りは、不要かもしれません。

最大の欠点は、霊が怖くない。
少女の霊なんか、可愛らしくなってしまってます。
首傾けて、頑張っているんだけれどね。
霊描写は、ホラーにおける重要な箇所のはず。
ここを疎かにされてしまうと、やはり大きなマイナス点。

なんか、勿体ない作品でした。