フランケンシュタインＸ　新種誕生

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良くも悪くもイギリス臭漂う作品でした。
ジャケ＆邦題からは、モンスターアクション・ホラーを感じさせますが、実際はＳＦ色濃い内容です。

科学者であり、重病の息子を持つ母でもある主人公が、禁断の実験を行ってしまいます。
やがて、息子のＤＮＡを持つ怪物が誕生。
科学との倫理、家族愛といった何とも真面目なテーマを観客に投げかけます。

フランケンのメイクは、かなり個性的。
まあ、賛否両論でしょうね。
息子の面影残すため、米粒程度の愛らしさも感じられます。

全体的な作りも丁寧さを感じさせますが、ちょと単調になりがち。
ＳＦ小説としてなら、かなり面白そうですけれど。
不覚にも、ちょっと感動（あくまでＢ級的感動です）しそうになり、邦題イメージとのギャップが浮き彫りになります。
どちらかと言えば、『創造の行方』みたいな感じです。

ラストも、不思議な余韻を残します。
盛り上がり要素が少ない分、ホラー映画としては退屈。
正直、中途半端な作品ですが、何かを残す異色作。

最低です。
今回のレンタルはアブソロンと言う映画と
この映画でしたが２本そろって最低でした。
映画好きとしてはＢ級から何とか掘り出し物をと
期待込めて借り続けていたのですが今回であきらめました。

最近は中途半端に特撮技術が使えるために高みを望んで
すべり倒している映画が乱発しています。
一昔前のＢ級映画はお金が無くともストーリーや発想で
カバーしてオッと言わせるものもあったのですが
近年は皆無に等しくそのような映画にはお目にかかっていません。

もうＢ級に望みはありません。
ひと昔前の作品でもよい作品を見ましょう！！
時間とお金の無駄になってしまいます。

この映画に関しては主役はババァです。
それなのにバカです。年甲斐も無く色気を出そうとするので
マジで気分が悪くなります。
登場する化け物以上に気持ち悪いです。
化け物は特殊メイクではありません。
パーティーグッズのかぶりものです。
意味のない刑事捜査も意味不明です。
ストーリーには一切関わりません。
首に釘を打ったからフランケンシュタイン？
この映画にかかわった人間は映画から足を洗った方がいいでしょう。
どんな、駄作を見ても何とかやり過ごしましたが
この映画に関しては２１世紀の作品とは思えません。
こんなＤＶＤはベランダにぶら下げて鳥除けに使いましょう。
映画に対してこんなに怒りがこみ上げたのは初めてです！
まぁ、ひとつありがとうと言えることは
もう無駄なＢ級探索は辞めることに決めたことかな。
人生の９０分を無駄にしたい方はどうぞ！！

所謂"Ｘ"モノのタイトルとジャケ画からして余程のマニアでも食指が動かないだろうってオーラが迸ってますが、それでも大英帝国産と無理やり自分を納得させて見てみました。

モロに古典を現代に焼き直した様な作風なんですが、これがかなりまともな造りでヒロインの女性科学者（オバサン！！）のタブーを犯した事による困惑振りと創り上げたモンスターに対する母性が主題となったストーリーは地味ながらも見応えの有るドラマに仕上がってます。まあ、表現に甘さも見られるし起伏の無さがネックでも有るんですが、時折見せる混沌とした空模様と作品の訝しげな風情の相性がピッタリで印象としては悪く有りません。

モンスターが暴れまくるって展開を期待するとがっかりって話ですけどね。難を言えばやっぱヒロインのおばさんにもう少し華が欲しかったなと。ヘレン・マックロリーさんですか、演技に関しては流石に申し分無かった様に思いますけど。
半端なラストにも注文付けたくなりましたが、バチモン覚悟で見た割には楽しめた作品でした。