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エンジェル / ロモーラ・ガライ

エンジェル /フランソワ・オゾン

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旧作

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解説・ストーリー

フランスの鬼才フランソワ・オゾン監督が、自身初の全編英語で撮り上げた異色メロドラマ。作家として若くして成功を手にした一人の女性が辿る華麗にして数奇な人生が、ハリウッド映画黄金期のテクニカラー的世界の中に綴られてゆく。主演は「ダンシング・ハバナ」のロモーラ・ガライ、共演にシャーロット・ランプリング。1900年代初頭のイギリス。貧しい家庭に生まれた少女エンジェル。上流階級に憧れる彼女は、その世界を夢想しては文章にしたため物語を紡ぎ出していく。彼女の飽くなき情熱と類い希な文才が、やがて彼女に大きな転機をもたらす。彼女の原稿が出版社に認められ、16歳にして念願の作家デビューを果たすエンジェルだったが…。

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「エンジェル」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

フランスの鬼才フランソワ・オゾン監督が、自身初の全編英語で撮り上げた異色メロドラマ。作家として若くして成功を手にした一人の女性が辿る華麗にして数奇な人生が、ハリウッド映画黄金期のテクニカラー的世界の中に綴られてゆく。主演は「ダンシング・ハバナ」のロモーラ・ガライ、共演にシャーロット・ランプリング。1900年代初頭のイギリス。貧しい家庭に生まれた少女エンジェル。上流階級に憧れる彼女は、その世界を夢想しては文章にしたため物語を紡ぎ出していく。彼女の飽くなき情熱と類い希な文才が、やがて彼女に大きな転機をもたらす。彼女の原稿が出版社に認められ、16歳にして念願の作家デビューを果たすエンジェルだったが…。

「エンジェル」 の作品情報

作品情報

製作年:

2007年

製作国:

ベルギー/イギリス/フランス

原題:

ANGEL

「エンジェル」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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洋画・邦画

35,500
タイトル以上

国内ドラマも一部含まれております

国内・海外ドラマ

5,400
タイトル以上

アニメ

9,200
タイトル以上

R-18

210,000
タイトル以上

CD

250,000
タイトル以上

※2022年2月 現在のタイトル数

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ALMOST PARADISE ネタバレ

投稿日:2008/07/14 レビュアー:JUCE

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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almost paradise
We're knocking on heaven's door

これは『フットルース』に使われていた曲の歌詞ですが、このエンジェルを見てふとこの曲のフレーズが頭に浮かんできました。
主人公のエンジュルは小説家で成功するという夢を実現、憧れの邸宅「パラダイス」までも手に入れ、さらに一目ぼれの男性と結婚すると言うDreams come trueぶり。ほぼ天国へのドアまで来ていました。しかし彼女がそのドアを後一歩のところで開いて中に入ることが出来なかったのは、そこは空想で描いた天国であって、現実が加味されていなかったからでしょう。
 これが彼女の人生の全てを物語っているのですが、空想が彼女の武器でもあり弱点でもあったのです。空想で花開いた彼女の栄光は、現実の幸せを経験することで皮肉にも崩れていくのです。

 単純なメロドラマにも見えますが、実はラスト付近でちょっとした仕掛けがあって、話はそう単純では無く映画にはほとんど登場しない女の復讐劇が同時に進行していたのだと気付かされます。復讐と言うとちょっと語弊はありますが、嫉妬、妬み、そして2人の女性は自分の過去という亡霊とも戦っているのです。二人の女性の強さ、勝負を分けたものは、全てを失ったものの捨て身の強さでしょうか。

 ハリウッド映画へのオマージュなどと言っていますがそれは方便で、このうそ臭さのある描写で「この物語自体がエンジェルの空想なのではないか」と思わせる手法なのではと勘繰ってしまいます。なにしろあの『スイミングプール』のオゾン監督ですから。それぞれの登場人物の思惑などが絡み単純に見えて単純でない、全体的にそんな印象を受けました。

 人生はかくも諸行無常な響きに満ちているのです。

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情熱的なスカーレット・オハラと比較されていますが・・・ ネタバレ

投稿日:2008/05/29 レビュアー:ミルクチョコ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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フランソワ・オゾン監督なのに、英語だったのでちょっとビックリ。

主人公エンジェルは、虚言壁、妄想壁、唯我独尊でおまけに感情的とくりゃ誰からも好かれそうにもないのですが、どうしてこうなってしまったのかというと、貧しい家に生まれ、作家という夢を追い、実現すべく自らの著書を出版社に売り込み、上流階級に憧れる彼女は、自分の才能を信じていたのかもしれません。
あまりにもの上昇志向の強さに辟易しながらも、何故か惹きつけられます。
一途で、ひたむきな瞳は、いつも足元を見ずに、ひたすらはるか彼方を追っているからでしょうか?

誰に対しても物怖じせず、空虚な自信だけを頼りに生きて来た彼女を、オゾン監督は、優しい目で描いていると思います。
喜劇的ではありながら、同時に天才的であるヒロインの矛盾に満ちた魅力があまりにも醜悪さを放っていたからなのかもしれません。
作家として成功し、物質的なものは、何でも手に入れたのに、気が付いたら本当に大事なものは、自分の傍にはいなかった。
名誉も愛も、全てなくしていく様は、哀れです。

出版社社長夫人が、言い放った意味が分かるシーンは鮮やかでした。

このレビューは気に入りましたか? 13人の会員が気に入ったと投稿しています

妄想少女オタク系 ネタバレ

投稿日:2008/05/31 レビュアー:裸足のラヴァース

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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天下のオゾンの新作が よふかしさんによると15点です がはは いや忌憚なき意見でいいですねえ ただの鰐の映画「UMA」が65点ですから オゾンに絞め殺されますよよふかしさん 穏当なミルクチョコさんの感想のほうは 一般的でオゾン・ファンはこちらを参照されたほうがいいでしょう ボクはこの作品は案外気に入っています ものすごいシネマの構築美なんです オゾンの自身のセクシャリティのような題材をモチーフにしている 過去の作品群は どこか客観性に欠けて まあオナルなんですね そのへん合わなかったんですが 今回は題材への客観的アプローチ 商業作品としての冒険など 大変意欲的で注目に値するものです

莫大なお金がかかってるんでしょうね 撮影・照明・美術などほぼ完璧です この時代の大衆小説など消え去ってしまっているので 時代風俗的シネマ コスチュウム・プレイとしても貴重です 少女の妄想がロマネスク小説家として成功し 現実化していくことを シネマが壮大に模写みたいに 具現化していくのがこの映画の眼目なのでしょう 逆にエンジェルの小説のつまらなさや 自己中なだけの少女の物語の内実は ぼんやりとして焦点をむすばないはずのそれであり 中身がないシネマとして よふかしさんの評価となるのも当然だと思います どこか空虚なんですね

トリュフォー「アデルの恋」 車椅子だけに「昼顔」 「スウィーニトド」のゴスとは違った時代劇の魅力なども 感じますね

パラダイスという名の屋敷に住んでいた モノホンなリッチなお嬢様が回帰してくることによって エンジェルの物質的には達成された偽の<現実>は破産してしまいます エンジェルの一生と最後は 自らの資質 セクシャリティにからむ諸問題が 現実のなかで生む落差を 想像力や創造性の糧にしていたオゾンが まるで違う彼女に対してどこか似た部分を感じる 興味と共感なのでしょう 

このレビューは気に入りましたか? 12人の会員が気に入ったと投稿しています

美術と衣装が特に素晴らしい ネタバレ

投稿日:2008/07/09 レビュアー:ムーミンママ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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オープニングが綺麗なピンク色のイメージで
これはバラ色の人生の象徴かしら?と思っていましたが、
鑑賞後、それは虚飾のバラ色(たんぽぽさんのレビューのパクリです)だったと気づかされました。

勘違いなまでの(あまり根拠のない)自信過剰で
自分勝手で世間知らずな少女エンジェル。
豊かな想像力と文才で華やかな作家デビューをし
富も名声も、夢に見た豪邸も愛も手に入れていく・・・

まるで昼メロ・ソープオペラの世界のようなドラマ展開で
これからどんなオゾン監督流のひねりが加わるのだろう?
と思いながら見続けました。
でも、今回はひねりがないことが、ひねり??
ごく普通のメロドラマでちょっと戸惑ってしまいました。

美しいものにしか興味がないというエンジェル。
一度は手に入れたかに思えた愛ですが、夫エスメには
エンジェルの支配的な愛が重荷だったのか、裏切られ・・・

結局、エンジェルの人生には現実がなかったということなのでしょう。現実は美しいものだけでは成り立たないものなのですから・・・
時折見せるエンジェルのあどけない表情。
最後までエンジェルは夢見る少女のままだったのですね。

エンジェルの着せ替え人形のような煌びやかな衣装の数々、
豪華なお屋敷の内装や手入れの行き届いた庭・・・
エンジェルの描く小説のように、夢のような素晴らしい世界です。

虚飾の人生を描いた虚飾の映画、という構造自体が
オゾン監督のひねりだったのかもしれませんね。

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エンジェルに魅了されて ネタバレ

投稿日:2008/07/09 レビュアー:パープルローズ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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フランソワ・オゾンの文芸作品、しかも英語劇ということで、恐る恐る見たのですが、私は意外にかなり好きでした。
自己チュー、無作法、人の意見なんか全く聞かない自信家、ガラリーナさんがおっしゃるように、絶対に友達にはしたくないタイプだし、これが自分の娘だったら縁を切っています。
だけどそれにもかかわらず、私はこのエンジェルという娘に魅了されてしまったのです。

美しいものだけを見つめ、ひたすら自己対話を繰り返して作り上げた自分だけの世界。
「シャンパンをあけるのに、コルクスクリューは使わないよ。」といわれても、彼女の世界では使うんだから使うんです。
そして、自分が欲していたすべてのものを手に入れる。富、名声、愛する人。
この強さは一体どこから来るのだろうと、ある意味尊敬してしまいます。

後半愛する男に裏切られ、戦時下という時代に取り残され、落ちぶれてゆくその姿も、私には不思議と哀れとは映らなかった。
自分が作り上げた美しい世界で生き続けた彼女が、ある意味うらやましいです。

室内装飾や衣装にはものすごくお金がかかっていると思われますが、エンジェルが出版者と馬車に乗ってロンドンの街を駆け抜けるシーンの風景が、合成であることがまるわかりという映像ではじめは驚きました。しかしこの稚拙な合成がその後も何度かある(新婚旅行のシーンなど)ってことは、わざとなんですね。イントロダクションに書かれている「ハリウッド映画黄金期のテクニカラー的世界」ってことなのでしょうか?

よふかしさんによると、映画は15点だけど原作はおもしろいそうなので、そちらも挑戦してみたいです。

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ALMOST PARADISE

投稿日

2008/07/14

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JUCE

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almost paradise
We're knocking on heaven's door

これは『フットルース』に使われていた曲の歌詞ですが、このエンジェルを見てふとこの曲のフレーズが頭に浮かんできました。
主人公のエンジュルは小説家で成功するという夢を実現、憧れの邸宅「パラダイス」までも手に入れ、さらに一目ぼれの男性と結婚すると言うDreams come trueぶり。ほぼ天国へのドアまで来ていました。しかし彼女がそのドアを後一歩のところで開いて中に入ることが出来なかったのは、そこは空想で描いた天国であって、現実が加味されていなかったからでしょう。
 これが彼女の人生の全てを物語っているのですが、空想が彼女の武器でもあり弱点でもあったのです。空想で花開いた彼女の栄光は、現実の幸せを経験することで皮肉にも崩れていくのです。

 単純なメロドラマにも見えますが、実はラスト付近でちょっとした仕掛けがあって、話はそう単純では無く映画にはほとんど登場しない女の復讐劇が同時に進行していたのだと気付かされます。復讐と言うとちょっと語弊はありますが、嫉妬、妬み、そして2人の女性は自分の過去という亡霊とも戦っているのです。二人の女性の強さ、勝負を分けたものは、全てを失ったものの捨て身の強さでしょうか。

 ハリウッド映画へのオマージュなどと言っていますがそれは方便で、このうそ臭さのある描写で「この物語自体がエンジェルの空想なのではないか」と思わせる手法なのではと勘繰ってしまいます。なにしろあの『スイミングプール』のオゾン監督ですから。それぞれの登場人物の思惑などが絡み単純に見えて単純でない、全体的にそんな印象を受けました。

 人生はかくも諸行無常な響きに満ちているのです。

情熱的なスカーレット・オハラと比較されていますが・・・

投稿日

2008/05/29

レビュアー

ミルクチョコ

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フランソワ・オゾン監督なのに、英語だったのでちょっとビックリ。

主人公エンジェルは、虚言壁、妄想壁、唯我独尊でおまけに感情的とくりゃ誰からも好かれそうにもないのですが、どうしてこうなってしまったのかというと、貧しい家に生まれ、作家という夢を追い、実現すべく自らの著書を出版社に売り込み、上流階級に憧れる彼女は、自分の才能を信じていたのかもしれません。
あまりにもの上昇志向の強さに辟易しながらも、何故か惹きつけられます。
一途で、ひたむきな瞳は、いつも足元を見ずに、ひたすらはるか彼方を追っているからでしょうか?

誰に対しても物怖じせず、空虚な自信だけを頼りに生きて来た彼女を、オゾン監督は、優しい目で描いていると思います。
喜劇的ではありながら、同時に天才的であるヒロインの矛盾に満ちた魅力があまりにも醜悪さを放っていたからなのかもしれません。
作家として成功し、物質的なものは、何でも手に入れたのに、気が付いたら本当に大事なものは、自分の傍にはいなかった。
名誉も愛も、全てなくしていく様は、哀れです。

出版社社長夫人が、言い放った意味が分かるシーンは鮮やかでした。

妄想少女オタク系

投稿日

2008/05/31

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天下のオゾンの新作が よふかしさんによると15点です がはは いや忌憚なき意見でいいですねえ ただの鰐の映画「UMA」が65点ですから オゾンに絞め殺されますよよふかしさん 穏当なミルクチョコさんの感想のほうは 一般的でオゾン・ファンはこちらを参照されたほうがいいでしょう ボクはこの作品は案外気に入っています ものすごいシネマの構築美なんです オゾンの自身のセクシャリティのような題材をモチーフにしている 過去の作品群は どこか客観性に欠けて まあオナルなんですね そのへん合わなかったんですが 今回は題材への客観的アプローチ 商業作品としての冒険など 大変意欲的で注目に値するものです

莫大なお金がかかってるんでしょうね 撮影・照明・美術などほぼ完璧です この時代の大衆小説など消え去ってしまっているので 時代風俗的シネマ コスチュウム・プレイとしても貴重です 少女の妄想がロマネスク小説家として成功し 現実化していくことを シネマが壮大に模写みたいに 具現化していくのがこの映画の眼目なのでしょう 逆にエンジェルの小説のつまらなさや 自己中なだけの少女の物語の内実は ぼんやりとして焦点をむすばないはずのそれであり 中身がないシネマとして よふかしさんの評価となるのも当然だと思います どこか空虚なんですね

トリュフォー「アデルの恋」 車椅子だけに「昼顔」 「スウィーニトド」のゴスとは違った時代劇の魅力なども 感じますね

パラダイスという名の屋敷に住んでいた モノホンなリッチなお嬢様が回帰してくることによって エンジェルの物質的には達成された偽の<現実>は破産してしまいます エンジェルの一生と最後は 自らの資質 セクシャリティにからむ諸問題が 現実のなかで生む落差を 想像力や創造性の糧にしていたオゾンが まるで違う彼女に対してどこか似た部分を感じる 興味と共感なのでしょう 

美術と衣装が特に素晴らしい

投稿日

2008/07/09

レビュアー

ムーミンママ

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オープニングが綺麗なピンク色のイメージで
これはバラ色の人生の象徴かしら?と思っていましたが、
鑑賞後、それは虚飾のバラ色(たんぽぽさんのレビューのパクリです)だったと気づかされました。

勘違いなまでの(あまり根拠のない)自信過剰で
自分勝手で世間知らずな少女エンジェル。
豊かな想像力と文才で華やかな作家デビューをし
富も名声も、夢に見た豪邸も愛も手に入れていく・・・

まるで昼メロ・ソープオペラの世界のようなドラマ展開で
これからどんなオゾン監督流のひねりが加わるのだろう?
と思いながら見続けました。
でも、今回はひねりがないことが、ひねり??
ごく普通のメロドラマでちょっと戸惑ってしまいました。

美しいものにしか興味がないというエンジェル。
一度は手に入れたかに思えた愛ですが、夫エスメには
エンジェルの支配的な愛が重荷だったのか、裏切られ・・・

結局、エンジェルの人生には現実がなかったということなのでしょう。現実は美しいものだけでは成り立たないものなのですから・・・
時折見せるエンジェルのあどけない表情。
最後までエンジェルは夢見る少女のままだったのですね。

エンジェルの着せ替え人形のような煌びやかな衣装の数々、
豪華なお屋敷の内装や手入れの行き届いた庭・・・
エンジェルの描く小説のように、夢のような素晴らしい世界です。

虚飾の人生を描いた虚飾の映画、という構造自体が
オゾン監督のひねりだったのかもしれませんね。

エンジェルに魅了されて

投稿日

2008/07/09

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パープルローズ

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フランソワ・オゾンの文芸作品、しかも英語劇ということで、恐る恐る見たのですが、私は意外にかなり好きでした。
自己チュー、無作法、人の意見なんか全く聞かない自信家、ガラリーナさんがおっしゃるように、絶対に友達にはしたくないタイプだし、これが自分の娘だったら縁を切っています。
だけどそれにもかかわらず、私はこのエンジェルという娘に魅了されてしまったのです。

美しいものだけを見つめ、ひたすら自己対話を繰り返して作り上げた自分だけの世界。
「シャンパンをあけるのに、コルクスクリューは使わないよ。」といわれても、彼女の世界では使うんだから使うんです。
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この強さは一体どこから来るのだろうと、ある意味尊敬してしまいます。

後半愛する男に裏切られ、戦時下という時代に取り残され、落ちぶれてゆくその姿も、私には不思議と哀れとは映らなかった。
自分が作り上げた美しい世界で生き続けた彼女が、ある意味うらやましいです。

室内装飾や衣装にはものすごくお金がかかっていると思われますが、エンジェルが出版者と馬車に乗ってロンドンの街を駆け抜けるシーンの風景が、合成であることがまるわかりという映像ではじめは驚きました。しかしこの稚拙な合成がその後も何度かある(新婚旅行のシーンなど)ってことは、わざとなんですね。イントロダクションに書かれている「ハリウッド映画黄金期のテクニカラー的世界」ってことなのでしょうか?

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