カンフー少女

　『カンフーハッスル』『少林少女』『カンフー・パンダ』『カンフーくん』などなど、最近似たようなタイトルの映画が多くて良く分かりません。でも実は類似の名前のものの中でこれが初めて観る作品だったりします。
　B級コメディでおバカ感はタップリです。フィルムのトーンもちょっとレトロっぽく、ジャッキーチェンの『酔拳』あたりの時代感が漂っていてかなり懐かしい雰囲気のある作品ですが2006年の映画ですね。
　いろんな映画のパロディが入っています。『ハリポタ』や『スパイダー・マン』など「とりあえず面白けりゃいいや」というようなノリで作られている作品です。
　でかい着ぐるみの鳥も登場します。今時着ぐるみというところがアクセントになっています。
　細かいことを全く気にしないこの能天気さはなかなか邦画ではお目にかかれません。どうぞおバカになってご鑑賞下さい。

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イントロダクションが無いので予備知識皆無で観始めました。
冒頭からヒロインの両親のキャラが濃〜い！シリアスでは無さそうだな…と判ります。
ツボは、娘の誕生日に贈られた「千年生きてる鳥」
こいつは最初から、かますかますっ！ひっくり返りましたねー！重要な場面で笑わすからー！
後半なんかウルウルしながら観てんのにぃ〜！そこで笑わすかぁ？ですよ！
監督さんはCGにするか迷ったそうですが、着ぐるみで正解です！スマスマのコントみたい！
お気に入りは、ヒロインとTVリモコンを取り合って、日本刀（？）を突き付けられてシュンとしてるシーン。お茶目な雄の鳥です。

ウルトラマンのお面をかぶった少年、窓際に有るのは「ウルトラの父（？）」マニアックです！

ヒロインも美人ですが、ライバル役の新人「チエン・ジアイー」イイですね！対決シーンは美しい…。

武林の秘伝書が300年間解明されなかったのは
「英語で書かれていたから」←ちゅどーーん！
こういうの好き！

お父さんと弟子（監督さん？）がSPに扮するシーンもイイですね！近付いた人を逆さに振ると色んな物がバサバサ落ちて来て「Hな本」まで！あはは！

「運命の人」がキーなんですが。
思春期に、尊敬する人から「お前の運命の人は………」って感じで、具体的に言われたら？刷り込まれますよね！罪だなぁー！

特典映像の「オリジナル予告編」だけ見ると、普通にカンフーアクション映画ですね！
メイキング見るまで、監督さんが出演してるのに気付きませんでした！「キャスティングが上手く行かなくて…、お調子者の役は私にピッタリだと思うよ。」ホント！ピッタリです（笑）

いやー、くだらない！ストーリーを語るのも憚られるほどくだらないです。
ブルース・リー世代の私、ワイヤーアクションもあまり得意ではないので、クライマックスでもあまりピンときませんでした。

でも、憎めないのです。まず、主演のセシリア・チャンがとっても綺麗です。覚えてないですが少林サッカーにも出てたんですね。あと、出てくる技名がとてもマニアック。全てを知っているわけではないですが、ところどころでニヤリとできました。そして何といっても鳥の着ぐるみ。このバカバカしさは必見です。観終わって、着ぐるみだけが頭に残るぐらいインパクト大です。

ミスターブーの頃の安物感、安易さが今も生きている香港映画。
これでいいのだ。

きっとこの作品「小林少女」と間違えて借りちゃった人も居るんじゃないかな。でも個人的意見だけど見た人は後悔してはいないと思う。奇想天外アクションコメディー作らしたら歴史も武術演技に関しても一歩も二歩も上。香港映画が大好きな人には御約束の笑いとストーリーだが十分楽しめる内容だった。香港映画好きにはどこかで見た出演者が多数出演、お母さん・お父さん・両親の友人・カンフーの師匠どの役者もこの手の作品では一度は見た顔ぶれ。主役の彼女も大人になってからはものすごくかわいい女優さん。この作品まで見た記憶はないが香港映画界では期待されてる若手の有望株なのだろう。アクションに関してはもちろん香港だからワイヤーアクションは使っているが体を使った迫力はこれだけ見るだけでも香港映画好きにはちょっと得した気分になれる。コメディーなのに感動話が待っているのも香港映画のお約束。だから俺は香港コメディーは大好きだし面白くて止められない。低予算だったのは見え見えの作品だが香港映画はこれでいいのだと思う。御約束のエンドロール映像も着いているのであわてて早送りしちゃわないように気をつけてください。作品の評価は星２つです。「少林少女」が見たい人にはこちらを見た方がいいとは薦めないが公開前のメイキングを見た限りでは香港映画を愛している人達が楽しめる作品には感じなかった。あれだけ良い俳優揃えて「もったいない」という気持ちしか起こらなかった。ちゃんと出る作品は選んで出てほしいと好きな俳優が多いだけに強く願ってしまった。柴崎コウも苦労話ばかり語って最初からアクションは向いてないと本人が分かっていたんだから引き受けなければ良かったのに。自分はどうせテレビ局がバックアップして作った作品だからいずれ放送されるのでわざわざ金を払って借りる作品じゃないと思ってます。