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*ご注意* PC、PLAYSTATION3(R)でBlu-rayをご視聴の方はお知らせ内の『【重要】プレイステーション3(PS3)でのBlu-ray(ブルーレイ) Disc再生について』をご確認ください。" />
リチャード・マシスン原作「地球最後の男」を映画化!孤独と戦いながら地球を救うべく研究を続ける科学者ネビル役にウィル・スミスをキャスティング。地球を襲った恐ろしいウイルスの免疫があった優秀な科学者ロバート・ネビルは、ニューヨークあるいは世界でたった1人生き残っている。この3年間、無線で他の生存者に呼びかけているが未だ何のリアクションもない。そんなネビルをウイルスにより変異した人間達が監視していて…。<br><a href="http://www.discas.net/netdvd/information.do?pT=0"target="blank">*ご注意*</a><br>PC、PLAYSTATION3(R)でBlu-rayをご視聴の方はお知らせ内の『【重要】プレイステーション3(PS3)でのBlu-ray(ブルーレイ) Disc再生について』をご確認ください。
製作年: |
2007年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
I AM LEGEND |
監督: |
フランシス・ローレンス |
---|---|
製作: |
アキヴァ・ゴールズマン 、 ジェームズ・ラシター 、 デビッド・ハイマン |
製作総指揮: |
ブルース・バーマン 、 マイケル・タドロス 、 アーウィン・ストフ 、 デイナ・ゴールドバーグ 、 ブルース・バーマン |
出演: |
ウィル・スミス 、 チャーリー・ターハン 、 サリー・リチャードソン 、 エマ・トンプソン 、 アリシー・ブラガ 、 ダッシュ・ミホク 、 サリー・リチャードソン |
脚本: |
アキヴァ・ゴールズマン 、 マーク プロトセヴィッチ 、 アキヴァ・ゴールズマン |
---|---|
原作: |
リチャード・マシスン 、 リチャード・マシスン |
撮影: |
アンドリュー・レスニー |
音楽: |
ジェームズ・ニュートン・ハワード 、 ジェームズ・ニュートン・ハワード |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
101分 | 日本語・英語・日本語吹替え用字幕 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DLRY29447 | 2008年04月24日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
15枚 | 2人 | 1人 |
収録時間:
101分
字幕:
日本語・英語・日本語吹替え用字幕
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
記番:
DLRY29447
レンタル開始日:
2008年04月24日
在庫枚数
15枚
1位登録者:
2人
2位登録者:
1人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
101分 | 日本語・英語 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/スペイン語 3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/フランス語 4:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/ドイツ語 5:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/イタリア語 6:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 7:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
WBRY17635*B | 2008年04月24日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
10枚 | 1人 | 1人 |
収録時間:
101分
字幕:
日本語・英語
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/スペイン語
3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/フランス語
4:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/ドイツ語
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6:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
7:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
記番:
WBRY17635*B
レンタル開始日:
2008年04月24日
在庫枚数
10枚
1位登録者:
1人
2位登録者:
1人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
101分 | 日本語・英語・日本語吹替え用字幕 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DLRY29447 | 2008年04月24日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
15枚 | 2人 | 1人 |
収録時間:
101分
字幕:
日本語・英語・日本語吹替え用字幕
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
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記番:
DLRY29447
レンタル開始日:
2008年04月24日
在庫枚数
15枚
1位登録者:
2人
2位登録者:
1人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
101分 | 日本語・英語 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/スペイン語 3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/フランス語 4:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/ドイツ語 5:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/イタリア語 6:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 7:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
WBRY17635*B | 2008年04月24日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
10枚 | 1人 | 1人 |
収録時間:
101分
字幕:
日本語・英語
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/スペイン語
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レイティング:
記番:
WBRY17635*B
レンタル開始日:
2008年04月24日
在庫枚数
10枚
1位登録者:
1人
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1人
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映画館の前の方に座ってしまい、冒頭のカーアクションシーンで画面酔いして死にそうでしたが、なんとか頑張って最後まで鑑賞。なのであまり当てにならないレビューかも知れませんのであしからずです
まず観終わった後はタイトルにツッコミを入れたくなると思います。(えっ私だけ?)。
「アイ・アム」では無く「ヒー・ワズ」だろうと。しかしこれは映画を観た後原作を読んで何故「アイ・アム」なのかが良く分かりました。原作ではこのタイトルで非常にキレイに落ちているんです。この映画その他にも???な部分があるのですが、全て原作を中途半端に引きずっているために、その残滓だけが残り分かり難くなってしまっているようです。ダークシーカーの生態も微妙でしたね。
特に「アイ・アム・レジェンド」の言葉に繋がる重要な後半の設定を原作と変えてしまったことは失敗では無いでしょうか。もし変えるのならタイトルも考えないと。原作もその設定があってこそ奥深いものになっているのですが、確かにハリウッドでは受け入れられにくいラストです。ただ日本ではそのラストの方がウケがいいでしょう。
それなりにお金をかけて作っているんですが、どうも全体的に薄っぺらい印象です。特に原作を読んでしまうとその傾向は強くなります。前半は良いんです。緊迫感のある滑り出し。主人公とともに先の読めないスリリングさ。しかし後半が上記のような理由もあって次第に失速して行き、何だかありきたりな感じに落ちていってしまう。かなり残念な映画です。
そういえば原作の巻末の資料には面白い記述もあります。この作品の映画化の歴史。それとリドリー・スコット監督、アーノルド・シュワルツネッガー主演で企画が進められていたなどの話にも触れられていました。制作費が高額なために断念したそうですが、結局ウィル・スミス版も実際のニューヨークの町の一角を一定時間借り切って長期間撮影したためにかなり高額の制作費になってしまったそうです。それならリドリー・スコット版を見たかったですね。
なんだか原作の宣伝をしているみたいになってしまいましたが、原作面白いですよ。
このレビューは気に入りましたか? 28人の会員が気に入ったと投稿しています
無人の街と化したニューヨークで、愛犬を唯一の友として圧倒的な孤独と戦いながら日々を送る男の姿をある意味淡々と描いた「前半」は、その驚異的な映像を含め、文句のつけようのないほどすばらしい出来で、この部分だけで見る価値は十分にあると思う。
世界がこうなってしまうまでの経過をフラッシュバック的に織り込む見せ方もうまい。
1952年に書かれた原作小説にはない現代風のアレンジ、例えばレンタル店のマネキンを相手にした会話(このマネキンは、次の展開につながる場面でも効果的に使われている)や、戦闘機の翼の上でのゴルフスウィング、後半のDVDを見るシーンなども、主人公の孤独感を演出するのに大きな効果を上げていると思う。
マシスンの原作は、今読んでも全く古さを感じさせないみずみずしさにあふれた傑作で、未読の方はぜひ御一読を。そして、もしも終盤の展開がマシスンの原作に忠実であったならば、この映画は後世に名を残す傑作となったはず。本当に惜しい。
莫大な金をかけて作った作品の制作費を回収するためには、一部の高い評価より、より多くの観客を楽しませることを優先しなければならない、と製作サイドが判断したのかどうかは知らないが、安易な結末の大量生産は、長い目で見ればそれこそ映画の衰退につながっていくのではないだろうか。
優れた小説は何度も映画化される。今回3度目の映画化にして初めて原作と同じタイトルがつけられた。しかし残念ながらこの映画はその名に値しない。「I am legend」は彼自身の口から発せられるべきセリフで、そうでなければ意味をなさない。優れた小説は何度も映画化される。いつか真のレジェンドが描かれることを期待したい。
このレビューは気に入りましたか? 21人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
かみさんが、
「どうしても観たい」
と言うので、平日の昼間に(子供は連れていけないので、学校に行ってる間に)観に行きました。
まあ、ウィル・スミスはほとんどセリフのない中(他に人間がいないからね〜)頑張っていたとは思いますが、期待したほどではなかったですね。
ヴィンセント・プライス主演の「地球最後の男」の方が、ネヴィルと吸血鬼(ゾンビではなく、吸血ウィルスに感染すると吸血鬼になります。ゾンビと違って生前の記憶や、コミュニケーション能力があります)の関わり合いに、心の葛藤や駆け引きがあって(女吸血鬼は、ネヴィルを誘惑しようとしますしね)緊迫感がありました。
この吸血鬼が、後のゾンビ映画誕生の大きなヒントになったとロメロ監督も言っていたそうです。
「オメガマン」はチャールトン・ヘストンが英雄となるヒーロー映画のような体裁で、オリジナルに比べると、勘違いリメイクだと思います。
本作は、その勘違いリメイクのエンディングを踏襲してしまっているようで、ちょっと違うんじゃないかなと思うのです。
多くの方がおっしゃっていますけど、マシスンが「I am legend」に意味を持たせたのは、原作と同じように作った「吸血鬼(地球最後の男」のエンディングがあってこそなのです。本作のエンディングではJUCEさんご指摘の通り、He was legend にしかなりませんよね。
本作で飛び上がるくらいビックリするのは、ゾンビの動きが速い速い!オリジナルや「オメガマン」はもちろん、ロメロの「ゾンビ」シリーズのゾンビ達は、手をかざしながらゆっくりと行進してくるので、こちらが逃げ方を間違えなければ、捕まる可能性は低いという安心感がありました。ところが本作のダーク・シーカーは無茶苦茶動きが速いのです。
怖いと言うよりビックリすると言う表現の方が適当でしょう。
ゾンビのリメイク「ドーン・オボ・ザ・デッド」ではゾンビが走ったりしていて、ロメロ監督に、
「ゾンビが走るのは、どうも気に入らない」
と言わせたのですが、そんなもんじゃないのです。
本作で見ものというか、心の琴線に触れるのは、ネヴィルとサムの絡みくらいですかね・・・・。ダーク・シーカーのリーダーは、ネヴィルのトラップを模倣するくらいですから、理性も知性も残っているのではないかと思うのですが、そこでネヴィルとコミュニケーションがあったりはしません。ちょっと期待したんですけどね。彼は自分の妻か恋人を取り戻そうとしているようにも思えましたし。
原作のプロットを改変して、良くなればいいけれど、これは改悪ですよね。
レンタルDVDで観るのなら、それなりに楽しめますけど、同時期に公開していた「28週後」の方が、明らかによく出来てました。
このレビューは気に入りましたか? 17人の会員が気に入ったと投稿しています
廃墟と化したNYは文明と自然とがせめぎ合い、鹿が走り回り捕食者が忍び寄る、そんな人類のみが排除された世のに変貌にため息・・・とワクワク感!壮観!いいなぁ〜このぶっ壊れた世界を自然が侵食(回帰?)していく見事な映像化っていうのはいつ見ても。『28日後』の見事に虚無な霧のロンドンと比較するまでもなく、静かでカラッポな大都市をこれでもかと見せてくれました。見慣れていようがどうであろうが、いつ観てもいいです。好きです。ロンドンと比べると若干ポップなのはアメリカという国ならではでしょうね。遊び方を知り、時と犬を友とする術を良く知っています。このままのんびりと暮らしても良いのではないかと思えるほど・・。
さてそんな中、ウィル・スミス演じるロバート君は希望を捨てず、絶望を子守唄にたった一人取り残されています。彼だけが何故?友達のシェパード・サム君はどうして?・・・という設定の中、昼間は共に楽しみ、夜は・・・怖いねぇ・・・ううう・・・あの防御体制に入っていく様子がまた怖い!ハラハラドキドキです。ひっそりと息を潜めて物音も立てないで・・・想いは死んでいった妻子、友。切ないのは語り部が彼一人だという事。シェパード・サム君の事件が彼にとってどれほどの衝撃と絶望を与えたのか、ウィル・スミス君の慟哭に引かれ思わず泣かされました。隣を見ると娘も泣いてました。よしよし・・・。
そして『彼ら』
出てきた瞬間にシートから飛んだもんねっ!
あ〜〜もぉ〜〜
不気味ステキ!不気味ステキ!不気味ステキ!!
そして現代と過去が交互に出るのですが、次第に滅亡への一点へ転がっていきます。うまいですね。ワタシなんぞが言っても説得力無いのですが『見事!』です。でね・・3度目のリメイクですか?以前の映画はストーリーしか分かりませんが、原作もいい(探したのですが見つからなかった)らしいのですが、今と昔は時代を考慮して多少・・というか結構現代風にアレンジしているみたいですね?アレとかソレとか。
・・・えっと・・・禁断のラストとか??
あーーのーーーラスト!
それにしてもあのラスト!?
どうしても納得いかないワタシの娘、とうとう
帰り道に見事なグッドエンディングを展開してくれました(笑)
もぉね、きっとね、製作時に何かあったんですよ。
知らないけど!きっと!
このレビューは気に入りましたか? 16人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
「激突」「トワイライトゾーン」などの脚本家として知られる人気作家リチャード・マシスン小説を3度目の映画化。
治療不可能なウィルスによって人類が滅亡した近未来を舞台に、奇跡的に生き延びた主人公ネビルの過酷なサバイバルが描かれています。
この映画の唯一良いところは、廃墟と化してしまったニューヨークの映像。草ぼうぼうのタイムズスクエアや、ワシントン広場、ジャングルのようなセントラルパーク、崩れたブルックリン橋、昼間の生活描写時には、映画のBGMもほとんどなく、まるで彼と一緒に放り出された気分になってしまいました。
都市廃墟の雰囲気が抜群だったことと、シェパード犬サムが泣かせてくれます。
隠れ家に帰宅し、玄関に何か液体を撒いているシーンがあるのですが、一体あれは何なのでしょう?
最初は、夜になると夜行性の動物がうろうろするから、液体を撒いているのかと思っていましたが、夜行性動物に効くのかと思いきやそういうオチでもないようなのです。
何だか意味不明のシーンが度々出てくるのも、気になります。
犬と行動している前半の描写は良く、孤独感がひしひしと迫ってくるのに、ゾンビみたいなものが出てくると一気に冷めてしまいます。予告編はなかなか良かったので、もう少し考え抜かれた作品だと思ってしまいましたが・・・
私はだいぶ以前に原作を読んだのですが、その時の邦題は「地球最後の男」。
今は原題通りの「アイ・アム・レジェンド」に改題したようです。
JUCEさんが書かれているように、90年代にリドリー・スコット監督、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で映画化が予定されていたそうですが、制作費の高騰で頓挫。
ジョニー・デップが主演候補に挙がったこともあるとか・・・
私も、リドリー監督作を観てみたかったかな〜?
このレビューは気に入りましたか? 15人の会員が気に入ったと投稿しています
アイ・アム・レジェンド
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
ユーザーレビュー:513件
投稿日
2008/04/03
レビュアー
JUCE 映画館の前の方に座ってしまい、冒頭のカーアクションシーンで画面酔いして死にそうでしたが、なんとか頑張って最後まで鑑賞。なのであまり当てにならないレビューかも知れませんのであしからずです
まず観終わった後はタイトルにツッコミを入れたくなると思います。(えっ私だけ?)。
「アイ・アム」では無く「ヒー・ワズ」だろうと。しかしこれは映画を観た後原作を読んで何故「アイ・アム」なのかが良く分かりました。原作ではこのタイトルで非常にキレイに落ちているんです。この映画その他にも???な部分があるのですが、全て原作を中途半端に引きずっているために、その残滓だけが残り分かり難くなってしまっているようです。ダークシーカーの生態も微妙でしたね。
特に「アイ・アム・レジェンド」の言葉に繋がる重要な後半の設定を原作と変えてしまったことは失敗では無いでしょうか。もし変えるのならタイトルも考えないと。原作もその設定があってこそ奥深いものになっているのですが、確かにハリウッドでは受け入れられにくいラストです。ただ日本ではそのラストの方がウケがいいでしょう。
それなりにお金をかけて作っているんですが、どうも全体的に薄っぺらい印象です。特に原作を読んでしまうとその傾向は強くなります。前半は良いんです。緊迫感のある滑り出し。主人公とともに先の読めないスリリングさ。しかし後半が上記のような理由もあって次第に失速して行き、何だかありきたりな感じに落ちていってしまう。かなり残念な映画です。
そういえば原作の巻末の資料には面白い記述もあります。この作品の映画化の歴史。それとリドリー・スコット監督、アーノルド・シュワルツネッガー主演で企画が進められていたなどの話にも触れられていました。制作費が高額なために断念したそうですが、結局ウィル・スミス版も実際のニューヨークの町の一角を一定時間借り切って長期間撮影したためにかなり高額の制作費になってしまったそうです。それならリドリー・スコット版を見たかったですね。
なんだか原作の宣伝をしているみたいになってしまいましたが、原作面白いですよ。
投稿日
2008/04/04
レビュアー
spider無人の街と化したニューヨークで、愛犬を唯一の友として圧倒的な孤独と戦いながら日々を送る男の姿をある意味淡々と描いた「前半」は、その驚異的な映像を含め、文句のつけようのないほどすばらしい出来で、この部分だけで見る価値は十分にあると思う。
世界がこうなってしまうまでの経過をフラッシュバック的に織り込む見せ方もうまい。
1952年に書かれた原作小説にはない現代風のアレンジ、例えばレンタル店のマネキンを相手にした会話(このマネキンは、次の展開につながる場面でも効果的に使われている)や、戦闘機の翼の上でのゴルフスウィング、後半のDVDを見るシーンなども、主人公の孤独感を演出するのに大きな効果を上げていると思う。
マシスンの原作は、今読んでも全く古さを感じさせないみずみずしさにあふれた傑作で、未読の方はぜひ御一読を。そして、もしも終盤の展開がマシスンの原作に忠実であったならば、この映画は後世に名を残す傑作となったはず。本当に惜しい。
莫大な金をかけて作った作品の制作費を回収するためには、一部の高い評価より、より多くの観客を楽しませることを優先しなければならない、と製作サイドが判断したのかどうかは知らないが、安易な結末の大量生産は、長い目で見ればそれこそ映画の衰退につながっていくのではないだろうか。
優れた小説は何度も映画化される。今回3度目の映画化にして初めて原作と同じタイトルがつけられた。しかし残念ながらこの映画はその名に値しない。「I am legend」は彼自身の口から発せられるべきセリフで、そうでなければ意味をなさない。優れた小説は何度も映画化される。いつか真のレジェンドが描かれることを期待したい。
投稿日
2008/04/08
レビュアー
こんちゃん※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
かみさんが、
「どうしても観たい」
と言うので、平日の昼間に(子供は連れていけないので、学校に行ってる間に)観に行きました。
まあ、ウィル・スミスはほとんどセリフのない中(他に人間がいないからね〜)頑張っていたとは思いますが、期待したほどではなかったですね。
ヴィンセント・プライス主演の「地球最後の男」の方が、ネヴィルと吸血鬼(ゾンビではなく、吸血ウィルスに感染すると吸血鬼になります。ゾンビと違って生前の記憶や、コミュニケーション能力があります)の関わり合いに、心の葛藤や駆け引きがあって(女吸血鬼は、ネヴィルを誘惑しようとしますしね)緊迫感がありました。
この吸血鬼が、後のゾンビ映画誕生の大きなヒントになったとロメロ監督も言っていたそうです。
「オメガマン」はチャールトン・ヘストンが英雄となるヒーロー映画のような体裁で、オリジナルに比べると、勘違いリメイクだと思います。
本作は、その勘違いリメイクのエンディングを踏襲してしまっているようで、ちょっと違うんじゃないかなと思うのです。
多くの方がおっしゃっていますけど、マシスンが「I am legend」に意味を持たせたのは、原作と同じように作った「吸血鬼(地球最後の男」のエンディングがあってこそなのです。本作のエンディングではJUCEさんご指摘の通り、He was legend にしかなりませんよね。
本作で飛び上がるくらいビックリするのは、ゾンビの動きが速い速い!オリジナルや「オメガマン」はもちろん、ロメロの「ゾンビ」シリーズのゾンビ達は、手をかざしながらゆっくりと行進してくるので、こちらが逃げ方を間違えなければ、捕まる可能性は低いという安心感がありました。ところが本作のダーク・シーカーは無茶苦茶動きが速いのです。
怖いと言うよりビックリすると言う表現の方が適当でしょう。
ゾンビのリメイク「ドーン・オボ・ザ・デッド」ではゾンビが走ったりしていて、ロメロ監督に、
「ゾンビが走るのは、どうも気に入らない」
と言わせたのですが、そんなもんじゃないのです。
本作で見ものというか、心の琴線に触れるのは、ネヴィルとサムの絡みくらいですかね・・・・。ダーク・シーカーのリーダーは、ネヴィルのトラップを模倣するくらいですから、理性も知性も残っているのではないかと思うのですが、そこでネヴィルとコミュニケーションがあったりはしません。ちょっと期待したんですけどね。彼は自分の妻か恋人を取り戻そうとしているようにも思えましたし。
原作のプロットを改変して、良くなればいいけれど、これは改悪ですよね。
レンタルDVDで観るのなら、それなりに楽しめますけど、同時期に公開していた「28週後」の方が、明らかによく出来てました。
投稿日
2008/04/02
レビュアー
まるZONBI廃墟と化したNYは文明と自然とがせめぎ合い、鹿が走り回り捕食者が忍び寄る、そんな人類のみが排除された世のに変貌にため息・・・とワクワク感!壮観!いいなぁ〜このぶっ壊れた世界を自然が侵食(回帰?)していく見事な映像化っていうのはいつ見ても。『28日後』の見事に虚無な霧のロンドンと比較するまでもなく、静かでカラッポな大都市をこれでもかと見せてくれました。見慣れていようがどうであろうが、いつ観てもいいです。好きです。ロンドンと比べると若干ポップなのはアメリカという国ならではでしょうね。遊び方を知り、時と犬を友とする術を良く知っています。このままのんびりと暮らしても良いのではないかと思えるほど・・。
さてそんな中、ウィル・スミス演じるロバート君は希望を捨てず、絶望を子守唄にたった一人取り残されています。彼だけが何故?友達のシェパード・サム君はどうして?・・・という設定の中、昼間は共に楽しみ、夜は・・・怖いねぇ・・・ううう・・・あの防御体制に入っていく様子がまた怖い!ハラハラドキドキです。ひっそりと息を潜めて物音も立てないで・・・想いは死んでいった妻子、友。切ないのは語り部が彼一人だという事。シェパード・サム君の事件が彼にとってどれほどの衝撃と絶望を与えたのか、ウィル・スミス君の慟哭に引かれ思わず泣かされました。隣を見ると娘も泣いてました。よしよし・・・。
そして『彼ら』
出てきた瞬間にシートから飛んだもんねっ!
あ〜〜もぉ〜〜
不気味ステキ!不気味ステキ!不気味ステキ!!
そして現代と過去が交互に出るのですが、次第に滅亡への一点へ転がっていきます。うまいですね。ワタシなんぞが言っても説得力無いのですが『見事!』です。でね・・3度目のリメイクですか?以前の映画はストーリーしか分かりませんが、原作もいい(探したのですが見つからなかった)らしいのですが、今と昔は時代を考慮して多少・・というか結構現代風にアレンジしているみたいですね?アレとかソレとか。
・・・えっと・・・禁断のラストとか??
あーーのーーーラスト!
それにしてもあのラスト!?
どうしても納得いかないワタシの娘、とうとう
帰り道に見事なグッドエンディングを展開してくれました(笑)
もぉね、きっとね、製作時に何かあったんですよ。
知らないけど!きっと!
投稿日
2008/04/08
レビュアー
ミルクチョコ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
「激突」「トワイライトゾーン」などの脚本家として知られる人気作家リチャード・マシスン小説を3度目の映画化。
治療不可能なウィルスによって人類が滅亡した近未来を舞台に、奇跡的に生き延びた主人公ネビルの過酷なサバイバルが描かれています。
この映画の唯一良いところは、廃墟と化してしまったニューヨークの映像。草ぼうぼうのタイムズスクエアや、ワシントン広場、ジャングルのようなセントラルパーク、崩れたブルックリン橋、昼間の生活描写時には、映画のBGMもほとんどなく、まるで彼と一緒に放り出された気分になってしまいました。
都市廃墟の雰囲気が抜群だったことと、シェパード犬サムが泣かせてくれます。
隠れ家に帰宅し、玄関に何か液体を撒いているシーンがあるのですが、一体あれは何なのでしょう?
最初は、夜になると夜行性の動物がうろうろするから、液体を撒いているのかと思っていましたが、夜行性動物に効くのかと思いきやそういうオチでもないようなのです。
何だか意味不明のシーンが度々出てくるのも、気になります。
犬と行動している前半の描写は良く、孤独感がひしひしと迫ってくるのに、ゾンビみたいなものが出てくると一気に冷めてしまいます。予告編はなかなか良かったので、もう少し考え抜かれた作品だと思ってしまいましたが・・・
私はだいぶ以前に原作を読んだのですが、その時の邦題は「地球最後の男」。
今は原題通りの「アイ・アム・レジェンド」に改題したようです。
JUCEさんが書かれているように、90年代にリドリー・スコット監督、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で映画化が予定されていたそうですが、制作費の高騰で頓挫。
ジョニー・デップが主演候補に挙がったこともあるとか・・・
私も、リドリー監督作を観てみたかったかな〜?