逃亡者

無実の人が罪を着せられ、追っ手から逃げながら、真犯人を追い詰める
というパターンを「逃亡者」方式というらしいです。
よくあるセオリーのようです。
この作品自体も１９６０年代のテレビドラマのリメイクであるようですし、
日本のドラマや映画にもこういったパターンはよく見かけます。

とわかっていても、この作品は格段におもしろいです。
ハリソン・フォード演じるキンブルの逃走の仕方がおもしろいのもありますが、
やはり追っ手側のジェラード警部のキャラクターのすばらしさに尽きます。
ジェラード警部は本作でアカデミー助演男優賞その他数多の賞を獲得した
トミーリー・ジョーンズが、仕事人間ながらもコミカルさと軽快さを
併せ持つ魅力的な連邦保安官補を、魅力的に演じています。

スピンオフの「追跡者」はジェラード警部が主演です。
こちらもなかなかです。

ストーリーが秀逸です。
トミー・リー・ジョーンもこの作品でブレイクし、いろいろ主役が回ってきましたね
名作です。お勧めします。

（蛇足）
・ハリソンフォードの演技ってどんな作品でも、「びっくりしたなぁ！もう！」みたいな顔の表情が多いと思いませんか？

・トミー・リー・ジョーンって、作品を重ねるたびに、昔は切れがあった地井武男が良い役やるうちにいいおじさんになっていくような感じでトーンダウンしてる。思い切って悪役すればいいのに。

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古い作品ですが、今観ても十分面白かったです。

逃亡者キンブルと捜査官ジェラードの
何度もニアミスあり危機ありの逃亡・追跡劇と
冤罪のウラにある企業の陰謀。

王道なのかもしれませんが、
娯楽サスペンスアクションとして十分です。

トミーリージョーンズが演じる捜査官は
まるで「プリズンブレイクＳ２」の敏腕捜査官マホーンのよう。

冤罪→死刑確定→脱走→追逃走劇→陰謀嗅ぎ付ける
っていう展開も「プリズンブレイクＳ２」を思い出す。

ハリソンフォードはたまに顔が関根勉に見えちゃうけど（爆
そんなことも忘れるくらい
緊迫感たっぷりで面白かったです♪

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この当時ハリソン・フォードの大ファンだったのになぜか見逃してそのままずっと来ていた。
うーむやっぱり、この当時のハリソン・フォードは脂が乗り切っていて屈指の安定感を誇っている。
そして、最近の姿しか知らなかったので、トミー・リー・ジョーンズが若くて驚いた。
さらに、セーラ・ウォードがどうしてもマイケル・ジャクソンに見えてしまうところもいつもどおりで安心した。

ストーリーはとりたてて目新しい設定もないが、安心して見られる。
アメリカで連続ドラマが放送されていたときは、とにかくジェラード警部が憎らしくてたまらなかったらしいが、２時間で終わる映画なのでそこまでの恨みもなく、ジョーンズの渋さが印象に残る。
それにしてもハリソン・フォードはやはり無敵だ。ダムからダイブしても死なない。電車の窓ガラスなんか障子紙でも破るように軽々とキック。

日本で先般ドラマ化されていた江口洋介の「逃亡者」も見たが、どれもそれぞれストーリーや設定をよく練ってあって楽しめるし、比べて見るのが面白い。

特典はとくになし。

ハリソン・フォードとトミー・リー・ジョーンズがめちゃめちゃハマリ役で、ほんまにおもしろい映画やなぁ…と公開当時思いました。
最後までハラハラドキドキしっぱなしです。

リチャード・キンブルがハメられた罠の謎が、キンブル自身の努力で解けていくのが気持ちいいですよね。
あと、トミー・リー・ジョーンズ演じるジェラルドのせわしなさとしつこさがかなりいいスパイス。
キンブルに逃げてほしい反面、ジェラルドにも「がんばれ〜」ってエールを送ってしまいます。

何度観ても楽しめる映画です。

予断ですが、続編の『追跡者』。確かにトミー・リー・ジョーンズはハマリ役だったけれども、そこまでひっぱらなくてもよかったのでは…と思ってしまったのは私だけでしょうか？