パラダイン夫人の恋 / グレゴリー・ペック
パラダイン夫人の恋
/アルフレッド・ヒッチコック
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(8)
解説・ストーリー
夫殺しの容疑でパラダイン夫人の裁判が開かれた。事件を担当した弁護士キーンは、彼女のミステリアスな魅力の虜になり、無罪を勝ち取ろうと躍起になる。だが、彼女の内面に触れたとき、キーンは意外な事実を知る事になる……。ヒッチコックによる法廷劇。
夫殺しの容疑でパラダイン夫人の裁判が開かれた。事件を担当した弁護士キーンは、彼女のミステリアスな魅力の虜になり、無罪を勝ち取ろうと躍起になる。だが、彼女の内面に触れたとき、キーンは意外な事実を知る事になる……。ヒッチコックによる法廷劇。
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「パラダイン夫人の恋」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
夫殺しの容疑でパラダイン夫人の裁判が開かれた。事件を担当した弁護士キーンは、彼女のミステリアスな魅力の虜になり、無罪を勝ち取ろうと躍起になる。だが、彼女の内面に触れたとき、キーンは意外な事実を知る事になる……。ヒッチコックによる法廷劇。
「パラダイン夫人の恋」 の作品情報
「パラダイン夫人の恋」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
パラダイン夫人の恋 THE PARADINE CASEの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
115分 |
日本語英語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
OPDR4009 |
2008年04月28日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
4枚
|
0人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
パラダイン夫人の恋 THE PARADINE CASEの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
115分 |
日本語英語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
OPDR4009 |
2008年04月28日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
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4枚
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ユーザーレビュー:8件
うーん駄作
投稿日:2008/07/10
レビュアー:よふかし
あれ? これは500円DVDでしたか。気を付けないと、長く借りれば損した気になってしまいますね。でも、それほど画質は悪くありませんでした。
とはいうものの、もちろんヒチコックにも駄作は何本かあって、これもその一本ではないかと思います。いちおう、法廷ミステリーの枠組みに入る作品なのですが、開始一時間近くたって法廷が始まるまで、事件の詳細がほとんど語られないのです。冒頭こそアリダ・ヴァリが突然捕まって、観客は訳も分からないまま彼女が連行されていく、シリアスなほうのヒチコックのタッチがあって、ちょっとサスペンスフルです。ところが、その後延々と事件が分からないまま映画が進もうとは・・・これはどうしたことだろうと思って調べたら、製作と脚本を兼ねた、かのセルズニックの脚本の上りが遅かったそうで、ヒッチ自身も事件の詳細が分からないまま撮影が進んでいたそうな。・・・。
お話自体も、妻がありながら美しい殺人被疑者(ヴァリ)への恋に狂った弁護士(グレゴリー・ペック)が、無理やり彼女を無罪にしようとして醜態をさらすが、妻の愛に救われるという、なんだかなーというもの。なんだかなーと思ってしまうのは、事件の詳細が分からないことや、ペック弁護士が恋に落ちた理由、つまりヴァリのどこに惚れたか説得力がない脚本のためです。法廷劇の進行もモタモタして、台詞で状況を説明しようとし過ぎてしまっています。真相は、重度なネタバレの邦題をよく考えれば、すぐ分かってしまうので、どんでん返しの面白みもありません。
総じてダメダメなのですが、ただ、随所にヒッチらしさの漂うユニークなシーン、カットがあります。冒頭の逮捕シーンでアリダ・ヴァリに極端に寄って、その肌を舐めるように動くカメラ。チャールズ・ロートンの色欲ぶり。ペックがパラダイン家の屋敷を訪ねるシークエンスでの影の使い方。法廷シーンでの、いくつかの移動&合成シーン。
ドリューの大伯母エセル・バリモアやロートンはなかなか面白いのですが、いつもは愉快なチャールズ・コバーンがあまり生き生きとせず、ペックや女優陣にもあまり魅力がないのも残念なところ。
法廷ミステリーの傑作、ワイルダーの『情婦』が観たくなりました。『パラダイン夫人の恋』は25点ほど。
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8人の会員が気に入ったと投稿しています
法廷劇というよりメロドラマ?
原題:THE PARADINE CASE(ヒッチコック監督・1947年・米)
先日アンヌ・パリロー主演の『イノセント・ブラッド(1992年・米)』を観た際、劇中のTVでやっていたのが本作でした。
調べてみたら、ヒッチコックの作品だと分かり興味を持ちました。
グレゴリー・ペックが弁護士/アンソニー・キーン役で主役を演じる法廷劇で、
被告となるのは、目の不自由な夫・パラダイン大佐を毒殺した容疑で逮捕されたパラダイン夫人。
夫人は若く、ミステリアスな美人です。
キーン弁護士はパラダイン夫人に魅了され、恋心を抱きます。(妻ある身なのに!)
この弁護士、元々が法廷において感情的になる癖があるらしく、判事からも再三注意を受けています。
しかし、キーン弁護士はみっともない程夫人に肩入れし、夫人の同意しない方向(大佐の世話人・アンドレの犯行だと臭わせる)に裁判を進めます。
ヒッチコックということで、このまま“メロドラマ”で終わる筈がない。
いつ、どんでん返しが起こるのだろう?と期待しました。
モノクロながら画も美しく、脚本次第ではもっと面白くなったと思われるのが残念です。
序盤でのホーフィールド判事目線のカメラが(セクハラめいていて)思わせぶりでしたが、ただそれだけでした。
法廷シーンの時代めいた厳かな雰囲気、パラダインの屋敷や夫人の寝室の自画像付きのベッド(奇妙な印象)は、興味深かったです。
本作が、ヒッチコック作品の中でも駄作に分類される理由については、「よふかし」さんのレビューが参考になりました。
何はともあれ、全く関係のない「イノセント・ブラッド」から此処まで辿り着いたのは、ある意味収穫だったかも。
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グレゴリー・ペック アリダ・ヴァリ 失敗続きの若き弁護士の運命
役者の目の動きに注目すると良いかも知れません。
「パラダイン夫人の恋」(1947、米国、白黒、115分)。ヒッチコック作品。原作は英国の作家ロバート・ヒッチェンス(1864〜1950)の同名作(1933)。共同脚本は製作者でもあるデヴィッド・O・セルズニック(1902〜1965)。音楽はフランツ・ワックスマン。
1946年、英国の「パラダイン」家の未亡人「マッデリーナ」(ヴァリ)は、夫「アーヴィング・パラダイン大佐」毒殺容疑で起訴された。彼女は法曹界の大物「シモン・フレイカー卿」(チャールズ・コバーン)に弁護を頼むが、卿は若く野心的な弁護士「アンソニー・キーン」(グレゴリー・ペック)を紹介し、「キーン」の妻「ゲイ」(アン・トッド)も事件を担当するように勧めた。「キーン」は「マッデリーナ」に面会、美しさに魅かれた。「昔の戦役で盲目になった大佐」の若い世話人「アンドレ・ラトゥール」(ルイ・ジュールダン)が「キーン」の宿を訪ねるが、彼は「マッデリーナ」を非難した。一方、「マッデリーナ」は「キーン」に「ラトゥール」を事件に巻き込むなと何度も頼む。公判開始。「キーン」は「ラトゥール」に「大佐は服毒自殺した」という証言を引き出そうとするが失敗。第2回公判で「キーン」は「ラトゥール」の「友情による自殺幇助」の線を狙うが、これも失敗。「ジョセフ検事」(レオ・G・キャロル)の老獪な尋問により「ラトゥール」は「マッデリーナ」との密通を告白、退廷後に自殺する。弁護士としての名誉を失った「キーン」は、冷静な視点で事件を洗い直そうとするが……。
初見でしたが、ヒッチコック作品に珍しい本格法廷物で興味深いです。「マッデリーナ」(ヴァリ)の美貌に老判事(チャールズ・ロートン)まで、くらっと来ていたのが笑えます。「キーン」の妻「ゲイ」(アン・トッド)が最後まで冷静さを保っていたのです。ルイ・ジュールダンも重要役ですが、アリダ・ヴァリ(1921〜2006)が映画の中心です。2年後公開の「第三の男」(1949)、ヴィスコンティ「夏の嵐」(1954)、アントニオーニ「さすらい」(1957)が素晴らしかったですね。どれも、堂々たる演技でした。
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重厚な俳優に、ひ弱な脚本
投稿日:2013/09/24
レビュアー:趣味は洋画
「パラダイン夫人の恋」...邦題タイトルからして恋愛もの? いやそんなはずはない。 ヒッチコック作品で単なる恋愛ものなどありえない...そんなことを考えながら鑑賞。 結果はやはりサスペンス、しかも法廷劇。
パラダイン夫人を演じたアリダ・ヴァリの美しさが秀逸だが、‘大根役者’とまでいわれたグレゴリー・ペックは正直お粗末である。 敏腕弁護士として登場するのだが、何故パラダイン夫人にのめりこんでいくのか、その理由が明確でなく、描写も弱い。 つまり脚本に問題があるようで、一旦そう思うと、以後の展開までB級と思わずにいられなくなる。 裁判の中身も、言葉のやりとりに終始した感で、いまひとつ信憑性に欠け、迫力もない。結末も予想したとおりの展開で、このレベルのどんでん返し(実際にはそう呼べないと思う)では観客の驚きもないだろう。 だが、さすがにキャストは重厚な布陣で、G・ペック、A・ヴァリ(本作がアメリカ映画初出演)をはじめ、ペックの妻役にアン・トッド、老裁判長にチャールズ・ロートン、その妻役にエセル・バリモア、パラダイン家の世話人役にルイ・ジュールダン、ペックの友人の弁護士にチャールズ・コバーン、検事役にレオ・G・キャロルといった面々。 これだけの名優がそろっていながら、骨格が不安定なため、まことに惜しい作品となってしまっている。
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3人の会員が気に入ったと投稿しています
キーンさん、これからは奥様を大切にしてください。
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
ヒッチコックのなかでも、本作品はあんまり評価が高くない
作品です。
なんとなく納得。
少し、冗長で途中眠くなってきました。
一番の欠点は、主演のグレゴリー・ペックが若手の
やり手弁護士という役なんですが、
この弁護士、まったくやり手に見えない。
感情的で私情に流されすぎ。
子供っぽくて、やってること、わかりやすすぎです。
被告人のパラダイン夫人への好き好き好きの感情だけで
突き動かされ、論理的でない。
仕事ぶりは、あまりプロとはいえないです。
女っけのなかった堅物優等生エリートが
めったにお目にかかったことのない
タイプの美人に会って
舞い上がっているとしか見えません。
あげく、最後には仕事を放り出して、
まったくいいところなし。
被告人のパラダイン夫人の方が、度胸が据わっていて
よっぽどクールで冷静です。
そんな弁護士サイドから描かれているので、
本作は、いささか深みが欠けています。
これがパラダイン夫人側の視点で進められていたら
もう少し、こってりした、ちがった話になったかも。
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ユーザーレビュー
うーん駄作
投稿日
2008/07/10
レビュアー
よふかし
あれ? これは500円DVDでしたか。気を付けないと、長く借りれば損した気になってしまいますね。でも、それほど画質は悪くありませんでした。
とはいうものの、もちろんヒチコックにも駄作は何本かあって、これもその一本ではないかと思います。いちおう、法廷ミステリーの枠組みに入る作品なのですが、開始一時間近くたって法廷が始まるまで、事件の詳細がほとんど語られないのです。冒頭こそアリダ・ヴァリが突然捕まって、観客は訳も分からないまま彼女が連行されていく、シリアスなほうのヒチコックのタッチがあって、ちょっとサスペンスフルです。ところが、その後延々と事件が分からないまま映画が進もうとは・・・これはどうしたことだろうと思って調べたら、製作と脚本を兼ねた、かのセルズニックの脚本の上りが遅かったそうで、ヒッチ自身も事件の詳細が分からないまま撮影が進んでいたそうな。・・・。
お話自体も、妻がありながら美しい殺人被疑者(ヴァリ)への恋に狂った弁護士(グレゴリー・ペック)が、無理やり彼女を無罪にしようとして醜態をさらすが、妻の愛に救われるという、なんだかなーというもの。なんだかなーと思ってしまうのは、事件の詳細が分からないことや、ペック弁護士が恋に落ちた理由、つまりヴァリのどこに惚れたか説得力がない脚本のためです。法廷劇の進行もモタモタして、台詞で状況を説明しようとし過ぎてしまっています。真相は、重度なネタバレの邦題をよく考えれば、すぐ分かってしまうので、どんでん返しの面白みもありません。
総じてダメダメなのですが、ただ、随所にヒッチらしさの漂うユニークなシーン、カットがあります。冒頭の逮捕シーンでアリダ・ヴァリに極端に寄って、その肌を舐めるように動くカメラ。チャールズ・ロートンの色欲ぶり。ペックがパラダイン家の屋敷を訪ねるシークエンスでの影の使い方。法廷シーンでの、いくつかの移動&合成シーン。
ドリューの大伯母エセル・バリモアやロートンはなかなか面白いのですが、いつもは愉快なチャールズ・コバーンがあまり生き生きとせず、ペックや女優陣にもあまり魅力がないのも残念なところ。
法廷ミステリーの傑作、ワイルダーの『情婦』が観たくなりました。『パラダイン夫人の恋』は25点ほど。
法廷劇というよりメロドラマ?
投稿日
2018/04/06
レビュアー
kazupon
原題:THE PARADINE CASE(ヒッチコック監督・1947年・米)
先日アンヌ・パリロー主演の『イノセント・ブラッド(1992年・米)』を観た際、劇中のTVでやっていたのが本作でした。
調べてみたら、ヒッチコックの作品だと分かり興味を持ちました。
グレゴリー・ペックが弁護士/アンソニー・キーン役で主役を演じる法廷劇で、
被告となるのは、目の不自由な夫・パラダイン大佐を毒殺した容疑で逮捕されたパラダイン夫人。
夫人は若く、ミステリアスな美人です。
キーン弁護士はパラダイン夫人に魅了され、恋心を抱きます。(妻ある身なのに!)
この弁護士、元々が法廷において感情的になる癖があるらしく、判事からも再三注意を受けています。
しかし、キーン弁護士はみっともない程夫人に肩入れし、夫人の同意しない方向(大佐の世話人・アンドレの犯行だと臭わせる)に裁判を進めます。
ヒッチコックということで、このまま“メロドラマ”で終わる筈がない。
いつ、どんでん返しが起こるのだろう?と期待しました。
モノクロながら画も美しく、脚本次第ではもっと面白くなったと思われるのが残念です。
序盤でのホーフィールド判事目線のカメラが(セクハラめいていて)思わせぶりでしたが、ただそれだけでした。
法廷シーンの時代めいた厳かな雰囲気、パラダインの屋敷や夫人の寝室の自画像付きのベッド(奇妙な印象)は、興味深かったです。
本作が、ヒッチコック作品の中でも駄作に分類される理由については、「よふかし」さんのレビューが参考になりました。
何はともあれ、全く関係のない「イノセント・ブラッド」から此処まで辿り着いたのは、ある意味収穫だったかも。
グレゴリー・ペック アリダ・ヴァリ 失敗続きの若き弁護士の運命
投稿日
2022/01/26
レビュアー
ちゅく
役者の目の動きに注目すると良いかも知れません。
「パラダイン夫人の恋」(1947、米国、白黒、115分)。ヒッチコック作品。原作は英国の作家ロバート・ヒッチェンス(1864〜1950)の同名作(1933)。共同脚本は製作者でもあるデヴィッド・O・セルズニック(1902〜1965)。音楽はフランツ・ワックスマン。
1946年、英国の「パラダイン」家の未亡人「マッデリーナ」(ヴァリ)は、夫「アーヴィング・パラダイン大佐」毒殺容疑で起訴された。彼女は法曹界の大物「シモン・フレイカー卿」(チャールズ・コバーン)に弁護を頼むが、卿は若く野心的な弁護士「アンソニー・キーン」(グレゴリー・ペック)を紹介し、「キーン」の妻「ゲイ」(アン・トッド)も事件を担当するように勧めた。「キーン」は「マッデリーナ」に面会、美しさに魅かれた。「昔の戦役で盲目になった大佐」の若い世話人「アンドレ・ラトゥール」(ルイ・ジュールダン)が「キーン」の宿を訪ねるが、彼は「マッデリーナ」を非難した。一方、「マッデリーナ」は「キーン」に「ラトゥール」を事件に巻き込むなと何度も頼む。公判開始。「キーン」は「ラトゥール」に「大佐は服毒自殺した」という証言を引き出そうとするが失敗。第2回公判で「キーン」は「ラトゥール」の「友情による自殺幇助」の線を狙うが、これも失敗。「ジョセフ検事」(レオ・G・キャロル)の老獪な尋問により「ラトゥール」は「マッデリーナ」との密通を告白、退廷後に自殺する。弁護士としての名誉を失った「キーン」は、冷静な視点で事件を洗い直そうとするが……。
初見でしたが、ヒッチコック作品に珍しい本格法廷物で興味深いです。「マッデリーナ」(ヴァリ)の美貌に老判事(チャールズ・ロートン)まで、くらっと来ていたのが笑えます。「キーン」の妻「ゲイ」(アン・トッド)が最後まで冷静さを保っていたのです。ルイ・ジュールダンも重要役ですが、アリダ・ヴァリ(1921〜2006)が映画の中心です。2年後公開の「第三の男」(1949)、ヴィスコンティ「夏の嵐」(1954)、アントニオーニ「さすらい」(1957)が素晴らしかったですね。どれも、堂々たる演技でした。
重厚な俳優に、ひ弱な脚本
投稿日
2013/09/24
レビュアー
趣味は洋画
「パラダイン夫人の恋」...邦題タイトルからして恋愛もの? いやそんなはずはない。 ヒッチコック作品で単なる恋愛ものなどありえない...そんなことを考えながら鑑賞。 結果はやはりサスペンス、しかも法廷劇。
パラダイン夫人を演じたアリダ・ヴァリの美しさが秀逸だが、‘大根役者’とまでいわれたグレゴリー・ペックは正直お粗末である。 敏腕弁護士として登場するのだが、何故パラダイン夫人にのめりこんでいくのか、その理由が明確でなく、描写も弱い。 つまり脚本に問題があるようで、一旦そう思うと、以後の展開までB級と思わずにいられなくなる。 裁判の中身も、言葉のやりとりに終始した感で、いまひとつ信憑性に欠け、迫力もない。結末も予想したとおりの展開で、このレベルのどんでん返し(実際にはそう呼べないと思う)では観客の驚きもないだろう。 だが、さすがにキャストは重厚な布陣で、G・ペック、A・ヴァリ(本作がアメリカ映画初出演)をはじめ、ペックの妻役にアン・トッド、老裁判長にチャールズ・ロートン、その妻役にエセル・バリモア、パラダイン家の世話人役にルイ・ジュールダン、ペックの友人の弁護士にチャールズ・コバーン、検事役にレオ・G・キャロルといった面々。 これだけの名優がそろっていながら、骨格が不安定なため、まことに惜しい作品となってしまっている。
キーンさん、これからは奥様を大切にしてください。
投稿日
2008/05/25
レビュアー
hanako
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ヒッチコックのなかでも、本作品はあんまり評価が高くない
作品です。
なんとなく納得。
少し、冗長で途中眠くなってきました。
一番の欠点は、主演のグレゴリー・ペックが若手の
やり手弁護士という役なんですが、
この弁護士、まったくやり手に見えない。
感情的で私情に流されすぎ。
子供っぽくて、やってること、わかりやすすぎです。
被告人のパラダイン夫人への好き好き好きの感情だけで
突き動かされ、論理的でない。
仕事ぶりは、あまりプロとはいえないです。
女っけのなかった堅物優等生エリートが
めったにお目にかかったことのない
タイプの美人に会って
舞い上がっているとしか見えません。
あげく、最後には仕事を放り出して、
まったくいいところなし。
被告人のパラダイン夫人の方が、度胸が据わっていて
よっぽどクールで冷静です。
そんな弁護士サイドから描かれているので、
本作は、いささか深みが欠けています。
これがパラダイン夫人側の視点で進められていたら
もう少し、こってりした、ちがった話になったかも。
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※こちらはイメージ画像になります。