夕凪の街 桜の国

夕凪の街 桜の国の画像・ジャケット写真

夕凪の街 桜の国 / 田中麗奈

全体の平均評価点:(5点満点)

100

全体の平均評価点:

DVD

ジャンル :

「夕凪の街 桜の国」 の解説・あらすじ・ストーリー

DVD

解説・ストーリー

 平成16年度文化庁メディア芸術賞マンガ部門大賞、第9回手塚治虫文化賞新生賞を受賞したこうの史代の同名マンガを実写映画化したヒューマン・ドラマ。過去と現在の2つの物語を通して原爆が世代を超えてもたらす悲劇を静かに見つめる。主演は田中麗奈と麻生久美子、監督は「出口のない海」の佐々部清。「夕凪の街」──原爆投下から13年後の広島に暮す平野皆実。同僚の打越の告白に幸せを感じたのも束の間、原爆症の恐怖が彼女を襲う…。「桜の国」──現在の東京。家族に黙って広島へと向かった父の後をつけてきた娘の七波。彼女は、次第に自分のルーツに思いを巡らせていくことになるが…。

「夕凪の街 桜の国」 の作品情報

作品情報

製作年: 2007年
製作国: 日本

「夕凪の街 桜の国」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

キャスト・スタッフ

関連作品

関連作品

なぜ君は絶望と闘えたのか

ショートフィルムズ

回路

警視庁捜査一課9係 2013

ユーザーレビュー:100件

入力内容に誤りがあります。

内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。

  • 入力内容に誤りがあります。

この作品に関するあなたの感想や意見を書いてみませんか?

1〜 5件 / 全100件

2時間ドラマでやっててください

投稿日:2008/04/07 レビュアー:ケチケチ

好意的なレビューが続いてるから、反対意見を書くと石が飛んできそうですが、原爆の後遺症が延々と続くなんてことを訴えるだけなら、映画になどする必要はないのです。それもまだ子供向けで、学校巡回するような事実を伝えることが目的の映画なら納得できますが、一般を対照に劇場にかける映画でしょ。

自衛隊を海外に派兵している現実があるのに、いつまでも被害者意識丸出しの映画を作ってちゃいかんですよ。製作会社にしても配給の面にしても当たり障りがないからそういった描写の映画がもてはやされますが、「戦争はいけません」「原爆は非人道的です」と叫ぶだけでは、何も改善されず、戦争はいつまで経ってもなくなりません。

本編中に「原爆は落ちたんじゃなく、落とされたんだ」という台詞がありますが、描くべき所はそこじゃないですかね。これもまた落とすには落とす人間心理があってのことです。そこを究明してこそ戦争が無くなるんじゃないでしょうか。

この作品を全否定する訳じゃないけど、テーマを感傷というオブラートに包んで押しつけるだけなら、テレビの2時間ドラマでやっててください。

このレビューは気に入りましたか? 26人の会員が気に入ったと投稿しています

原爆が二人の女性に残した傷跡 ネタバレ

投稿日:2008/03/01 レビュアー:ミルクチョコ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

反戦映画ということで、ちょっと敬遠していたところもあったのですが、観終わって見方がかなり変わりました。

ここでは、被爆した女性の愛と苦悩を描いた「夕凪の街」という過去と、夕凪の街の主人公の姪が家族のルーツを見つめ直す姿を描いた「桜の国」という現代を背景に、二人の女性にスポットを当てて二つの物語が描かれています。

二つの物語を通して皆実(麻生久美子)と七波(田中麗奈)という二人の女性が、50年という歳月を越えて様々な愛を語り合っているように感じました。
二人をつなぐ髪留めは、皆実から弟を通して七実の手に渡り、皆実の思いを現在へとつなぐバトンのような役割をしていて、小物が登場人物の心情を伝える手段として効果的な使われ方をしています。
七実は、無意識のうちに受け継いだ負の遺産というものを知ることにより、彼女が自分にとってどれほどそれが意味があるのか知ることになります。
おばの残した思いを知っていく七実。

決して戦闘シーンとか出て来ないし、あまり悲惨さや苦しみを前面に出さずに、根底にじっくりと反戦や、非核を訴えています。
だからこそ、じんわりとしみ込んでくるのだと思います。
今までの反戦映画とは、切り口が違っている感じがします。
一人でも多くの方に観て頂きたい作品です。

このレビューは気に入りましたか? 16人の会員が気に入ったと投稿しています

落とされた日…。

投稿日:2009/09/28 レビュアー:BEEFジャーキー

*「原爆は、落ちたんじゃなくて、落とされたんよ」…ただただ、このセリフが耳に残った…。

 今まで、何の疑いもなく、8月6日は、<原爆が、落ちた日>だと思っていた。違うのだ。落ちた日ではなく、<人間が、原爆を、落とした日>なのだ。原爆が意識を持って勝手に落ちるはずが無い。人間によって、しかも、明確な殺意を持って、故意に、落とされたのだ。

 原爆ってひどい、原爆って怖い…と、意識が原爆に向いていて、原爆を落とした人達には向いていなかった。今思うと、たぶん、小学校とかの教科書に<原爆が落ちた日>とされていたんじゃないかという気がする。戦争を知らない子供たちに、恨みや憎しみを植え付けないためだったのだろうか?

 なんだか、アメリカ映画が大好きな自分が、空しく感じた。
…とはいえ、一時的なもので、すぐにまたハリウッド映画を見るだろう私は、やっぱり、平和ボケした人間だと思う…。
 もし、私が広島生まれだったら、この映画を見た瞬間に、アメリカ人に対して憎しみを抱いたと思う。いや、違うか…、映画を見る前から、すでに抱いていそうだ。

 <原爆が落とされた日>…これは、過去の事ではなく、現在進行形の問題なんだと、改めて考えさせられた。
 <原爆症>…どこからどこまでが後遺症なのか、はっきりしない所が、実にもどかしい。

 とにかく、映画としてどうのとかではなく、ただただ、気づかされた映画だった。感動するからおススメとかではなく、私と同じように、<原爆が落ちた日>だと思っている人に、是非、みてほしいです。

このレビューは気に入りましたか? 9人の会員が気に入ったと投稿しています

麻生久美子さん、素敵です

投稿日:2008/04/03 レビュアー:さむこ

この前、ちょうど広島に行って資料館も見たばかりだったけど、映画だと人の感情を含めて理解できるので実際の出来事としてわかりやすかった。
2世代に渡って描いていることで、今でも苦しみは続いていて、原爆投下はそれほど前のことではない、
自分と関係のないことではないと自然に教えてくれる。

この映画の存在さえ、最初知らなかった。
でも、レビューの評価の高さに見てみようという気になった。
この映画を見る人が増えれば、日本人の何か大事なものが変わる気がする。
学校などで上映したらいいんじゃないかなあ。

主演2人も抜群に良かったですが、伊崎充則さんもとてもよかった。

このレビューは気に入りましたか? 9人の会員が気に入ったと投稿しています

語れない過去 ネタバレ

投稿日:2008/03/04 レビュアー:パープルローズ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

<夕凪の街>
原爆投下の13年後の広島。
主人公の皆実は、母親とふたり、バラックのような家でつつましい暮らしをしている。
原爆の日になくなった多くの人たち、とりわけ自分の背中で「長生きしいや。」と言い残して死んだ妹のことを思うと、自分だけが幸せになることに罪の意識をを持たずにいられない皆実。好きな人がいても積極的になれず、その人に投げかける「私は生きとってもいいんじゃろうか?」という言葉が悲しい。
広島の街並みがやや作り物っぽい感じはしたが、戦後13年過ぎても多くの人たちが、貧しくつつましい生活をしていたことには驚いた。何よりも衝撃的だったのは銭湯のシーン。ほとんどの女たちの体のどこかに、痛々しいケロイドが残っているのだ。
麻生久美子がはかなげで、涙を誘われました。

<桜の国>
現代の東京、皆実の弟とそのふたりの子供一家の話。
皆実はもちろんのこと、子供たちの祖母も母親もすでに亡き人となっている。
姉の七波は父親の不審な行動を訝しく思い尾行する。父親の行き先は広島だった。
父親が姉の皆実を知る人を訪ねて広島に行くことを、なぜ子供たちにかたくなに隠そうとするのか、ちょっと不自然な気はした。しかし、七波は祖母からも母からも、広島で何があったのか全く聞かされていなかったことに思い当たるのだ。
当事者にとっては、思い出話として簡単に語れるようなことではなく、想像を絶するような辛いことだったはず。<夕凪の街>のパートで、「この街の人たちは、原爆のことについて何も語ろうとしない。」という言葉があったが、どれだけ年月がたってもそれは変らないのだろう。だけど、それは私たちがどうしても知らなければならない過去だと思う。

同時期にリリースされるドキュメンタリー「ヒロシマ・ナガサキ」と一緒に、ぜひとも鑑賞したい作品です。

原作は漫画だそうですが、残念ながら未読です。私の住んでいるところでは、図書館に「漫画は購入しない」という規則があるらしく、ノベライズ本しかいれてくれませんでした。漫画にもいいものはたくさんあるのにね。原作のよさにかなり助けられた映画のような気がするので、ぜひとも読んでみたいです。

このレビューは気に入りましたか? 8人の会員が気に入ったと投稿しています

1〜 5件 / 全100件

夕凪の街 桜の国

ユーザーレビュー

入力内容に誤りがあります。

内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。

  • 入力内容に誤りがあります。

ユーザーレビュー:100件

2時間ドラマでやっててください

投稿日

2008/04/07

レビュアー

ケチケチ

好意的なレビューが続いてるから、反対意見を書くと石が飛んできそうですが、原爆の後遺症が延々と続くなんてことを訴えるだけなら、映画になどする必要はないのです。それもまだ子供向けで、学校巡回するような事実を伝えることが目的の映画なら納得できますが、一般を対照に劇場にかける映画でしょ。

自衛隊を海外に派兵している現実があるのに、いつまでも被害者意識丸出しの映画を作ってちゃいかんですよ。製作会社にしても配給の面にしても当たり障りがないからそういった描写の映画がもてはやされますが、「戦争はいけません」「原爆は非人道的です」と叫ぶだけでは、何も改善されず、戦争はいつまで経ってもなくなりません。

本編中に「原爆は落ちたんじゃなく、落とされたんだ」という台詞がありますが、描くべき所はそこじゃないですかね。これもまた落とすには落とす人間心理があってのことです。そこを究明してこそ戦争が無くなるんじゃないでしょうか。

この作品を全否定する訳じゃないけど、テーマを感傷というオブラートに包んで押しつけるだけなら、テレビの2時間ドラマでやっててください。

原爆が二人の女性に残した傷跡

投稿日

2008/03/01

レビュアー

ミルクチョコ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

反戦映画ということで、ちょっと敬遠していたところもあったのですが、観終わって見方がかなり変わりました。

ここでは、被爆した女性の愛と苦悩を描いた「夕凪の街」という過去と、夕凪の街の主人公の姪が家族のルーツを見つめ直す姿を描いた「桜の国」という現代を背景に、二人の女性にスポットを当てて二つの物語が描かれています。

二つの物語を通して皆実(麻生久美子)と七波(田中麗奈)という二人の女性が、50年という歳月を越えて様々な愛を語り合っているように感じました。
二人をつなぐ髪留めは、皆実から弟を通して七実の手に渡り、皆実の思いを現在へとつなぐバトンのような役割をしていて、小物が登場人物の心情を伝える手段として効果的な使われ方をしています。
七実は、無意識のうちに受け継いだ負の遺産というものを知ることにより、彼女が自分にとってどれほどそれが意味があるのか知ることになります。
おばの残した思いを知っていく七実。

決して戦闘シーンとか出て来ないし、あまり悲惨さや苦しみを前面に出さずに、根底にじっくりと反戦や、非核を訴えています。
だからこそ、じんわりとしみ込んでくるのだと思います。
今までの反戦映画とは、切り口が違っている感じがします。
一人でも多くの方に観て頂きたい作品です。

落とされた日…。

投稿日

2009/09/28

レビュアー

BEEFジャーキー

*「原爆は、落ちたんじゃなくて、落とされたんよ」…ただただ、このセリフが耳に残った…。

 今まで、何の疑いもなく、8月6日は、<原爆が、落ちた日>だと思っていた。違うのだ。落ちた日ではなく、<人間が、原爆を、落とした日>なのだ。原爆が意識を持って勝手に落ちるはずが無い。人間によって、しかも、明確な殺意を持って、故意に、落とされたのだ。

 原爆ってひどい、原爆って怖い…と、意識が原爆に向いていて、原爆を落とした人達には向いていなかった。今思うと、たぶん、小学校とかの教科書に<原爆が落ちた日>とされていたんじゃないかという気がする。戦争を知らない子供たちに、恨みや憎しみを植え付けないためだったのだろうか?

 なんだか、アメリカ映画が大好きな自分が、空しく感じた。
…とはいえ、一時的なもので、すぐにまたハリウッド映画を見るだろう私は、やっぱり、平和ボケした人間だと思う…。
 もし、私が広島生まれだったら、この映画を見た瞬間に、アメリカ人に対して憎しみを抱いたと思う。いや、違うか…、映画を見る前から、すでに抱いていそうだ。

 <原爆が落とされた日>…これは、過去の事ではなく、現在進行形の問題なんだと、改めて考えさせられた。
 <原爆症>…どこからどこまでが後遺症なのか、はっきりしない所が、実にもどかしい。

 とにかく、映画としてどうのとかではなく、ただただ、気づかされた映画だった。感動するからおススメとかではなく、私と同じように、<原爆が落ちた日>だと思っている人に、是非、みてほしいです。

麻生久美子さん、素敵です

投稿日

2008/04/03

レビュアー

さむこ

この前、ちょうど広島に行って資料館も見たばかりだったけど、映画だと人の感情を含めて理解できるので実際の出来事としてわかりやすかった。
2世代に渡って描いていることで、今でも苦しみは続いていて、原爆投下はそれほど前のことではない、
自分と関係のないことではないと自然に教えてくれる。

この映画の存在さえ、最初知らなかった。
でも、レビューの評価の高さに見てみようという気になった。
この映画を見る人が増えれば、日本人の何か大事なものが変わる気がする。
学校などで上映したらいいんじゃないかなあ。

主演2人も抜群に良かったですが、伊崎充則さんもとてもよかった。

語れない過去

投稿日

2008/03/04

レビュアー

パープルローズ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

<夕凪の街>
原爆投下の13年後の広島。
主人公の皆実は、母親とふたり、バラックのような家でつつましい暮らしをしている。
原爆の日になくなった多くの人たち、とりわけ自分の背中で「長生きしいや。」と言い残して死んだ妹のことを思うと、自分だけが幸せになることに罪の意識をを持たずにいられない皆実。好きな人がいても積極的になれず、その人に投げかける「私は生きとってもいいんじゃろうか?」という言葉が悲しい。
広島の街並みがやや作り物っぽい感じはしたが、戦後13年過ぎても多くの人たちが、貧しくつつましい生活をしていたことには驚いた。何よりも衝撃的だったのは銭湯のシーン。ほとんどの女たちの体のどこかに、痛々しいケロイドが残っているのだ。
麻生久美子がはかなげで、涙を誘われました。

<桜の国>
現代の東京、皆実の弟とそのふたりの子供一家の話。
皆実はもちろんのこと、子供たちの祖母も母親もすでに亡き人となっている。
姉の七波は父親の不審な行動を訝しく思い尾行する。父親の行き先は広島だった。
父親が姉の皆実を知る人を訪ねて広島に行くことを、なぜ子供たちにかたくなに隠そうとするのか、ちょっと不自然な気はした。しかし、七波は祖母からも母からも、広島で何があったのか全く聞かされていなかったことに思い当たるのだ。
当事者にとっては、思い出話として簡単に語れるようなことではなく、想像を絶するような辛いことだったはず。<夕凪の街>のパートで、「この街の人たちは、原爆のことについて何も語ろうとしない。」という言葉があったが、どれだけ年月がたってもそれは変らないのだろう。だけど、それは私たちがどうしても知らなければならない過去だと思う。

同時期にリリースされるドキュメンタリー「ヒロシマ・ナガサキ」と一緒に、ぜひとも鑑賞したい作品です。

原作は漫画だそうですが、残念ながら未読です。私の住んでいるところでは、図書館に「漫画は購入しない」という規則があるらしく、ノベライズ本しかいれてくれませんでした。漫画にもいいものはたくさんあるのにね。原作のよさにかなり助けられた映画のような気がするので、ぜひとも読んでみたいです。

1〜 5件 / 全100件