手紙　Ｔｈｅ　Ｌｅｔｔｅｒ

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なのですが、元の作品は、１９９７年作なのに、何故か日本では公開されずに、幻の映画で、ＤＶＤ化されて嬉しい限りです。
韓流ブームが訪れたタイでは、２００４年に本作をリメイクしたようです。

出会いは、二人が駅ですれ違う時に、ぶつかって落としてしまったジョンイン（チェ・ジンシル）の切符。
ファイン（パク・シニャン）は、ジョンインの落とした切符を届けるために電車と併走して追いかけるという、韓国映画お馴染みの大げさなシーンから始まり、そして結婚と順風満帆だった幸せがファニュの発病で崩れ去り、ファニュは、ジョンインに自分が死んだ後、ラブレターをしたためていた・・・という話なのですが、

ファニュは、ジョンインにそこまでやれない、でもやりたかったという思いが伝わって来ます。
韓国では、自分のできなかった理想を夢みたくて、映画館に足を運んだ人も多いと聞きました。
観終わった時に、希望を感じさせてくれて、お涙頂戴でないところが良いです。

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最初に映像が綺麗で感動しました。

お話しはふとしたことで出会った二人が、お互いの境遇を知った
ことにより運命を感じ結婚するところから始まります。

新婚生活はまるで恋愛中のように微笑ましく始まります。
変な話、はるか昔の自分はどうだったかな？なんて思ったりしました。
それほど二人の生活が羨ましいくらい素敵だからです。

彼が怪我をしたとき、先輩が薬草を使って治療してくれます。
その時、「毒だから飲まないように、昔は自決ように使っていた」
なんて言います。
恐いなあ〜。彼女、コーヒーの隣の食器棚に入れます。
オイオイ、そんなとこ入れて大丈夫かよ！

あまり内容を把握しないまま、パク・シンヤンが好きでチョイスしたものだから、彼が脳腫瘍で死ぬことを知らずに観てました。

死ぬことは解かっていたので、この毒で・・・
なんて勝手に思い込んでいました。
二人がコーヒーを手に取るたびもうハラハラドキドキ。
彼がトイレで吐いて、その後病院へ行くまで疑いもしませんでした。
なんだ、即効性はないんだ。なんて自分の中で落ちまでつけて。

韓国作品でよくある不治の病です。
こんなことあんまり現実に無いよな。なんて思うとそこから物語に
ついて行けなくなりますからご注意。
すんなり二人に訪れた試練だと思って受け入れてみて下さい。

死が確実に近づいていく中で人はいったい何が出来るのか・・・
観終わって考えさせられました。

自分が死んだあとに愛する人は何を考え、何を思うのか。
残された人の為に何をすべきか・・・

こんなこと、自分だったら考えられないでしょう。
自身のことで精一杯。わがままに辛さだけを訴えて終りです。

　隣で見ていた旦那。

　「これ、新婚だからできること。古くなりゃ、こんなこと無いよ」

　そうか、古女房のあたしにはありえないことか。

　「保険金手にしてお前なら第２の人生スタートだろが」

　お見通しです。
　でも、だんだん第２の人生のタイムリミットがきてんのよ。
　解かってるんなら早くしてよ〜〜！なんてね。

　「オレが死んでも手紙が来るかもよ。請求書」ジャンジャン。

せっかく胸キュンの映画を見たのに台無しです。
ラブストーリーは古だぬき、もとい古亭主と観るべきではないと
いうことを勉強させていただきました。

ごめんなさい。
こんな夫婦になりたいな。て思えるような素敵な映画です。
お薦めですよ。
くれぐれも、一人で観て下さいネ。お・く・さ・ま！

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ストーリーよし，映像よし，音楽よし，俳優よしと４拍子そろった夫婦純愛物語の傑作です。
日本では，同時期に公開された「八月のクリスマス」や「接続」の方がヒットしましたが，韓国では「手紙」の方が動員力があり，あまりに観客の涙腺を刺激するため「催涙性メロ・ドラマ」と呼ばれました。
「手紙」が重要なキーになってはいますが，韓国語が全く理解できなくても決して退屈しないで最後まで見られて十分に涙腺が刺激されますよ。

ストーリーは…
植物研究所研究員のチョ・ファニュ（パク・シニャン）と国文科大学院生のイ・ジョンイン（チェ・ジンシル）は，駅でふとしたきっかけで出会って恋に落ちます。
二人は結婚し，幸せ一杯の新婚生活を送りますが，ある日，夫のファニュが悪性の脳腫瘍に罹っていることが発見（不治の病ネタかな）され，やがて他界してしまいます。
愛する夫を失ったジョンインは，悲しみのあまり自殺まで考えるようになりますが，そんなある日，死んだはずのファニュからジョンイン宛てに手紙が届きます。
こんな感じです。

どうしてこんなに“いい作品”がDVD化されないのか不思議でしたが，やっとここまで漕ぎ着けました。みなさんの声で今度は「接続」のDVD化を叫びましょう。

死んだ最愛の人の手紙が遅れて到着するなんて感動的です！
俺なんかは毎月一度の間隔で不幸の手紙がきます！なんじゃそりゃ〜

　かねがね評価の高い映画だと聞いていたので、楽しみにレンタルしてみました。
　パク・シニャンはロシア演劇留学の経験もあるそうでたぶん本格派俳優なんだと思いますが、死に瀕した場面では迫真の演技。サスガです。チェ・ジンシルも清潔感があって全体に清清しい映画に仕上がっており、見て損はありません。
　これから緑の美しい季節ですが、この映画も純粋な酸素がいっぱい詰まっている感じ。