合衆国崩壊の日

評価６９点(１００点満点)
壮大なスケールで展開するカナダ製作の政治サスペンス作品２部作。カナダ国が消滅し合衆国の統治下に入るというところからドラマははじまり、合衆国の独走を恐れる欧州首脳達が画策する次期アメリカ大統領選挙への関与、陰謀、情報戦、暗殺、トリックや現大統領のサウジ侵攻を画策する政治的野心などが絡みあって大きな構想でのストーリー展開となっているが、少し雑で大雑把なつくりになっているので、緊迫感や迫力に欠け、もうひとつ盛り上がりに欠ける要因になつているのだろう。
ラストに到るシーンも少し説明不足で難解。無理やりにエンディングまでもっていった感じがするのが残念。特別面白くはないが見ていると一応最後までは見てしまうという作品。

実際でも弱いアメリカ？になってませんか？

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　最初のＵＳＡとカナダの統合自体がありえ無さそうな話だが、ここから復讐なのか、カナダ人がアメリカ大統領になる灰色のアメリカンドリームなのか。狙撃のマジックは全く納得行かないが、話としては楽しめるトリックかな(笑)
　後編の話になるが大統領選挙レースはそこそこ真面目に作っていたようだ。ただラストはあんなことが許されるのかとかなり白けた。弾劾裁判なら分るけどね。
　まあとにかく映画じゃなくてカナダのTVドラマのようだから（？はっきり確認した訳じゃありませんが）、TVとしてはかなりのレベルじゃないかな。殺される黒人のスパイと、おばさん記者の演技が好かったかも。

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なんと、タイムリーな内容でしょう。

女性副大統領のスキャンダラスの暴露合戦、男色家の現大統領等・・・それを逆手にどう戦うか？

カナダがアメリカの州の一部になるという、少々無理がある設定から始まるのですが、それを抜きにしても、結構面白い。
多分、同じことが、地球の裏側でも起こっているんでしょう。

ヨーロッパが、大統領選挙に直接関与することだって、今の世の中あっても不思議はないと思う。

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　ポリティカルフィクションとしてなかなか楽しめましたが、結局、中国と対峙を続けるアメリカが、この後、サウジアラビアでどういう行動に出て、マクラグランの死によって、この後、新大統領に就任することになる、妻である副大統領候補の女性の意思といった辺りが、バッサリ割愛されて完結してるので、どっか、不完全燃焼気味かと。　日本と違って、なんでも、国名でも組織名でも躊躇無く実名でバンバン出す辺りはさすがに小気味良いけれど、タイトルが大袈裟すぎるように思いますね。
　ヘレンさんも結局、只の狂言回しで終わっちゃって。政治スキャンダルを暴露して、息子の死に対する復讐でも遂げるのかと期待してたんですが…。残念。