天然コケッコー

天然コケッコーの画像・ジャケット写真
天然コケッコー / 夏帆
全体の平均評価点:
(5点満点)

151

  • DVD
ジャンル:

「天然コケッコー」 の解説・あらすじ・ストーリー

 くらもちふさこの同名コミックを「リアリズムの宿」「リンダ リンダ リンダ」の山下敦弘監督、夏帆主演で映画化したさわやか思春期ストーリー。田舎の美しい里山の風景をバックに、方言丸出しの少女がのんびりした日常の中で淡い初恋に心ときめかせ、ゆっくり成長していく姿をほのぼのとしたタッチで綴る。山と田んぼが広がる木村町。中学2年の右田そよは、小中学生合わせても全校生徒たった6人という小さな分校に通っていた。そんなある日、東京から一人の男子生徒が転校してくる。彼の名は大沢広海。そよにとっては初めての同級生。都会の匂いをまとったかっこいい男の子の登場に心波立つそよだったが…。

「天然コケッコー」 の作品情報

製作年: 2007年
製作国: 日本

「天然コケッコー」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

天然コケッコーの詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
121分 日本語 英語 1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
ACBR10544 2007年12月21日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
25枚 1人 2人

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ユーザーレビュー:151件

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憧れの田舎暮らし。

投稿日:2008/08/09 レビュアー:JUCE

 「日本の心の奥底にあるのはこういう風景なんだよ」と言うテーマでしょうね。ただしやっぱりこれは都会に暮らす人間が幻想的に抱く田舎のスローライフです。
 私が今すんでいる辺りでは土の地面がほとんどありません。近所でさっと思い浮かぶ土のある土地と言えば小中学校のグラウンドかマンション建替えの為の更地、あとは公園くらいです。こんな環境で生活しているのでやはり時折緑に囲まれた生活に憧れることもあります。こうした思いを抱いている人はきっと少なくないでしょう。そんな人たちの琴線に触れる要素がこの映画には詰っています。一応ファンタジー色を抑えるために大人の諸事情も描かれてはいますがご愛嬌程度でしょうか。

 この映画では起伏の激しいドラマは展開されません。そこでの暮らしは日本の四季のように穏やかに流れていきます。この寒村で暮らす少年、少女も日本の風景の一部なのです。この映画はある村の2年間の風景を綴った映画だとも言えるのでしょう。ですから村の四季の移り変わりも丁寧に描かれています。
 この映画は「眺める、見守る」という映画なのだと思います。もしもう一歩踏み込んで村の人間と同じ目線まで入り込むと、自然の厳しさ、濃密な人間関係の中へ都会からの異分子が入り込んだ際の化学反応のような波紋などが生々しく浮き彫りにされてくるはずです。この映画は敢えてそこまで踏み込まず「眺める、見守る」という選択をしています。
 物足りないと思う人もあるかもしれませんが、私はこの選択で良かったように思います。少なくともまだまだこの田舎の学校の今後をもう少し見守ってみたいと思いました。愛しさとせつなさと幸せな気持ちになる映画です。


 ちなみに私自身は憧れつつもこうした環境での生活は無理なような気がします。都会のビルの合間で感じる孤独さや喧騒、溢れる色彩。実はこうした中で安らぎを感じることがります。そう、私はこうしたざらついた生活も嫌いでは無いのです。

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あの村の あの分校行ってみたい!ネタバレ

投稿日:2007/11/27 レビュアー:ミルクチョコ

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山と田んぼが広がる天然溢れる田舎で暮らす、右田そよ(夏帆)は、中学2年生。彼女が通う学校にある日、大事件が起こる。
大事件というのは、東京から転校生がやってくるというのです。
小学校と中学校と合わせて全校生徒6人の学校にとっては、ワクワクする出来事だし、そよにとっても、初の同級生という事で、期待に胸を膨らませるのでした。

特別、大きな事が描かれている訳でもなく、甘酸っぱい初恋だったり、都会では、忘れられてしまった家族の絆や、隣近所の絆を大切にする人々が描かれ、そよが、家族や、友達や、近所の人々に見守られながら成長していく姿が描かれています。
そのゆったりとした流れが、何とも言えない幸福感を味わい、心温まり、優しくなれるのです。

主軸は、転校生大沢(岡田将生)とそよの話。
しかし、東京と地方という温度差が、色々な場面で出てきます。
東京の修学旅行で、そよが田舎が良いと気付く場面。そこで、あるものを発見するエピソードは、とても良かったと思います。
都庁に行ったら、ゴウゴウの音聞いてみようかな?

「もうすぐ消えてなくなるかも知れんと思うと、些細なことも急に輝いて見えてくる」というモノローグが、この作品の指すところなのでしょうか?
全校生徒7人での登校風景が、ジーンと来ます。





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♪初めて〜の〜、チュウ♪ネタバレ

投稿日:2008/04/12 レビュアー:こんちゃん

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 いいですね〜、この静かに流れる時間が、退屈に思えない雰囲気。
 やっぱり島根だから?
 「鷹の爪団」と言い、最近の邦画界は島根を中心に動いているのだと、鷹の爪団団員の私は思うのです。
 この冬の国設恐羅漢(おそらかん)スキー場で起きたスノーボーダー遭難事故でも、島根県側に迷い込んでしまったと言うことですし、島根の魔力恐るべしです。
 年度末の忙しさから脱却し、3/31から大量にレビュー投稿をしたmasamuneさんも(ちょっと中断してる?)、実家に戻るのをやめ、島根永住を決意したようですし(決意してないって・・・笑)「鷹の爪団ムービー・島根より愛をこめて」も公開されるし、今年は島根を中心に動いて行くでしょう。

 この映画は、作為的なところがほとんど無いんですよね。夏帆も岡田将生も他の子供たちも、素のように見えます。でも、きちんと演技はしているのです。佐藤浩市や夏川結衣なんかを起用しながら、出しゃばらせずに押さえた演技をさせている山下監督は、非常にアンサンブル感覚に長けているのだと思えますね。
 これといった事件やイベントも無いのに2時間を飽きさせないのは、原作や脚本の秀逸さもさることながら、その映像センスなんでしょうね。ロングショットの田園風景や空や野菜の映像が、要所要所に挿入されますけど、とても心地よいのです。
 過疎の村の寂寞感なども、安易にセリフで表現させることなく、フィックスのフレームの右から左へ子供たちが歩いていったり、そよと広海の会話を捉えているショットから、1人ずつフレームアウトして、フレーム内にだれもいない状態を数秒映したりと言った手法で見せてくれます。そしてカットのつなぎをあえてフェードやクロスフェード、ワイプなどを多用せずに仕上げているところにも、監督のこだわりを感じます。
 
 本作の中での事件と言えば「チュー」ですけど、忘れかけていて感覚を思い出させてくれたのです。この手の若者の恋愛ドラマを観ると、当時を懐かしむよりも気恥ずかしさを感じてしまうことが多いのですが、この作品ではそう感じさせません。
「ああ、そんなもやもや感あったなあ・・」
とほのぼのと思えるのです。私の初めてのチューは小学校4年の時に、同級の積極的な女の子に奪われたのですが・・・。自分から積極的にいったのは中学2年だったかな?
「女の子の唇が、こんなに柔らかい物だとは思わなかった」
と言う衝撃で、腰の力が抜けちゃいました(んなこたあ、どうでもいいですね)
 で、今もチューは好きですけど、もう十年以上かみさんと娘以外とはしていないので、そんな感動は忘れてしまいましたが(だから、それはいいって・・・)

 作品中、随所に展開される「歩く」という行為。それがこの映画の骨子なのではないかと思います。時に走ることはあっても、歩く・・・歩く・・・。
 映画は終わってもそよと将生の物語はゆるやかに続いていくだろうし、この村の生活も続いていく。もしかしたら、学校はいつか廃校になってしまうのかもしれないけど、彼らの人生はずっと続いていく。
 風景の広がりと共に、そんな時間の広がりも感じさせてくれる秀作ですね。
 早知子が可愛かったなあ・・・。


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黒板にキッス

投稿日:2007/11/30 レビュアー:裸足のラヴァース

そうかあ島根県の話なわけですね まさにマサやんが現在お住まいのところに近いわけですわね それで「サイドカーに犬」に続く日本映画レヴューなわけですね こんな作品までレヴューされると ほんまにこっちの出番はないなあとか思ってたのですが笑 masamuneさんのそういった背景には 観てる時にはまったく気が付きませんでしたね ははは

「天然コケッコ」はほんとに素晴らしいシネマで タイトルからもなにがなにやら想像出来ない 「恋しくて」と同じくらいノーマークの実は シネマだったのですが これはもう劇場で観ないといけませんね この作品は撮影期間が二年もかけられていて 丁寧に作られている 山下監督にしては 過去最大にお金も時間もかかっている集大成の傑作なのです 内容については述べませんが 一言で言えば時間が濃密に流れ捉えられている映画でしょうか まさに子供達の成長と 映画の時間がシンクロしているのであり それは映画館のスクリーンという 大空間が必要なものなのです 我ら観客もそこで時間を生きなければならないのです 監督いわく 映画が進行するにしたがい 5センチ宙に浮いていた子供達が 着地していく姿を感じ取れる映画になっていると思う そんな作品なわけです

過去の山下淳弘監督の 若者達の心象風景のどこか ずれて閉じられた姿を描く作品群とは相性が悪かったのですが この作品はまさに映画の完成度から その物語世界のスケールから まるで過去の作品とは 段違いの見違えるような映画となっています 今年の邦画のボクのベスト3に入るものですから マサやんのレヴューとともに読まれて関心をもたれた方が たくさん鑑賞してくれるといいと思っていますので そしてまっさらな状態で観ていただきたいので これ以上は書きません 来年はボクの地元でも上映会を企画し 山下監督も招待する予定ですので またじっくり監督のお話でも聞いてみようと思っています 監督に質問のある方は連絡ください笑

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大人へのジュブナイルネタバレ

投稿日:2007/11/29 レビュアー:masamune

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私のReviewに良く登場する、同僚が絶賛!のコミックの映画化。しかも彼の出身地が舞台と為れば、見ない訳にはいかない雰囲気が職場に漂う(笑)。私は地元主催の鑑賞会で見たが、そんな熱意を観賞前から肌で感じ取った為か、何時も以上にボルテージも上がるが、本編は私の心の中を爽やかに突き抜けた、風の様な作品だった。

舞台と為る島根県は、松江や出雲の有る出雲圏と石見銀山や作品の舞台の浜田が有る石見圏で方言や風習が微妙に違う。出雲弁が東北弁にニュアンスが似てるとすれば、石見弁は広島弁に似てる気もする。
その浜田と合併した映画の舞台の三隅町は人口僅か8.000人足らずの町で、実際には幾つも病院は有る。しかし私を良く知る方なら、劇中の岡田将生と私自身がオーバー・ラップしたのは、気のせいでは無い。(イケメンは別として)(笑)。

本作は山下敦弘監督の「リンダリンダリンダ」と「松ヶ根乱射事件」を掛け合わせた様な作風だが、ある意味対極的な作劇と言える。前2作がエッジの効いた演出とは裏腹に、作品自体は凡骨だ。しかし本作は既に一定の評価を得てる原作を時間を掛けて丁寧に描写した事が上手く作用した。間違いなく、監督の代表作と言える。

主演の夏帆(かほ)と言えば、三井のリハウスとかプリンターのCMでもお馴染みだが、彼女の透明感が本作を見事に昇華させ、日頃はHollywood漬けの私の目を覚ます素晴らしい存在感を見せてくれた。
本作の様に大きなプロットの無い物語は、尚更に観客が興味を持続する事は難しいが、其れを立脚至らしめる彼女のナチュラルな魅力に誰しも虜になる(健康的な意味で)。
その自然で素の表情の彼女を育む、豊かな石見の自然が作品を優しく包み込んでる・・・それは何時しか見る者の心を静かに癒してくれる。

現実に目を転じれば、描かれる社会性は決して安閑としたものでは無い。それは全ての地方が抱える格差問題も劇中で垣間見える。
しかし本作は、先行きの不透明感を四季が移ろう自然が見事に打ち消してる。田舎ならではの濃密な近所付合い(笑)もサラッと描く事で、様々な大人の事情を夏帆を中心とした演出に心を砕いた演出で、観る側もナチュラルに物語を受け止められる。

実際に長期に渡る撮影のお陰で、彼女たちの成長も実にリアルに描かれる。残念なのは全てを詰め込むには2時間では不足気味で、場面転換に拙速感は有るが些細な綻びと思う。
レンタル開始まで日も有るので、是非コミック版での予習をお薦め!。長いですが、読み始めると止まらないのは私が保証します(笑)。

本作は日本映画の原点と言える、極ありふれた人々の人生の一遍を巧みに切り取り、それを叙情豊かに描き上げた至高の一編。
いつまでも作品の世界に浸っていたい・・・本作は、そんな心豊かな映画です。

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