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丘 / ショーン・コネリー

丘 /シドニー・ルメット

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映画賞受賞作品

旧作

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解説・ストーリー

 アフリカの陸軍刑務所に五人の囚人が送り込まれてきた。監督にあたる曹長は刑罰外の重労働を強制、そして囚人の一人が死亡した……。シドニー・ルメット監督による社会派ドラマ。

作品情報

製作年:

1965年

製作国:

アメリカ

原題:

THE HILL

受賞記録:

1965年 カンヌ国際映画祭 脚本賞

DVD

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ジャンル :

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「丘」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

 アフリカの陸軍刑務所に五人の囚人が送り込まれてきた。監督にあたる曹長は刑罰外の重労働を強制、そして囚人の一人が死亡した……。シドニー・ルメット監督による社会派ドラマ。

「丘」 の作品情報

作品情報

製作年:

1965年

製作国:

アメリカ

原題:

THE HILL

受賞記録:

1965年 カンヌ国際映画祭 脚本賞

「丘」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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1〜 5件 / 全7件

軍刑務所のサスペンス ネタバレ

投稿日:2007/11/05 レビュアー:よふかし

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 しばしばシドニー・ルメットの代名詞であるところの「社会派」と形容してしまうと堅苦しい感じもしますが、非常に上質な人間ドラマ、サスペンス映画とも言えると思います。せっかくこういう作品が入荷しても、モノクロで地味なタイトルといって、敬遠されてしまうのはもったいないなあと。ああ、ドンパチアクションはまったくありませんし、爽快感もありませんので、そこらへんはご注意を。

 刑務所映画は数あれど、砂漠のなかの軍刑務所という舞台は珍しいのではないでしょうか。どうやら第二次大戦中のアフリカ戦線を戦うイギリス軍で、命令違反や(無断)離隊、盗みなどを犯した兵士たちが送られてきます。彼らは兵であり受刑者であるため、上官でもある所員の命令には絶対服従を強いられる。
 タイトルの『丘』は、普通の戦争映画なら最前線で攻略する対象ですが、ここでは刑務所内に作られた人工の小山で、訓練と称して(本当はシゴキというか罰)猛暑のなか延々と受刑者に昇り降りさせるのです。
 冒頭、この丘を捉えたカメラがクレーンに載せられ、次第に後退していくと、その異様な全景に息を飲みます。ルメットの演出はシャープで若々しく、創意工夫に富んだ構図や、長回し、意外なほどのカメラの移動によって観るものを楽しませます。
 本作の白眉は、ある受刑者の死から刑務所全体が暴動寸前になる、緊迫する所内を名バイプレーヤーであるハリー・アンドリュース演じる特務曹長が見事に静めてしまう場面ですが、ゆっくりと回る曹長を360度にならんかという長いパンで追うカットの見事さなど、ちょっとルメットに対する印象が変わりました。
 脚本もなかなか良く出来ていると思いますが、軍隊組織の理不尽さといった「社会性」よりも、特異な、やや精神が破綻している個人の問題に見えてしまうのが弱いところでしょうか。とはいえ、『007 ゴールドフィンガー』の頃の若々しいショーン・コネリーも魅力的で、70点。

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期待を裏切らない ネタバレ

投稿日:2013/06/08 レビュアー:趣味は洋画

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この映画の舞台は北アフリカのイギリス軍刑務所で、それ以外の場所は出てきません。 その刑務所に5人の兵隊が囚人として送られてくるところから物語は始まります。
罪状は5人様々で、憲兵3名を襲撃したマクグラス(ジャック・ワトソン)、上官を殴ったロバーツ(ショーン・コネリー)、と、ここまではなるほどと思いますが、以下は‘えっ?その程度の罪で刑務所に送られるのか?’と思わんばかりの内容です。
ウィスキー3本を盗んだキング(オシー・デイヴィス)、タイヤを盗んだバートレット(ロイ・キニアー)、妻恋しさに無断離隊したスティーヴンス(アルフレッド・リンチ)、といった具合です。
この刑務所はウィルソン(ハリー・アンドリュース)という特務曹長が所内を牛耳っており、作品タイトルの「丘」を造った人物です。「丘」は、側面を石で築いた小高い砂の丘で、囚人たちは、灼熱の太陽の下、そこを何度も上り下りさせられるのです。 映画を観ているほうも、まるで自分の顔に「丘の砂」がかかり、口に入って気持ち悪いさまが身近に想像できるくらいのリアルな描写です。
ウィルソン特務曹長は、新人のウィリアムズ軍曹(イアン・ヘンドリー)を新入り5人の担当に充て、非人道的な扱いや罰則を課すのです。それが続くことによって、スティーヴンスが死亡、そこから徐々に刑務所内の雰囲気が変わりはじめます。ウィルソンの部下のハリス軍曹(イアン・バネン)や、軍医大尉(マイケル・レッドグレイヴ)らは、ウィルソンの独裁ぶりに抵抗する姿勢をみせ始めるのです。
そのあたりからストーリーの流れは一気に加速し、緊張感みなぎる展開となります。
ラストまでの展開は、これから作品を観る方々のために伏せることとしますが、本作に1本筋の通った印象が強く残るのは、「規律」の表現です。
刑務所、まして軍の刑務所ですから「厳しい規律」があって当然なのですが、その中身については徹底して描かれています。 整列、行進、所作の一つ一つ、いわゆる‘右向け右!’...これらの場面はかなり多く、しつこいようですが、上下関係も含めて徹底して描かれています。 (これが結構、凛として好感がもてる)
主演のS・コネリーは既に「007シリーズ」4作まで出演しており、ボンドのイメージ脱皮のための出演...と報道されました。 しかし、そのS・コネリーを完全に喰ってしまったのがH・アンドリュースで、役柄とはいえ、その憎々しい特務曹長ぶりは出色です。 また、黒人俳優O・デイヴィスも出演時48歳とは思えない逞しい体つきで好演しています。
監督のシドニー・ルメットは私の最も好きな監督で、彼の作品は数え上げたらきりがありませんが、本作も期待を裏切らない出来栄えでした。
撮影はスペインで行われ、砂漠地帯に、丸ごと刑務所のセットが造られたようです。 隠れた名作といえるでしょう。

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ヒューマン・ドラマ・・

投稿日:2009/01/19 レビュアー:グランパパ

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★★☆ 意外に重いぞ、陸軍刑務所の話 ネタバレ

投稿日:2008/05/15 レビュアー:カポーン

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第二次世界大戦時のアフリカ戦線におけるイギリス陸軍刑務所を舞台にした、社会派ドラマ。軍の上官命令絶対服従的矛盾と刑務所での看守と受刑者の虐待を題材に、人間の本性と愚かさを風刺したシリアスものとなっている。単に告発的な展開のみならず、サスペンス的なドキドキ感も交えているため、映画としての完成度も高い。
 
 映画は北アフリカ戦線の設定だが、刑務所内だけの映像で戦争映画的なドンパチや兵器類の登場は全くない。題名の「丘」とは刑務所内に設けられた訓練という名の虐待用の砂丘で、この丘を完全装備で繰り返し上り下りさせることで看守たちは囚人兵を痛めつけていくのだ。
 看守のリーダー的存在はウイルソン特務曹長(一等准尉?)で、ウイルソンに盲目的なウイリアムズ上級軍曹が、入所してきた元曹長のロバーツら5名の囚人兵を目の敵にしていくのだが、その虐待の過程は生やさしいものではない。人を人として扱わない虐待は軍隊ならではの過酷さではあるが、現社会における特権者と非特権者のいじめや暴力沙汰に通じるものがある。特権者は虐待することに生き甲斐を感じ、その理由を超えて止められなくなる快感が生まれる。本作においても、前線勤務者に対する後方勤務の看守の後ろめたさを発端に、虐待はエスカレートしていく。
 ショーン・コネリー扮するロバート曹長は虐待に抵抗していくのだが、唯一の正義漢看守ハリスの存在が大きい。いじめや虐待に立ち向かうにはこうした味方の存在が重要だ。
 ラストシーンは視聴者に考えさせる終わり方だ。決してハッピーエンドではない結末は、人間の性を表してもいるのだろう。

 役者は個性派が揃っており、硬派風のショーン・コネリーを始め、陽気な黒人、ひ弱な兵など性格付けがしっかりしていて良い。それぞれが役割をきちんと持っており、最後までそれを裏切らない行動が見ていて爽快感を感じる。

 全体によくまとまった完成度の高い映画だと言えるが、やや重いテーマであるが故に気軽に見ることが出来るものではないかもしれない。

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男達の怒りがぶつかり合う、英国陸軍残酷物語

投稿日:2008/04/14 レビュアー:大今里

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ユーザーレビュー:7件

軍刑務所のサスペンス

投稿日

2007/11/05

レビュアー

よふかし

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 しばしばシドニー・ルメットの代名詞であるところの「社会派」と形容してしまうと堅苦しい感じもしますが、非常に上質な人間ドラマ、サスペンス映画とも言えると思います。せっかくこういう作品が入荷しても、モノクロで地味なタイトルといって、敬遠されてしまうのはもったいないなあと。ああ、ドンパチアクションはまったくありませんし、爽快感もありませんので、そこらへんはご注意を。

 刑務所映画は数あれど、砂漠のなかの軍刑務所という舞台は珍しいのではないでしょうか。どうやら第二次大戦中のアフリカ戦線を戦うイギリス軍で、命令違反や(無断)離隊、盗みなどを犯した兵士たちが送られてきます。彼らは兵であり受刑者であるため、上官でもある所員の命令には絶対服従を強いられる。
 タイトルの『丘』は、普通の戦争映画なら最前線で攻略する対象ですが、ここでは刑務所内に作られた人工の小山で、訓練と称して(本当はシゴキというか罰)猛暑のなか延々と受刑者に昇り降りさせるのです。
 冒頭、この丘を捉えたカメラがクレーンに載せられ、次第に後退していくと、その異様な全景に息を飲みます。ルメットの演出はシャープで若々しく、創意工夫に富んだ構図や、長回し、意外なほどのカメラの移動によって観るものを楽しませます。
 本作の白眉は、ある受刑者の死から刑務所全体が暴動寸前になる、緊迫する所内を名バイプレーヤーであるハリー・アンドリュース演じる特務曹長が見事に静めてしまう場面ですが、ゆっくりと回る曹長を360度にならんかという長いパンで追うカットの見事さなど、ちょっとルメットに対する印象が変わりました。
 脚本もなかなか良く出来ていると思いますが、軍隊組織の理不尽さといった「社会性」よりも、特異な、やや精神が破綻している個人の問題に見えてしまうのが弱いところでしょうか。とはいえ、『007 ゴールドフィンガー』の頃の若々しいショーン・コネリーも魅力的で、70点。

期待を裏切らない

投稿日

2013/06/08

レビュアー

趣味は洋画

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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この映画の舞台は北アフリカのイギリス軍刑務所で、それ以外の場所は出てきません。 その刑務所に5人の兵隊が囚人として送られてくるところから物語は始まります。
罪状は5人様々で、憲兵3名を襲撃したマクグラス(ジャック・ワトソン)、上官を殴ったロバーツ(ショーン・コネリー)、と、ここまではなるほどと思いますが、以下は‘えっ?その程度の罪で刑務所に送られるのか?’と思わんばかりの内容です。
ウィスキー3本を盗んだキング(オシー・デイヴィス)、タイヤを盗んだバートレット(ロイ・キニアー)、妻恋しさに無断離隊したスティーヴンス(アルフレッド・リンチ)、といった具合です。
この刑務所はウィルソン(ハリー・アンドリュース)という特務曹長が所内を牛耳っており、作品タイトルの「丘」を造った人物です。「丘」は、側面を石で築いた小高い砂の丘で、囚人たちは、灼熱の太陽の下、そこを何度も上り下りさせられるのです。 映画を観ているほうも、まるで自分の顔に「丘の砂」がかかり、口に入って気持ち悪いさまが身近に想像できるくらいのリアルな描写です。
ウィルソン特務曹長は、新人のウィリアムズ軍曹(イアン・ヘンドリー)を新入り5人の担当に充て、非人道的な扱いや罰則を課すのです。それが続くことによって、スティーヴンスが死亡、そこから徐々に刑務所内の雰囲気が変わりはじめます。ウィルソンの部下のハリス軍曹(イアン・バネン)や、軍医大尉(マイケル・レッドグレイヴ)らは、ウィルソンの独裁ぶりに抵抗する姿勢をみせ始めるのです。
そのあたりからストーリーの流れは一気に加速し、緊張感みなぎる展開となります。
ラストまでの展開は、これから作品を観る方々のために伏せることとしますが、本作に1本筋の通った印象が強く残るのは、「規律」の表現です。
刑務所、まして軍の刑務所ですから「厳しい規律」があって当然なのですが、その中身については徹底して描かれています。 整列、行進、所作の一つ一つ、いわゆる‘右向け右!’...これらの場面はかなり多く、しつこいようですが、上下関係も含めて徹底して描かれています。 (これが結構、凛として好感がもてる)
主演のS・コネリーは既に「007シリーズ」4作まで出演しており、ボンドのイメージ脱皮のための出演...と報道されました。 しかし、そのS・コネリーを完全に喰ってしまったのがH・アンドリュースで、役柄とはいえ、その憎々しい特務曹長ぶりは出色です。 また、黒人俳優O・デイヴィスも出演時48歳とは思えない逞しい体つきで好演しています。
監督のシドニー・ルメットは私の最も好きな監督で、彼の作品は数え上げたらきりがありませんが、本作も期待を裏切らない出来栄えでした。
撮影はスペインで行われ、砂漠地帯に、丸ごと刑務所のセットが造られたようです。 隠れた名作といえるでしょう。

ヒューマン・ドラマ・・

投稿日

2009/01/19

レビュアー

グランパパ

★★☆ 意外に重いぞ、陸軍刑務所の話

投稿日

2008/05/15

レビュアー

カポーン

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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第二次世界大戦時のアフリカ戦線におけるイギリス陸軍刑務所を舞台にした、社会派ドラマ。軍の上官命令絶対服従的矛盾と刑務所での看守と受刑者の虐待を題材に、人間の本性と愚かさを風刺したシリアスものとなっている。単に告発的な展開のみならず、サスペンス的なドキドキ感も交えているため、映画としての完成度も高い。
 
 映画は北アフリカ戦線の設定だが、刑務所内だけの映像で戦争映画的なドンパチや兵器類の登場は全くない。題名の「丘」とは刑務所内に設けられた訓練という名の虐待用の砂丘で、この丘を完全装備で繰り返し上り下りさせることで看守たちは囚人兵を痛めつけていくのだ。
 看守のリーダー的存在はウイルソン特務曹長(一等准尉?)で、ウイルソンに盲目的なウイリアムズ上級軍曹が、入所してきた元曹長のロバーツら5名の囚人兵を目の敵にしていくのだが、その虐待の過程は生やさしいものではない。人を人として扱わない虐待は軍隊ならではの過酷さではあるが、現社会における特権者と非特権者のいじめや暴力沙汰に通じるものがある。特権者は虐待することに生き甲斐を感じ、その理由を超えて止められなくなる快感が生まれる。本作においても、前線勤務者に対する後方勤務の看守の後ろめたさを発端に、虐待はエスカレートしていく。
 ショーン・コネリー扮するロバート曹長は虐待に抵抗していくのだが、唯一の正義漢看守ハリスの存在が大きい。いじめや虐待に立ち向かうにはこうした味方の存在が重要だ。
 ラストシーンは視聴者に考えさせる終わり方だ。決してハッピーエンドではない結末は、人間の性を表してもいるのだろう。

 役者は個性派が揃っており、硬派風のショーン・コネリーを始め、陽気な黒人、ひ弱な兵など性格付けがしっかりしていて良い。それぞれが役割をきちんと持っており、最後までそれを裏切らない行動が見ていて爽快感を感じる。

 全体によくまとまった完成度の高い映画だと言えるが、やや重いテーマであるが故に気軽に見ることが出来るものではないかもしれない。

男達の怒りがぶつかり合う、英国陸軍残酷物語

投稿日

2008/04/14

レビュアー

大今里

1〜 5件 / 全7件

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