マイ・シネマトグラファー

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マイ・シネマトグラファー / ハスケル・ウェクスラー

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「マイ・シネマトグラファー」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

「バージニア・ウルフなんかこわくない」「ウディ・ガスリー/わが心のふるさと」で2度のアカデミー撮影賞に輝いたハリウッドの名カメラマン、ハスケル・ウェクスラーの半生を、多くのハリウッド映画人の証言を基に明らかにしていくドキュメンタリー映画。彼が80歳になった時、ドキュメンタリー監督でもある息子のマーク・S・ウェクスラーは父の名声との葛藤を克服すべくカメラを手に伝説の父と向き合うのだった。そして、父の本当の姿に迫ることで互いの理解を深めていく。

「マイ・シネマトグラファー」 の作品情報

作品情報

製作年: 2004年
製作国: アメリカ
原題: TELL THEM WHO YOU ARE

「マイ・シネマトグラファー」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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カメラレンズを通しての父と息子の対話

投稿日:2021/10/24 レビュアー:ロキュータス

( ネタばれあり )

 エアフォースワンに同乗してアメリカ大統領のドキュメンタリーを撮るほどのベテラン映像作家のマーク・ウェクスラーだが、冒頭で「 父のドキュメンタリー制作は冒険だった。 」と語ります。

 父は撮影監督のハスケル・ウェクスラー。
 『 アメリカ・アメリカ 』『 夜の大捜査線  』『 アメリカン・グラフィティ 』『 華麗なる賭け  』『 帰郷   』『 天国の日々 』( ネストゥール・アルメンドロスの追加撮影 )などを撮り、『 ヴァージニア・ウルフなんかこわくない  』『 ウディ・ガスリー わが心のふるさと 』で2度アカデミー撮影賞を獲っています。

 一方で頑固で反骨心が強く、しばしば製作者や監督や撮影現場でもめてきました。
『 カッコーの巣の上で 』は途中でプロデューサーのマイケル・ダグラスに解雇され( クレジットは残り 追加撮影はビル・バトラー )、『 カンバセーション・・・盗聴・・・ 』ではコッポラと衝突して降板( 後任はまたもビル・バトラー )など、何度か” 前科 “があります。

また富裕層出身だが自他ともに認める左派の反体制活動家であり、ベトナム戦争時ジェーン・フォンダ、トム・ヘイゲン夫妻のハノイ訪問に同行撮影しているし、ドキュメンタリーや劇映画を監督してアメリカ政府を批判してきています。 

そんな父のドキュメンタリーを撮ることにしたマイケルですが、冒頭から父は息子の撮影に異を唱え、圧をかけてきます。 (笑)
「 ドキュメンタリーは説明ではなく映像で伝えるものだ 」
「 なぜお前が有名人たちを取材したかはわかっている。
   だが彼らのコメントで私の人物伝などつくるな。 映画つくりは単なる仕事だ。 私自身ではない。 」
「 できたものが気に入らなったから、撮影同意書にサインしないぞ。 」    
困ったオヤジだ (笑)  観ていてマイケルに同情しました。
 
息子のマイケルは、有名人である父の名声( あるいは悪名 )の陰から出ようともがいてきました。
原題の『 TELL THEM WHO YOU ARE 』 は、子どもの頃有名スターを見かけて声をかけようともじもじしている息子に父ハスケルが掛けた言葉。 「 自己紹介しろ。 ハスケル・ウェクスラーの息子だと言えばいい 」ということですが、本作では父親に対して「 自分が何者か語れ 」ということでもあるのでしょう。

本作は、オレ様気質の父に口では言い返せない息子が、レンズを通して試みた父との対話です。
マイケルは30年連れ添った自分の母と離婚した父に長年距離を感じてきました。
今、父ハスケルは80歳を過ぎて、残った時間があまりないことを自覚しています。
ジェーン・フォンダは語ります。
「 手遅れになる前に和解しなさい。 子どもがどう歩み寄るかにすべてはかかっているのよ。 」

 本編では父親の仕事のパートナーの撮影監督コンラッド・L・ホール、息子で同じく撮影監督となったコンラッド・L・ホールが親族のようにマイケルに接して声を掛けますし、特典映像では多くの映画人が親子関係についてインタビューに答えています。

 本作は2004年作のドキュメンタリー。  良作と思います。 
ハスケル・ウエクスラーは2015年没。  93歳でした。

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カメラレンズを通しての父と息子の対話

投稿日

2021/10/24

レビュアー

ロキュータス

( ネタばれあり )

 エアフォースワンに同乗してアメリカ大統領のドキュメンタリーを撮るほどのベテラン映像作家のマーク・ウェクスラーだが、冒頭で「 父のドキュメンタリー制作は冒険だった。 」と語ります。

 父は撮影監督のハスケル・ウェクスラー。
 『 アメリカ・アメリカ 』『 夜の大捜査線  』『 アメリカン・グラフィティ 』『 華麗なる賭け  』『 帰郷   』『 天国の日々 』( ネストゥール・アルメンドロスの追加撮影 )などを撮り、『 ヴァージニア・ウルフなんかこわくない  』『 ウディ・ガスリー わが心のふるさと 』で2度アカデミー撮影賞を獲っています。

 一方で頑固で反骨心が強く、しばしば製作者や監督や撮影現場でもめてきました。
『 カッコーの巣の上で 』は途中でプロデューサーのマイケル・ダグラスに解雇され( クレジットは残り 追加撮影はビル・バトラー )、『 カンバセーション・・・盗聴・・・ 』ではコッポラと衝突して降板( 後任はまたもビル・バトラー )など、何度か” 前科 “があります。

また富裕層出身だが自他ともに認める左派の反体制活動家であり、ベトナム戦争時ジェーン・フォンダ、トム・ヘイゲン夫妻のハノイ訪問に同行撮影しているし、ドキュメンタリーや劇映画を監督してアメリカ政府を批判してきています。 

そんな父のドキュメンタリーを撮ることにしたマイケルですが、冒頭から父は息子の撮影に異を唱え、圧をかけてきます。 (笑)
「 ドキュメンタリーは説明ではなく映像で伝えるものだ 」
「 なぜお前が有名人たちを取材したかはわかっている。
   だが彼らのコメントで私の人物伝などつくるな。 映画つくりは単なる仕事だ。 私自身ではない。 」
「 できたものが気に入らなったから、撮影同意書にサインしないぞ。 」    
困ったオヤジだ (笑)  観ていてマイケルに同情しました。
 
息子のマイケルは、有名人である父の名声( あるいは悪名 )の陰から出ようともがいてきました。
原題の『 TELL THEM WHO YOU ARE 』 は、子どもの頃有名スターを見かけて声をかけようともじもじしている息子に父ハスケルが掛けた言葉。 「 自己紹介しろ。 ハスケル・ウェクスラーの息子だと言えばいい 」ということですが、本作では父親に対して「 自分が何者か語れ 」ということでもあるのでしょう。

本作は、オレ様気質の父に口では言い返せない息子が、レンズを通して試みた父との対話です。
マイケルは30年連れ添った自分の母と離婚した父に長年距離を感じてきました。
今、父ハスケルは80歳を過ぎて、残った時間があまりないことを自覚しています。
ジェーン・フォンダは語ります。
「 手遅れになる前に和解しなさい。 子どもがどう歩み寄るかにすべてはかかっているのよ。 」

 本編では父親の仕事のパートナーの撮影監督コンラッド・L・ホール、息子で同じく撮影監督となったコンラッド・L・ホールが親族のようにマイケルに接して声を掛けますし、特典映像では多くの映画人が親子関係についてインタビューに答えています。

 本作は2004年作のドキュメンタリー。  良作と思います。 
ハスケル・ウエクスラーは2015年没。  93歳でした。

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