消された暗号 BRICK−ブリック−

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消された暗号 BRICK−ブリック− / ジョセフ・ゴードン=レビット
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(5点満点)

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  • DVD
ジャンル:

「消された暗号 BRICK−ブリック−」 の解説・あらすじ・ストーリー

現代の高校を舞台にハードボイルド・タッチの謎解きがスリリングに展開する異色の青春ノワール・ミステリー。監督は期待の新人ライアン・ジョンソン。南カリフォルニア郊外のサンクレメンテ高校。一匹狼の高校生ブレンダンは、ある日、排水溝に無惨に横たわる元彼女エミリーの死体を見つめていた──。その2日前、ブレンダンは2ヵ月前に別れたエミリーから助けを求める電話を受ける。しかし、彼女の話は要領を得ず、“ブリック”“ピン”といった謎めいた言葉を残して電話は切れた。ブレンダンは唯一の親友ブレインの協力を得て、さっそくエミリーの捜索に乗り出すが…。

「消された暗号 BRICK−ブリック−」 の作品情報

製作年: 2005年
製作国: アメリカ
原題: BRICK

「消された暗号 BRICK−ブリック−」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

消された暗号 BRICK-ブリック-の詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
110分 日本語 1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
R-15 KWX363 2007年11月22日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
13枚 2人 1人

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ユーザーレビュー:19件

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帰ってきた、フィルム・ノワールネタバレ

投稿日:2007/11/12 レビュアー:masamune

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原題を聞いてニヤッとした人は中々の英語通。米国の俗語「頼りになる人」と「刑務所から出た人」と言う背反する意味で使うが、タイトルで監督のセンスも伺える。そのRian Johnson監督は、デビューの本作でサンダンス映画祭審査員特別賞を受賞。因みに次作「The Brothers Bloom」には、日本の菊地凛子の参加も決まってる。
そんな本作は年に一本有るか無いかの、注目に値する作品。其処には映画への愛情とも言うべき「魂の結晶」が見てとれる。同じ映画祭で喝采を浴びた「SAW」の様な、新しい息吹を感じずにはいられない。

物語は一言で言えば「フィルム・ノワール」。つまり「マルタの鷹」と言った1940〜1950年代の犯罪映画、今風に言うクライム・サスペンス。正にレイモンド・チャンドラーのハードボイルドな世界観を現代の、しかも高校生に置き換えた想像力と、それを具現化する演出力には脱帽。
映像もブルーを基調としたイメージで、フィルム・ノワールらしい陰湿なムードも漂わせ、並のサスペンスやスリラーで無い事を冒頭から如実に示す。其処にはリンチやハネケと言った鬼才とも違う佇まいすら感じる。

事件の規模も映画的な派手さを排し、登場人物の枠の中で見事に完結。似た映画として思い出すのは「ロング・グッドバイ」、名匠Robert Altman監督がレイモンド・チャンドラーの「長いお別れ」を現代風にアレンジした。フィリップ・マーロウものとしては屈指の出来で、私も大いに痺れた。
そんな名作への愛情を感じる一方で、悪戯にオマージュで濁す事をせず、極めて正攻法な演出で物語る。その硬派に徹したスタイルを大いに支持したい。
俳優について語るスペースが無くなったので、一言だけ。麻薬ディラーを演じる、Lukas Haasと言えば「刑事ジョン・ブック」のサミュエルを思い出す方も多いだろう・・・まあ、チョッと凄い事に(笑)。

本作は正統なノワールを継承する「ネオ・ノワール」とでも言うべき、近年に無い注目作。スリラーやサスペンス好きにたまらない、知的好奇心を擽るミステリーだ。現代版「探偵モノ」を復活させた監督の才気に改めて拍手を送りたい。

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学校の怪談

投稿日:2007/11/30 レビュアー:裸足のラヴァース

masamuneさん お勧めのフィルム・ノワール 舞台はなんと高校なんですね 恐ろしいなアメリカの高校生は 大学の話だとばっか思ってました 高校が舞台のフィルム・ノワールってのが誰も 考えなかったアイデアで とりあえず ライアン・ジョンソンの脚本家としての 目の付け所 アイデアはいいんじゃないでしょうか この種のストーリーはもう追わない追えない ボクとしてはわかりずらいんですが まあこんなとこですか 「ローラ・パーマー」がなんとかみたいな リンチ的な謎の味付けなどがあります

フィルム・ノワールですから 主人公のなんだか意外と喧嘩も強い主人公が 元恋人の殺人事件を 校内の麻薬犯罪事件がらみに 追っていきます 彼の生活 家庭環境などは描かれないし ときに画面は ブラックアウトして どうも彼の主観で進行しますので 妄想のような怪しいムードが いかにもな感じで悪くないんですね サンダンスはなかなか優秀な人材を どんどん発掘してるようですね

こういった複雑なシネマを観ていると 単なるメロドラマのダグラス・サークなどのシネマは退屈かと言いますと そんなことはなく映画的な興奮に満ち溢れているのですが さて優秀なサンダンスの新人達の作品となると この映画的な華に欠けるというか あざやかなショットなどが ひとつもないんですね この「ブリック」もTVドラマのような感じです まあ低予算ということはありますでしょうが 同じサンダンスのスカラーシップを取った 我が黒沢清の場合には 確かに画面には初期から彼の映画作家としての刻印があるのであり 物語ではなく映画に魅了されたとの記憶が残るのです

この「ブリック」には そんな驚きはないのであり たとえば低予算で組まれたであろう 学校という舞台はそれなりに その広い空間や 教室という様式的な装置は 魅力的なそれこそ 古今東西 世界中の有名監督が描いてきたものであり そんな映画史的な教養のいっぺんでも感じられればいいのですが 物語が語られる場以上のものはありません 才能のありそうな人ですから 映画的にグレード・アップした 次回作は期待できるでしょうか 

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ハイスクールが舞台でなければ。

投稿日:2008/10/27 レビュアー:MonPetit

ルックアウトのジョセフ・ゴードン・レヴィット主演のクライム・サスペンス。最初は
ごちゃごちゃだった展開も徐々にピースがはまりはじめ最後には真相も明らかに
って話。ただ、どうしてもハイスクールが舞台ってことでちまちま感がぬぐえない。
これ別にハイスクールじゃなくてもいいよね、教頭とかも関わり方が無理があるし。
普通に街のギャングって設定だったら面白かったと思うな。作品自体は悪くないん
だから。見逃してはいけないのがブレイン君の存在。この役が非常に効いている。
知的で彼を影でサポート。唯一の友達って設定みたいだけど彼がいないと成り立
たないことが多数あったことは事実。

ジョセフ・ゴードン・レヴィットは非常に存在感があり役者としては抜群だ。常にポ
ケットに手を突っ込み背中を丸めて歩くのが彼のクセなのだが、彼の考えや立場
をうまく表しているともいえる。彼だけがあるときは高校生であることを思い出させ
てくれるが他はただのチンピラや売人。校庭は教室という単語がでてこなければ
本当にハイスクールとはわからない。無理やり借金が600ドルとか出して大人じゃ
ないとでも言いたい細工もちらほらあるがやや無理がある。

しかし低予算で作られたと思われるこの作品、非常に映画臭さが漂っていて意外
と好きな作品にランクイン。映画臭さって結構大事ですよ。

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高校生パルプ

投稿日:2007/12/05 レビュアー:カプチーノ

高校を舞台に繰り広げられるクライム・ストーリィ。
私立探偵小説そのままの展開で、開始から3/4までは入り組んだ話を頭の中で組み立てるのが精一杯で、観る側は忍耐を強いられます。そして最後の1/4で一気に事件解決へとなだれ込んでいき、カタルシスを味わうという典型的なハードボイルド小説のパターン。
高校生が大人の世界そのままの活劇を行いますが、違和感がありません。おそらく昨今の成人した大人の犯罪だと、もっと凄まじいことになってしまうでしょう。40―50年代のハードボイルド小説や映画が現代のアメリカの高校生の世界になっている、つまり低年齢化ということでしょう。恐ろしい。アメリカ社会は、どこまで荒んでいくのか。
低予算でつくられているため、安っぽいイメージがありますが、パルプ的な話なので、それが大きなマイナス要素にはなっていません。しかし、これがホラー映画だったら悲惨なC級映画となったでしょう。とはいえ、娯楽として楽しむ類の映画だと考えると、貧相な映画ということになってしまうか。
ハードボイルド小説を原作とした映画がほとんど製作されなくなってしまったので、この作品が新鮮に思えて、映画批評家受けはするかもしれませんが、多くの人々を魅了する作品でないと思います。
チャンドラー、ハメット、もっと近い年代ではアンドリュー・ヴァクスやロバート・B・パーカーといった作家の小説の方が遥かに面白いので、ハードボイルド小説のファンのこの作品への評価は厳しくなるような気がします。

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放課後の死角ネタバレ

投稿日:2009/01/08 レビュアー:よふかし

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 海外ミステリーの読み手でもあると思ういつも眠たい馬さんや横浜のタマさんのレビューに惹かれて。
 高校生が主人公の探偵役となるハードボイルドで、舞台も極力、校舎とその周辺に限って描こうというアイディアはとても素晴らしいと思う。もし僕が高校生で、ベルハウウェルの8ミリカメラを持っていて、適度なお金と仲間がいれば、きっと作りたくなるタイプの映画だなと思った。
 上記のおふたりはもちろん、いくつかのレビューが的確に表現されているけれども、意外なほどこうしたジャンルの定型をしっかりと踏まえていて嬉しい。けれど、登場人物の感情や人間関係など、すべて成熟した大人の世界をスライドしてしまったことで、どうにも借りもの感が否めない。映画が進むにつれて、身の丈に合っていない芝居の連続に、学芸会を見ているような気が強まってくる。別に否定的に感じるのではなくて、微笑ましいなあと思ってしまうのだ(ラストなんて確かにそう)。
 麻薬云々というお話は映画が成立する前提なので、さほど荒唐無稽さは感じないし、閉じた世界ですべてが展開されるのも、行動半径と視野の狭いティーンらしくてよい。けれど警察の介入を排除しようとするあまり(警察が入ればこの物語は壊れてしまうと考えられているようだ)、主人公が遺体を隠すことには無理を感じてしまうし、本来なら悪徳警官あたりの役まわりが学校の教頭にふられているのは苦笑もので、主人公を追い詰める効果も薄い。
 そんなふうにいくつも残念なところを感じたけれど、僕はこの映画が好きだ。それは、結果的にそうなったのかもしれないけれど、放課後の学校のなんだか時が止まったような静けさがよく捉えられていると思えたからだ。僕の通った学校にはたいてい、そこかしこに死角になるような、無駄のある空間があって、本を読んだり友だちと話したりした。ふと、夕方の校舎は無人になって、この世に自分しかいないような気がする。
 ややブルー系の色を基調とした、仰角気味のカメラが、そんな放課後の孤独な瞬間を思い起こさせる。50点。

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