アドレナリン

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　内容なんて全くありません。「毒薬を注射されたためアドレナリンを出し続けないと心臓が止まってしまう」という突飛な設定だけで突っ走る映画です。まさにアドレナリンを出し続けるために突っ走る主人公の姿をあの手、この手で描いていくのですが全体的にゲーム感覚で殺人のどぎついシーンも実に軽く描いています。アドレナリンを放出するためのシチュエーションをどれだけアイデア豊かに描くのかということに重点が置かれており、それがお気楽殺人シーンや衆人環視のなかでのS●X、カーチェースでガンアクションをしながらのオーラルS●Xなどに繋がっています。まあこれだけやればかなり悪趣味です。
　わたしも別に聖人君子ではないので暴力、性描写に関してそれほど抵抗感があるほうでは無いですがこのゲーム感覚はさすがにどうかなぁと思います。その悪趣味分はラストシーンおよびエンドクレジット終わりにも如何なく発揮されています。監督達がゲーム感覚でこの映画を作っているのことが良く分かるのがエンドクレジット後のオマケでしょう。ゲーム画面でプレイヤーが死亡してゲームオーバーの文字が表示されます。

　もしこれら全てをひっくるめて全てゲーム感覚で処理する事への風刺にしているとすれば凄いのですが、どうやらそういった雰囲気も無いようです。
　
　この映画を観て「映画を鑑賞した」という満足感は得られないでしょう。少なくとも私はそうでした。ゲームを達成した時のその映画のボーナス映画の豪華版を見せられているような気分がしました。すべてをお気楽に観れば良いのかもしれませんが、こうしたゲーム感覚ですべてを処理される映画が出現した事に少し危惧の念と肌寒いものを感じたのですが考えすぎでしょうか。

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夏休み映画の中で埋没した？けど、いやいや意外と面白い。「ダイ・ハード4.0」ではなく、本作を見た人は正統な「おバカ映画」好き(笑)。監督のMark Neveldineは、アイデア一発で、94分疾走するが、その演出振りや語り口は悪くなく、今後も期待できると、珍しく甘目に評価。

原題の「CRANK」とは、米国英語で「気むずかし」とか「つむじ曲がり」的な意味で用いるが、この邦題にしたセンスは中々のヒットと思う。最近気の利いたタイトルに屯と出会えないが、本作は○。
「アドレナリン」とは、日本語で「興奮する」の意味で使われる程に一般化した医薬語ですが、医療現場では「エピネフリン」を用いる方が一般的。インシュリンと併用して血糖の調節を施すが、診療では強心剤や喘息に用いる。

Jason Stathamについては、今更語る必要も無いが、私的には「今風のBruce Willis」と大いに期待を寄せる一人。脚本が気に入れば何でもホイホイ出演する心意気も憎いが、安心して見てられるアクション俳優としても、そのレベルは中々に高い。

しかし映画の中身は、ほとんど無い(笑)。

ひたすらハイテンションで暴れるだけ・・・正にKeanu Reevesならぬ「1人スピード」状態。どう「アドレナリン」を維持するか(変な文体)、これが見所。F-1でお馴染みのビールを飲み、AED(電気的除細動器)で電気ショックを与え、お姉ちゃんとS○Xなど、何でもアリ！・・・本作が正統な「おバカ映画」と得心がいく。

本作は監督がやりたかった事を時間内で凝縮した缶詰の様な映画。「ありえねぇ〜！」とか言いながら笑って見るのが正しい観賞方法。設定の破天荒さも胡散臭いが、中身も無いぜ！と堂々と宣言する清さが実に心地良く、こんなお気楽ゴン太君な映画が有っても悪くない。
往年の香港映画の様なテイストを堪能しつつ、エンド・ロールまで、じっくりと観賞したい。

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　真面目に鑑賞しようとしたら、馬鹿を見る作品。masamuneさんがおっしゃるように、おバカ映画として観るのなら、まあいいかな・・・。でも、「トランスポーター」でのCoolさのかけらもないジェイソン・ステイサム・・・ハゲ仲間として残念至極であります。（いや、私はハゲではなく剃っております）

　ストーリーははちゃめちゃで、脚本があまりにもお粗末。発想としては悪くはないのだけれど、もう少し練り込まないと引き込まれないのです。ノンストップ・アクションと言えば、まず「スピード」を思い浮かべますけど、「スピード」は一瞬でも時速５０マイル（８０ｋｍ）を下回るとおしまい。そして、私たちにも町中で８０ｋｍを維持することの難しさ（っていうか、不可能！）が、よ〜くわかるので常にハラハラドキドキでした。それに比べると、
「アドレナリンを出し続けろ」
と言うのがわかりづらいし、たまに休憩しちゃっても、中国毒の進行を止められないって言うだけで、その瞬間に死ぬわけではないので（メーターがついてるわけでもないから、本来なら死んでるはず「生きてるのが奇跡」って言うのもよくわからん）緊迫感が今一でしょう。
　別に、アドレナリンを出すためなら、人前でそんなことをいたさなくても、他に方法はいくらでもありそうなもの。（個人的には、後で街頭インンタビューに答える中国人の女の子が好きです。「男らしかったわ。大きかったし・・・」って、注目はそこかい！？）
　バイクで高速道路でも逆走してもいいし、シートの上に立ち上がってなごんでちゃいかんでしょ。
　断崖絶壁からダイブしてみたりね（ジェイソン・ステイサムは高飛び込みで、世界１２位だって言うし）
　だいたい、彼の行動理念には誰も共感できない（笑）ので、特に女性には不快感しか残らないんでしょうね。基本的に自分のことしか考えてないヤツばっかりの映画ですから。
　
　本作が監督デビューのマーク・ネヴェルダインはＨＤカメラでの撮影や、映像の転換部に印象的なカットをオーバーラップさせたり、斬新な映像というか、スタイリッシュなものを作りたかったのでしょうが、どうも空回りしてしまったようです。
　基本的なドラマの部分がしっかりしていないと、斬新な映像も上滑りしてしまいます。ならば、どうせマンガチックで非現実的な設定なのだから、いっそのことストーリーなんぞどうでもいいのだと開き直って、もっと突き抜けた究極のおバカ映画にしてしまえば良かったのにね。

　初めから、悪趣味なおバカ映画と覚悟して観る分には楽しめます。
　しかし、この作品を８００枚も用意して、レンタル保証にするなんて、DISCASさんも懐が広い（笑）まあ、買い取りじゃないからいいのか・・・。

B級映画っつーのは、狙ったらあかんよー！金かけてＢ級っぽくつくるのって違うって〜。。。

「低予算」「短期間」「少人数」等々の足かせから、知恵をふりしぼって作られるのがB級映画であって、せやから新しい手法や技術がいっぱい生まれて・・・、そこに魅力があるんやんかー！

これは、そこが解ってないんよね〜・・・。

金があってリアルに作れるところを、ワザと"おもちゃまる解りのちぎれた手"を見せるのは無意味なんよ〜！チープさを解らんように撮ろうとするのがB級映画なんやから！そこで撮り方に工夫が生まれて、新しい手法や技術が生まれるんやん！例えば、逆光で撮ったりとか、クローズアップや引きで撮ったりとか、すぐに切り替えたりとか・・・

それで新しい手法を駆使しても、やっぱり予算が無いから残ってしまうチープさがええやんか〜♪

自分が愛するB級映画（おバカ映画）の魅力はココにはないっすね〜。

ただ、フツーの映画としてみたらフツーに面白いとはおもうんやけどね（´艸｀）

個人的満足度　29点　オススメ度　60点

ジャジャーン！！アドレナリンさん、おめでとうございます。
ＤＩＳＣＡＳレンタル暦３年以上の私、最後まで見ずに（見られずに）返却した作品第一号に輝きました！
見始めて１分で借りたことを後悔した。１時間ほど我慢して見続けたけど、もう我慢の限界。　だめだ、見るのやめよう！
ハチャメチャストーリーとエログロ満載、おまけにカメラワークが早いので、目がチカチカする。
なんじゃあ、こりゃあ？？？怒りでアドレナリンが充満してきましたね。　映画館でお金払ってみた人は金返せ−状態で雄叫びをあげていたんじゃあ？
ジェイソン君、もっちっとましな映画に出なさいよ。せっかくいいもの持ってるんだから。。。いえ、演技のことですから。。