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輝ける女たち / カトリーヌ・ドヌーヴ

輝ける女たち /ティエリー・クリファ

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DVD

旧作

お届け率:100%

解説・ストーリー

 昔ながらのキャバレーでマジシャンとして働くしがない中年男が、オーナーの突然の死によって否応なく自らの人生を見つめ直すさまを、彼を取り巻く女性たちの人間模様と共に綴る大人のコメディ・ドラマ。主演は「ル・ブレ」「ムッシュ・カステラの恋」のジェラール・ランヴァン。彼との因縁浅からぬ女性たちとしてカトリーヌ・ドヌーヴ、エマニュエル・ベアール、ミュウ=ミュウというフランスを代表する女優陣が豪華に共演。監督はこれが長編2作目のフランスの新鋭ティエリー・クリファ。

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「輝ける女たち」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

 昔ながらのキャバレーでマジシャンとして働くしがない中年男が、オーナーの突然の死によって否応なく自らの人生を見つめ直すさまを、彼を取り巻く女性たちの人間模様と共に綴る大人のコメディ・ドラマ。主演は「ル・ブレ」「ムッシュ・カステラの恋」のジェラール・ランヴァン。彼との因縁浅からぬ女性たちとしてカトリーヌ・ドヌーヴ、エマニュエル・ベアール、ミュウ=ミュウというフランスを代表する女優陣が豪華に共演。監督はこれが長編2作目のフランスの新鋭ティエリー・クリファ。

「輝ける女たち」 の作品情報

作品情報

製作年:

2006年

製作国:

フランス

原題:

LE HEROS DE LA FAMILLE/FAMILY HERO

「輝ける女たち」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

TSUTAYAだから可能な圧倒的作品数!!

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洋画・邦画

35,500
タイトル以上

国内ドラマも一部含まれております

国内・海外ドラマ

5,400
タイトル以上

アニメ

9,200
タイトル以上

R-18

210,000
タイトル以上

CD

250,000
タイトル以上

※2022年2月 現在のタイトル数

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1〜 5件 / 全40件

小粋でおしゃれな映画。 ネタバレ

投稿日:2007/12/07 レビュアー:JUCE

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 邦題は『輝ける女たち』となっていますが原題を直訳すると「家族のヒーロー」でしょうか。たしかに女性達が生き生きとしている映画なのですが、実は主人公は画面上では登場機会の少ない自殺したおじいさんなのです。実際には登場人物の誰とも血のつながりの無い人なのですが、それでいて家族、そしてキャバレーの支柱として、誰からも慕われ尊敬を受けてきた人物。
 その彼が自分の死期が近い事を知り、ある最大の気がかりを解消するためにとった最大の計画がこの物語の全てです。その最大の気がかりと言うのは「キャバレー“青いオウム”の存続と血のつながりは無いが我が子あるいは弟のように愛しているニッキーの自立」なのです。ニッキーはあまりにガブリエルを敬愛するが故にその庇護無しでは生きていけないようなダメオヤジになってしまっています。本来であればニッキーにキャバレーの経営を任せられればいいのですが、自分の死んでしまったらニッキーも店もダメになってしまうのは明白です。そこでガブリエルはニッキーの別れた妻やその子ども達を巻き込みながら綿密な下準備を行います。そして準備が整った時点で最後の起爆剤として「自殺」を行うのです。ですからこのガブリエルの自殺に関してはなんら悲哀に満ちたものとしては描かれていません。この起爆剤を元に家族の再生や個々人の幸せ、ニッキーの成長と全てはガブリエルの計画の通りに事が起こっていきます。まさに原題の通り、ガブリエルは家族のヒーローなのです。

 このガブリエルの計画をベースに映画はニッキーを中心に人間関係が描かれていきます。この関係がやや複雑なので、ホームページなどで人物相関を確認しておくのも良いかもしれません。その相関関係を予め知識として持っていてもネタバレとか、映画が面白くなるなるという心配はこの映画では無いと思います。逆にそれが分かっていれば変な混乱が無く、人間関係の微妙なおかしさや映画の美しさに集中ができるかもしれません。

 個人的にはラストも好きですね。きっとニッキーは次の「家族のヒーロー」として戻ってくると信じています。

 人間模様やストーリーが堅苦しくも緩くも無く、バランスの良い映画です。こういった映画がエスプリの利いた映画と言えるのではないでしょうか。

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良くも悪くも、おフランス ネタバレ

投稿日:2007/08/28 レビュアー:masamune

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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本作は今年の3月に開催された「フランス映画祭2007」のオープニングに選ばれた作品。お話としては家族の和解と再生がテーマの、一遍の愛情偶像劇・・・なんですが(笑)。
本作は「フランス映画」に慣れてる方には問題ないが、私の様にハリウッド慣れしてる者は、少し準備運動が必要かも。それだけテーマが米国産とは異なるテイストが味わえる、とも言える。
フランスは別名「ヨーロッパの中国」とも言われ、良い意味も悪い意味も含めて「個人主義」の国だ。この「個」を大切にする精神は映画でも顕著で、本作も人物表現が一筋縄ではいかない。

お話は至って単純で、「青いオウム」と言うキャバレーでの人間模様を描く。キャバレーのオーナーが突然死ぬ事で、離散した家族が呼び戻される。遺言で集められた4人の家族は、やがてキャバレーと、それを取り巻く人々の感性に触れ、落魄れたキャバレーを継ぐ・・・と言うもの。
面白いのは人物の描き方が「大人」と言う点だ。実際に登場する方々も随分と大人だが(笑)、それは置いといてキャラ設定がとてもCoolでDryだ。そしてフランス映画ではお決まりの?女装や同性愛者もしっかり登場。しかしハリウッドと違うのは、彼らを全く蔑視してない点だ。この奇妙だが憎めない登場人物の描き方一つ取っても、本作がフランス製としっかり認識できる。

Catherine Deneuve × Emmanuelle Beart × Miou-Miou × Geraldine Pailhasの演技合戦も力が抜けた感じで悪くない。まあ、演技より「歌」の方も上手くて、本職の歌手なんぞ借りなくてもOKと堂々と歌い上げる。よく考えたら本作の主人公は、Gerard Lanvinの筈だが、そんなのどっかへ飛んでる感じも、またフランスらしい。
決して人物設定がハリウッドの様に整理されてる訳も無く、銘々が演技してる感は否めないが、それでも従来のフランス映画の事を思えば、見易くなってる、とは思う。
寂しいなと感じたのは、キャバレー発祥の地で在るフランスでさえ、キャバレーの様な業態が寂びれてるらしい・・・と物悲しくも有る。劇中でもレビューダンスとか、手品とか、歌唱ショーなど定番が堪能出来るシーンも盛り込まれてる。ライヴならではの、楽しさとか美しさを本作は最後の輝きの様に描いており、チョッピリ切なくなった。

本作は荒唐無稽な設定を好まないフランス映画が、等身大の生活観をベースに「人生のあや」を静かに語る点が心に響く。時代遅れなテーマを、敢て掘り起こして描くスタイルは正にフランス映画の王道。
豪華な俳優陣が集う本作は、日頃はハリウッドばかり見てる方(私も含む)、是非おフランス入門編としても見て欲しい。

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再会した家族が 見つけた新しい舞台 ネタバレ

投稿日:2007/11/21 レビュアー:ミルクチョコ

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南仏ニースのキャバレー「青いオウム」のオーナーガブリエルが急逝し、離れ離れに暮らしていた家族が久々に顔を合わせ、本音を語りあうことで、心の溝を埋めていく、家族再生のドラマ。

オーナーのガブリエルを父同然に慕う奇術師のニック(ジェラール・ランバン)は、元妻アリス(ドヌーブ)と、シモーヌ(ミュウ・ミュウ)との間に生まれた二人の子供が、店を相続すると知りショックを受ける。
二人の子供たちとも、元妻達ともしっくりいかず、遺産相続からも弾かれてしまったニッキーの寂しい心は、美しい歌姫レアに向かうのですが・・・
ニッキーのプレイボーイぶりは、老いた孤独さがしみじみと出ていて、なかなか味のある演技です。

登場人物の関係が複雑で、最初は、誰が誰の子?というのが、分かりにくいのですが、過去がはっきりして来た時、やっと前に進むことができました。
元妻アリス(ドヌーブ)は、自由奔放で、人生を満喫し、自信満々の自立した女性を演じ、もう一人の元妻シモーヌは、アリスとは対象的で、男性を立てながらも生活力旺盛で、ちょっと意外です。
それぞれが、悩みを抱え、お互い秘密を持って暮らしている。
そして、そんな微妙な距離感から、イライラしたり、いがみ合ったりしている。しかし、何かのきっかけで、彼らの隠されていた過去が明らかになり、その騒動を経て、一人一人の新しい人生を踏み出すことになる。フランス風ハッピーエンドってこうなの?と思わせてくれます。
誰かの家族であるということ、人と繋がっている事って幸せだと感じさせてくれる映画。

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キラキラと輝く宝石 ネタバレ

投稿日:2007/10/25 レビュアー:sautet

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かつてはTVで一世を風靡したマジシャン
駆け出しの頃からお世話になったキャバレーで
細々とマジックを続ける日々
過去の栄光
それもまたよしと思えるから
まだまだ自分は栄光の最中にいられた

そんな彼のそれなりの人生に一石を投じることができた
ただ一人の人物
育ての親 キャバレーのオーナーが急逝
自殺とも病気とも言えない死

幼少の頃拾ってくれたオーナー
キャバレーという舞台を用意し
舞台で育ててくれたオーナー
TVで成功しブームが過ぎ
戻れる故郷を用意してくれたオーナー
自分一人で築いてきたなんて思い上がってた?
そんなつもりはないけれど
失うと初めて気づく
自身の不甲斐なさと 
まるで親がわり まるで英雄だった オーナーの存在感

死んでしまったオーナーが
度々目前に登場し
それでいいのか?そうしたいのかと問いかけてくる
優しく淡々と いつも変わらずそうだったのかと気づかされる

おまけに遺産である店や家は
息子や娘に譲られる

一度目の結婚 助手
長女が誕生
彼女は夫と不仲 養子を望んでいるが反対されている

二度目の結婚 キャバレーの自称宣伝係と結婚
長男が誕生
彼はゲイでクール 父親を反面教師として経理の堅い仕事に就く

今進行形の恋
キャバレーの魅力的な歌い手
1ヶ月口説いているが手ごたえがない 何故?

全て 自分がまいた種 全て 自分の責任
そう思っている
それはそれ 自身の生き方に入り込んできた厄介の一つ一つ
仕方ない 誰のせいでもない 
そう思っている
多分少しイイオトコ気取りでいた

でもよくよく考えたら
自分が繋いだままでいる そう思っていた女達
巻き込んだと そう思っていた女達でさえ
実はそれぞれ自分の人生を生きていて
繋がれたのでも 巻き込まれたのでもなく

見事家族として 人として 自ら繋がっている

そしてその繋がりの元を辿っていくと
原点には自分がいるのではなく
キャバレーのオーナーである彼がそこに

自分の道を生きていなかったのは?
巻き込まれていたのは?

人は原点を意識し
戻るべき時に出発点に戻れると
新しい自分として歩き出せる

オーナーの死をきっかけに集まった家族が
それぞれに原点に立ち戻り再び歩き出す
そして彼だけは 新しい自分だけでなく
新しい道を歩く勇気も手に入れる

家族を捨て歌に生き
各地を点々とするキャバレーの歌い手だけが
それとは別の人生のようだけれど
家族を捨て歌に生きようと決めたその時出会った彼に会うことで
彼女もまた原点に返っている

郷愁にふける
懐古趣味的な振り返りではない
自分が意識せず 気がつきもせず歩いてきた道を
辿ることで安心し
勇気と確信を持って新しい道を歩いていく

そんな出発の形を軽快に描いた
キラキラと輝く宝石のような作品

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女も男も輝いています

投稿日:2007/09/17 レビュアー:カプチーノ

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1〜 5件 / 全40件

ユーザーレビュー

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ユーザーレビュー:40件

小粋でおしゃれな映画。

投稿日

2007/12/07

レビュアー

JUCE

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 邦題は『輝ける女たち』となっていますが原題を直訳すると「家族のヒーロー」でしょうか。たしかに女性達が生き生きとしている映画なのですが、実は主人公は画面上では登場機会の少ない自殺したおじいさんなのです。実際には登場人物の誰とも血のつながりの無い人なのですが、それでいて家族、そしてキャバレーの支柱として、誰からも慕われ尊敬を受けてきた人物。
 その彼が自分の死期が近い事を知り、ある最大の気がかりを解消するためにとった最大の計画がこの物語の全てです。その最大の気がかりと言うのは「キャバレー“青いオウム”の存続と血のつながりは無いが我が子あるいは弟のように愛しているニッキーの自立」なのです。ニッキーはあまりにガブリエルを敬愛するが故にその庇護無しでは生きていけないようなダメオヤジになってしまっています。本来であればニッキーにキャバレーの経営を任せられればいいのですが、自分の死んでしまったらニッキーも店もダメになってしまうのは明白です。そこでガブリエルはニッキーの別れた妻やその子ども達を巻き込みながら綿密な下準備を行います。そして準備が整った時点で最後の起爆剤として「自殺」を行うのです。ですからこのガブリエルの自殺に関してはなんら悲哀に満ちたものとしては描かれていません。この起爆剤を元に家族の再生や個々人の幸せ、ニッキーの成長と全てはガブリエルの計画の通りに事が起こっていきます。まさに原題の通り、ガブリエルは家族のヒーローなのです。

 このガブリエルの計画をベースに映画はニッキーを中心に人間関係が描かれていきます。この関係がやや複雑なので、ホームページなどで人物相関を確認しておくのも良いかもしれません。その相関関係を予め知識として持っていてもネタバレとか、映画が面白くなるなるという心配はこの映画では無いと思います。逆にそれが分かっていれば変な混乱が無く、人間関係の微妙なおかしさや映画の美しさに集中ができるかもしれません。

 個人的にはラストも好きですね。きっとニッキーは次の「家族のヒーロー」として戻ってくると信じています。

 人間模様やストーリーが堅苦しくも緩くも無く、バランスの良い映画です。こういった映画がエスプリの利いた映画と言えるのではないでしょうか。

良くも悪くも、おフランス

投稿日

2007/08/28

レビュアー

masamune

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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本作は今年の3月に開催された「フランス映画祭2007」のオープニングに選ばれた作品。お話としては家族の和解と再生がテーマの、一遍の愛情偶像劇・・・なんですが(笑)。
本作は「フランス映画」に慣れてる方には問題ないが、私の様にハリウッド慣れしてる者は、少し準備運動が必要かも。それだけテーマが米国産とは異なるテイストが味わえる、とも言える。
フランスは別名「ヨーロッパの中国」とも言われ、良い意味も悪い意味も含めて「個人主義」の国だ。この「個」を大切にする精神は映画でも顕著で、本作も人物表現が一筋縄ではいかない。

お話は至って単純で、「青いオウム」と言うキャバレーでの人間模様を描く。キャバレーのオーナーが突然死ぬ事で、離散した家族が呼び戻される。遺言で集められた4人の家族は、やがてキャバレーと、それを取り巻く人々の感性に触れ、落魄れたキャバレーを継ぐ・・・と言うもの。
面白いのは人物の描き方が「大人」と言う点だ。実際に登場する方々も随分と大人だが(笑)、それは置いといてキャラ設定がとてもCoolでDryだ。そしてフランス映画ではお決まりの?女装や同性愛者もしっかり登場。しかしハリウッドと違うのは、彼らを全く蔑視してない点だ。この奇妙だが憎めない登場人物の描き方一つ取っても、本作がフランス製としっかり認識できる。

Catherine Deneuve × Emmanuelle Beart × Miou-Miou × Geraldine Pailhasの演技合戦も力が抜けた感じで悪くない。まあ、演技より「歌」の方も上手くて、本職の歌手なんぞ借りなくてもOKと堂々と歌い上げる。よく考えたら本作の主人公は、Gerard Lanvinの筈だが、そんなのどっかへ飛んでる感じも、またフランスらしい。
決して人物設定がハリウッドの様に整理されてる訳も無く、銘々が演技してる感は否めないが、それでも従来のフランス映画の事を思えば、見易くなってる、とは思う。
寂しいなと感じたのは、キャバレー発祥の地で在るフランスでさえ、キャバレーの様な業態が寂びれてるらしい・・・と物悲しくも有る。劇中でもレビューダンスとか、手品とか、歌唱ショーなど定番が堪能出来るシーンも盛り込まれてる。ライヴならではの、楽しさとか美しさを本作は最後の輝きの様に描いており、チョッピリ切なくなった。

本作は荒唐無稽な設定を好まないフランス映画が、等身大の生活観をベースに「人生のあや」を静かに語る点が心に響く。時代遅れなテーマを、敢て掘り起こして描くスタイルは正にフランス映画の王道。
豪華な俳優陣が集う本作は、日頃はハリウッドばかり見てる方(私も含む)、是非おフランス入門編としても見て欲しい。

再会した家族が 見つけた新しい舞台

投稿日

2007/11/21

レビュアー

ミルクチョコ

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南仏ニースのキャバレー「青いオウム」のオーナーガブリエルが急逝し、離れ離れに暮らしていた家族が久々に顔を合わせ、本音を語りあうことで、心の溝を埋めていく、家族再生のドラマ。

オーナーのガブリエルを父同然に慕う奇術師のニック(ジェラール・ランバン)は、元妻アリス(ドヌーブ)と、シモーヌ(ミュウ・ミュウ)との間に生まれた二人の子供が、店を相続すると知りショックを受ける。
二人の子供たちとも、元妻達ともしっくりいかず、遺産相続からも弾かれてしまったニッキーの寂しい心は、美しい歌姫レアに向かうのですが・・・
ニッキーのプレイボーイぶりは、老いた孤独さがしみじみと出ていて、なかなか味のある演技です。

登場人物の関係が複雑で、最初は、誰が誰の子?というのが、分かりにくいのですが、過去がはっきりして来た時、やっと前に進むことができました。
元妻アリス(ドヌーブ)は、自由奔放で、人生を満喫し、自信満々の自立した女性を演じ、もう一人の元妻シモーヌは、アリスとは対象的で、男性を立てながらも生活力旺盛で、ちょっと意外です。
それぞれが、悩みを抱え、お互い秘密を持って暮らしている。
そして、そんな微妙な距離感から、イライラしたり、いがみ合ったりしている。しかし、何かのきっかけで、彼らの隠されていた過去が明らかになり、その騒動を経て、一人一人の新しい人生を踏み出すことになる。フランス風ハッピーエンドってこうなの?と思わせてくれます。
誰かの家族であるということ、人と繋がっている事って幸せだと感じさせてくれる映画。

キラキラと輝く宝石

投稿日

2007/10/25

レビュアー

sautet

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かつてはTVで一世を風靡したマジシャン
駆け出しの頃からお世話になったキャバレーで
細々とマジックを続ける日々
過去の栄光
それもまたよしと思えるから
まだまだ自分は栄光の最中にいられた

そんな彼のそれなりの人生に一石を投じることができた
ただ一人の人物
育ての親 キャバレーのオーナーが急逝
自殺とも病気とも言えない死

幼少の頃拾ってくれたオーナー
キャバレーという舞台を用意し
舞台で育ててくれたオーナー
TVで成功しブームが過ぎ
戻れる故郷を用意してくれたオーナー
自分一人で築いてきたなんて思い上がってた?
そんなつもりはないけれど
失うと初めて気づく
自身の不甲斐なさと 
まるで親がわり まるで英雄だった オーナーの存在感

死んでしまったオーナーが
度々目前に登場し
それでいいのか?そうしたいのかと問いかけてくる
優しく淡々と いつも変わらずそうだったのかと気づかされる

おまけに遺産である店や家は
息子や娘に譲られる

一度目の結婚 助手
長女が誕生
彼女は夫と不仲 養子を望んでいるが反対されている

二度目の結婚 キャバレーの自称宣伝係と結婚
長男が誕生
彼はゲイでクール 父親を反面教師として経理の堅い仕事に就く

今進行形の恋
キャバレーの魅力的な歌い手
1ヶ月口説いているが手ごたえがない 何故?

全て 自分がまいた種 全て 自分の責任
そう思っている
それはそれ 自身の生き方に入り込んできた厄介の一つ一つ
仕方ない 誰のせいでもない 
そう思っている
多分少しイイオトコ気取りでいた

でもよくよく考えたら
自分が繋いだままでいる そう思っていた女達
巻き込んだと そう思っていた女達でさえ
実はそれぞれ自分の人生を生きていて
繋がれたのでも 巻き込まれたのでもなく

見事家族として 人として 自ら繋がっている

そしてその繋がりの元を辿っていくと
原点には自分がいるのではなく
キャバレーのオーナーである彼がそこに

自分の道を生きていなかったのは?
巻き込まれていたのは?

人は原点を意識し
戻るべき時に出発点に戻れると
新しい自分として歩き出せる

オーナーの死をきっかけに集まった家族が
それぞれに原点に立ち戻り再び歩き出す
そして彼だけは 新しい自分だけでなく
新しい道を歩く勇気も手に入れる

家族を捨て歌に生き
各地を点々とするキャバレーの歌い手だけが
それとは別の人生のようだけれど
家族を捨て歌に生きようと決めたその時出会った彼に会うことで
彼女もまた原点に返っている

郷愁にふける
懐古趣味的な振り返りではない
自分が意識せず 気がつきもせず歩いてきた道を
辿ることで安心し
勇気と確信を持って新しい道を歩いていく

そんな出発の形を軽快に描いた
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女も男も輝いています

投稿日

2007/09/17

レビュアー

カプチーノ

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