向かいの窓

向かいの窓の画像・ジャケット写真

向かいの窓 / ジョヴァンナ・メッツォジョルノ

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「向かいの窓」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

夢を追う女性を描いたドラマ。子育てや食肉工場の仕事に追われ、菓子職人の夢に近づけないジョヴァンナは、向かいの家に住む男・ロレンツォを眺めることを楽しみにしていた。しかしそんな彼女にも転機が訪れ、伝説の菓子職人から菓子作りを学ぶことに。

「向かいの窓」 の作品情報

作品情報

製作年: 2003年
製作国: イタリア/イギリス/トルコ/ポルトガル
原題: LA FINESTRA DI FRONTE/FACING WINDOW

「向かいの窓」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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窓の向こうに ネタバレ

投稿日:2007/11/04 レビュアー:よふかし

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 ショップの新作棚を流していて何となく手に取って、予備知識ゼロで鑑賞しました。ヒチコックの『裏窓』という途方もない傑作を筆頭に、「窓モノ」にはつい惹かれてしまいます。窓の向こうにはいつも異界が広がっている、つまり映画そのものだと思うからです。もっとも、この映画はサスペンスものではありません。演出も演技も物語も誠実だけれど淡い感じ、その分、あまりストレスを感じたくない夜などにはちょうど良い大人のドラマと言えるかもしれません(そうだ、最初ちょっとだけ激しいシーンがあります)。
 
 だらしない夫、こましゃくれた子どもと暮らす停滞した毎日に物足りなさを感じる女性が、向かいのアパートに住む青年に恋をする物語。そこに闖入してきた記憶喪失の老人のミステリアスな物語が交錯していきます。
 なんとこの老人がヴィスコンティの『郵便配達は二度ベルを鳴らす』や『夏の嵐』のマッシモ・ジロッティで、これが遺作となったらしく、弱弱しい老いぶりは見事なのですが、案外地だったのでしょうか。この老人の過去はどこか最近話題になったいくつかの映画の組み合わせのように見えてしまい、目新しさという意味ではちょっと損をしていると思うのですが、語り口が奇をてらわず滑らかなのに救われています。
 ときにカメラは老人の目線になって、幻覚がそのまま画面に侵入してくるのですが、映画は幻覚にアクセントを求めず、そのまま淡々としています。ここを観て! というアクセントがほとんどない、そのあたりがとても滑らかで好感を持ちましたが、人によっては起伏のない退屈さを感じるかもしれません。終盤のケーキつくりのあたりも、ハリウッドあるいはフランス映画でも、もっとエンタテインメントに仕立てたことでしょう。
 この抑えた感じは、凡庸ではなく狙いと思うのですが、僕は案外好きです。55点。

 sheriffさん、ゆっくり行きましょう。うちの家訓は「無理を禁ずる」、略して無理禁です。
 ぶわっさん、『ドリーム・キャッチャー』は僕も大好きです。

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向いの窓の誘惑

投稿日:2008/09/15 レビュアー:ひきむすび

彼女は この無風状態にいらついている
散らかった部屋を片付けながら
騒ぐ子供たちを叱りながら
なかなか思うようにいかない夫婦生活に
溜息をつきながら。
私の夢見ていた未来って こんなのじゃなかったはず って。

そんなとき 心惹きつけられるのは
向かいの窓のひと。自分と違う空気に生きるひと。


子育て世代の女性の妄想を うまく絵にしてしまったなぁと思うんです。
人間としての可能性を認めてくれる そして女としての魅力を認めてくれる
都合のいいハッピーな話とわかりつつ 二重構造の媚薬に惹かれてしまいます。

窓と窓を介して見えるもの 伝えきれないもの
ご老人の記憶の断片を探りながら 二人の思いが見え隠れする
自分像 家族のかたちが直接的間接的に浮かんでくる。
この時代にして窓という奥ゆかしさがとても好きです。


ご老人の過去には何かまだあやふやな感じが残るのですが
この方の瞳、うっすらと白濁した瞳の説得力に優るものはないでしょうね。

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去って行く人は何かを残していくのね

投稿日:2009/04/24 レビュアー:kazupon

ラストのジョヴァンナの台詞。
彼女の目だけの大写しの映像。

向かいの窓の彼の目を通して、ジョヴァンナは自分の姿を見る。

向かいの窓から、自分の窓の中を覗く。

食肉工場で経理の仕事をしているジョヴァンナの夢は、菓子職人。
「それならば、何故、菓子店で働かない?」と老人。

冒頭のシーンから、老人が誰であるかは直ぐに察しがつく。

老人が彼女の生活に入り込んで来たのも唐突なら、
姿を消したのも突然だった。

彼女が老人を探し当てた先で見たものは・・・


印象に残るシーンが、たくさんありました。
「力を貸して・・・」というジョヴァンナの言葉に、独り号泣する夫。
ロレンツォが去って行く後を追って、ジョヴァンナが部屋を飛び出し、階段を駆け下りるシーン。
何種類もの見事なケーキが並ぶ、老人の台所。

「過去」や「捨て切れない夢」
「流されていく日常」や「くすぶらせてしまった思い」
向かいの窓ではなく、自分の心を覗いたからこそ、ジョヴァンナは去って行く人から「何か」を得たのだと思います。
静かな美しい映画でした。

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隣の芝生は青いのか?

投稿日:2007/12/24 レビュアー:はなびらもくれん

人に見られてないようで、結構見られてる事って多い。
自分の生活や人生を嘆く人も。
結局は自分で選択してきたのにね・・・。
向かいの窓に見える人を秘かに想い、そして話ができ
それから・・・。
その向かいから、自分の生活はどんな風にみえたのだろう?
自分が思うほど、悪くないと思うけど、どうだったのだのかな?
最終的な彼女の選択に私は賛成です。
それにしてもイタリヤ語って迫力のある言葉だなって改めて
思った。感情がストレートに言葉に乗るっていうか・・・。
ジョヴァンナ演じた女優さん、本当にきれいでした。


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甘さ濃いめのケーキ (ネタバレほんのりと)

投稿日:2008/06/08 レビュアー:ムーン

同じ窓モノでも、フレンチの「仕立て屋の恋」のような、
ストーリーに驚くような展開はないけれど、どこか似ているかも。

それよりもムーンは、役者の美貌に最後まで見とれてしまった。

ハリウッドスターのようにどこか人工的な美しさではない、
等身大で色気のある役者ぞろいで、主人公役のジョヴァンナ・
メッツォジョルノが凄くキレイ。化粧品のCMとかでていそう。

隣の色男もいい顔なんだけど、男の色気では、亭主の方が今の流行かも。
シモーヌの家族の母親と姉?みたいな人も年取っててもあの美貌。
凄すぎてホラー入ってます。

ジョヴァンナって典型的なイタリア美人ですよね。
塩野七生さんが、ローマでたまに、ボッチィチェルリの描くような
美人に出会う事があると書いていたけど、ほんとにいるんだなーと思いますわ。

ストーリーのポイントとしては、「岐路」かな。
主役の奥さん、何回か自分の運命に悩むとこあるけれど、
最終的には選択としては、間違ってなかった。

記憶を喪失したあのおじいさんや隣の面倒見のいいおばさんの
アドバイスがあったから、良かった・・・の?
だって、あのおばさんそそのかしてるんだもん。

で、あのラブシーン。
なんだか観てて息苦しかった。

そして、ケーキの森。相当 甘そーでした。
さすがティラミスの国だわ。

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向かいの窓

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窓の向こうに

投稿日

2007/11/04

レビュアー

よふかし

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 だらしない夫、こましゃくれた子どもと暮らす停滞した毎日に物足りなさを感じる女性が、向かいのアパートに住む青年に恋をする物語。そこに闖入してきた記憶喪失の老人のミステリアスな物語が交錯していきます。
 なんとこの老人がヴィスコンティの『郵便配達は二度ベルを鳴らす』や『夏の嵐』のマッシモ・ジロッティで、これが遺作となったらしく、弱弱しい老いぶりは見事なのですが、案外地だったのでしょうか。この老人の過去はどこか最近話題になったいくつかの映画の組み合わせのように見えてしまい、目新しさという意味ではちょっと損をしていると思うのですが、語り口が奇をてらわず滑らかなのに救われています。
 ときにカメラは老人の目線になって、幻覚がそのまま画面に侵入してくるのですが、映画は幻覚にアクセントを求めず、そのまま淡々としています。ここを観て! というアクセントがほとんどない、そのあたりがとても滑らかで好感を持ちましたが、人によっては起伏のない退屈さを感じるかもしれません。終盤のケーキつくりのあたりも、ハリウッドあるいはフランス映画でも、もっとエンタテインメントに仕立てたことでしょう。
 この抑えた感じは、凡庸ではなく狙いと思うのですが、僕は案外好きです。55点。

 sheriffさん、ゆっくり行きましょう。うちの家訓は「無理を禁ずる」、略して無理禁です。
 ぶわっさん、『ドリーム・キャッチャー』は僕も大好きです。

向いの窓の誘惑

投稿日

2008/09/15

レビュアー

ひきむすび

彼女は この無風状態にいらついている
散らかった部屋を片付けながら
騒ぐ子供たちを叱りながら
なかなか思うようにいかない夫婦生活に
溜息をつきながら。
私の夢見ていた未来って こんなのじゃなかったはず って。

そんなとき 心惹きつけられるのは
向かいの窓のひと。自分と違う空気に生きるひと。


子育て世代の女性の妄想を うまく絵にしてしまったなぁと思うんです。
人間としての可能性を認めてくれる そして女としての魅力を認めてくれる
都合のいいハッピーな話とわかりつつ 二重構造の媚薬に惹かれてしまいます。

窓と窓を介して見えるもの 伝えきれないもの
ご老人の記憶の断片を探りながら 二人の思いが見え隠れする
自分像 家族のかたちが直接的間接的に浮かんでくる。
この時代にして窓という奥ゆかしさがとても好きです。


ご老人の過去には何かまだあやふやな感じが残るのですが
この方の瞳、うっすらと白濁した瞳の説得力に優るものはないでしょうね。

去って行く人は何かを残していくのね

投稿日

2009/04/24

レビュアー

kazupon

ラストのジョヴァンナの台詞。
彼女の目だけの大写しの映像。

向かいの窓の彼の目を通して、ジョヴァンナは自分の姿を見る。

向かいの窓から、自分の窓の中を覗く。

食肉工場で経理の仕事をしているジョヴァンナの夢は、菓子職人。
「それならば、何故、菓子店で働かない?」と老人。

冒頭のシーンから、老人が誰であるかは直ぐに察しがつく。

老人が彼女の生活に入り込んで来たのも唐突なら、
姿を消したのも突然だった。

彼女が老人を探し当てた先で見たものは・・・


印象に残るシーンが、たくさんありました。
「力を貸して・・・」というジョヴァンナの言葉に、独り号泣する夫。
ロレンツォが去って行く後を追って、ジョヴァンナが部屋を飛び出し、階段を駆け下りるシーン。
何種類もの見事なケーキが並ぶ、老人の台所。

「過去」や「捨て切れない夢」
「流されていく日常」や「くすぶらせてしまった思い」
向かいの窓ではなく、自分の心を覗いたからこそ、ジョヴァンナは去って行く人から「何か」を得たのだと思います。
静かな美しい映画でした。

隣の芝生は青いのか?

投稿日

2007/12/24

レビュアー

はなびらもくれん

人に見られてないようで、結構見られてる事って多い。
自分の生活や人生を嘆く人も。
結局は自分で選択してきたのにね・・・。
向かいの窓に見える人を秘かに想い、そして話ができ
それから・・・。
その向かいから、自分の生活はどんな風にみえたのだろう?
自分が思うほど、悪くないと思うけど、どうだったのだのかな?
最終的な彼女の選択に私は賛成です。
それにしてもイタリヤ語って迫力のある言葉だなって改めて
思った。感情がストレートに言葉に乗るっていうか・・・。
ジョヴァンナ演じた女優さん、本当にきれいでした。


甘さ濃いめのケーキ (ネタバレほんのりと)

投稿日

2008/06/08

レビュアー

ムーン

同じ窓モノでも、フレンチの「仕立て屋の恋」のような、
ストーリーに驚くような展開はないけれど、どこか似ているかも。

それよりもムーンは、役者の美貌に最後まで見とれてしまった。

ハリウッドスターのようにどこか人工的な美しさではない、
等身大で色気のある役者ぞろいで、主人公役のジョヴァンナ・
メッツォジョルノが凄くキレイ。化粧品のCMとかでていそう。

隣の色男もいい顔なんだけど、男の色気では、亭主の方が今の流行かも。
シモーヌの家族の母親と姉?みたいな人も年取っててもあの美貌。
凄すぎてホラー入ってます。

ジョヴァンナって典型的なイタリア美人ですよね。
塩野七生さんが、ローマでたまに、ボッチィチェルリの描くような
美人に出会う事があると書いていたけど、ほんとにいるんだなーと思いますわ。

ストーリーのポイントとしては、「岐路」かな。
主役の奥さん、何回か自分の運命に悩むとこあるけれど、
最終的には選択としては、間違ってなかった。

記憶を喪失したあのおじいさんや隣の面倒見のいいおばさんの
アドバイスがあったから、良かった・・・の?
だって、あのおばさんそそのかしてるんだもん。

で、あのラブシーン。
なんだか観てて息苦しかった。

そして、ケーキの森。相当 甘そーでした。
さすがティラミスの国だわ。

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