ションベン・ライダー

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ションベン・ライダー / 永瀬正敏

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「ションベン・ライダー」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

ガキ大将のデブナガにいつもいじめられていたジョジョ(永瀬)、ブルース(河合)、辞書(坂上)の中学生3人組。今日こそはデブナガへの仕返しを誓った矢先ヽ人の目の前でデブナガが何者かにさらわれてしまう。思わぬ事態に3人はデブナガの行方を追うが、事件は覚せい剤を巡るヤクザの対立が原因だったことから3人の身にも危険が及ぶ……。

「ションベン・ライダー」 の作品情報

作品情報

製作年: 1983年
製作国: 日本

「ションベン・ライダー」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

キャスト・スタッフ

脚本: 西岡琢也
撮影: 田村正毅伊藤昭裕
音楽: 星勝

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1〜 5件 / 全12件

日本映画史に残る傑作 ネタバレ

投稿日:2004/09/21 レビュアー:parole

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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この映画の貯木場におけるシーンは日本映画にとって歴史に記憶を残すべきものだと思う。相米慎二と言うととかく「長回し」をその特徴として語られることが多いが、実は相米は決して「手法の人」ではなく、どちらかと言えばいわば「情動の人」なのだと思う。だから、確かに中期までは長回しを使うことが多くはあったが、それは長回しという手法を目的としていたわけではなく、自分でもなんだかよく分からないままフィルムに生気をもたらそうとしていた結果が長回しになってしまったに過ぎないのだろう。事実、その後の作品である「台風クラブ」以降特徴的な長回しは影を潜めるようになる。
しかし、「ションベンライダー」以前の作品においては、その作品のテーマや主人公達によるところも少なくないのだろうが、長回しが作品そのものと不可分と言ってよいほどマッチしており、中でも「ションベンライダー」における貯木場のシーンとその後の遊園地における観覧車から別れまでのシーンは、相米映画の長回しの頂点と言ってよいほどの傑出したものだ。前者は役者達の動きや何を画面に捉えるかと言った観点を無視して時にはアングル外に役者達を置き去りにしながらひたすらカメラが移動するのだが、その無軌道なカメラと画面の動きが比類のないほど感動的だ。一方後者はシーンの前半部分では、狭い観覧車の中を無理にぎこちなく、ということは当然のことながらゆっくりと役者達をアングルや画面構成から外しながらカメラが動き、観覧車を降りた後半部分では固定に近い動きで三人組と藤竜也をこれ以外にはないと言い得るような構成の画面に捉えて離さない。共に長回しであると言った点以外はほとんど全くと言ってよいほど共通点がない二つのシーンが同じ映画の中で、全く違和感を感じさせずに共存しているのだ。
もちろんこれ以外にも有名な冒頭の超長回しや花火のシーンなど傑出したシーンは少なくない。これらはめちゃくちゃだという点でしか一つの作品としての共通項に収まらないものなのだが、一つの作品として通してみると何ら違和感を感じない統一感を保っている。
完成度(って、でも果たして何だろう?)という点では「ションベンライダー」以上の作品は、相米自身の作品の中でも、もちろん他の作家の作品にでも腐るほどあるだろうが、これほど幸福な作品はざらにはない。

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★★★★ アントキの中学生

投稿日:2013/02/01 レビュアー:ガラリーナ

ずいぶん長い間、本作が相米監督のデビュー作だと思ってたんだよね。
なぜかというと、学生の自主映画みたいなノリでとても荒削りな作品だから。
もちろん、それが魅力になっているのは言うまでもない。

大好きなカメラを手に入れて、無我夢中で撮った。
そんなみずみずしさにあふれている。
ぴあフィルムフェスティバルで学生たちの作品が入賞したりするじゃない?あんな感じなんだよね。

本当ならそのたどたどしさが稚拙に感じられるかもしれないけど、
河合美智子や永瀬正敏のセリフまわしもとても魅力的にうつる。
大人という壁に全力で突撃する中学生たち。
「大人は判ってくれない」。
このモチーフはその後の「台風クラブ」で大きな実を結ぶ。

性に目覚め、大人になろうとしている彼らだけど
自分たちがまだ子どもであること、その無力さも知っている。
もがいても、もがいても、大人は相手になんかしれくれない。
ちぇっ、なんだよ、バカヤロー。

そんな中で藤竜也演じるヤクザだけが自分たちを大人扱いしれくれる。
この藤竜也の雰囲気がすごくいい。

今そうやってもがいている中学生っているんだろうか。
今の子たちにとって、大人と自分たちとの境界線はとても曖昧だ。
「大人」とは本来、不可解で無寛容な存在なはずで、
だからこそ、その存在の際だちを壁と捉えてきた。
でも、今の子たちにとって、大人はそれだけの存在感を示しているんだろうか。
相米作品はいつも子どもを生き生きと描いているんだけど、
最終的には大人の立ち位置を考えさせられる。

子どもに向き合う映画と言えば田畑智子主演の「お引っ越し」という作品があって、
私はこっちの方が好きなんだけど、DISCASには置いてないの。残念です。

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崩壊寸前の傑作

投稿日:2013/05/22 レビュアー:さえぴょん

「意味」を嫌うといえば、本作もまたそうですね。意味の無いむき出しの運動が次々と表れます。成功するか失敗するか、綱渡りのようにギリギリのところを突っ走る長回し。
しかし照明の当て方を見れば、これが単に素人のお遊び的なものではなく、非常に考え抜かれた末のカメラワークであることがすぐわかります。
多くの場面においてロケーションがその場所であらねばならない物語的な必然性は皆無ですが、映画的に説得力のある画面に仕上げているので、大して気になりません。
破綻など最初から気にしていないような豪胆ぶりに驚きます。この豪胆な作家がわずか50年でその生涯を閉じてしまったのが返す返すも口惜しい。

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何時だって少年達は大人を越えて行く

投稿日:2011/08/11 レビュアー:海の雫

ロングショットと長回しの映像が印象に残ります。

少年二人と少女の三人組が主人公です。
この主人公達がとにかくじっとしていない。
画面狭しと動き回ること!
まるで若いエネルギーを持て余すがごときに。

彼らの行動は突発的で、刹那的、支離滅裂のようにも見えますが、
そう感じてしまうのは、きっと私が大人になってしまったからでしょう。
彼等なりの目的意識と目標はちゃんと有ります。
そして彼等の何処にぶつけて良いか解らない、苛立ちと痛みも・・・。

大人は彼等を見て眉をひそめ、或いはハラハラと心配する。
だって大人に彼等を理解することなど出来はしないから・・・。

そう、いつの時代でも少年達は大人など越えてしまう存在だからです。

観ている時より、時間がたつほど強く心に焼きつく、不思議な作品。
秀逸だと思います。

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同時上映 『うる星やつら オンリー・ユー』

投稿日:2008/07/09 レビュアー:野良パンダ

故・相米慎二監督の作品
永瀬正敏・河合美智子・藤竜也が若くてかわいい。

「ションベン・ライダー」って題名のインパクトさや「長回し」という撮り方が良く話題に出るけど、それよりも驚くことが劇場版『うる星やつら オンリー・ユー』と同時上映されてた事はあまり話題にならない・・・

当時、小学生だった私はこの映画のタイトルを聞いてド肝抜かれました。うる星やつらを見たくて劇場に行ったのですが先に上映されてたのが「ションベン・ライダー」・・・
ガキの俺に『長回し』なんかの撮り方なんてわかるわけもなく内容も理解できるはずもなく妹と苦行を耐えた記憶がある。

トラウマだったこの作品、同監督の「台風クラブ」が好きな私としては、もう1度チャレンジしてみようと思った。
台風クラブと同じく中学生の少年達が主役って事で楽しいかな?と思ったのですが・・・
ギャグっぽい場面があったかと思うと銃殺場面・・・
話もイマイチ面白くないしわかりづらい
『長回し』がどうこうよりも、映り方がチープ過ぎる。
正直、見終わって疲れた作品だった

『ションベン・ライダー』どう転んでも、おもしろくなりそうなタイトルなんですが、もったいない。

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日本映画史に残る傑作

投稿日

2004/09/21

レビュアー

parole

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この映画の貯木場におけるシーンは日本映画にとって歴史に記憶を残すべきものだと思う。相米慎二と言うととかく「長回し」をその特徴として語られることが多いが、実は相米は決して「手法の人」ではなく、どちらかと言えばいわば「情動の人」なのだと思う。だから、確かに中期までは長回しを使うことが多くはあったが、それは長回しという手法を目的としていたわけではなく、自分でもなんだかよく分からないままフィルムに生気をもたらそうとしていた結果が長回しになってしまったに過ぎないのだろう。事実、その後の作品である「台風クラブ」以降特徴的な長回しは影を潜めるようになる。
しかし、「ションベンライダー」以前の作品においては、その作品のテーマや主人公達によるところも少なくないのだろうが、長回しが作品そのものと不可分と言ってよいほどマッチしており、中でも「ションベンライダー」における貯木場のシーンとその後の遊園地における観覧車から別れまでのシーンは、相米映画の長回しの頂点と言ってよいほどの傑出したものだ。前者は役者達の動きや何を画面に捉えるかと言った観点を無視して時にはアングル外に役者達を置き去りにしながらひたすらカメラが移動するのだが、その無軌道なカメラと画面の動きが比類のないほど感動的だ。一方後者はシーンの前半部分では、狭い観覧車の中を無理にぎこちなく、ということは当然のことながらゆっくりと役者達をアングルや画面構成から外しながらカメラが動き、観覧車を降りた後半部分では固定に近い動きで三人組と藤竜也をこれ以外にはないと言い得るような構成の画面に捉えて離さない。共に長回しであると言った点以外はほとんど全くと言ってよいほど共通点がない二つのシーンが同じ映画の中で、全く違和感を感じさせずに共存しているのだ。
もちろんこれ以外にも有名な冒頭の超長回しや花火のシーンなど傑出したシーンは少なくない。これらはめちゃくちゃだという点でしか一つの作品としての共通項に収まらないものなのだが、一つの作品として通してみると何ら違和感を感じない統一感を保っている。
完成度(って、でも果たして何だろう?)という点では「ションベンライダー」以上の作品は、相米自身の作品の中でも、もちろん他の作家の作品にでも腐るほどあるだろうが、これほど幸福な作品はざらにはない。

★★★★ アントキの中学生

投稿日

2013/02/01

レビュアー

ガラリーナ

ずいぶん長い間、本作が相米監督のデビュー作だと思ってたんだよね。
なぜかというと、学生の自主映画みたいなノリでとても荒削りな作品だから。
もちろん、それが魅力になっているのは言うまでもない。

大好きなカメラを手に入れて、無我夢中で撮った。
そんなみずみずしさにあふれている。
ぴあフィルムフェスティバルで学生たちの作品が入賞したりするじゃない?あんな感じなんだよね。

本当ならそのたどたどしさが稚拙に感じられるかもしれないけど、
河合美智子や永瀬正敏のセリフまわしもとても魅力的にうつる。
大人という壁に全力で突撃する中学生たち。
「大人は判ってくれない」。
このモチーフはその後の「台風クラブ」で大きな実を結ぶ。

性に目覚め、大人になろうとしている彼らだけど
自分たちがまだ子どもであること、その無力さも知っている。
もがいても、もがいても、大人は相手になんかしれくれない。
ちぇっ、なんだよ、バカヤロー。

そんな中で藤竜也演じるヤクザだけが自分たちを大人扱いしれくれる。
この藤竜也の雰囲気がすごくいい。

今そうやってもがいている中学生っているんだろうか。
今の子たちにとって、大人と自分たちとの境界線はとても曖昧だ。
「大人」とは本来、不可解で無寛容な存在なはずで、
だからこそ、その存在の際だちを壁と捉えてきた。
でも、今の子たちにとって、大人はそれだけの存在感を示しているんだろうか。
相米作品はいつも子どもを生き生きと描いているんだけど、
最終的には大人の立ち位置を考えさせられる。

子どもに向き合う映画と言えば田畑智子主演の「お引っ越し」という作品があって、
私はこっちの方が好きなんだけど、DISCASには置いてないの。残念です。

崩壊寸前の傑作

投稿日

2013/05/22

レビュアー

さえぴょん

「意味」を嫌うといえば、本作もまたそうですね。意味の無いむき出しの運動が次々と表れます。成功するか失敗するか、綱渡りのようにギリギリのところを突っ走る長回し。
しかし照明の当て方を見れば、これが単に素人のお遊び的なものではなく、非常に考え抜かれた末のカメラワークであることがすぐわかります。
多くの場面においてロケーションがその場所であらねばならない物語的な必然性は皆無ですが、映画的に説得力のある画面に仕上げているので、大して気になりません。
破綻など最初から気にしていないような豪胆ぶりに驚きます。この豪胆な作家がわずか50年でその生涯を閉じてしまったのが返す返すも口惜しい。

何時だって少年達は大人を越えて行く

投稿日

2011/08/11

レビュアー

海の雫

ロングショットと長回しの映像が印象に残ります。

少年二人と少女の三人組が主人公です。
この主人公達がとにかくじっとしていない。
画面狭しと動き回ること!
まるで若いエネルギーを持て余すがごときに。

彼らの行動は突発的で、刹那的、支離滅裂のようにも見えますが、
そう感じてしまうのは、きっと私が大人になってしまったからでしょう。
彼等なりの目的意識と目標はちゃんと有ります。
そして彼等の何処にぶつけて良いか解らない、苛立ちと痛みも・・・。

大人は彼等を見て眉をひそめ、或いはハラハラと心配する。
だって大人に彼等を理解することなど出来はしないから・・・。

そう、いつの時代でも少年達は大人など越えてしまう存在だからです。

観ている時より、時間がたつほど強く心に焼きつく、不思議な作品。
秀逸だと思います。

同時上映 『うる星やつら オンリー・ユー』

投稿日

2008/07/09

レビュアー

野良パンダ

故・相米慎二監督の作品
永瀬正敏・河合美智子・藤竜也が若くてかわいい。

「ションベン・ライダー」って題名のインパクトさや「長回し」という撮り方が良く話題に出るけど、それよりも驚くことが劇場版『うる星やつら オンリー・ユー』と同時上映されてた事はあまり話題にならない・・・

当時、小学生だった私はこの映画のタイトルを聞いてド肝抜かれました。うる星やつらを見たくて劇場に行ったのですが先に上映されてたのが「ションベン・ライダー」・・・
ガキの俺に『長回し』なんかの撮り方なんてわかるわけもなく内容も理解できるはずもなく妹と苦行を耐えた記憶がある。

トラウマだったこの作品、同監督の「台風クラブ」が好きな私としては、もう1度チャレンジしてみようと思った。
台風クラブと同じく中学生の少年達が主役って事で楽しいかな?と思ったのですが・・・
ギャグっぽい場面があったかと思うと銃殺場面・・・
話もイマイチ面白くないしわかりづらい
『長回し』がどうこうよりも、映り方がチープ過ぎる。
正直、見終わって疲れた作品だった

『ションベン・ライダー』どう転んでも、おもしろくなりそうなタイトルなんですが、もったいない。

1〜 5件 / 全12件