怪奇大作戦　セカンドファイル　ゼウスの銃爪（ひきがね）

オリジナルは”怪奇俳優”岸田森が映るだけで画的に怪奇色が色濃く漂う面白い作品なんで、今作のリメイクに当時の怪奇色を求めても端から無理な願い事なのは認識済みも、どうしてもあっち系を求めてしまう性（笑）

”怪事件（怪奇現象）は人間が起こした科学犯罪”であることを半官半民のメンバーが実証し解決していくストーリー。
面白いのは本作が放送された年（2007年）に類義のテーマを持つ、”超常現象を科学的に解き明かしていく”ご存じ『ガリレオ 』も放送されているのです。
でまたまた偶然だと思うんですが、実は第1話の怪現象がどちらも”人体発火現象”。
オカルトっぽいですが怪奇色は薄く、おどろおどろしい怪奇趣味的なテーマも至極あっさり解明されます。
特に本作は『呪怨』の清水崇だけにホラー的画ヅラを結構期待したものの・・・。

正義とは何かと云う社会的なテーマを内在させるも、今更な感じの古臭いテーマだけに、陳腐な感想しか浮かんで来ないんですよね。
ただ、”発火現象”を起こしたからくりはさすがにスケールが大きくて、この辺りはオリジナルに近いＳＦ寄りですね。
が、どうしても監督が監督なだけに違うジャンルの世界観を求めてしまうのはホラーファンなら致し方無しでしょうか（笑）

ちなみに主演の西島秀俊は私的には永遠に『あすなろ白書』の松岡純一郎なんですが・・・って、とっても素敵な俳優さんにおなりになられて、本作でもその人柄の良さと高潔なイメージが役柄にピッタリはまってます。
ファンの方は必見ですぞ（笑）

謎のからくりは、某ＳＦ小説を読んだ人にはすぐわかってしまいます。
ＣＧの出来も微妙です。
それでも西島秀俊が好きな人には十分楽しめます＾＾

セカンドじゃなくて、本当はファーストが観たいんです。
怪奇大作戦。
きっと放送コードやらなんやらの諸問題で現在はリリースが難しいのかもしれません。
でも観たいんですよねぇ。
どうにかならんもんでしょうか・・・
なんか、おどろおどろしくて、胡散臭くて、だからこそファンタスティックな仕上がりになってそうじゃないですか。
かなり興味をそそられるんです。
ファーストを観たことがないので、このセカンドファイル第一話が、文字通りこのシリーズの初鑑賞でした。
やっぱ違う？・・・・
おどろおどろしくなく。
胡散臭くもなく。
一言で言えば「安くさい」。
ＣＧとかがもう・・・・
そこは胡散臭くアナログ方式でやっちゃってほしいです。
そのほうが味が出て逆にイイ。
安くさいのと胡散臭いのは全く違うので。
胡散臭いステキさを目指してひしかったですね。
時代的にそれはもう無理な注文なんでしょうか。
どうしてもサラっとした描き方になってしまっていますね。
今回のエピソードは「ガリレオ」のエピソードとネタがカブってました。
（どっちが先なのかは知りません）
なのでチト興味が薄れてしまった。
次に期待・・・
そうなんです。
そんなに面白いと思わなかったのに。
次に期待してしまうんですね。
不思議なもんです。
この世界観に（観たことないけどファーストのほうの）惹かれてるからですね、きっと。
でも、このセカンドファイル。
三話しかないのか？
もしかしなくても失敗作！？

田中は髪を短くして正解だ。
と、この若干ロングな時期を見て思った。

　これ、題名だけ見たら借りようとは思いませんでした。
　全３巻観ての感想です。
　ＮＨＫで放送されていたらしく、その放送を見た方におもしろかったと勧められ、借りてみました。
　時代設定もよくわからないのですが、二昔前のドラマのセリフの様で、初めは違和感を感じました。
　リアリティがないので、特撮ものとして鑑賞するにはおもしろかったです。
　私の場合は、結局出演者が良かったから、全て観てしまっただけかもしれません。
　１巻に１話しか収録されておらず、メイキングもありませんので、借りる方はびっくりしないでくださいね。　

３０年前に一世風靡した科学ホラー。
科学的検証を裏付けに作成されたもので、音楽も当時のままを使用。
この作品は、人体自然発火をテーマに科学的検証をもってメカニズムを解明し、発火システムを操り殺人を繰り返す犯人を追い詰めるもの。
ストーリーには、もう一歩工夫が欲しいが、３０年前の当時の設定を変えて無い。ファンには必見の一品。