白虎隊

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福島の原発事故を会津のご先祖様たちはさぞお嘆きでしょう。でも、そんな今だからこそ観るべきドラマです。去年、会津を旅しましたが、それは美しく、誇り高い町でした。
負けるとわかっていながら、家族や郷土を守るために戦った会津の人々。裏切りを憎み、卑怯を憎む心。ならぬものはならぬ。
郷土のために戦い、亡くなった人、生きて語り継いだ人。余談ですが、晩年の松平容保公は「自分のために死んでいった者の多さを考えると華美なふるまいはできない」と、華族の階級も固辞され、磐梯山の噴火の際には地元民を見舞ったとか。どこかの政治家とはエライ違いです。

お米や魚、果物、野菜・・・日本人の胃袋を東北はずっと支えてくれていました。
震災と原発で傷つき苦しんだ福島を、今こそ助けましょう。がんばろう、ではなく、「支えよう」福島を。

テレビで放映したときに見ました。
役者は思ったよりはマシでしたが、脚本が最悪。
ドラマで表現しなければいけないことを、すべてセリフで説明していたのに興ざめしました。

ぜひ１９８６年度版の白虎隊を見てください。
格が違います。

亡くなった姑は会津の出身。お墓は会津にあります。墓参りに行ったことはありますが、会津気質に関しては全く知らなかった。
この映画を観てからは会津人の気骨に惚れちゃいました。

上・下巻に分かれています。上巻目は白虎隊が生まれるまでの経過。その軸となる少年達にスポットを当てています。
銃の手ほどきをする女性陣に黒木メイサが出演していますが、和装がとても似合って素敵でした。
特に下巻最後のシーンでの勇ましいヤギナタでの戦姿は、実に格好いい。

下巻目は白虎隊が出陣する処から始まり、降伏するまでが収録。この巻の後半からは泪なくしては観れない状態。
ティッシュをどれほど使ったか知れない程に悲しかった。まだ１６歳の少年達の死は早すぎる。
でも、二本松の少年隊は12才だったとか。こちらには全くスポットが当たっていない。何故？

薬師丸ひろ子さんの病弱な母親役が実に涙を誘いました。松平容保役の東山紀之さんも無念の殿様役の心情が伝わってくる演技で泣けた。
上巻と下巻の間は、下巻がなかなか返却されなかったので、時間があいてしまいましたが、問題なく観ることができたのは、ある程度内容を知っていたからだと思う。
自害してしまった白虎隊の場面は、城が焼けたと勘違いしてしまったのが原因とか…。おそらく疲れ切っていたからなのだろう。この場面は辛すぎて眼を覆ってしまった。

平和な世の中に住んでいる私たちは、彼等と比べればかなりの大人です。でも、人となりはどうなのだろうかと黙想して欲しい。
礼儀正しく、親に従順であり、志高く…素晴らしい教育方針だと思う。会津人のこの気骨も今はもう観ることはできないのだろうと思う。
これからの日本、どうなってしまうのでしょうか。

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現代では考えられない子供への厳しい教え。
『ならぬものはならぬ』
この教えを、しっかりと守っている若き白虎隊。
何度見ても、涙し、考えさせられる物語です。

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ご存じのように白虎隊や会津の悲劇は筆舌に尽くしがたいものがあります。　この第二夜では避けることの出来なかった悲劇の中から「生きる」という希望を全面に打ち出しています。
平和な時代だから「かわいそう」なのではなく生きて何ができるかを考えさせられます。　
ある意味ハッピーエンドとも言えます。
後生に希望を持たせたと言う意味で。