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叫 / 役所広司

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叫 /黒沢清

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「叫」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

「CURE キュア」「ドッペルゲンガー」の黒沢清監督が、再び役所広司を主演に迎えて贈るミステリー・ホラー。不可解な連続殺人事件の謎を追う一人の刑事が、やがて忘れ去られた過去の記憶の迷宮に呑み込まれ混乱と恐怖に苛まれていく姿を描く。連続殺人事件の捜査に当たる刑事・吉岡。犯人を追っているはずの吉岡は、しかしそこに自分の影を見て揺れ始める。被害者の周辺に残る自分の痕跡、さらには自らの記憶すらも自身の潔白を確信させてくれない。苦悩を深める吉岡は、第一の殺人現場に舞い戻り、そこで不気味な女の叫び声を耳にするのだが…。

「叫」 の作品情報

作品情報

製作年:

2006年

製作国:

日本

「叫」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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黒沢清、珠玉のラブストーリー ネタバレ

投稿日:2007/08/25 レビュアー:JUCE

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 黒沢監督の作品は明確なジャンル分けをするのが難しく、むりにどこかしらに当てはめようとすると枠からはみ出てしまいます。そのはみ出た部分が黒沢節であり監督独特の持ち味ともなっています。この『叫』もホラー、サスペンス、ミステリーなど様々なジャンルにまたがっていて、その中でもミステリー部分に比重が置かれているように思えます。でもこれは表面的な部分ですが・・・。
 監督はダブルミーニングがとても好きですね。この作品、一見するとこれまでの黒沢清監督の「理由を語らない」という観客にとても挑戦的なスタイルを辞めて、とても親切で分かりやすい映画を装っています。しかし本質的には従来の黒沢作品となにも変わっていません。
 『LOFT』で監督はホラーとラブロマンスを融合させたらどうなるのかということにチャレンジしています。『LOFT』ではホラーとラブロマンスを表層的な見せ方で同一に見せようとしたために少し暴走してしまった感がありました。その点を踏まえてホラーとラブロマンスの融合に再チャレンジした作品がこの『叫』だと私には思えます。
 役所演じる主人公、吉岡とその恋人春江とのラブロマンスは、赤いドレスの幽霊(葉月)の確信的と言えるリアリティの無さ(異化効果)によって巧妙に隠蔽されています。しかし映画のラストシーンでその隠蔽を見事に剥ぎ取り、映画の全容を語るという手法は見事なものです。この1カットに春江の棒読みな台詞回しや二人の逢引の微妙なぎこちなさや距離感、こういった伏線が一気に弾けるのです。

 「許す」「なかったことにする」という二つのキーワードが出てきますが、ラストは「あなただけを許す」・・・。これとても怖いです。このラストは『カリスマ』や『回路』に出てきた監督の終末観が踏襲されています。(これはべっちさんのレビューさんを参照。注:重大なネタバレ)
 また葉月里緒奈と小西真奈美の二人の女性も実は対照をなしていて、これもドッペルゲンガーを見ているかのようです。
 黒沢作品には車での移動シーンが登場するのですが、実際にロケで車を走らせることが無くスタジオで背景や映り込みを証明やオブジェクトの写しこみで表現しています。これは車のシーンで“移動”と“密室の孤独”を表現するダブルミーニングになっているのでしょう。この独特の車のシーンと廃墟は黒沢作品ではお約束ですね。いつも登場するのかとワクワクします。
 『降霊』から続く怖さを追求しないホラー路線も継続です。

 こんちゃんの指摘に鏡の話が登場しますが、たしかに鏡も意識して作られていると思います。これは葉月里緒奈と小西真奈美の違いを表すのにも用いられています。前者は鏡に映りこむ、後者は鏡を覗き込む。その印象的なシーンが吉岡が春江を横たえて抱擁するシーンでカメラ目線になる春江の表情でしょう。実はあれは鏡を見ているそうです。
 
 このように過去の作品を踏襲しながらも、常に進化を試みる黒沢監督。そしてこの『叫』は間違いなくこれまでの作品を見事に昇華させた傑作だと思います。黒沢監督を天才と呼んでいいのかは置いておくとして、少なくとも映画というものに常に真摯に取り組み、新たなチャレンジを行いながら緻密に計算しているという点ではまさに稀有な存在でしょう。この作品が終わった時点から黒沢監督の目線はすでに次の次元へと向かっているのでしょう。

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どうしたの?黒沢監督・・・ ネタバレ

投稿日:2007/08/14 レビュアー:こんちゃん

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 う〜ん、微妙な感じですね・・・。日本のホラー界の旗頭と、多くの方が認める黒沢清監督の作品と考えると、何かをやりたかったのだけれどやりきれずに消化不良と言うところでしょうか?
 たとえば「鏡」。「叫」と「鏡」をかけたのかどうかわかりませんが、水面を含めて、写り込みというものを効果的に使っているようですが、もっとうまく出来るような気がします。たとえばラウル・ルイスの「クリムト」では、それを非常に上手に使って、幻想的な雰囲気を醸し出して、観客を混乱させることに成功していましたよね。
 「CURE」や「ドッペルゲンガー」で独自の演出を見せつけ、感心させられた私としては、この方向転換は解せないですな・・・。まだ、試行錯誤の段階なのでしょうか。

 役所広司の演技力によるところが大きい作品で、その心理描写などは監督、役者ともさすがと思わせるものがありますが、ケチケチさんがおっしゃるようなエンタメ路線との迎合というのに違和感を感じてしまいますね。(私は、ケチケチさんほど深いところまで読めません・・・年期の違いか・・・)

 なんせ、ホラーなのに怖くない!(笑っちゃう場面はありますが)こけおどしに怖がらせる必要は無いでしょうが、これまでの黒沢作品にあったストーリーの底に流れる得体の知れない怖さというか、底知れぬ恐怖感が感じられないんですよねぇ。
 勝王さんのおっしゃるように、さらなる進化を目指しつつも、通俗性に傾いてしまったのでしょうか?

 葉月里緒菜って、結構好きなんですよ。あとから出てきた遠山景織子とかぶってしまうところがあって、最近見かけなくなってしまったのですが、不思議な雰囲気を持っている女優さんだと思うのです。ホラーはあってるかも知れません。(本作では、ちょっと笑ってしまいましたけど)いろいろあったようですけど、頑張って欲しいですね。

 中途半端にわかりやすいので、理解しようとしちゃうと本来の黒澤ワールドからはずれてしまうようです。祟りだとか、忘れ去られてしまったことへの怒りだとか、理屈で考えないようにして見た方がいいかなと思います。

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私を 忘れないで! ネタバレ

投稿日:2007/08/16 レビュアー:ミルクチョコ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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この作品は、廃墟自体がテーマの一つになっていると思います。
廃墟・・・それは誰からも忘れられた存在。かつては立派に使われていたはずなのに、年月と共に忘れられ、そこに未だにあるにも関わらず、なき物として扱われる。忘れられた存在。
まるで無かった事になってしまっている現実。
その存在自体が、まるで幽霊のような存在。
葉月里緒菜演じる幽霊は、きっと廃墟と同等の存在なのでしょうね。そこに確かに存在して(生きて)いたのに・・完全に忘れられたもの。
それは、きっと逆恨みというものではないでしょうか?
しかし、逆恨みというのは、常に自分本位なものでしょうから、された方としては、全くたまりませんよね。
度々起こる地震は、忘れられたものからの叫びなのでしょうか?
そんな忘れられた過去からの復讐というのが、この作品のテーマのようです。
それは、街や建物を取り壊したりするだけではなくて、そこに生きて来た人たちをも無視してしまっている。
私たちがそれを意図している訳でもなく、何も考えずに行動している事でもあるかと・・・
そこで繰り広げられた事件は、あまりにも切なく、悲しさを秘めています。
しかし、その中にも、笑いがあって、幽霊であるはずの女が、玄関から出て行ったり、空を飛んだりと・・・
そういう可笑しい味と、幽霊の訴えが一体で、黒澤監督らしいですね。



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あなただけ許します ネタバレ

投稿日:2007/12/26 レビュアー:裸足のラヴァース

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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レンタル50円ビデヨ(=DVD)は こんな複雑な話は一回では理解できない ボクのような人にはヒジョーに助かります と言いますか昔は 普通に何度も同じ映画を観る習慣があったのに 新作にかまけて それをさぼってる影響が出ているのを痛感する年の瀬であります うん

幽霊が間違って出てきてある人間にとり憑く?それだけでもものすごくいやな話なので そうではなかったのですが 前半ですでに相当怖いです 幽霊はしかし間違えない 幽霊に取り憑かれるが その意味を理解し得ない男の物語 「LOFT」に対応しつつ 一見オーソドックスなスタイルに戻ってよりエンタメしながら 複雑でわけわかりません 冒頭数分の突如始る殺害シーンは見事で クライム・サスペンスのノリで迫ってきます

「LOFT」においての黒沢の課題は 映画ジャンルの例えば 怪奇映画と恋愛映画などの横断と混交があったと思うのですが 技巧的にはそれは 二台のカメラの並行的なイマジナリー・ラインを無視した「ニュー・ワールド」のような撮影と編集の冒険が実験されていたのでしょう これが「叫び」においては 普通にもどったように見えるのですが 対照的でありながら実は相当へんてこな世界です

この作品では 海岸線と土地が 水と土があいまいに溶解する湾岸地帯が舞台 未来の希望なきイメージ その背景はなにかが溶解してしまう わけのわからないものに変容してしまうイメージなのですが 物語自体の内容はそれとは違って 徹底してぶつぎりです この非連続殺人事件では なんと別の犯人が役所と同じ証拠品をもって 殺人を遂行しているのであり 端的にここのテーマがドッペルゲンガーではないことを明かします しかし役所には記憶の断絶はあるのです 過去と現在のそれは断絶しています 赤い服の女はどうやら二人以上いますし 生者は死者である 警察署はとてもそうは見えないし 車はいつも通りもちろん スクリーン・プロセス ハネケの「71フラグメンツ」よりも巧妙に 断絶のイマージュで満ち溢れています これが「LOFT」とは対照的なところではないでしょうか 例によってこれでは心理的なドラマなどは 望みようもないのですが 黒沢は人の内面など描きませんし 描けるとも思ってませんし 映画でやることではないとさえ思っているかもしれません

その心理などもたない人間に 亡者の葉月璃緒名は 幽霊の虚無を懸命に人間に強要しようとします それは空虚な叫びとなって生者を呪うのですが どこまでも断絶している二つの世界は交じり合わないでしょう ただ人は引きずり込まれて亡者となるしかない それでは何故役所は許されてしまうのか 許されてしまうことで残るこちらの世界での受苦 それは内面を描かない黒沢清が描くことの出来る人間の「罪と罰」の恐ろしさなのでしょうか 映画全体がゴーストのようでもあり それがあげる叫びは まさにムンクの絵画を思い起こします 

  
 

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謎だらけで心がざわつく・・・

投稿日:2009/01/21 レビュアー:ムーミンママ

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ユーザーレビュー

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ユーザーレビュー:114件

黒沢清、珠玉のラブストーリー

投稿日

2007/08/25

レビュアー

JUCE

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 黒沢監督の作品は明確なジャンル分けをするのが難しく、むりにどこかしらに当てはめようとすると枠からはみ出てしまいます。そのはみ出た部分が黒沢節であり監督独特の持ち味ともなっています。この『叫』もホラー、サスペンス、ミステリーなど様々なジャンルにまたがっていて、その中でもミステリー部分に比重が置かれているように思えます。でもこれは表面的な部分ですが・・・。
 監督はダブルミーニングがとても好きですね。この作品、一見するとこれまでの黒沢清監督の「理由を語らない」という観客にとても挑戦的なスタイルを辞めて、とても親切で分かりやすい映画を装っています。しかし本質的には従来の黒沢作品となにも変わっていません。
 『LOFT』で監督はホラーとラブロマンスを融合させたらどうなるのかということにチャレンジしています。『LOFT』ではホラーとラブロマンスを表層的な見せ方で同一に見せようとしたために少し暴走してしまった感がありました。その点を踏まえてホラーとラブロマンスの融合に再チャレンジした作品がこの『叫』だと私には思えます。
 役所演じる主人公、吉岡とその恋人春江とのラブロマンスは、赤いドレスの幽霊(葉月)の確信的と言えるリアリティの無さ(異化効果)によって巧妙に隠蔽されています。しかし映画のラストシーンでその隠蔽を見事に剥ぎ取り、映画の全容を語るという手法は見事なものです。この1カットに春江の棒読みな台詞回しや二人の逢引の微妙なぎこちなさや距離感、こういった伏線が一気に弾けるのです。

 「許す」「なかったことにする」という二つのキーワードが出てきますが、ラストは「あなただけを許す」・・・。これとても怖いです。このラストは『カリスマ』や『回路』に出てきた監督の終末観が踏襲されています。(これはべっちさんのレビューさんを参照。注:重大なネタバレ)
 また葉月里緒奈と小西真奈美の二人の女性も実は対照をなしていて、これもドッペルゲンガーを見ているかのようです。
 黒沢作品には車での移動シーンが登場するのですが、実際にロケで車を走らせることが無くスタジオで背景や映り込みを証明やオブジェクトの写しこみで表現しています。これは車のシーンで“移動”と“密室の孤独”を表現するダブルミーニングになっているのでしょう。この独特の車のシーンと廃墟は黒沢作品ではお約束ですね。いつも登場するのかとワクワクします。
 『降霊』から続く怖さを追求しないホラー路線も継続です。

 こんちゃんの指摘に鏡の話が登場しますが、たしかに鏡も意識して作られていると思います。これは葉月里緒奈と小西真奈美の違いを表すのにも用いられています。前者は鏡に映りこむ、後者は鏡を覗き込む。その印象的なシーンが吉岡が春江を横たえて抱擁するシーンでカメラ目線になる春江の表情でしょう。実はあれは鏡を見ているそうです。
 
 このように過去の作品を踏襲しながらも、常に進化を試みる黒沢監督。そしてこの『叫』は間違いなくこれまでの作品を見事に昇華させた傑作だと思います。黒沢監督を天才と呼んでいいのかは置いておくとして、少なくとも映画というものに常に真摯に取り組み、新たなチャレンジを行いながら緻密に計算しているという点ではまさに稀有な存在でしょう。この作品が終わった時点から黒沢監督の目線はすでに次の次元へと向かっているのでしょう。

どうしたの?黒沢監督・・・

投稿日

2007/08/14

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こんちゃん

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 う〜ん、微妙な感じですね・・・。日本のホラー界の旗頭と、多くの方が認める黒沢清監督の作品と考えると、何かをやりたかったのだけれどやりきれずに消化不良と言うところでしょうか?
 たとえば「鏡」。「叫」と「鏡」をかけたのかどうかわかりませんが、水面を含めて、写り込みというものを効果的に使っているようですが、もっとうまく出来るような気がします。たとえばラウル・ルイスの「クリムト」では、それを非常に上手に使って、幻想的な雰囲気を醸し出して、観客を混乱させることに成功していましたよね。
 「CURE」や「ドッペルゲンガー」で独自の演出を見せつけ、感心させられた私としては、この方向転換は解せないですな・・・。まだ、試行錯誤の段階なのでしょうか。

 役所広司の演技力によるところが大きい作品で、その心理描写などは監督、役者ともさすがと思わせるものがありますが、ケチケチさんがおっしゃるようなエンタメ路線との迎合というのに違和感を感じてしまいますね。(私は、ケチケチさんほど深いところまで読めません・・・年期の違いか・・・)

 なんせ、ホラーなのに怖くない!(笑っちゃう場面はありますが)こけおどしに怖がらせる必要は無いでしょうが、これまでの黒沢作品にあったストーリーの底に流れる得体の知れない怖さというか、底知れぬ恐怖感が感じられないんですよねぇ。
 勝王さんのおっしゃるように、さらなる進化を目指しつつも、通俗性に傾いてしまったのでしょうか?

 葉月里緒菜って、結構好きなんですよ。あとから出てきた遠山景織子とかぶってしまうところがあって、最近見かけなくなってしまったのですが、不思議な雰囲気を持っている女優さんだと思うのです。ホラーはあってるかも知れません。(本作では、ちょっと笑ってしまいましたけど)いろいろあったようですけど、頑張って欲しいですね。

 中途半端にわかりやすいので、理解しようとしちゃうと本来の黒澤ワールドからはずれてしまうようです。祟りだとか、忘れ去られてしまったことへの怒りだとか、理屈で考えないようにして見た方がいいかなと思います。

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2007/08/16

レビュアー

ミルクチョコ

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この作品は、廃墟自体がテーマの一つになっていると思います。
廃墟・・・それは誰からも忘れられた存在。かつては立派に使われていたはずなのに、年月と共に忘れられ、そこに未だにあるにも関わらず、なき物として扱われる。忘れられた存在。
まるで無かった事になってしまっている現実。
その存在自体が、まるで幽霊のような存在。
葉月里緒菜演じる幽霊は、きっと廃墟と同等の存在なのでしょうね。そこに確かに存在して(生きて)いたのに・・完全に忘れられたもの。
それは、きっと逆恨みというものではないでしょうか?
しかし、逆恨みというのは、常に自分本位なものでしょうから、された方としては、全くたまりませんよね。
度々起こる地震は、忘れられたものからの叫びなのでしょうか?
そんな忘れられた過去からの復讐というのが、この作品のテーマのようです。
それは、街や建物を取り壊したりするだけではなくて、そこに生きて来た人たちをも無視してしまっている。
私たちがそれを意図している訳でもなく、何も考えずに行動している事でもあるかと・・・
そこで繰り広げられた事件は、あまりにも切なく、悲しさを秘めています。
しかし、その中にも、笑いがあって、幽霊であるはずの女が、玄関から出て行ったり、空を飛んだりと・・・
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2007/12/26

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「LOFT」においての黒沢の課題は 映画ジャンルの例えば 怪奇映画と恋愛映画などの横断と混交があったと思うのですが 技巧的にはそれは 二台のカメラの並行的なイマジナリー・ラインを無視した「ニュー・ワールド」のような撮影と編集の冒険が実験されていたのでしょう これが「叫び」においては 普通にもどったように見えるのですが 対照的でありながら実は相当へんてこな世界です

この作品では 海岸線と土地が 水と土があいまいに溶解する湾岸地帯が舞台 未来の希望なきイメージ その背景はなにかが溶解してしまう わけのわからないものに変容してしまうイメージなのですが 物語自体の内容はそれとは違って 徹底してぶつぎりです この非連続殺人事件では なんと別の犯人が役所と同じ証拠品をもって 殺人を遂行しているのであり 端的にここのテーマがドッペルゲンガーではないことを明かします しかし役所には記憶の断絶はあるのです 過去と現在のそれは断絶しています 赤い服の女はどうやら二人以上いますし 生者は死者である 警察署はとてもそうは見えないし 車はいつも通りもちろん スクリーン・プロセス ハネケの「71フラグメンツ」よりも巧妙に 断絶のイマージュで満ち溢れています これが「LOFT」とは対照的なところではないでしょうか 例によってこれでは心理的なドラマなどは 望みようもないのですが 黒沢は人の内面など描きませんし 描けるとも思ってませんし 映画でやることではないとさえ思っているかもしれません

その心理などもたない人間に 亡者の葉月璃緒名は 幽霊の虚無を懸命に人間に強要しようとします それは空虚な叫びとなって生者を呪うのですが どこまでも断絶している二つの世界は交じり合わないでしょう ただ人は引きずり込まれて亡者となるしかない それでは何故役所は許されてしまうのか 許されてしまうことで残るこちらの世界での受苦 それは内面を描かない黒沢清が描くことの出来る人間の「罪と罰」の恐ろしさなのでしょうか 映画全体がゴーストのようでもあり それがあげる叫びは まさにムンクの絵画を思い起こします 

  
 

謎だらけで心がざわつく・・・

投稿日

2009/01/21

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