エイリアン・インパクト　ザ・ファイナル

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　「ビギニング」を観て、だいぶ経っていたので内容も忘れかけていたのですが、
「おお、そうだった」
と思い出しました。カマキリのようなエイリアンで、恐ろしさが、本家「エイリアン」に比べると９５％低下しております（当社比）

　物語の展開に緊張感も約９０％欠如しております（当社比）

　だいたい、キャッツアイ星雲から来た地球外生命体が、地球を彼らの“農場”にしようと企てているのに、その秘密基地が下水道の中って・・・秘密にならんでしょう？案の定簡単に見つかっちゃうし・・・。

　あちこちから、色んな話を持ってきてつぎはぎで作ったんでしょうけど、上っ面だけを取り繕っているのでひねりも何も無くって、退屈になってしまいます。見終わるのに２週間もかかっちまいましたよ。

　ダリル・ハンナが好きな人は観てもいいですけど、あえてお勧めできる作品ではないです。「ビギニング」に比べて、サクっと終わってくれたのは不幸中の幸いでしたね。

　下に書かれている、こんちゃんさんと同じで、ビギニングを借りて１ヵ月半も経っているので、前半はどんな筋やったかな、と思い出すのに苦労しました。
　この脚本書いた人は、なんでエイリアンをカマキリにしたんかなあ。ビギニングのレビューにも書きましたけど、あの手（鎌）やったら機械作られへんと思うんですが。どうやって宇宙船作って地球までやってきたんや。昆虫型宇宙人でもいいから、せめて昔のＳＦ映画に有った様な、顔だけ昆虫で大部分は人間に近い、みたいなエイリアンやったらまだすんなり映画に入れたんやけどなあ。
　前後半３時間見て、特に途中でＤＶＤ切ろうという気も起こらんかったから、Ｂ級としては及第点の映画なんかなあ。一般の人はどう思うか解りませんが、私には、まあまあだった様です。

超Ｂ級のＴＶドラマです。地球侵略物でコンだけスケールの小さな作品はある意味新鮮。もっとも注目すべきは、何でダリル・ハンナ？

カーペンターの『ゼイリブ』とかＴＶムービー『Ｖ・ビジター』なんかを思い出させてくれるエイリアン侵略物。『ザ・ビギニング』と本作『ザ・ファイナル』の二話完結のお話なんで出来れば『ザ・ビギニング』見といた方がストーリーは分かり易いんですが、とにかくダラダラとネタフリが長いので思い切って完結編の本作だけ見るのも手かな。

『ザ・ビギニング』で成り行き的にエイリアンの陰謀を知る事になった七人のデコボコチームがエイリアンの追撃をかわしながらエイリアンの地球征服作戦の壊滅を図るべく奔走するストーリー。いかにもって話でスキモノ意外の方には見向きもされそうに無い作品ですが、とにかく『ザ・ビギニング』がダルい作品だっただけに、筋の見えてきた本作は中々面白い。

エイリアンがとても文明を持った知的生物に見えないのはご愛嬌、元ホールマークのスタッフが手がけたらしい造形は好みが有るにせよ、そこそこ頑張ってるかな。ＴＶムービーですし、ちっぽけな世界観で繰り広げられる鬼ごっこがメインだけに極めて需要は限られそうですが、俺は結構楽しめた作品。