ナイン・シガレッツ

いやあ！面白かった。
この禁煙ブームの中、それを逆手に取った発想ですわ。
コメディとして、観るのが良し。
ちょっと人死にすぎだしちょっとブラッキーだけどこのくらいのユーモアがないと。

主演ネネの主張するところの「偶然」が連鎖して絡み合っていく様は、『ロック・ストック・トゥー・スモーキング・バレルズ』を連想させて、アレ系が好きな人はハマるでしょうね。

そしてやっぱメキシコったら色鮮やかでいいわあ。

うーん、やっぱ人間たらタバコが手放せないのかしら。
最後のクララの台詞が秀逸ｗ
これで監督が非喫煙者とかだったら面白い。

珍しくメキシコ映画。
いつも通りタイトルだけで決め。
ディエゴ・ルナ主演だった。
ちょい気になる俳優なのでちょい儲けた気分。
自販機でジュース買ったら前の人が五百円玉で買ったお釣り
三百円くらい取り忘れていったのを見つけたときぐらいの儲け。

なにやら始めからリズムは良さそう。
なにやらラテンな音楽が面白く使われている。
時間が短めで内容は至ってシンプル。
ダイヤに翻弄される人たちが
ブラックコミカルにさえない感じで事件に巻き込まれてゆく。
にしても、こう簡単に人がバンバンと撃たれたりするのは
コミカルというよりか、安易な手法だったり。
タバコでリンクさせていることも必然性と必要性に欠けるかも。
そうは言えども、このお手軽感は憎めん。私は。

総じて言えば、この作品の長所は『簡潔さ』にあるのである。

ディエゴがキュートなので2つ星半にしましたが、日本人やハリウッド映画に慣れてる人、ヨーロッパ映画ファンの人（要するに大半の人？）には、理解しがたい世界ではないか、というのが正直な感想でした。

ブラックの入ったでもとぼけたコメディなんでしょうが、いまいち感覚がずれてるように思いました。何がおもしろいのか全然わからない、B級なんだろうか？それともマジでこれがかっこいい世界だと思ってつくっているのか？評価に難しいかるい映画だった。

だから、軽くは楽しめた。

全く何て事なんでしょうか？！

血生臭いのダメな私がこんなもん見てしまうなんて…
でも、なぜだか（？）見れちゃいました。。。

キーワードは≪タバコ≫？？？
とにかくバタバタと人が死んで行きます。。。
あれよあれよという間に…
凄いテンポの早さに少々あきれながらも
見てしまいました。。。

ドキドキ感はかなりあると思います。。。

隣に住む憧れの女性の覗き見をしていたハッカー青年が
彼女に覗きがばれてしまい騒動に。
そんな時
取引用のデータと覗きのデータを間違えたことから
事件はどんどん関係の無い周りを巻き込んでいきます。

不運な人々が面白可笑しく巻き込まれながら
どんどん死んでいく（？）のですが
気持ち悪さよりもテンポの早さに目が点？！

いったい、ダイヤは誰の手に？？？
あっという間に終了…って感じでした。。。

★★★☆☆

原題は「Nicotina」。

外国の映画って面白いと再認識させてくれちゃいました。
色使いやインテリア。散髪屋さんと薬屋さん。映像全般にストーリー、テンポ。

音楽も聞かせてくれます。

タバコ・ゴキブリ・犬・男・女

薬屋の奥さん４０才だそうですが、小じわ一つありません。
対する？散髪屋の奥さんは、特にやってくれちゃいます。カルメ〜ン！
腹掻っ捌かれる人の死にっぷりもお見事！

ダイヤモンドなんか如何でも良くなるぐらい、楽しい映画でした。


数ヶ月前にメキシコに行った私としましては、出演者が白人ばっかで、少々残念な気がしました。