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アスペルガー症候群という悩みを抱えた男女が困難を乗り越え愛をはぐくんでいく姿を描いたラブ・ストーリー。「レインマン」を手がけたロン・バスの脚本を、ノルウェー人監督ペッター・ネスが映画化。主演はジョシュ・ハートネットとラダ・ミッチェル。一見普通の青年ドナルド。しかし、彼はアスペルガー症候群という障害を抱え、平穏な日常生活を営むことが出来ずに悩んでいた。同じような障害を持つ仲間たちと定期的に集会を開いていた彼は、ある日そこで新たな参加者イザベラと出会い、奔放な彼女にたちまち魅了されるのだったが…。
製作年: |
2004年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
MOZART AND THE WHALE |
監督: |
ピーター・ネス 、 ペッター・ネス |
---|---|
製作: |
ジェームズ・アシェソン 、 ロナルド・バス 、 ボアズ・デビッドソン 、 フランク・デマルティーニ 、 ロバート・ローレンス |
製作総指揮: |
ダニー・ディンボート 、 アヴィ・ラーナー 、 トレヴァー・ショート 、 ダニー・ディムボート 、 マンフレット・D・ハイト 、 ガード・コークリン 、 ジョセフ・ローテンシュレイガー 、 アヴィ・ラーナー 、 トレヴァー・ショート 、 アンドレアス・ティースマイヤー |
出演: |
ジョシュ・ハートネット 、 ラダ・ミッチェル 、 ゲイリー・コール 、 シーラ・ケリー 、 エリカ・リーセン 、 ジョン・キャロル・リンチ 、 ロバート・ウィズダム |
脚本: |
ロナルド・バス 、 ロナルド・バス |
撮影: |
スヴァイアン・クローヴェル 、 スヴェイン・クロエヴェル |
音楽: |
デボラ・ルーリー |
アスペルガー症候群という悩みを抱えた男女が困難を乗り越え愛をはぐくんでいく姿を描いたラブ・ストーリー。「レインマン」を手がけたロン・バスの脚本を、ノルウェー人監督ペッター・ネスが映画化。主演はジョシュ・ハートネットとラダ・ミッチェル。一見普通の青年ドナルド。しかし、彼はアスペルガー症候群という障害を抱え、平穏な日常生活を営むことが出来ずに悩んでいた。同じような障害を持つ仲間たちと定期的に集会を開いていた彼は、ある日そこで新たな参加者イザベラと出会い、奔放な彼女にたちまち魅了されるのだったが…。
製作年: |
2004年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
MOZART AND THE WHALE |
監督: |
ピーター・ネス 、 ペッター・ネス |
---|---|
製作: |
ジェームズ・アシェソン 、 ロナルド・バス 、 ボアズ・デビッドソン 、 フランク・デマルティーニ 、 ロバート・ローレンス |
製作総指揮: |
ダニー・ディンボート 、 アヴィ・ラーナー 、 トレヴァー・ショート 、 ダニー・ディムボート 、 マンフレット・D・ハイト 、 ガード・コークリン 、 ジョセフ・ローテンシュレイガー 、 アヴィ・ラーナー 、 トレヴァー・ショート 、 アンドレアス・ティースマイヤー |
出演: |
ジョシュ・ハートネット 、 ラダ・ミッチェル 、 ゲイリー・コール 、 シーラ・ケリー 、 エリカ・リーセン 、 ジョン・キャロル・リンチ 、 ロバート・ウィズダム |
脚本: |
ロナルド・バス 、 ロナルド・バス |
---|---|
撮影: |
スヴァイアン・クローヴェル 、 スヴェイン・クロエヴェル |
音楽: |
デボラ・ルーリー |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
94分 | 日本語吹き替え用 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
APD1196 | 2007年06月22日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
9枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
94分
字幕:
日本語吹き替え用
音声:
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
記番:
APD1196
レンタル開始日:
2007年06月22日
在庫枚数
9枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
94分 | 日本語吹き替え用 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
APD1196 | 2007年06月22日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
9枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
94分
字幕:
日本語吹き替え用
音声:
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
記番:
APD1196
レンタル開始日:
2007年06月22日
在庫枚数
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本編のレビューの前に「アスペルガー症候群」について解説させて下さい。Asperger syndrome(高機能自閉症)とは発達障害の一種で、一般的に「知的障害の無い自閉症」と形容する。精神医学で頻用する米国のクリアランスではアスペルガー障害とも言う。因みにAspergerとは発見者のオーストリア人の名前で、それは1944年に遡る。 日本ではドイツ医学界の影響力が強いので、実際は第二次世界大戦前に伝わっていた。欧米で広く知られる様に成ったのは、実に90年代に入ってからの事。
基本的な症例として、対人関係の障害、他者の気持ちへの洞察力の欠如など、精神の「理論」の障害と言える。また特定のジャンルへの強い好奇心や、運動レベルの障害も表われる。但し一般的な自閉症に散見される言語障害とか知的障害は少ないのが特徴。平たく言えば「他人の情緒を理解する」事に欠ける、とも言える。因みにアイザック・ニュートンやアルベルト・アインシュタインも、この症例患者。
ここで私が言いたいのは、彼らは決して障害者では無い、と言う事。むしろ健常者の能力を超えた高度で繊細な感受性と的確で鋭敏な判断力を兼ね備えた方が多いだけ、その事を踏まえて見て頂きたい。
本作はOscar作品「レインマン」のRonald Bassの脚本。この「レインマン」がきっかけで、自分がアスペルガー症候群と知り、そこで妻に出合った、と言うジェリー・ニューポートさんの実話を基に、再びアスペルガー症候群を題材に作られた。
実は私は「レインマン」と言う作品は評価しない。それは専門家故に粗が目立つと言う意味ではなく、あの作品ではアスペルガーが、単に脚本の出汁に過ぎない気がする。結局あの映画は「特異な障害を患った男の物語」で終わってる。つまり障害者は可哀想・・・的な視点が逆に私には傲慢に感じた。
しかし、本作は素晴らしい映画に仕上がった。パブリシティも殆ど無く、私も友人に誘われて「みなみ会館」と言う名画座で見たばかりだが、制作が2004年と古い事には後で気がついた。
この映画を見た後では、健常者と呼ばれる私達はなんて傲慢なのだろうと反省する事し切り・・・登場する2人には真の意味で「同情」ではなく「共感」する、いや、そうしたくなるエモーションに駆り立てられる。本作が秀逸なのは、悪戯に障害者を声高に謳うのではなく、むしろ普遍的なラヴ・ストーリーへと仕上げている、いい意味での鮮麗されたシナジーを感じるからだ。
それは誰もが「恋愛」と言うものに対して臆病に為ったり、人とのコミュニケーションが上手に出来ない時も日常茶飯事の筈。その点で本作は「レインマン」で傲慢と批判した私を納得させるだけの、丁寧な脚本に拍手を送りたい。タイトルの意味は是非、ご覧頂いた上で(笑)。
劇中でカウンセラーが語る言葉「生きるという事は、感情を逆撫でする事から逃げて静かに穏便に生きる」と言うのは、有る意味正しく、ある意味大きく間違っている。むしろ、そんな生き方が本心にそぐわないから、2人は苦悶するし、そこに私達も共感せずには、居られないのだと思う。
実際の彼らは、とても感受性が強く人への気遣いも人一倍強いものを持っている。彼らはその感受性の強さから、自分の心の声に真摯に、偽りなく、ただ正直なだけなのだ。その点を理解した上で、本作を見て頂き、そして日常でも接して欲しいなと思う。
私はこの作品を患者さんに教えてもらった。私のレビューを日頃ご覧の方には、本作の様なラヴ・ストーリーが登場しない事はお気づきだろう(笑)。特に精神障害を「ネタ」にする映画なんて吐き気がする私には、本作は遠い存在の筈だった・・・しかし、私はこの作品を見て本当に良かったと涙して言いたい。
陳腐な言い方だが、本作は「ピュア」とは何かを私達に問い掛ける、秀逸なラヴ・ストーリーです。佳作「リトル・ミス・サンシャイン」が心に響く方なら、ぜひ見て頂きたい至高の一遍です。
本作のコピー「すこしだけ不器用でちょっとだけ遠回り でも、きっと幸せは見つかる」←その通りです!(笑)。
このレビューは気に入りましたか? 41人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
たぶん映画館でみた人も少ないだろうし、「そのうち書こう」と思っていたら、Masamuneさんに先を越されちゃいました(笑)。
「アスペルガー症候群」についてはMasamuneさんのご説明の通り。タイトルの「モーツアルトとクジラ」の意味についても、Masamuneさんに倣って明かさないことにします。
私は座席数60という小さい劇場でレディースデーにみたので、毎回満席状態、あやうく立ち見になるところで、ジョシュ・ハートネットの人気のほどがうかがわれたのだか、今までにはなかった役どころでなかなか良かった、ジョシュくん。相手役のラダ・ミッチェルはあまり好きじゃないのですが、初めて「ちょっとかわいいかも・・・」と思いました。
原作本(「モーツァルトとクジラ」日本放送出版協会)によると、ふたりが初めて出会ったのはジェリー45歳、メアリー(映画ではなぜか別の名前)37歳の時。童顔のジョシュは20代にしかみえず、ラダ・ミッチェルの方がどう見ても年上なのだか、ビジュアルのよさも必要なので仕方ないか。(最初にこの役の候補として会いにきたのは、ロビン・ウィリアムズだったそうで。)
だが、「自閉症」とか「アスペルガー症候群」という言葉さえ知られていなかった時代に生まれ、両親からさえもその障害を理解されることなく、変わった子、扱いにくい子というふうにしか認識されずに育ったふたりの過去について全く触れられていないのはどうだろうか?
ジェリーは映画「レインマン」を見て、映画の中のダスティン・ホフマンと一緒に瞬時に高度な計算ができてしまう自分を、初めて「アスペルガーなのかもしれない。」と思ったそうである。またメアリーの方は、両親からあやしげな宗教団体に放り込まれ、ヒッピーくずれの生活を送った末に、ふたりも子供を産んでいるのだが、このふたりの子供については映画に一切出てきません。このあたりはとても1時間半では描ききれなかったのでしょう。
人と目を合わせることが苦手で、他人の感情を推し量ることができない、アスペルガーのふたりが、良好な関係を築いていくのは並大抵のことではないと思うのだが、アスペルガーという「障害」が、たとえば「お金がない」とか、「親の反対」とか、普通の恋愛における「障害物」と同等に扱われているような気がして、そこらへんにありがちな恋愛ものになってしまったことが、私は不満だった。
もちろん「障害」をもつ人が恋愛するのは普通のことだし、よい人間関係を築きそれを持続していくには努力が必要だという、普遍的なメッセージの含まれた映画だとは思います。
青年期にさしかかった自閉症のお子さんを持つ私の友人は、非常に期待して公開初日にご主人と膝をそろえて鑑賞したそうですが、映画の出来には「がっかりした。」と言ってました。自閉症やアスペルガー症候群についての理解を深める上では、いまひとつだったのではないでしょうか。
このレビューは気に入りましたか? 15人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
なんか、モヤモヤしていて。
このモヤモヤは一体どこからくるのだろう?
ドナルドとイザベラの奇跡のようなラブストーリー。
アスペルガーという障害を乗り越え・・・
んー、きっともっと感動すべきなんだろうな・・。
でも素直に感動できない。
いろいろ考えていたら、この映画、
障害のある人たちばかりが出てきていて
その家族はひとりも出てこない。
アメリカだから自閉症でも自立している、
というのはわからないでもないけれど・・
それでも、やはり、自閉症の子供がいたら
そこには親の苦悩やつらさ、子供の将来への憂い・・
そんなものが切り離せるはずはないのではないかしら?
そこらへんが全く描かれていなかったので
二人が障害を乗り越えるために越えたハードルは
いくつか盛り込まれていたけれど
どこかキレイ事のお話のようになってしまったんじゃないかな。
とは言え、実話ベースの素敵なラブストーリーであることには変わりないんですけどね。
このレビューは気に入りましたか? 14人の会員が気に入ったと投稿しています
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
ユーザーレビュー:89件
投稿日
2007/06/04
レビュアー
masamune※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
本編のレビューの前に「アスペルガー症候群」について解説させて下さい。Asperger syndrome(高機能自閉症)とは発達障害の一種で、一般的に「知的障害の無い自閉症」と形容する。精神医学で頻用する米国のクリアランスではアスペルガー障害とも言う。因みにAspergerとは発見者のオーストリア人の名前で、それは1944年に遡る。 日本ではドイツ医学界の影響力が強いので、実際は第二次世界大戦前に伝わっていた。欧米で広く知られる様に成ったのは、実に90年代に入ってからの事。
基本的な症例として、対人関係の障害、他者の気持ちへの洞察力の欠如など、精神の「理論」の障害と言える。また特定のジャンルへの強い好奇心や、運動レベルの障害も表われる。但し一般的な自閉症に散見される言語障害とか知的障害は少ないのが特徴。平たく言えば「他人の情緒を理解する」事に欠ける、とも言える。因みにアイザック・ニュートンやアルベルト・アインシュタインも、この症例患者。
ここで私が言いたいのは、彼らは決して障害者では無い、と言う事。むしろ健常者の能力を超えた高度で繊細な感受性と的確で鋭敏な判断力を兼ね備えた方が多いだけ、その事を踏まえて見て頂きたい。
本作はOscar作品「レインマン」のRonald Bassの脚本。この「レインマン」がきっかけで、自分がアスペルガー症候群と知り、そこで妻に出合った、と言うジェリー・ニューポートさんの実話を基に、再びアスペルガー症候群を題材に作られた。
実は私は「レインマン」と言う作品は評価しない。それは専門家故に粗が目立つと言う意味ではなく、あの作品ではアスペルガーが、単に脚本の出汁に過ぎない気がする。結局あの映画は「特異な障害を患った男の物語」で終わってる。つまり障害者は可哀想・・・的な視点が逆に私には傲慢に感じた。
しかし、本作は素晴らしい映画に仕上がった。パブリシティも殆ど無く、私も友人に誘われて「みなみ会館」と言う名画座で見たばかりだが、制作が2004年と古い事には後で気がついた。
この映画を見た後では、健常者と呼ばれる私達はなんて傲慢なのだろうと反省する事し切り・・・登場する2人には真の意味で「同情」ではなく「共感」する、いや、そうしたくなるエモーションに駆り立てられる。本作が秀逸なのは、悪戯に障害者を声高に謳うのではなく、むしろ普遍的なラヴ・ストーリーへと仕上げている、いい意味での鮮麗されたシナジーを感じるからだ。
それは誰もが「恋愛」と言うものに対して臆病に為ったり、人とのコミュニケーションが上手に出来ない時も日常茶飯事の筈。その点で本作は「レインマン」で傲慢と批判した私を納得させるだけの、丁寧な脚本に拍手を送りたい。タイトルの意味は是非、ご覧頂いた上で(笑)。
劇中でカウンセラーが語る言葉「生きるという事は、感情を逆撫でする事から逃げて静かに穏便に生きる」と言うのは、有る意味正しく、ある意味大きく間違っている。むしろ、そんな生き方が本心にそぐわないから、2人は苦悶するし、そこに私達も共感せずには、居られないのだと思う。
実際の彼らは、とても感受性が強く人への気遣いも人一倍強いものを持っている。彼らはその感受性の強さから、自分の心の声に真摯に、偽りなく、ただ正直なだけなのだ。その点を理解した上で、本作を見て頂き、そして日常でも接して欲しいなと思う。
私はこの作品を患者さんに教えてもらった。私のレビューを日頃ご覧の方には、本作の様なラヴ・ストーリーが登場しない事はお気づきだろう(笑)。特に精神障害を「ネタ」にする映画なんて吐き気がする私には、本作は遠い存在の筈だった・・・しかし、私はこの作品を見て本当に良かったと涙して言いたい。
陳腐な言い方だが、本作は「ピュア」とは何かを私達に問い掛ける、秀逸なラヴ・ストーリーです。佳作「リトル・ミス・サンシャイン」が心に響く方なら、ぜひ見て頂きたい至高の一遍です。
本作のコピー「すこしだけ不器用でちょっとだけ遠回り でも、きっと幸せは見つかる」←その通りです!(笑)。
投稿日
2007/06/05
レビュアー
パープルローズ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
たぶん映画館でみた人も少ないだろうし、「そのうち書こう」と思っていたら、Masamuneさんに先を越されちゃいました(笑)。
「アスペルガー症候群」についてはMasamuneさんのご説明の通り。タイトルの「モーツアルトとクジラ」の意味についても、Masamuneさんに倣って明かさないことにします。
私は座席数60という小さい劇場でレディースデーにみたので、毎回満席状態、あやうく立ち見になるところで、ジョシュ・ハートネットの人気のほどがうかがわれたのだか、今までにはなかった役どころでなかなか良かった、ジョシュくん。相手役のラダ・ミッチェルはあまり好きじゃないのですが、初めて「ちょっとかわいいかも・・・」と思いました。
原作本(「モーツァルトとクジラ」日本放送出版協会)によると、ふたりが初めて出会ったのはジェリー45歳、メアリー(映画ではなぜか別の名前)37歳の時。童顔のジョシュは20代にしかみえず、ラダ・ミッチェルの方がどう見ても年上なのだか、ビジュアルのよさも必要なので仕方ないか。(最初にこの役の候補として会いにきたのは、ロビン・ウィリアムズだったそうで。)
だが、「自閉症」とか「アスペルガー症候群」という言葉さえ知られていなかった時代に生まれ、両親からさえもその障害を理解されることなく、変わった子、扱いにくい子というふうにしか認識されずに育ったふたりの過去について全く触れられていないのはどうだろうか?
ジェリーは映画「レインマン」を見て、映画の中のダスティン・ホフマンと一緒に瞬時に高度な計算ができてしまう自分を、初めて「アスペルガーなのかもしれない。」と思ったそうである。またメアリーの方は、両親からあやしげな宗教団体に放り込まれ、ヒッピーくずれの生活を送った末に、ふたりも子供を産んでいるのだが、このふたりの子供については映画に一切出てきません。このあたりはとても1時間半では描ききれなかったのでしょう。
人と目を合わせることが苦手で、他人の感情を推し量ることができない、アスペルガーのふたりが、良好な関係を築いていくのは並大抵のことではないと思うのだが、アスペルガーという「障害」が、たとえば「お金がない」とか、「親の反対」とか、普通の恋愛における「障害物」と同等に扱われているような気がして、そこらへんにありがちな恋愛ものになってしまったことが、私は不満だった。
もちろん「障害」をもつ人が恋愛するのは普通のことだし、よい人間関係を築きそれを持続していくには努力が必要だという、普遍的なメッセージの含まれた映画だとは思います。
青年期にさしかかった自閉症のお子さんを持つ私の友人は、非常に期待して公開初日にご主人と膝をそろえて鑑賞したそうですが、映画の出来には「がっかりした。」と言ってました。自閉症やアスペルガー症候群についての理解を深める上では、いまひとつだったのではないでしょうか。
投稿日
2007/06/28
レビュアー
ムーミンママ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
なんか、モヤモヤしていて。
このモヤモヤは一体どこからくるのだろう?
ドナルドとイザベラの奇跡のようなラブストーリー。
アスペルガーという障害を乗り越え・・・
んー、きっともっと感動すべきなんだろうな・・。
でも素直に感動できない。
いろいろ考えていたら、この映画、
障害のある人たちばかりが出てきていて
その家族はひとりも出てこない。
アメリカだから自閉症でも自立している、
というのはわからないでもないけれど・・
それでも、やはり、自閉症の子供がいたら
そこには親の苦悩やつらさ、子供の将来への憂い・・
そんなものが切り離せるはずはないのではないかしら?
そこらへんが全く描かれていなかったので
二人が障害を乗り越えるために越えたハードルは
いくつか盛り込まれていたけれど
どこかキレイ事のお話のようになってしまったんじゃないかな。
とは言え、実話ベースの素敵なラブストーリーであることには変わりないんですけどね。
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モーツァルトとクジラ