パビリオン山椒魚

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美人姉妹とオダギリ・ジョーこの二つが揃いながら、哀しいかな満足感が得られませんでした。
むしろ「でたらめ」「意味不明」は、この映画の楽しむべきところなのかもしれないと思ってしまいました。
これは、よろしくないな〜と感じたのは、「本当はこんな感じに仕上げたいのだろうな〜」と見ている人に、気を使わせてしまっているところでしょうか。
とは言うものの、私だけが取り残されているのでは？と思わされてしまう位、自信たっぷりに物語りは進んでいくのですが・・・
恋の盲目作用により、人格まで変わってしまう飛島芳一。
２１世紀の天才レントゲン技師とか言っているけれども、ただのレントゲンマニアだよねぇ。
ただのレントゲンマニアが、富士山麓に住んで、シチリア義賊を敬愛する山賊にとキャラクターが一変してからは、もうすっかり置いてきぼりを食らってしまいました。
みんなどこかちょっと変わったキャラを持つ登場人物の中で、唯一まともな女子高生あづきを香椎由宇が、少女っぽくも、大人っぽくも演じています。
少女の成長物語として見れば、あづきインワンダーランド？とも見れるでしょうか？
結局、オオサンショウウオのキンジローは、どうなったのでしょうね？
一つ一つは、こだわりを感じるのに、理解しようとすると分からなくなる。全部丸ごと鵜呑みにすれば、分かるような気もする？のですが・・・しかし、謎も多いですね。

いや　オダギリ・ジョーだから？　貸出率高いねえ　はい今すぐ予約リストから外しなさい　面白くないから　けけけ

段ボールを被せられ　地下足袋を履こうともがくオダジョーに　「時効警察」を期待した満員のシネセゾンのアベックたちに　異様な沈黙が続くのがすごかったりする　みな「２００１年宇宙の旅」上映館から出てきた観客みたいに首をひねっている
「ねえ　なんとかちゃん　この映画　あたしわかんな〜い」と言われて　あんちゃんが困っています　説明できんだろそりゃ

ボクもわかりましぇ〜ん　前半が「暗殺の森」後半が「五福星」を狙ってるとの事？　和風+段ボールは　清順+黒沢清ですね？！
ハイなオダジョーはジョニデかな　椎名由宇ちゃんいいじゃない
が　１０分に一回こっくりしてしまうのは　微妙な間合いと外し　つまり初長編で慣れてない　許す　とにかく「シャーリー・テンプル・ジャポン」（ぎょ　これまで出てるかデスカス）よりもまたわからん領域に突入　青山真治以上に毎回変貌してるのはすごいのじゃ　これは失敗作だけど　これだけ自分を貫くのはある意味　すごいよ　これは去年のワーストに選んでも　次回ホームランの可能性大なので　わちきは去年のベスト１０に入れてます
いずれはカンヌかどっかで賞を獲る映画作家であるであろうことを予言しときましょう

推薦はしないもんね　まず傑作「亀虫」から観てください

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なんともインパクトのあるタイトルだ。映画においてタイトルは非常に重要である
ことは間違いなく、知らず知らずのうちにイメージができあがってしまうのだがら
怖い話でもある。「パビリオン山椒魚」一体どんな映画か想像もつかない。
この虚をついたようなタイトルは、国宝とされるニホンオオサンショウウオがパリ
万博に出展されたことからついているようだ。このサンショウウオを保護するた
めに財団がつくられ国から巨額の補助金がでいてる。その財団をめぐる話だ。

とにかくつまらない（笑）笑いを狙っているところはことごとく空回り。映像的には
犬神家の一族っぽくもあるが天と地の差。オダギリジョーのやくどころもなんだか
よくわからないし、キャラ的にも全く魅力なし。

出演者の誰をとっても演技は雑。それをフォローする演出もないとくれば褒めよ
うがない。久々にあと何分あるのか気になってしまった。

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素足のラヴァースさんの「はい今すぐ予約リストから外しなさい　面白くないから　けけけ」の一文で、即リストに入れた作品、やっと届いて鑑賞終了いたすますた。

いやあああ、ほんとだねえ。こりゃすごいわ。
ここまで来ると、ほんとに「リストに入れて見てみてよかった」と思います＞笑

感想文の作成不可。
ラヴァースさんと一緒に「けけけ」と笑いたい人は、今すぐリストに入れなさい。あはは。

ところでこの映画。音声が非常に聞き取りにくく、通常うちのＤＶＤ画面で２０レベルを設定しているボリュームを４０にあげて鑑賞しても聞き取れないせりふ続発でした。

学生時代にさんざん作った自主上映映画を思い出しました。

そんなノスタルジィに浸るにはいいかも、の１本です（が、それにしては出演人が豪華すぎなのがたまに傷じゃなあ。これ、無名の俳優人で作ったら意外と味が出ていいかも）。

そんな中。高田純次の存在がキラリ。高田純次のみせりふが非常に聞き取りやすく、演技がわかりやすくて超安心。彼の演技が光る！　と思わせてくれる映画というのもめずらしい。純ちゃん万歳！

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あんまりつまらなくてビックリしました。オダギリくんと香椎由宇の馴れ初め映画ということで、しょーがねーなあ、やっぱ見なきゃダメかぁ〜と自問自答しつつ観賞。ここまでつまらないと、この2人の行く末すら心配になってきました。

これは、鈴木清順を今っぽくアレンジした感じでしょうか。テイストとしては決して嫌いじゃないです。ただ、どうにもこうにもノリが中途半端です。はっとさせる映像美があるわけでもなし、内輪ノリでとことん盛り上がっているわけでもなし。また、光石研や麻生祐未など妙にこなれた俳優陣ばかり配しているのが、完全に裏目に出てしまった気がします。高田純次も悪くないですが、やはり狙いすぎのキャスティングでさぶい。何が悲しいって「ハイ、ドーンッ！」のオダジョーの空回りっぷりです。あなたがテンション高い役をするのは、とても無理があります。もう、日本の小品はいったん休憩して、どんどん海外作品に出てください。

だいたい評判を漏れ聞いていたので、こんなものかなとは思っていました。むしろ、残念だったのが音楽面。ジャズミュージシャン、菊地成孔の音楽は結構好きなものですから、期待していました。恐らくこれ、サントラだけ聞いたらなかなかにCOOLな感じじゃないかと思います。が、いかんせん作品と合わせると、1＋1＝3になるどころか、0になってる。ちょっと音楽が頭良すぎますね。もっと、グルーブ感出して映画を引っ張るくらいでも良かった。BGMとしての映画音楽にこだわりすぎたんでしょうか。つまんないのに、スカした音楽かけてんじゃねーよ、なんて気持ちになったりして。菊地さん、すいません。映画音楽は難しいですね。