ヘイヴン〜堕ちた楽園〜

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舞台は、島民たちの税金を免除するタックス・ヘイヴンとして世界中から、金持ちが集まってくるカリブ海のケイマン諸島。
二つの物語が、別々に語られていく展開。
一つは、島の住人で、裕福なアフリカ系カリブ人の下で働いているオーランド・ブルーム演じるシャイと、そこの娘との恋愛劇。
もう一つは、脱税の容疑で、ＦＢＩに追われ、アメリカから島に逃げて来たビジネスマンのリドリーと、一人娘のピッパ。こちらは、お金が絡むので、犯罪劇とでもいったら良いのでしょうか？
汚いお金が、島に流れ込んだせいで、変貌してしまった島の姿を浮き彫りにするストーリー。
リドリーが、逃亡の時に島へ運んできた１００万ドルを狙い、島の人間たちが、暗礁しはじめ、島で行われるパーティーで娘のピッパを介して二つの話しが結びつくドラマがなんとも面白い。
過去と現在の時間軸を巧みに、何度も繰り返され、それがたった一夜のパーティーのために・・・
貧富の差、麻薬、恋愛、暴力、裏切り、親子愛と見どころも多かったでしょうか？

顔に自信があったからこそ、あの顔が我慢できなかったんでしょうね?
でも、元がいいからか、やっぱりそれでも爽やか〜♪

映画はちょっとすさんだ青春映画って感じでしたが、
オーリーの歳を考えると、もう青春映画はいいんじゃない?って思えるんですが…。
カッコいい主人公や王子様系ばっかりの役ばっかりやってるオーリーだけど、個人的にはそれでいいです　笑
ロード・オブ・ザ・リングみたく金髪に青い目がまた見たい！

映画の後半は幸せな部分が全くなく、見るのやめようかなと思ったぐらい。
見終わった後、暗い気分にされられる映画です。
オーリーファン以外にはお勧めできません！

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脱税容疑でマイアミからケイマンに逃げてきた親子の話が最初の３０分、ケイマンの猟師の息子（オーランド・ブルーム）と金持ちの娘の恋の話が次の３０分、このふたつの話が完全に分断してしまっていて、ラストの３０分でそれぞれの顛末を語ろうとしているのですが、ふたつの話が特に密接な接点もないまま終わってしまっている。
オーランド演じる青年は、薬品をかけられて顔の半分が醜く焼けただれてしまうのですが、これがこの映画の最も興味をひかれるところ。しかしう〜ん、ハンサムな人ってこういう役がやってみたいのね・・・くらいにしか思いませんでした。そういえば、スパイダーマン３でもあの彼が似たようなことになっちゃうのですが。
「タックスヘイヴン」って tax heavenだと思ってました(恥）。havenって全く別の単語だったんですね。

オーリー見たさの1本。醜く焼けただれた顔でもまだ可愛いじゃないですか！

しかし全く救いの無い暗いお話でした。

カールの話とシャイの話とが入り乱れて、時間も過去になったり元に戻ったり、何がなにやら、やたらに懲りすぎちゃって何が言いたいのか解からなくなってしまった感じ。

製作にオーリーがかかわっているらしいのですが、とにかく今まで恵まれすぎるほどの映画出演作だらけだからか、こんなのも作ってみたくなったんだろうなあ。
ハンサムな顔なのも、そればかりがもてはやされてるみたいで、本人はこういう汚れ役みたいなのがやってみたいんでしょうね。

でも、醜くない！ちっとも。どうせならもっととんでもない顔にしてみればよかったのに。

オーリーが出てなければちっとも見なくて良かった映画でした。

いろんな人・話(金・女・麻薬・恋)が交差しつながっていく。小規模な『バベル』って感じです。