Dr.コトー診療所2006スペシャルエディション(6)

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Dr.コトー診療所2006スペシャルエディション(6) / 吉岡秀隆

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「Dr.コトー診療所2006スペシャルエディション(6)」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

吉岡秀隆演じる青年医師・コトーと島の人々との触れ合いや命の輝きを描いたヒューマンドラマの2006年版第6巻。彩佳の手術を無事終えたコトーは、手術中、鳴海に言われた言葉について、そして医師とは、家族とは何かについて考える。最終第11話を収録。

「Dr.コトー診療所2006スペシャルエディション(6)」 の作品情報

作品情報

製作年: 2006年
製作国: 日本

「Dr.コトー診療所2006スペシャルエディション(6)」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

キャスト・スタッフ

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1〜 5件 / 全29件

いよいよクライマックスへ!彩佳の手術は成功か否か? ネタバレ

投稿日:2007/05/10 レビュアー:RUSH

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【最終話 逃れられぬ、医師の宿命(医師の宿命)】 ※括弧内()はDVD収録タイトル
コトー(吉岡秀隆)が東京に行っている間、診療所は礼別島の三上医師(山崎樹範)が勤めることに。コトーは彩佳(柴咲コウ)との再会を楽しんでいたがそんなコトーを鳴海医師(堺雅人)が自宅に招待する。彼は植物状態の自分の妻、良子を見せるのだった。鳴海は「身内のオペは冷静な気持ちでは行えないからやめた方がいい」「医者が人である限りオペに絶対はない」とコトーに言い聞かせ、妻は生きているのか死んでいるのかと問うのだった。そして手術当日、島民は仕事が全く手に着かず診療所に集まり始めていた。そして彩佳の手術が始まった・・・。

いよいよ2006シリーズもクライマックスを迎えました。そうです、彩佳の手術が始まるのです。僕はこの最終話で印象に残っているシーンが4つありました。一つめは「術中のコトーと鳴海医師のやりとり」、二つめは「術後のコトーと鳴海医師のやりとり」、三つめは「コトーが自分の実家に電話するシーン」、そして最後は「コトーが病院を去ろうとした時、鳴海が呼び止め、コトーが手術前日の問いに回答するシーン」そのいずれのシーンもセリフが重く考えさせられるものばかりで感動したのです。

術中に鳴海がパニックになったコトーに対して「この患者が星野彩佳であることを忘れろ!患部だけを見ろ!そこだけに集中しろ!」というセリフに「コトーは大丈夫なのか?」「彩佳は無事生還するのか?」という不安が頭をよぎり、とても緊張しながら手に汗を握りながら見てしまいましたし、術後の鳴海医師の長いセリフにはコトーと鳴海の二人の医師の考え方の違いが明確に出ていて何度も何度も見て色々考えさせてもらいました。「人の命を救うということは本来人間が踏み込んではいけない領域に足を踏み入れることだ。そこに感情が存在したとき医者は大きな間違いを起こす。」「家族だと思って治療する、そんなことが出来るわけがない。家族というのはその人間の人生の全てを背負うということだ。たった一つの命でさえそれを背負うことがどれだけ重くて苦しいことか、それが愛する家族であればあるほど。君がやろうとしていることは所詮偽善だ。」「医者は患者と家族にはなれない、なってはいけない!」このセリフのひとつひとつが重くコトーの心に響くのです。もちろん見ている視聴者にも。

そして鳴海によって色々考えさせられたコトーは久々に実家に電話するのですがその時の吉岡氏の演技は何度見ても涙が出てしまいます。元々原作で実家に電話するシーンは引退する離島医師に触発されてのものでしたが、ドラマでは彩佳の術後、特に鳴海との会話によって触発されたものに変更されています。最初見たときには何で今頃このシーンをいれるんだろう?と疑問に思いましたが術後の鳴海との会話を良く理解し、鳴海の言葉にコトーがどう感じ、どう考えたかを理解できて初めてこのシーンの良さがわかるのだと改めて思いました。ハッキリと顔は映りませんでしたがコトーの母、沙知子を宮本信子さんが演じています。彼女の優しい声がコトーの心にも見ている者の心にも響いてきます。

そして手術前日の鳴海の問いに対するコトーの回答「人として答えるならばあなたが生きていると思っている限り奥さんは生きています。医者として答えるならばあなたが治療を続けている限りやはり奥さんは生きている、僕はそう思います。そして・・いつか・・奇跡は起こるかもしれない。そこにも絶対はないと思います」完璧です。コトーらしさが前面に出ているセリフではないでしょうか?このセリフを聞いている鳴海を演じた堺氏の目を潤ませ、肩を振るわせた演技も良かったです。

この2006シリーズではコトーが島民を家族のように思いながら治療にあたっているエピソードを数々描き出し、「医者とは何か?どうあるべきか?」という究極の問題を提示していたように思います。クライマックスでの三上医師との会話にもそれが出てきます。三上医師の「医者って何でしょう?」との問いにコトーは「一体何なんでしょう?・・・でも医師であることの意味を問い続けることを放棄してはいけないと思っています。」と答えます。僕はこの2006シリーズのテーマがここにあったのだとこのシーンで思いました(2006だけでなく今までのシリーズも同じかも(^^ゞ)。このセリフで色々なエピソードを思い出し、それらをかみしめさせてもらいました。

コトーにとって大切な人である彩佳の手術に臨み、必死に救おうとするコトーの姿と苦悩を描き、医者とは何かどうあるべきかを考えさせてくれた作品でした。続編を希望します。

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ミナのDV問題と彩佳の手術に関する星野家とコトーの苦悩 ネタバレ

投稿日:2007/05/10 レビュアー:RUSH

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【第9話 愛を乞う者(愛を乞う者)】 ※括弧内()はDVD収録タイトル
ミナがようやく島民に受け入れられ始めた頃、一人の男が診療所を訪ねてくる。ところがミナはその男の顔を見るなり、診療所の奥へ引っ込んで閉じこもってしまう。男の名は仲依知明(忍成修吾)といい、彼自身によればミナの夫らしい。なんでもミナが突然離婚届を置いて消えてしまったのだそうだ。彼はミナと話がしたいといい、ミナの仕事が終わってから二人で話すことになるのだが、ミナは茉莉子(大塚寧々)と剛利(時任三郎)の前に怪我だらけの状態で現れたのだった。そしてコトー(吉岡秀隆)、和田(筧利夫)、茉莉子、剛利はミナに事情を聞くのだった。ミナは結婚の事実を隠していたことを詫び、泣きながらドメスティック・バイオレンスに苦しみ、逃げ出してきたことを話すのだった・・・。

【第10話 失われた信頼(切り裂かれた夢)】
彩佳(柴咲コウ)からの手紙を読んだ正一(小林薫)は混乱する。正一は信頼していたコトーに裏切られたような気がしてかなりショックの様子。そんな正一を励ますのは重さん(泉谷しげる)だった。その重さんは昌代(朝加真由美)に話す前に東京へ行き、彩佳の状態を見てこいと正一に勧める。一方彩佳は手術の日取りも決まり、手術内容説明を鳴海医師(堺雅人)から受けていた。乳房切除と液窩リンパ節切除を行うらしい。しかし、液窩リンパ節を切除すると手が動かなくなるという後遺症が出ることがあり、もしそうなると彩佳の看護師としての復帰の道がたたれてしまうことになる。そのことを彩佳は鳴海に話すが命と夢とどっちが大事といわれ一蹴されてしまう。そのことで悩んでいる彩佳の元に正一がやってきた・・・。

いよいよクライマックスへ向けてストーリーが動き出しました。この2006シリーズは今までのシリーズと同様、かなり原作と違った設定となっています。ミナのDV問題はコミックの最新刊21巻で初めて登場し、彩佳の手術の後で発生します。そもそもミナは彩佳が通院中に研修中のミナと知り合い、この島での看護師を薦められて来たことになっていたはずです。しかも原作では仲依という名字はミナの旧姓で、知明は「柚原」という名字(ドラマでは仲依)なのです。これらの違いはドラマとして11話でまとめ上げる必要がある為、原作の色々なエピソードを集め新たなキャラクター構成によって違和感なく再構築したからに他なりません。僕自身、原作を「山田コトー」ドラマを「吉岡コトー」と呼んで全く別物の作品だと認識しながら見ています。ミナのDV問題に関しては何故ここに来てエピソードに加える必要があったのかという疑問が沸いてきました。僕はこの事件によって和田とミナの関係が親密になっていく過程を描きたかったのではないかと考えています。この事件でとにかくミナのことを一番心配していたのは、コトーでも正一でもなく和田だったのですから。ひょっとするとこの2人次のシリーズ(あればの話)ではいい仲になっちゃうのかもしれないですね(笑)。9話での見所は和田の男らしさかもしれません。

そしてクライマックスへの橋渡し的エピソードが第10話です。手術が始まる前の彩佳の家族の苦悩、そしてコトーの苦悩を描いています。特に父である正一の苦悩はかなりひどく、見ているこっちも胸が苦しくなるぐらいでした。この10話は色々と見所があります。「正一と重雄の友情」「彩佳と正一のやりとりと正一の苦悩」「コトーの後悔」「正一、昌代からコトーに対するお詫びと依頼」こう書くとなんのことかわからないかもしれませんが、一度10話を見るとどのことかわかると思います。僕は特に星野夫婦が夜コトーを訪ね、昌代がコトーに「ごめんなさい、辛かったね先生」と話しかけるシーンは涙が溢れて仕方がありませんでした。また、この10話だけではありませんが、ここに来てコトーという医者と鳴海という医者の考え方の違いというのがハッキリとしてきます。原作にもあの三上医師の双子として鳴海という医者は出てきます。しかし、このドラマ上では双子というのはあり得ないので、原作の鳴海医師と江葉都医師を足して2で割ったような性格という風に僕は考えてみていました。公式HPでの堺雅人氏のインタビューにも同じようなイメージで演じていると載っていました。鳴海医師とコトーの考え方の違い、患者をただの患者として扱うか、家族として扱うか、この二人の考え方の違いを理解しておかなければきっとクライマックスは味気ないものとなってしまうでしょう。

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ついに与那国島に行ってしまった!!

投稿日:2007/05/11 レビュアー:ウタマル

コトーにハマった挙げ句、あの雰囲気を体感したい気持ちを抑えきれず、ついにGW直前に二泊三日の与那国旅行を敢行しました。一生忘れられない体験、素直に感動しました。素晴らしかったです!!

1時間や2時間の遅延など当たり前の飛行機、空港に来るはずの宿(きわめて質素)の迎車が来てなかったり、島唯一のスーパー(よろず屋?)で買った酒肴が賞味期限切れ!!だったり、レンタカーはエアコンが故障してたり等々、本土だったら文句言いたくなる場面は数知れず。
でも、島についたら何故か素直に「郷にいれば郷に従え」という気分になり、不思議と腹が立たないばかりか、むしろ笑って話せる良い思い出に・・・これもこの島の、のんびりした空気の成せる業と感じました。

何と言っても、今回のツアーのハイライトは2日目にレンタルバイクで走った、あの美しい海岸線(毎回ラストで流れる、コトーが自転車で走る空撮シーンの場所)感動のあまり泣きそうになり、ここだけは3往復も走ってしまいました。
もちろん、診療所をはじめとするロケ地も殆ど制覇してきました。診療所で白衣着て写真撮ったり、「あきおじ」のスイカ畑、まり子の店、肝だめしの洞窟、海辺の墓地群、等々感動の連続。ロケハンにも相当な手間と時間を惜しまなかったであろうことが容易に想像できました。

東京に戻ったら、タイミング良く予約していた「2006」のDVDBOX(今回の初版特典は彩佳が持っていた志木名神社のお守り、しかもコトーの着てた白衣の第二ボタン付きです!!)が届いたので、早速再生しながら旅の思い出に浸ることができました。やっぱり実際に現場を見てくると、また違った感動が随所にありますよ。機会があったら是非、与那国への旅を。絶対お勧めです!!ネット検索すれば、結構格安なツアーがみつかりますよ。ちなみに私の場合は航空券と宿(食事付)で6万円程度でしたから。

さて、「2006」についてですが、作品としてのクオリティは確実にアップしてると思います。でも、こちらの期待が大きすぎたのか「2003・2004」で、ある意味、感動慣れしてしまったのか、理由は色々考えられますが、個人的には前の作品の方がインパクトが強かったような気もします。でも、もちろん今回の出来も秀逸。素晴らしかったと思います。

今回は「医療とは?医師とは?」という重くて抽象的なテーマが
ベースになっているので色々と考えさせられました。
特に鳴海医師の「医療とは患者の与えられた運命を変えるということ。ある意味、人として入り込んではいけない領域かも」というセリフ。確かに人の運命を変えるということは結果的に歴史を変えるということ。うーん難しい・・・

スタッフもキャストも大変なご苦労でしょうが、これからも続編の制作を願わずにはいられません。


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ゆかりの不幸再び!常識を覆すような奇跡にコトー落ち込み悩む ネタバレ

投稿日:2007/05/06 レビュアー:RUSH

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【第7話 命の期限(命の期限)】 ※括弧内()はDVD収録タイトル
コトー(吉岡秀隆)は彩佳(柴咲コウ)に病気のことを両親に話した方がいいのではと切り出すが彩佳は「先生だけはわかってくれると思っていた」と泣き崩れてしまう。副作用もかなりきつく出ている様子。以前からお腹のハリを訴えていたゆかり(桜井幸子)は診療所で内視鏡審査を受けていた。その結果胃ガンであることが判明し、ゆかり本人より夫である孝(大森南朋)の方が動揺していた。コトーは本土の病院での治療を勧めるがゆかりはコトー先生に手術して欲しいと申し出て、コトーはそれを承諾する。その頃東京では剛洋(富岡涼)が彩佳を訪ねようとアパートを訪れるが彩佳の変わり果てた姿を見て会うことをやめてしまう。そしてゆかりの手術が始まったが広い範囲でのガンの転移が見つかり手の施しようのない状態であることがわかってしまう。ゆかりの余命は3ヶ月だといわれ孝とゆかりは嘆き悲しむ。ゆかりや孝が絶望しているとき、妊婦で臨月間近の春江(高橋史子)が畑で血を流して倒れていたらしく診療所へ運ばれてくるのだった。

【第8話 幸福への決断(幸福への決断)】
自分の娘である千賀の為少しでも側にいたいという親心からゆかりは抗ガン剤治療を決意しその治療が始まった。折しも東京では彩佳が同じように抗ガン剤治療を受け副作用に苦しんでいる時であった。ゆかりは抗ガン剤の副作用の苦しみに耐えていた。それを見かねたコトーはゆかりに自宅療養を勧めるのだった。そして薬は自宅で投与し、抗ガン剤は定期的に診療所で投与するという生活が始まったのである。しかし、島民が心配するのとは裏腹にゆかりの病状は劇的に良くなっていく。ゆかりの病状を診たコトーは血液検査による腫瘍マーカーの数を見てみることにするのだがその審査結果は驚くべきものとなっていた。なんとゆかりの腫瘍マーカーの数が半分に減っていたのだ。それ以降も治療を続け、定期的に腫瘍マーカーの数をチェックしていくがあり得ないほどの効果をゆかりは見せており、その信じられない結果にコトーは驚愕し複雑な心境だった。腫瘍マーカーの数値が正常に戻った時、孝はコトーに再手術を依頼するがコトーは慎重論を唱える。しかし、ゆかり自身からも再手術を依頼され承諾する。そしてゆかりの再手術が始まった・・・。

この7・8話はこの2006シリーズで印象に残るエピソードのひとつです。個人的には色々考えさせられるテーマでしたし、一番泣けたエピソードでした。原作ではガンを奇跡的に克服するのは彩佳の実の父親(ドラマの正一ではない)なのだが、ドラマでは坂野ゆかりとなっています。しかし、ゆかりといえばファーストシリーズの3話で妊娠中毒症にかかり千賀を生んだ経緯があります。今回はその時生まれた千賀ちゃんが母親であるゆかりの生きる力となるのです。この7話と8話は何回見ても泣けてしまいます。とにかくゆかり役を演じる桜井幸子さんの演技がたまらないのです。そして千賀ちゃんのかわいらしさも涙をついつい誘ってしまいます。いつも冷静で優しいゆかりですが自分の命があと3ヶ月といわれ絶望し、春江にあたってしまうシーンはとてもショックでした。あの強い冷静なゆかりでもこうなってしまうんだなぁ〜と感慨深かったです。

実際末期ガンが奇跡的に完治するなんてことがあるのかどうかわかりませんが、僕個人としてストーリー的にはとても大好きな7話と8話ですが、このシリーズ全体を考えると何故ここにこの話を持ってきたのだろうという疑問が残ります。彩佳も場所は違えどもガンを患っているのです。原作にも確かにガンになる人間は違えども同じエピソードはありましたが、彩佳のガン闘病の結末を描く前にゆかりのガン闘病を描くのはどうしても作為的な感じがしてちょっと嫌でした。率直に申し上げて完全な演出と思わざるを得ないのです。ま、それでも感動できるのならそれでも構わないと思うのですがどうもしっくりこない自分も自分の中にいるので少し複雑でした。

この話のようにあり得ないような奇跡的なことが起きた場合、医者というのはやっぱりコトー先生のような悩みに陥ってしまうものなのでしょうか?「医者とは何か?」「末期って誰が決めるのか?」きっと医者として信じていたものが壊されるような心境になるのでしょうね。何を信じて医者を続けるのかわからなくなってしまうのでしょう。悩み落ち込みうちひしがれるコトーの表情はとても良かったです。ゆかりに謝罪したシーンはもう涙が止まらなかったです(^^ゞ。

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2年ぶりに復活!子供たちも大きくなり新シリーズスタートです! ネタバレ

投稿日:2007/05/06 レビュアー:RUSH

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このレビューはネタバレ情報を含みます。この作品をご覧になっていない方は読まないでください。

【第1話 二人の約束(二人の約束)】 ※括弧内はDVD収録タイトル
コトー(吉岡秀隆)はいつもの通り往診に出かけていた。その頃島民の誰もが電話の前で何かを待っていた。一方東京にいる剛洋(富岡涼)は東京で3本の指に入る名門校である私立開瑛中学の合格発表を見に来ていた。そして剛洋が合格する。そこへいるはずのない彩佳(柴咲コウ)が現れる。二人は合格を喜び合い彩佳は春から東京で理学療法士の資格を取るために学校に通うのだと剛洋に話すのだった。その頃島では剛洋合格の一報に大騒ぎ。島中喜びに溢れていた。東京での用事が済み、帰りの定期連絡船で彩佳は村長(坂本長利)に出会う。船には村長の他、坂野(大森南朋)もいた。船室に戻るとひとりの女性が酔っぱらいに絡まれていた。村長はそれを止めようとするが酔っぱらいに突き飛ばされ胸から首を強打し危険な状態に陥ってしまう。彩佳は応急処置を施そうとする・・・。そしてその絡まれていた女性こそ彩佳の跡を継ぐ看護師である仲依ミナ(蒼井優)であることが後からわかるのだが・・・。

【第2話 最後の言葉(それぞれの門出)】
妻を亡くし一人住まいのさちおじ(石橋蓮司)は腰椎骨折で動けないでいた。その八つ当たりからか、診療所の面々にきつくあたる。特に新入りの看護師仲依ミナに対してきつくあたる。あまりの態度の悪さにミナは驚き狼狽してしまうが、両親を早くになくしていたミナはさちおじに近づこうとする。コトーは鳴海から彩佳の診察データを全て取り寄せ、診療所での治療が可能であることを彩佳自身に説明する。東京で治療を受けるかどうか悩んでいた彩佳はしばらく時間をくれるようとコトーにいう。そんな時、さちおじの家が火事になる。さちおじは全身大やけどで診療所に運ばれてきたのだった・・・。

2年ぶりの復活です。ファーストシーズンから特別編、そしてスペシャルの2004と続いてきたこのシリーズも2006となり懐かしい顔が戻ってきました。この作品には色々思い入れもあって毎回楽しんで見ています。このシリーズは「北の国から」のように長く続いて欲しいドラマのひとつです。今回のテーマは「家族」です。今まではコトーを中心としたドラマが展開されていましたが、今回はコトー自身が患者とどう接していくか、つまり「家族」の様な存在として接していくのか、それとも患者と医者の関係として割り切っていくのかを悩んでいくコトーを描いていくと共に島民それぞれの出来事を描いていきます。でも変わらないのはドラマの雰囲気です。暖かい感じがするのは全く変わっていません。今シリーズも泣かされました(^^ゞ。特に彩佳の病気発覚によって微妙に変化するコトーと彩佳の関係は見ている方も辛く感動できるものです。2人の会話は何度聞いても重く見ているものの心に深く入り込んできます。また何度もこのDVDを見てしまいそうです。

さて今巻では彩佳の乳ガンが発覚し、コトーはそのことを彩佳本人ではなく鳴海医師(堺雅人)から知らされショックを受けます。これが一番大きな出来事でしょう。1,2話を通してコトーと彩佳の病気を通してのお互いの考え気持ちをぶつけ合うシーンはとても印象に残るものとなっています。このシーンでの吉岡氏と柴咲さんの演技は見逃さないでください。そして毎回誰かが怪我をしたり病気になったりするのは今まで通りですが今巻では村長とさちおじです。そしてコトーと彩佳の関係以外に見所となるのはやっぱり今シリーズから登場する新しい看護師さんでしょう。名前は仲依ミナ。おっちょこちょいで頼りなく、彩佳の足下にも及ばない看護師です。原作のイメージとは違った(おっちょこちょいなのはかわらない?)ミナを蒼井優さんが見せてくれます。でもこの作品には蒼井版ミナがよく似合っていると思います。また、鳴海医師もこのシリーズから新登場です。原作ではかなり嫌な医師になっています(原作では三上医師と双子)がドラマでも何か訳ありキャラの様な気がしてなりません。コトーと鳴海医師の絡みも見逃せないでしょう。しかし、富岡涼君はじめ子役はみんな大きくなっちゃいましたね(笑)。

このドラマは完全に原作の漫画と切り離して見るべきだと個人的に思っています。原作を「山田コトー」ドラマを「吉岡コトー」と呼んだりしていますがそれほど違うのです。扱うエピソードは原作の中にも出てきます(というか原作のエピソードの中から抜粋し1話を構成しているといった方がわかり易いかも)が順番が全く違うのです。仲依ミナの登場も早すぎるし、彩佳の闘病に関するエピソードもかなり違っています。原作を知っている人は切り離してみると楽しめると思います。

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1〜 5件 / 全29件

Dr.コトー診療所2006スペシャルエディション(6)

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いよいよクライマックスへ!彩佳の手術は成功か否か?

投稿日

2007/05/10

レビュアー

RUSH

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このレビューにはネタバレ情報が含まれています。この作品をまだご覧になっていない方はお読みにならないで下さい。

【最終話 逃れられぬ、医師の宿命(医師の宿命)】 ※括弧内()はDVD収録タイトル
コトー(吉岡秀隆)が東京に行っている間、診療所は礼別島の三上医師(山崎樹範)が勤めることに。コトーは彩佳(柴咲コウ)との再会を楽しんでいたがそんなコトーを鳴海医師(堺雅人)が自宅に招待する。彼は植物状態の自分の妻、良子を見せるのだった。鳴海は「身内のオペは冷静な気持ちでは行えないからやめた方がいい」「医者が人である限りオペに絶対はない」とコトーに言い聞かせ、妻は生きているのか死んでいるのかと問うのだった。そして手術当日、島民は仕事が全く手に着かず診療所に集まり始めていた。そして彩佳の手術が始まった・・・。

いよいよ2006シリーズもクライマックスを迎えました。そうです、彩佳の手術が始まるのです。僕はこの最終話で印象に残っているシーンが4つありました。一つめは「術中のコトーと鳴海医師のやりとり」、二つめは「術後のコトーと鳴海医師のやりとり」、三つめは「コトーが自分の実家に電話するシーン」、そして最後は「コトーが病院を去ろうとした時、鳴海が呼び止め、コトーが手術前日の問いに回答するシーン」そのいずれのシーンもセリフが重く考えさせられるものばかりで感動したのです。

術中に鳴海がパニックになったコトーに対して「この患者が星野彩佳であることを忘れろ!患部だけを見ろ!そこだけに集中しろ!」というセリフに「コトーは大丈夫なのか?」「彩佳は無事生還するのか?」という不安が頭をよぎり、とても緊張しながら手に汗を握りながら見てしまいましたし、術後の鳴海医師の長いセリフにはコトーと鳴海の二人の医師の考え方の違いが明確に出ていて何度も何度も見て色々考えさせてもらいました。「人の命を救うということは本来人間が踏み込んではいけない領域に足を踏み入れることだ。そこに感情が存在したとき医者は大きな間違いを起こす。」「家族だと思って治療する、そんなことが出来るわけがない。家族というのはその人間の人生の全てを背負うということだ。たった一つの命でさえそれを背負うことがどれだけ重くて苦しいことか、それが愛する家族であればあるほど。君がやろうとしていることは所詮偽善だ。」「医者は患者と家族にはなれない、なってはいけない!」このセリフのひとつひとつが重くコトーの心に響くのです。もちろん見ている視聴者にも。

そして鳴海によって色々考えさせられたコトーは久々に実家に電話するのですがその時の吉岡氏の演技は何度見ても涙が出てしまいます。元々原作で実家に電話するシーンは引退する離島医師に触発されてのものでしたが、ドラマでは彩佳の術後、特に鳴海との会話によって触発されたものに変更されています。最初見たときには何で今頃このシーンをいれるんだろう?と疑問に思いましたが術後の鳴海との会話を良く理解し、鳴海の言葉にコトーがどう感じ、どう考えたかを理解できて初めてこのシーンの良さがわかるのだと改めて思いました。ハッキリと顔は映りませんでしたがコトーの母、沙知子を宮本信子さんが演じています。彼女の優しい声がコトーの心にも見ている者の心にも響いてきます。

そして手術前日の鳴海の問いに対するコトーの回答「人として答えるならばあなたが生きていると思っている限り奥さんは生きています。医者として答えるならばあなたが治療を続けている限りやはり奥さんは生きている、僕はそう思います。そして・・いつか・・奇跡は起こるかもしれない。そこにも絶対はないと思います」完璧です。コトーらしさが前面に出ているセリフではないでしょうか?このセリフを聞いている鳴海を演じた堺氏の目を潤ませ、肩を振るわせた演技も良かったです。

この2006シリーズではコトーが島民を家族のように思いながら治療にあたっているエピソードを数々描き出し、「医者とは何か?どうあるべきか?」という究極の問題を提示していたように思います。クライマックスでの三上医師との会話にもそれが出てきます。三上医師の「医者って何でしょう?」との問いにコトーは「一体何なんでしょう?・・・でも医師であることの意味を問い続けることを放棄してはいけないと思っています。」と答えます。僕はこの2006シリーズのテーマがここにあったのだとこのシーンで思いました(2006だけでなく今までのシリーズも同じかも(^^ゞ)。このセリフで色々なエピソードを思い出し、それらをかみしめさせてもらいました。

コトーにとって大切な人である彩佳の手術に臨み、必死に救おうとするコトーの姿と苦悩を描き、医者とは何かどうあるべきかを考えさせてくれた作品でした。続編を希望します。

ミナのDV問題と彩佳の手術に関する星野家とコトーの苦悩

投稿日

2007/05/10

レビュアー

RUSH

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このレビューにはネタバレ情報が含まれています。この作品をご覧になっていない方はお読みにならないで下さい。

【第9話 愛を乞う者(愛を乞う者)】 ※括弧内()はDVD収録タイトル
ミナがようやく島民に受け入れられ始めた頃、一人の男が診療所を訪ねてくる。ところがミナはその男の顔を見るなり、診療所の奥へ引っ込んで閉じこもってしまう。男の名は仲依知明(忍成修吾)といい、彼自身によればミナの夫らしい。なんでもミナが突然離婚届を置いて消えてしまったのだそうだ。彼はミナと話がしたいといい、ミナの仕事が終わってから二人で話すことになるのだが、ミナは茉莉子(大塚寧々)と剛利(時任三郎)の前に怪我だらけの状態で現れたのだった。そしてコトー(吉岡秀隆)、和田(筧利夫)、茉莉子、剛利はミナに事情を聞くのだった。ミナは結婚の事実を隠していたことを詫び、泣きながらドメスティック・バイオレンスに苦しみ、逃げ出してきたことを話すのだった・・・。

【第10話 失われた信頼(切り裂かれた夢)】
彩佳(柴咲コウ)からの手紙を読んだ正一(小林薫)は混乱する。正一は信頼していたコトーに裏切られたような気がしてかなりショックの様子。そんな正一を励ますのは重さん(泉谷しげる)だった。その重さんは昌代(朝加真由美)に話す前に東京へ行き、彩佳の状態を見てこいと正一に勧める。一方彩佳は手術の日取りも決まり、手術内容説明を鳴海医師(堺雅人)から受けていた。乳房切除と液窩リンパ節切除を行うらしい。しかし、液窩リンパ節を切除すると手が動かなくなるという後遺症が出ることがあり、もしそうなると彩佳の看護師としての復帰の道がたたれてしまうことになる。そのことを彩佳は鳴海に話すが命と夢とどっちが大事といわれ一蹴されてしまう。そのことで悩んでいる彩佳の元に正一がやってきた・・・。

いよいよクライマックスへ向けてストーリーが動き出しました。この2006シリーズは今までのシリーズと同様、かなり原作と違った設定となっています。ミナのDV問題はコミックの最新刊21巻で初めて登場し、彩佳の手術の後で発生します。そもそもミナは彩佳が通院中に研修中のミナと知り合い、この島での看護師を薦められて来たことになっていたはずです。しかも原作では仲依という名字はミナの旧姓で、知明は「柚原」という名字(ドラマでは仲依)なのです。これらの違いはドラマとして11話でまとめ上げる必要がある為、原作の色々なエピソードを集め新たなキャラクター構成によって違和感なく再構築したからに他なりません。僕自身、原作を「山田コトー」ドラマを「吉岡コトー」と呼んで全く別物の作品だと認識しながら見ています。ミナのDV問題に関しては何故ここに来てエピソードに加える必要があったのかという疑問が沸いてきました。僕はこの事件によって和田とミナの関係が親密になっていく過程を描きたかったのではないかと考えています。この事件でとにかくミナのことを一番心配していたのは、コトーでも正一でもなく和田だったのですから。ひょっとするとこの2人次のシリーズ(あればの話)ではいい仲になっちゃうのかもしれないですね(笑)。9話での見所は和田の男らしさかもしれません。

そしてクライマックスへの橋渡し的エピソードが第10話です。手術が始まる前の彩佳の家族の苦悩、そしてコトーの苦悩を描いています。特に父である正一の苦悩はかなりひどく、見ているこっちも胸が苦しくなるぐらいでした。この10話は色々と見所があります。「正一と重雄の友情」「彩佳と正一のやりとりと正一の苦悩」「コトーの後悔」「正一、昌代からコトーに対するお詫びと依頼」こう書くとなんのことかわからないかもしれませんが、一度10話を見るとどのことかわかると思います。僕は特に星野夫婦が夜コトーを訪ね、昌代がコトーに「ごめんなさい、辛かったね先生」と話しかけるシーンは涙が溢れて仕方がありませんでした。また、この10話だけではありませんが、ここに来てコトーという医者と鳴海という医者の考え方の違いというのがハッキリとしてきます。原作にもあの三上医師の双子として鳴海という医者は出てきます。しかし、このドラマ上では双子というのはあり得ないので、原作の鳴海医師と江葉都医師を足して2で割ったような性格という風に僕は考えてみていました。公式HPでの堺雅人氏のインタビューにも同じようなイメージで演じていると載っていました。鳴海医師とコトーの考え方の違い、患者をただの患者として扱うか、家族として扱うか、この二人の考え方の違いを理解しておかなければきっとクライマックスは味気ないものとなってしまうでしょう。

ついに与那国島に行ってしまった!!

投稿日

2007/05/11

レビュアー

ウタマル

コトーにハマった挙げ句、あの雰囲気を体感したい気持ちを抑えきれず、ついにGW直前に二泊三日の与那国旅行を敢行しました。一生忘れられない体験、素直に感動しました。素晴らしかったです!!

1時間や2時間の遅延など当たり前の飛行機、空港に来るはずの宿(きわめて質素)の迎車が来てなかったり、島唯一のスーパー(よろず屋?)で買った酒肴が賞味期限切れ!!だったり、レンタカーはエアコンが故障してたり等々、本土だったら文句言いたくなる場面は数知れず。
でも、島についたら何故か素直に「郷にいれば郷に従え」という気分になり、不思議と腹が立たないばかりか、むしろ笑って話せる良い思い出に・・・これもこの島の、のんびりした空気の成せる業と感じました。

何と言っても、今回のツアーのハイライトは2日目にレンタルバイクで走った、あの美しい海岸線(毎回ラストで流れる、コトーが自転車で走る空撮シーンの場所)感動のあまり泣きそうになり、ここだけは3往復も走ってしまいました。
もちろん、診療所をはじめとするロケ地も殆ど制覇してきました。診療所で白衣着て写真撮ったり、「あきおじ」のスイカ畑、まり子の店、肝だめしの洞窟、海辺の墓地群、等々感動の連続。ロケハンにも相当な手間と時間を惜しまなかったであろうことが容易に想像できました。

東京に戻ったら、タイミング良く予約していた「2006」のDVDBOX(今回の初版特典は彩佳が持っていた志木名神社のお守り、しかもコトーの着てた白衣の第二ボタン付きです!!)が届いたので、早速再生しながら旅の思い出に浸ることができました。やっぱり実際に現場を見てくると、また違った感動が随所にありますよ。機会があったら是非、与那国への旅を。絶対お勧めです!!ネット検索すれば、結構格安なツアーがみつかりますよ。ちなみに私の場合は航空券と宿(食事付)で6万円程度でしたから。

さて、「2006」についてですが、作品としてのクオリティは確実にアップしてると思います。でも、こちらの期待が大きすぎたのか「2003・2004」で、ある意味、感動慣れしてしまったのか、理由は色々考えられますが、個人的には前の作品の方がインパクトが強かったような気もします。でも、もちろん今回の出来も秀逸。素晴らしかったと思います。

今回は「医療とは?医師とは?」という重くて抽象的なテーマが
ベースになっているので色々と考えさせられました。
特に鳴海医師の「医療とは患者の与えられた運命を変えるということ。ある意味、人として入り込んではいけない領域かも」というセリフ。確かに人の運命を変えるということは結果的に歴史を変えるということ。うーん難しい・・・

スタッフもキャストも大変なご苦労でしょうが、これからも続編の制作を願わずにはいられません。


ゆかりの不幸再び!常識を覆すような奇跡にコトー落ち込み悩む

投稿日

2007/05/06

レビュアー

RUSH

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このレビューにはネタバレ情報が含まれています。この作品をまだご覧になっていない方は読まないでください。

【第7話 命の期限(命の期限)】 ※括弧内()はDVD収録タイトル
コトー(吉岡秀隆)は彩佳(柴咲コウ)に病気のことを両親に話した方がいいのではと切り出すが彩佳は「先生だけはわかってくれると思っていた」と泣き崩れてしまう。副作用もかなりきつく出ている様子。以前からお腹のハリを訴えていたゆかり(桜井幸子)は診療所で内視鏡審査を受けていた。その結果胃ガンであることが判明し、ゆかり本人より夫である孝(大森南朋)の方が動揺していた。コトーは本土の病院での治療を勧めるがゆかりはコトー先生に手術して欲しいと申し出て、コトーはそれを承諾する。その頃東京では剛洋(富岡涼)が彩佳を訪ねようとアパートを訪れるが彩佳の変わり果てた姿を見て会うことをやめてしまう。そしてゆかりの手術が始まったが広い範囲でのガンの転移が見つかり手の施しようのない状態であることがわかってしまう。ゆかりの余命は3ヶ月だといわれ孝とゆかりは嘆き悲しむ。ゆかりや孝が絶望しているとき、妊婦で臨月間近の春江(高橋史子)が畑で血を流して倒れていたらしく診療所へ運ばれてくるのだった。

【第8話 幸福への決断(幸福への決断)】
自分の娘である千賀の為少しでも側にいたいという親心からゆかりは抗ガン剤治療を決意しその治療が始まった。折しも東京では彩佳が同じように抗ガン剤治療を受け副作用に苦しんでいる時であった。ゆかりは抗ガン剤の副作用の苦しみに耐えていた。それを見かねたコトーはゆかりに自宅療養を勧めるのだった。そして薬は自宅で投与し、抗ガン剤は定期的に診療所で投与するという生活が始まったのである。しかし、島民が心配するのとは裏腹にゆかりの病状は劇的に良くなっていく。ゆかりの病状を診たコトーは血液検査による腫瘍マーカーの数を見てみることにするのだがその審査結果は驚くべきものとなっていた。なんとゆかりの腫瘍マーカーの数が半分に減っていたのだ。それ以降も治療を続け、定期的に腫瘍マーカーの数をチェックしていくがあり得ないほどの効果をゆかりは見せており、その信じられない結果にコトーは驚愕し複雑な心境だった。腫瘍マーカーの数値が正常に戻った時、孝はコトーに再手術を依頼するがコトーは慎重論を唱える。しかし、ゆかり自身からも再手術を依頼され承諾する。そしてゆかりの再手術が始まった・・・。

この7・8話はこの2006シリーズで印象に残るエピソードのひとつです。個人的には色々考えさせられるテーマでしたし、一番泣けたエピソードでした。原作ではガンを奇跡的に克服するのは彩佳の実の父親(ドラマの正一ではない)なのだが、ドラマでは坂野ゆかりとなっています。しかし、ゆかりといえばファーストシリーズの3話で妊娠中毒症にかかり千賀を生んだ経緯があります。今回はその時生まれた千賀ちゃんが母親であるゆかりの生きる力となるのです。この7話と8話は何回見ても泣けてしまいます。とにかくゆかり役を演じる桜井幸子さんの演技がたまらないのです。そして千賀ちゃんのかわいらしさも涙をついつい誘ってしまいます。いつも冷静で優しいゆかりですが自分の命があと3ヶ月といわれ絶望し、春江にあたってしまうシーンはとてもショックでした。あの強い冷静なゆかりでもこうなってしまうんだなぁ〜と感慨深かったです。

実際末期ガンが奇跡的に完治するなんてことがあるのかどうかわかりませんが、僕個人としてストーリー的にはとても大好きな7話と8話ですが、このシリーズ全体を考えると何故ここにこの話を持ってきたのだろうという疑問が残ります。彩佳も場所は違えどもガンを患っているのです。原作にも確かにガンになる人間は違えども同じエピソードはありましたが、彩佳のガン闘病の結末を描く前にゆかりのガン闘病を描くのはどうしても作為的な感じがしてちょっと嫌でした。率直に申し上げて完全な演出と思わざるを得ないのです。ま、それでも感動できるのならそれでも構わないと思うのですがどうもしっくりこない自分も自分の中にいるので少し複雑でした。

この話のようにあり得ないような奇跡的なことが起きた場合、医者というのはやっぱりコトー先生のような悩みに陥ってしまうものなのでしょうか?「医者とは何か?」「末期って誰が決めるのか?」きっと医者として信じていたものが壊されるような心境になるのでしょうね。何を信じて医者を続けるのかわからなくなってしまうのでしょう。悩み落ち込みうちひしがれるコトーの表情はとても良かったです。ゆかりに謝罪したシーンはもう涙が止まらなかったです(^^ゞ。

2年ぶりに復活!子供たちも大きくなり新シリーズスタートです!

投稿日

2007/05/06

レビュアー

RUSH

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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このレビューはネタバレ情報を含みます。この作品をご覧になっていない方は読まないでください。

【第1話 二人の約束(二人の約束)】 ※括弧内はDVD収録タイトル
コトー(吉岡秀隆)はいつもの通り往診に出かけていた。その頃島民の誰もが電話の前で何かを待っていた。一方東京にいる剛洋(富岡涼)は東京で3本の指に入る名門校である私立開瑛中学の合格発表を見に来ていた。そして剛洋が合格する。そこへいるはずのない彩佳(柴咲コウ)が現れる。二人は合格を喜び合い彩佳は春から東京で理学療法士の資格を取るために学校に通うのだと剛洋に話すのだった。その頃島では剛洋合格の一報に大騒ぎ。島中喜びに溢れていた。東京での用事が済み、帰りの定期連絡船で彩佳は村長(坂本長利)に出会う。船には村長の他、坂野(大森南朋)もいた。船室に戻るとひとりの女性が酔っぱらいに絡まれていた。村長はそれを止めようとするが酔っぱらいに突き飛ばされ胸から首を強打し危険な状態に陥ってしまう。彩佳は応急処置を施そうとする・・・。そしてその絡まれていた女性こそ彩佳の跡を継ぐ看護師である仲依ミナ(蒼井優)であることが後からわかるのだが・・・。

【第2話 最後の言葉(それぞれの門出)】
妻を亡くし一人住まいのさちおじ(石橋蓮司)は腰椎骨折で動けないでいた。その八つ当たりからか、診療所の面々にきつくあたる。特に新入りの看護師仲依ミナに対してきつくあたる。あまりの態度の悪さにミナは驚き狼狽してしまうが、両親を早くになくしていたミナはさちおじに近づこうとする。コトーは鳴海から彩佳の診察データを全て取り寄せ、診療所での治療が可能であることを彩佳自身に説明する。東京で治療を受けるかどうか悩んでいた彩佳はしばらく時間をくれるようとコトーにいう。そんな時、さちおじの家が火事になる。さちおじは全身大やけどで診療所に運ばれてきたのだった・・・。

2年ぶりの復活です。ファーストシーズンから特別編、そしてスペシャルの2004と続いてきたこのシリーズも2006となり懐かしい顔が戻ってきました。この作品には色々思い入れもあって毎回楽しんで見ています。このシリーズは「北の国から」のように長く続いて欲しいドラマのひとつです。今回のテーマは「家族」です。今まではコトーを中心としたドラマが展開されていましたが、今回はコトー自身が患者とどう接していくか、つまり「家族」の様な存在として接していくのか、それとも患者と医者の関係として割り切っていくのかを悩んでいくコトーを描いていくと共に島民それぞれの出来事を描いていきます。でも変わらないのはドラマの雰囲気です。暖かい感じがするのは全く変わっていません。今シリーズも泣かされました(^^ゞ。特に彩佳の病気発覚によって微妙に変化するコトーと彩佳の関係は見ている方も辛く感動できるものです。2人の会話は何度聞いても重く見ているものの心に深く入り込んできます。また何度もこのDVDを見てしまいそうです。

さて今巻では彩佳の乳ガンが発覚し、コトーはそのことを彩佳本人ではなく鳴海医師(堺雅人)から知らされショックを受けます。これが一番大きな出来事でしょう。1,2話を通してコトーと彩佳の病気を通してのお互いの考え気持ちをぶつけ合うシーンはとても印象に残るものとなっています。このシーンでの吉岡氏と柴咲さんの演技は見逃さないでください。そして毎回誰かが怪我をしたり病気になったりするのは今まで通りですが今巻では村長とさちおじです。そしてコトーと彩佳の関係以外に見所となるのはやっぱり今シリーズから登場する新しい看護師さんでしょう。名前は仲依ミナ。おっちょこちょいで頼りなく、彩佳の足下にも及ばない看護師です。原作のイメージとは違った(おっちょこちょいなのはかわらない?)ミナを蒼井優さんが見せてくれます。でもこの作品には蒼井版ミナがよく似合っていると思います。また、鳴海医師もこのシリーズから新登場です。原作ではかなり嫌な医師になっています(原作では三上医師と双子)がドラマでも何か訳ありキャラの様な気がしてなりません。コトーと鳴海医師の絡みも見逃せないでしょう。しかし、富岡涼君はじめ子役はみんな大きくなっちゃいましたね(笑)。

このドラマは完全に原作の漫画と切り離して見るべきだと個人的に思っています。原作を「山田コトー」ドラマを「吉岡コトー」と呼んだりしていますがそれほど違うのです。扱うエピソードは原作の中にも出てきます(というか原作のエピソードの中から抜粋し1話を構成しているといった方がわかり易いかも)が順番が全く違うのです。仲依ミナの登場も早すぎるし、彩佳の闘病に関するエピソードもかなり違っています。原作を知っている人は切り離してみると楽しめると思います。

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