ｊａｃｋａｓｓ　ｎｕｍｂｅｒ　ｔｗｏ　ｔｈｅ　ｍｏｖｉｅ　限界越えノーカット版

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

本作の復習を少しだけ。始まりはMTVのリアリティ番組「jackass」がルーツ、全米ＣＳ放送史上で最高の視聴率を稼ぎ出した超人気番組だったが、当然の様に番組内で放送された危険なパフォーマンスの数々を、当然の様に真似る素人が続出し、当然の様に大ケガや重傷者が続出し、当然の様に大きな社会問題となる。日本なら此処で打ち止めだが、流石アメリカ様(笑)当然の様に映画として公開されたのが2002年の前作。
因みに内容はと言えば、ショールームのトイレで実際にう○ちをしてしまう。レンタカーを借りて激突レースに出場する。生肉をぶら下げた状態でワニが群れる池の上を綱渡りする等など・・・。当然の様に排泄物や嘔吐、放尿など一切モザイク無しの為に当然の様に上映中止運動も起きた。因みに日本のロケで肖像権に関する諸々の問題が有って、劇場やDVDは「日本特別版」として公開された。
第２弾となる本作は全米公開時に初登場で興収2810万$（約33億円）でブッチギリの1位を獲得。その人気の程が伺える(笑)当然の様に日米のカルチャーの違いが此処まで良く分かる作品も多くは無い。未見の方の為に「被害に遭わない」様に内容を少し紹介すると・・・全速力で向かってくる猛牛と目隠しして対決する。頬に釣り針を刺してサメが居る海へダイブする。リムジン・カーの中に人を入れてハチを放す。わざわざインドに行ってヒルに目を吸わせる。などなど・・・。
あ〜あ「masamuneさんて本当はこんな映画が好きなのね」と言われそうだなぁ・・・。うん、まあ正直言って嫌いでは無いです(笑)(恥)(呆)。お金を払って「こんなの」見る人の気が知れない、と言うご意見もごもっともで・・・(今日は点々が多いな)。日頃はスリラーやサスペンス映画の薀蓄を熱く語るmasamuneですが、一方で本作の様に「救いようの無いバカ」映画も嫌いじゃないです。
日本で言うなら北野武ことタケちゃんのノリに近いものが有るが、彼もナンセンスの何たるかを知っているからこそ、映画はシリアスなモノが上手に画けるのだと思う(一連の彼の作品も好きですし)。その意味でも対極に有るモノの存在を享受し、対比を楽しむのも一興だと思うのです。(何時に無く説得力が無いかも)。
まあハッキリ言って人にお薦めする映画では決してありません。しかし、見た後でコンビニで全裸の人が買い物してても貴方はチッとも驚かない事だろう・・・。ソレほどまでに本作は貴方の感覚を麻痺させるだろう・・・と思う。

まあ、ある意味本作は「合法ドラッグ」みたいな映画とも言える。間違っても親しくなったばかりの彼女と見てはいけない。もちろん、家族団らんの場で見るものでもない。一人でそぉーーーっとネ。

　昔、片岡鶴太郎ちゃんの歌で、「IEKI吐くまで」ってのがあったですよ。
　♪ぐっとこみあげる　せつない思い飲み込めば　少し酸っぱい味がした…♪
なんて出だしなんですけど…

　Jackassの前作ではなんとか　貰いゲロをすることなく鑑賞を終えた僕でしたが、流石に今回はアウト。 Johnny Knoxville と Steve-O と Chris Pontius の３人がアルゼンチンまで出かけ、種馬から搾り取ったアレをChrisが飲んじゃったシーンを観て、瞬間、無意識というかイキナリ僕のIEKIが喉まで上がってきて、結局少し吐きました。人間の生理の不思議を知った瞬間でした。Chrisの横で Steve-O がやっぱり期待を裏切らずに吐いてましたね。

　結論からいうと、今回のJackass Number Two (2006)は、Jackass: The Movie (2002)をその量・質ともに圧倒しています。相変わらず女性には鑑賞を薦めるなんて出来ませんが、男性には薦めてみたい。DVDの Special features にある the making of jackass number two も是非ご覧頂きたいですね、「男」なら。

　ところで、あのダミ声とつぶらな瞳に、もう愛情すら感じるようになってしまった Steve-O だけど、imdb で彼の略歴をみると、有名なバーナム＆ベイリーのリング・リングサーカスのクラウン養成課程の出身なんですね！ビックリしちゃった。
　2000人中33名だけ受け入れられた訓練生の中の１人にはなれたんだけど、そこからさらにリング・リングサーカスの正規団員の資格を得る10人には入れなかったようですね。その挫折を経て、何が Steve-O をしてここまで過激な男にさせたのか？　とっても興味があります。

　興味が湧くといえば、観れば観るほどクレイジーなJohnnyもそう。仲間内から出る「ジョニーには死への憧れがある」みたいな言葉には僕もうなづいてしまう。牛のシーンや、ラバー弾のシーンや、ロケットのシーンなどを見ていると、まだ成人前の娘さんもいるみたいなのに、どうしてあんな危険に身を置くことができるのだろう？…と不思議で仕方が無い。あるシーンでの Johnny の横顔が若い頃の Jack Nicholson に良く似て見えたんだけど、考えてみれば危険な男を演じていただけの Nicholson と、実際の危険に身を置いて稼いでいる Johnny とじゃぁ、段違いに Johnny の方が男前じゃんか！

　唐突だけど、僕の母親の郷里は讃岐国、坂出である。250年ほど前に讃岐から Johnnyとは路線が全く違うが同じような奇人が出た。もしも、このままの路線を突っ走って Johnny が天寿をまっとうできなかったとしたら、彼の墓碑には奇人のそれに刻まれたのと同じ

　嗟非常人　　　好非常事　　　行是非常　　　何死非常
　ああ非常の人、非常のことを好み、行いこれ非常、何ぞ非常の死

という文言を記してあげたい気がする。

今年の正月にTV「お笑いウルトラクイズ」やってましたね、なんか久しぶり〔１１年ぶりとか）に家族一同で観ました。
昔から同番組のファンのわたしとしては楽しんだのは間違いないのですが、女芸人が頑張っていたのは悪くはないと思うのですが、TV正月番組だから仕方ないけど、女芸人が出てくると途端にかったるくなりました。
この手の馬鹿馬鹿しい番組を心置きなく楽しむにはあえて言えば女性は邪魔だな、そこいくと本作は至極プロフェッショナルで汚い男ばかりのおバカな過激さに突き抜け感さえあって、この男たちにしびれました。（もちろん全員ではありません）


スカトロに関しては顔はしかめてしまうけど嫌悪感はなくて、よくやるわ程度のもので、知りませんがアメリカではスカトロに寛容なんでしょうか、個人的には短めでお願いしたいですが。

エンドロールも特典も面白いです、でも万人にお勧めは絶対できません。

�@自分をまともだと思っている方、
�A普通の神経をお持ちの方、
�Bゲロ・ウンコなどのスカトロ系が苦手な方、
�C自虐的ギャグを全く受け付けない方、
�D精神的堕落を望まない方、
�E単純にイタイのが苦手な方、
�F「こんな映画を観るヤツは人間失格！」と口走ってしまいそうな方、
�Gとにかく、このまま一生安泰に暮らしていきたい方・・・・

上記のいずれかあてはまる人は、この映画は絶対に観ない方がいい（笑）

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

はっきりいってスタントはすごいっす。
ロケットねたは大爆笑でした。これは素人がすると大怪我するところを彼らがやっているからこの程度ですんでいるだけと思います。（日本のバラエテイ番組ではよく芸人が死んでいますが。）
下ねたはあくまでも息抜きであり、メインではないと思いたいです。
老人ねたは笑えませんが、小人、デブねたは面白いです。

向こうの人は薬をやりながらみるから面白いのかもしれないけど、日本人にはどうでしょうね〜。たけしやダウンタウンがメジャーになる前にやっていたお下劣番組思い出しますけど、こちらはあくまでもスタントがメインです。

特典映像までちゃんとみてね。