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人気ミステリー作家・東野圭吾の同名小説を映画化した社会派ドラマ。兄が強盗殺人を犯したことでいわれなき差別に苦しむ主人公の姿を通して、加害者の家族をとりまく社会のあり様を真摯なまなざしで見つめる。主演は「電車男」の山田孝之、共演に玉山鉄二、沢尻エリカ。川崎のリサイクル工場で働く青年、武島直貴。積極的に話しかけてくる食堂の配膳係・由美子とも打ち解けることなく、人目を避けて生きる彼にはある秘密があった。兄は強盗殺人を犯し、無期懲役で服役しているのだった。しかし、やがて工場でも兄のことが明るみに出てしまう…。
人気ミステリー作家・東野圭吾の同名小説を映画化した社会派ドラマ。兄が強盗殺人を犯したことでいわれなき差別に苦しむ主人公の姿を通して、加害者の家族をとりまく社会のあり様を真摯なまなざしで見つめる。主演は「電車男」の山田孝之、共演に玉山鉄二、沢尻エリカ。川崎のリサイクル工場で働く青年、武島直貴。積極的に話しかけてくる食堂の配膳係・由美子とも打ち解けることなく、人目を避けて生きる彼にはある秘密があった。兄は強盗殺人を犯し、無期懲役で服役しているのだった。しかし、やがて工場でも兄のことが明るみに出てしまう…。
製作年: |
2006年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
121分 | 日本語英語 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
NKDN98 | 2007年04月27日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
40枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
121分
字幕:
日本語英語
音声:
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
記番:
NKDN98
レンタル開始日:
2007年04月27日
在庫枚数
40枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
121分 | 日本語英語 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
NKDN98 | 2007年04月27日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
40枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
121分
字幕:
日本語英語
音声:
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
記番:
NKDN98
レンタル開始日:
2007年04月27日
在庫枚数
40枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
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まず、誤解を恐れずに書くなら、ラスト近くの「もういいと思う。これで終わりにしよう、何もかも」という被害者側の家族の言葉は、加害者側に対してあまりに都合良く描きすぎ。この言葉で泣く主人公・直貴をみると、まるで被害者家族より加害者家族の方が辛かったという印象だ。それと今回、殺害されたのが資産家の老婆だから、被害にあっても残された家族には生活を立て直すだけの財力があるけれど、もし殺害されたのが裕福でない家庭の稼ぎ頭の父親だったら、もしくは幼い子供だったら、もういいと思う、なんて言葉は、この映画のように安易には被害者家族から出てこないはず。現実に殺人事件の被害者家族になった方たちからみたら、こんな言葉で簡単に処理されることに憤りを感じるのではないだろうか。
それと、冒頭での兄・剛志による老女の殺害シーンは、まるで殺意のない過失のように描かれているけど、意図的に他人宅へ不法侵入する犯罪者が、現実にそんな過失的な殺害を起こすだろうか。この映画で描かれているのはあまりに特殊で稀なケースであって、世間一般に犯罪を犯す者とはあまりにかけ離れていると思う。現実の多くとかけ離れた稀なケースで加害者家族への差別問題を語っても、その表層的な部分にしか言及できないのではないのか。
カネを盗む時、仏壇に謝る剛志の姿も気に入らない。何が言いたいかというと、殺害シーンを過失のように描写することと合わせて、これではまるで、犯罪者も本質は善人であり、悪気なく仕方なく犯罪を犯しただけで、本来は同情されるべき存在だと言うかのように描かれていることが、観る側に大きな錯誤を与えていると思う。その錯誤を利用することにより、のちの兄弟愛の感動にドラマをつなげるという歪んだ演出手法が見て取れる。兄が本当の凶悪犯になると、兄弟愛など描けなくなるからだ。社会的な問題として加害者家族への差別というテーマを真剣に扱うなら、普通一般と同じく犯罪者は悪として描くべきだと思う。しかし、兄の剛志の犯罪を過失のような描写にすることで兄弟愛を持ち出すことが可能になり、それで観客を感動させようという、本来の作品テーマとはまったく違うテーマへすり替わってしまっているのはどうかと思う。兄が贖罪の本当の意味に気付く上で、弟との兄弟愛は欠かせない部分ではあると思うけど、この作品を度が過ぎたお涙頂戴の感動作に仕立て上げて、商業的に映画をヒットさせようとする狙いが垣間見えることを不快に感じる。いい例が、さあ感動しろと言わんばかりに、小田和正の名曲をラストシーンに流すあざとさ。この映画を社会派作品の皮をかぶった娯楽作品にしてはいけないと思う。今この瞬間も実際に苦しみ続けている殺人事件の被害者家族や加害者家族の心情を、そんなビジネス的なお涙頂戴の娯楽作品の道具立てに利用することは、正しいことと思わない。
この作品を観て感動するもしないも、価値観は人それぞれで観る者の自由だけど、作り手側は何でもかんでも自由に作っていいわけではない。作り手側が自分達は一体何を作ろうとしているのか、そのことに対する想像力が欠如していると、こんな無神経な作品を平気で作り出すことになる。見掛けも顔も地味であろう女性の役どころに、美人でタレントオーラばりばりの沢尻エリカを持ってくるあたり、作り手側の想像力の無さがうかがい知れる。
兄を本当の凶悪犯にすると兄弟愛が描けない。たとえ安易でも被害者側が許さない限り弟も兄を受け入れることができなくなる。被害者家族をみんな金持ちにしなければ、悲惨さが際立ってしまって加害者家族の話どころではなくなる。お涙頂戴の娯楽映画にするために、そんな作り手側の都合の良い設定ばかりでストーリーを組み上げていたら、本当に伝えたいメッセージが伝わらなくなると思う。加害者家族への差別という問題をクローズアップするのは良いことなのだから、もっと作り手は真摯に作品に向き合って欲しい。罪のないはずの弟が会社などで差別されるシーン、電気会社の会長の言葉など、この作品の本来のテーマに沿った部分はとても良いと思う。犯罪を犯したら、被害者家族だけでなく、自分の家族に対してさえも償いきれない罪を負うというメッセージは、この社会に生きる者として心に刻むべきことだと実感させられた。
この映画が面白くないと言ってるのではなく、扱っているテーマの重さに対して、あまりに無神経という所を批判しています。どんな映画でも楽しもうという姿勢でいつも観ているのですが、たまに面白いとかつまらないではなく、どうしても私の中で批判しなければならない作品に出会ってしまいます。ですが、ここに書いたことは、あくまで個人的意見だという事を付け加えておきます。
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昨日、レビュー投稿してはずなのに、掲載されていない・・・。絶対したよなぁ・・・。他の方も、そんなことを言っていた方が・・。別に削除されるような内容でもないし・・・解りません。とりあえず、原文は保存してあったので、もう一度。
小説を原作にした作品は、その自由度のなさから、原作を凌駕することは極めてまれだと思われます。文字で書かれた小説は読み手のイマジネーションを刺激することによって、ほぼ無限の広がりを持つのに対し、映画はその表現方法として、具体的に映像にして見せなければいけない一点において不自由な制約をうけます。まあ逆に、だからこそ映像に関わる仕事はおもしろいと言うことも言えるのでしょうが。
映画が小説に負けない、あるいは比肩するクオリティを持つ作品は大きく分けて二通りあると思います。
一つは、原作に極めて忠実に、キャスティングも原作の味を殺さないように慎重に作られるもの。長時間の作品になってしまいがちですが・・。
もうひとつは、原作の主題の一部は踏襲しつつも、全く違う切り口で描写するもの。そもそも違う表現方法なのですから、同列に比較する必要はないという前提のものです。
ところが、この作品はおそらくそのどちらでもありません。ストーリーは驚くほど原作に忠実ですが、そのプロトにおいて大きく変えています。兄・剛志の心の葛藤などは大幅に削除し、弟・直樹の目指す道も原作のミュージシャンからお笑い芸人と、イメージよりも台詞というか語りを重要なファクターとして描いています。この改変は、原作に思い入れのある人は否定的にとらえるかも知れませんが、キャプチャーとしてうまく成立していると思います。
玉山鉄二は、想像以上に良い演技を披露していますし、風間杜夫、杉浦直樹と実力派俳優をうまく使い、泣かせようと言うあざとさが強烈に見えながらも、なかなかの感動を醸し出していると思います。
山田孝之は、もう少し違った切り口で演じていればと残念に思いますし、由美子を演じる沢尻エリカは可愛すぎます。原作と比較するまでもなく、あの役柄は容姿が美しくては成り立たないのです。でなければ、直樹が明美に心引かれていくことや、その破局のドラマに必然性がなくなってしまいます。
ともあれ、小説を原作とし、そのストーリーは崩さずに、大胆なプロットの変更によって、原作に近い次元までの感動作を整理つっせたことは評価したいと思います。原作ほどな毛はしないでしょうが、いろいろな思いを感じさせてくれる秀作であると思います。
このレビューは気に入りましたか? 25人の会員が気に入ったと投稿しています
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兄が強盗殺人をおかしてしまったために、次々と弟に降りかかる試練。人は肉親の罪をどこまで背負っていかないといけないのか?
一方弟がこれほどの辛酸をなめているというのに、刑務所から届く兄の手紙はどこかのんびりしていて、弟の行き場のない苦しみがあまりにもつらい。真の更正とは一体なんなのか?
本を読んで泣くなんてめったにありませんが、東野圭吾の原作本は珍しく号泣してしまいました。
もともと泣ける話の上に、ラストの慰問のシーンでオフコースの「言葉にできない」を使うなどもりあげ方がうまい。(個人的にはこの曲につらい思い出があるので、あまり聴きたくないのですが。)レディースデーで混んでたけど、あちこちからすすり泣きが聞こえてきました。
原作では弟が目指すのはお笑い芸人ではなくミュージシャンで、「お笑い芸人という設定でラストが泣けるのか?」と心配したけど、思ったよりはよかった。(芸が笑えるかどうかは別にして)
沢尻エリカの中途半端な関西弁は、まあご愛嬌でしょう。
原作の力もあるとは思いますが、単なるお涙頂戴ではなく、犯罪を犯した者の家族、そして被害者の家族のそれぞれの苦悩をしっかり描いた映画で、見ごたえがありました。
ただし、喫煙シーンの多さに閉口。高校卒業してすぐに、マルボロなんか吸っちゃって。生活困窮してるんでしょ?いいかげん、煙草を小道具として使うのはやめませんか?
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ユーザーレビュー:394件
投稿日
2007/07/07
レビュアー
ハット※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
まず、誤解を恐れずに書くなら、ラスト近くの「もういいと思う。これで終わりにしよう、何もかも」という被害者側の家族の言葉は、加害者側に対してあまりに都合良く描きすぎ。この言葉で泣く主人公・直貴をみると、まるで被害者家族より加害者家族の方が辛かったという印象だ。それと今回、殺害されたのが資産家の老婆だから、被害にあっても残された家族には生活を立て直すだけの財力があるけれど、もし殺害されたのが裕福でない家庭の稼ぎ頭の父親だったら、もしくは幼い子供だったら、もういいと思う、なんて言葉は、この映画のように安易には被害者家族から出てこないはず。現実に殺人事件の被害者家族になった方たちからみたら、こんな言葉で簡単に処理されることに憤りを感じるのではないだろうか。
それと、冒頭での兄・剛志による老女の殺害シーンは、まるで殺意のない過失のように描かれているけど、意図的に他人宅へ不法侵入する犯罪者が、現実にそんな過失的な殺害を起こすだろうか。この映画で描かれているのはあまりに特殊で稀なケースであって、世間一般に犯罪を犯す者とはあまりにかけ離れていると思う。現実の多くとかけ離れた稀なケースで加害者家族への差別問題を語っても、その表層的な部分にしか言及できないのではないのか。
カネを盗む時、仏壇に謝る剛志の姿も気に入らない。何が言いたいかというと、殺害シーンを過失のように描写することと合わせて、これではまるで、犯罪者も本質は善人であり、悪気なく仕方なく犯罪を犯しただけで、本来は同情されるべき存在だと言うかのように描かれていることが、観る側に大きな錯誤を与えていると思う。その錯誤を利用することにより、のちの兄弟愛の感動にドラマをつなげるという歪んだ演出手法が見て取れる。兄が本当の凶悪犯になると、兄弟愛など描けなくなるからだ。社会的な問題として加害者家族への差別というテーマを真剣に扱うなら、普通一般と同じく犯罪者は悪として描くべきだと思う。しかし、兄の剛志の犯罪を過失のような描写にすることで兄弟愛を持ち出すことが可能になり、それで観客を感動させようという、本来の作品テーマとはまったく違うテーマへすり替わってしまっているのはどうかと思う。兄が贖罪の本当の意味に気付く上で、弟との兄弟愛は欠かせない部分ではあると思うけど、この作品を度が過ぎたお涙頂戴の感動作に仕立て上げて、商業的に映画をヒットさせようとする狙いが垣間見えることを不快に感じる。いい例が、さあ感動しろと言わんばかりに、小田和正の名曲をラストシーンに流すあざとさ。この映画を社会派作品の皮をかぶった娯楽作品にしてはいけないと思う。今この瞬間も実際に苦しみ続けている殺人事件の被害者家族や加害者家族の心情を、そんなビジネス的なお涙頂戴の娯楽作品の道具立てに利用することは、正しいことと思わない。
この作品を観て感動するもしないも、価値観は人それぞれで観る者の自由だけど、作り手側は何でもかんでも自由に作っていいわけではない。作り手側が自分達は一体何を作ろうとしているのか、そのことに対する想像力が欠如していると、こんな無神経な作品を平気で作り出すことになる。見掛けも顔も地味であろう女性の役どころに、美人でタレントオーラばりばりの沢尻エリカを持ってくるあたり、作り手側の想像力の無さがうかがい知れる。
兄を本当の凶悪犯にすると兄弟愛が描けない。たとえ安易でも被害者側が許さない限り弟も兄を受け入れることができなくなる。被害者家族をみんな金持ちにしなければ、悲惨さが際立ってしまって加害者家族の話どころではなくなる。お涙頂戴の娯楽映画にするために、そんな作り手側の都合の良い設定ばかりでストーリーを組み上げていたら、本当に伝えたいメッセージが伝わらなくなると思う。加害者家族への差別という問題をクローズアップするのは良いことなのだから、もっと作り手は真摯に作品に向き合って欲しい。罪のないはずの弟が会社などで差別されるシーン、電気会社の会長の言葉など、この作品の本来のテーマに沿った部分はとても良いと思う。犯罪を犯したら、被害者家族だけでなく、自分の家族に対してさえも償いきれない罪を負うというメッセージは、この社会に生きる者として心に刻むべきことだと実感させられた。
この映画が面白くないと言ってるのではなく、扱っているテーマの重さに対して、あまりに無神経という所を批判しています。どんな映画でも楽しもうという姿勢でいつも観ているのですが、たまに面白いとかつまらないではなく、どうしても私の中で批判しなければならない作品に出会ってしまいます。ですが、ここに書いたことは、あくまで個人的意見だという事を付け加えておきます。
投稿日
2007/05/23
レビュアー
こんちゃん※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
昨日、レビュー投稿してはずなのに、掲載されていない・・・。絶対したよなぁ・・・。他の方も、そんなことを言っていた方が・・。別に削除されるような内容でもないし・・・解りません。とりあえず、原文は保存してあったので、もう一度。
小説を原作にした作品は、その自由度のなさから、原作を凌駕することは極めてまれだと思われます。文字で書かれた小説は読み手のイマジネーションを刺激することによって、ほぼ無限の広がりを持つのに対し、映画はその表現方法として、具体的に映像にして見せなければいけない一点において不自由な制約をうけます。まあ逆に、だからこそ映像に関わる仕事はおもしろいと言うことも言えるのでしょうが。
映画が小説に負けない、あるいは比肩するクオリティを持つ作品は大きく分けて二通りあると思います。
一つは、原作に極めて忠実に、キャスティングも原作の味を殺さないように慎重に作られるもの。長時間の作品になってしまいがちですが・・。
もうひとつは、原作の主題の一部は踏襲しつつも、全く違う切り口で描写するもの。そもそも違う表現方法なのですから、同列に比較する必要はないという前提のものです。
ところが、この作品はおそらくそのどちらでもありません。ストーリーは驚くほど原作に忠実ですが、そのプロトにおいて大きく変えています。兄・剛志の心の葛藤などは大幅に削除し、弟・直樹の目指す道も原作のミュージシャンからお笑い芸人と、イメージよりも台詞というか語りを重要なファクターとして描いています。この改変は、原作に思い入れのある人は否定的にとらえるかも知れませんが、キャプチャーとしてうまく成立していると思います。
玉山鉄二は、想像以上に良い演技を披露していますし、風間杜夫、杉浦直樹と実力派俳優をうまく使い、泣かせようと言うあざとさが強烈に見えながらも、なかなかの感動を醸し出していると思います。
山田孝之は、もう少し違った切り口で演じていればと残念に思いますし、由美子を演じる沢尻エリカは可愛すぎます。原作と比較するまでもなく、あの役柄は容姿が美しくては成り立たないのです。でなければ、直樹が明美に心引かれていくことや、その破局のドラマに必然性がなくなってしまいます。
ともあれ、小説を原作とし、そのストーリーは崩さずに、大胆なプロットの変更によって、原作に近い次元までの感動作を整理つっせたことは評価したいと思います。原作ほどな毛はしないでしょうが、いろいろな思いを感じさせてくれる秀作であると思います。
投稿日
2006/11/15
レビュアー
パープルローズ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
兄が強盗殺人をおかしてしまったために、次々と弟に降りかかる試練。人は肉親の罪をどこまで背負っていかないといけないのか?
一方弟がこれほどの辛酸をなめているというのに、刑務所から届く兄の手紙はどこかのんびりしていて、弟の行き場のない苦しみがあまりにもつらい。真の更正とは一体なんなのか?
本を読んで泣くなんてめったにありませんが、東野圭吾の原作本は珍しく号泣してしまいました。
もともと泣ける話の上に、ラストの慰問のシーンでオフコースの「言葉にできない」を使うなどもりあげ方がうまい。(個人的にはこの曲につらい思い出があるので、あまり聴きたくないのですが。)レディースデーで混んでたけど、あちこちからすすり泣きが聞こえてきました。
原作では弟が目指すのはお笑い芸人ではなくミュージシャンで、「お笑い芸人という設定でラストが泣けるのか?」と心配したけど、思ったよりはよかった。(芸が笑えるかどうかは別にして)
沢尻エリカの中途半端な関西弁は、まあご愛嬌でしょう。
原作の力もあるとは思いますが、単なるお涙頂戴ではなく、犯罪を犯した者の家族、そして被害者の家族のそれぞれの苦悩をしっかり描いた映画で、見ごたえがありました。
ただし、喫煙シーンの多さに閉口。高校卒業してすぐに、マルボロなんか吸っちゃって。生活困窮してるんでしょ?いいかげん、煙草を小道具として使うのはやめませんか?
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