テキサス・チェーンキラー・ビギニング

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

『チェーンソー』と間違ってレンタルしてしまった方いませんか（笑）
発売元のギャガも何を考えたのか、原題は『HOBOKEN HOLLOW』なのに『チェーンソー』のレンタル開始日と合わせて、いかにも乗っかってますよね。

確かに内容も被ってはいます。

でも、最初にちょっとスプラッタ描写があるだけで、あとはほぼ淡々としています。
実際の事件の映画化だそうで、メイキングなどを見るとそれなりに頑張ってる風景が垣間見れるのですが・・・

ホラー映画として見るには、いささか退屈と言うのが正直なところです。

『チェーンソー』に便乗していると言っても、実際の事件の映画化なので、ちゃんと別物ですよね。なので、もっと過剰演出した方が映画的にはウケるとは思います。
『チェーンソー』がそうであるように、「実際の事件を基にした」くらいにして脚本を面白くした方が絶対良かった気がします。

とは言え、カメオっぽい感じでデニス・ホッパーが出演しています。
間違いなく『悪魔のいけにえ』を彷彿とさせますね（笑）

主演はジェイソン・コネリーと言って、なんとショーン・コネリーの息子なんです。

「ホントにぃ〜！？」と思わず言ってしまいそうですよ。いや、別に不細工なワケじゃないんですが・・。

あとは、ちょこちょこ「あ、この人見た事ある！」といった俳優さん達。

アテのないヒッチハイカーや、ホームレスのような人達を農場で働かせるワケですけど、まぁ汚い部屋に我慢して普通に働いてりゃ、ちゃんと食べさせてもらえるわけですから、人によっちゃ有難いかもしれませんよね。
足枷や電気ショックは嫌ですけど。

何かもったいない作品でした。

なので、

「よし！ホラー見るぞ！！」と言う気持ちで見るとガックリきます。

「ふむふむ。そういう事件があったのかぁ〜。」と、事件を知ろう！と言う気持ちで見る事をお勧めします★

絶対、間違えて観た人って多いと思います。そう言う自分も間違えて観た一人なんですけど（笑）。テキサスチェーンソービギニングとカブリまくりです。しかしエゲツない内容で観ていて気分が悪くなりました。しかも実話とくれば余計に胸糞悪くなるだけで実際に拷問自体、観ていて不愉快になります。身寄りのないヒッチハイカーを拾ってきては強制労働させ、従わなければ容赦なく拷問し果ては殺してしまう・・。正直、間違えて観たんだけれどグロさでは本家に勝るとも劣らない作品でした。

実話という触れ込みで始まるこの映画は、タイトルからも判るように『悪魔のいけにえ』『テキサスチェーンソー』と、よく似ている。同じ事件を題材にしているのだろうか。

映画の出来映えとしては、新鮮味に欠ける作りだった。人物造形もどこかで見たようなキャラクタばかりだし、画面が伝える雰囲気も手垢のついた感じだ。デニス・ホッパーは間違えて出演を決めたに違いない。

特に観るべきところもなく、ただ時間だけがダラダラ流れる。これならジャンクなＣ級ホラーの方がマシかな。

大した映画ではないのではないので、観る必要はないでしょう。ススメません！

話題作と似たような邦題つけて興味引こうとするのは昔からの我が国のＤＶＤ配給会社の常套手段で作品の製作者側には全く悪意は無い。本作の場合ご丁寧に『ビギニング』なんて付いてるところに確信犯的な嫌らしさを感じますね。まあ、マイナー系借りる時には原題チェックは必須だろうし、ジャケ画も見れてるんだからいくらでも予防は出来るかな・・・、それでも地雷踏んじゃう俺って・・・。

肝心の作品の出来だけど、確かに某スラッシャー作のフォロワーには間違いないものの、全体的に突っ込みや拘りが不足してて緊張感に欠ける印象。この手の作品に必要不可欠な殺伐とした先の見えない恐怖感が殆んど感じられないんですね。中途半端に映像が鮮明なのもそう言う意味ではマイナス点かな。

売りは拷問描写でしょうが、安っぽくてセコさ際立ってます、そこそこグロイかなって思える場面も有るけど、少なくとも本家『ビギニング』の常軌を逸した強烈な描写に対しては比較にならない。それなりに造り手の気概は感じる作品ですけど、今二つってとこでしょうか。

ややこしい邦題以上にデニス・ホッパー、マイケル・マドセンってクレジットにムムゥって気になりますが、所詮本筋のストーリーに絡まない"友情出演"程度の役柄なのでご注意。

やられました。品位のない気持ち悪さがあるだけで詰まらない。ホラーじゃないし・・・。