ジェット・ローラー・コースター

ラロ・シフリンの音楽が効果的だ。遊園地の楽しさと、犯人の心理描写をうまく表現しているようで、作品にインパクトをあたえている。キャストも主演のジョージ・シーガルをはじめ、犯人役のティモシー・ボトムズ、名優ヘンリー・フォンダやリチャード・ウィドマークなど豪華な布陣。主人公ハリーの娘役で、ヘレン・ハント（出演時１４歳）が出ているのにはビックリ。脚本もいい。

通常、オジンくらいの年代になると遊園地に行く機会なんぞ滅多にあるもんじゃないが、うちは他のご家庭と比べてもさらにジェネレーション・ギャップが大きいため、いまだに東京ＤＬはもちろん、東京ドームシティだの、よみうりランドだのと連れ回されております。　正直、オジンは地べたを這い回るものはいくら早くても平気だが、高さが２メートルを超えると冷や汗をかく体質でございます。　三十数年前に本作を観た時には、“また恐ろしい映画が来たもんじゃ”とたっぷり冷や汗をかかされました。

とにおうさんご指摘のとおり、本作はジェットコースターの滑走シーンに“わざわざ”特殊音響効果を付けて、鳴り物入りのパニック超大作として公開されました。しかし、やはり同じ売り方でズッコけた「ミッドウェイ」の例を出すまでもなく、“わざわざ付ける”こと自体、すでに中味にセールスポイントが少ないということを自ら暴露しているようなもんですな。　考えてみれば、遊園地の乗り物を爆破するという話はどう転んでもスケールの大きい作品にはならないわけで、当時でさえＴＶＭ並みの印象でしかなく、今見直せば、もう完璧にＴＶＭそのまんまだろ、という感じですな（実際には違いますが）。ただ、オジンがどうしても本作をバッサリ斬り捨てられないのは、主人公ジョージ・シーガルのキャラ設定に負うところが大きい。　規格安全省の役人という、およそ映画の主人公にはなりそうにない仕事で、最初の爆破が事故ではないと見抜く洞察力はあるものの、警察と犯人に引っ張り回されて嫌々事件と向き合っているという感じが面白い。　脱力感あふれる表情にはトボけた味があり、Ｊ・シーガルはこういう役をやらせたらうまいなあと再認識させられた。オジンは結構好きでしたね。　「ウイークエンド・ラブ」、是非もう一度見たけど、チャンスあるかなあ…

主人公と犯人の絡みにもう少し頭脳戦的な要素があれば、もっと面白さもヴォリューム・アップしたと思うが、演出はいささか平板に流れてしまった。　名優ヘンリー・フォンダは当時よくこのような作品にチョイ役で出て老後の資金を貯めこんでいたようだが、使う方も彼の出演で作品にハクがつくので、なかなか重宝されていたようだ。　オジンは里これを「ハリウッドの名義貸し
行為と読んだ強いる

音楽がラロ・シフリンというだけでワクワクしてしまいますが、残念ながら序盤以外はあまり効いていません。

それはさておき、作品としてはなかなか楽しめました。少々中だるみするところがあるのでたまに意識が飛びますが、大勢に影響はありません。
特に序盤、最初の事故のシーンでは、明らかに人形を使った撮影ですが、遊園地という非日常の中に事故という一番悲惨な現実が飛び込んでくるシーンはよく撮れていると思います。また、巻き込まれ系の主人公の見事な巻き込まれっぷりにも拍手を送りたいです。
もちろん、焦らしすぎとか、他のパニック映画に比べてスケールが異様に小さいとか、犯人の動機が微妙とか、いろいろとアラはありますが、演出次第では大傑作に化ける可能性もあったと思うのです。某舞浜の遊園地あたりを舞台にリメイクしてくれないですかね、フジテレビあたりが。主人公は青島でもいいですから。

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ジャンルがアクションになってますが、これは、これは！
「刑事コロンボ」の脚本家による、傑作サスペンスですよ！！！

タイトル、「ジェットローラーコースター」って有りがちに
聞こえるかもしれませんが、そこいらのB級ホラー（私の大好きなｗ）
では無いですよｗ

本作、何度も観ているにも関らず犯人の名前が良くわからないので、犯人、と呼ばせて頂こうｗ

遊園地でジェットコースターが脱線し、死傷者の出る大惨事が起こる。
企画安全省の担当官、ハリーと、犯人との関係と、その行動が見物です！

FBIも絡んできて更に面白さが増す！

私は良くは知りませんが、本物のロックバンドが登場します。
バンド名は確か・・・「スパークス？」だったかな。
結構な熱唱＆熱演？（暴れっぷり）本物か、なるほど納得です。うふ。

遊園地、テーマパーク物って見てるだけでワクワクする。

ジェットコースターに乗って居る気分にさせてくれる映像♪
乗り物酔いする私ですが、絶叫マシーンは大好物ｗｗｗ

が、この時代（1977年）です。クルっと一回りが最高レベル(笑)


犯人の言うがままにハリーが遊園地内の乗り物を乗りまくります。
周囲は楽しんでいるのに、楽しめないハリーｗ

犯人はなかなかの頭脳犯。失敗したらすぐさま新たに爆弾を作るｗ
自慢の知恵を使い、再度ジェットコースターに爆弾を仕掛ける。

ジェットコースターのコース上でハリーと目が合い、固まる犯人
そこへジェットコースターが走ってきて、ドーーーンｗ
あらら、ラストは・・・意外にもあっさり・・・ｗ

が、冒頭のジェットコースター脱線シーンはこの時代にしては
なかなか見応えアリ。

犯人が物を大事にしない事（食べかけの綿アメを捨てる等）に時折ムカっとしながらも、約2時間、飽きることなく楽しめる。


清掃員のオジイちゃんがなんとも味があります(笑)


お暇があれば是非＾＾



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　†ザリ†

すごくシンプルなストーリー。
犯人の動機とか、何らかの伏線とか、そういったものは一切なく、
ひたすら犯人と捕まえる側のやりとりを描いている。
そこが良くもあり、悪くもあり。

ラストの犯人に気付くシーンも「うまいな」とは思うが、
「それだけ？」という物足りなさもある。

30年以上前の作品なので映像的にも物足りなさはある。
最近の作品なら爆破シーンとかもっと派手にやるんだろうし。
派手にやればいいというわけではないですけどね。