ヴェルヴェットの森

セルジュ・ゲーンズブールにとって永遠のロリータであるジェーン・バーキン。両者が出ているサスペンスものということで観ました。
イタリア語で話しており、フランス色を感じませんでした。と思ったらイタリア映画です。
推理ものとしては、最後にどんでん返しが用意されていますし、全体的にデイクスン・カーのミステリ作品のような妖しい雰囲気が漂っていますので、楽しめます。
バーキンは、他のイタリアのホラー映画のヒロインに比べると艶がないかな。
ゲーンズブールはオーケストラを使ったプログレ的意欲作「メロディ・ネルソンの物語」を発表した後で、「女性飼育論」の発表前。確かこの映画の少し後に心臓発作で倒れたのではないかな。オランウータンが出てくるあたりが、彼の好みを反映しているのでしょうか。
いずれにしてもゲンズブールの出演場面が少ないので残念。
あと気づいたのは、最近の映画は暗い場面になると見にくくなるのですが、この頃の作品は暗い場面でも、登場人物の動きがよくわかります。技術は進歩しているので、最近の映像作家には、この頃の撮影手法を見習って欲しいと思いました。

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　nekoさんの言うとおり、ホラーというよりミステリなのだけれど、途中で見当がつく犯人は、かなり無理筋。犯人は誰かというより、死体をついばむネズミとか、古城の秘密通路とか、結末にいたる雰囲気を楽しみたい映画だ。横溝っぽい旧家のどろどろにポー的な仕掛けもあり、退屈することはない。いわゆるジャーロの範疇に入る作品と思うのだが、殺しの場面があまり魅力的でないのと同時に、魅力的な若きジェーン・バーキンが、どうにもジャーロ的でないような気がして残念。彼女はどうしたって、安っぽくないのだ。
　トータルで凡庸ながら案外と見せてしまうのは、アンソニー・Ｍ・ドーソン（アンオニオ・マルゲリティ）の味かとも思う。史劇やマカロニ・ウェスタン含め、何でも撮ってきたベテランなのだが、リアルタイムでは『地獄の謝肉祭』『ターボ・クラッシュ』といった珍品しか知らない。本作はそれらに比べても面白い４０点。

イントロに秀作なんて書いてあるから、つい期待して観たら・・・ただの古い古典ミステリーの凡作でした。
ジェーン・バーキン、セルジュ・ゲンズブール・・・ちなみに娘のシャルロットも女優。
こんな有名人が出てるんなら、面白いはずと単純に思った私が浅はかでした。
もう少し何とかならなかったんだろうか・・・黒猫が登場すれはいいってもんじゃない（笑
あと、イタリア産だから、妙にグログロも期待しちゃった（笑
とりあえず最期まで見ましたが、もう記憶の彼方です・・・

こんな映画があったとは。知らなかった〜。
J・バーキンとS・ゲンズブールが出演してます。
でもS・ゲンズブールの出番はほんの少し。
この映画はなかなか楽しめました。

古城で繰り広げられる殺人ミステリー。
ホラーというよりは、犯人は一体誰!?というようなミステリーですね。ゴシックな雰囲気に包まれて、城を訪れたJ・バーキンをはじめ、城の主の叔母さん、その息子で精神に異常をきたしているというジェームズ、叔母の愛人、フランス語教師、使用人、神父、サーカスから引き取ったというオランウータン・・・・限られた状況の中で次々と殺人が・・・・。
そして一族にまつわる吸血鬼の伝説・・・・。

終始雰囲気たっぷりです。シーンごとに入る音楽もとってもわかりやすい。J・バーキンは可愛いし、S・ゲンズブールの渋さも健在。病気とされているジェームズが結構格好いい。
殺人現場に必ず現われる猫も名演技。
展開の早いものをお好みの方には少々退屈かもしれませんが、私は最後まで犯人が分からなかったこともあって結構楽しめました。古城っていうのがまたゾクゾクしてしまいます。

古いお城に集まった人々。
この一家にはある伝説があって、それを恐れる主人公ですが、最初を観ればそんなことじゃないと分かってしまいます。
サスペンスです！！ｗｗ
犯人探しは結構楽しめました。
だって怪しい人たちがいっぱいなんですからｗｗ
あ、猫とゴリラもいましたね（笑）！
（でも後に、ゴリラではなくオランウータンだったと知らされますが）

何十年も昔のサスペンスドラマの様な雰囲気です。
血もペンキの様だし、リアリティがないような・・・ｗｗ
でも普通に面白かったです＾＾