こちらブルームーン探偵社　シーズン１＆２

ダイ・ハードの少し前にヒットしたＴＶシリーズ。
ＮＨＫ総合でも、８６年から７年間も放映されていたそうですが、私は知りませんでした。
ブルース・ウィルスの演じる探偵（ディヴィッド）というのが、かなりいい加減な三枚目。
かたや、モデル出身の美女（マディ）が、成り行きでコンビを組む事に。
探偵事務所としては何だか頼りないのですが、そこそこ事件を解決してしまうんですね。
理屈よりも本能。計画よりは運という感じですが、ストーリーが進むにつれて、二人のコンビぶりも板についてきて、いずれはロマンスの気配も・・・
お目当てのＤＶＤの合間に観てみようかな。

若さって本当いいですね（笑）
昔どこかの途中話をみたことがあり、面白いから最初からみてみたいと思っていたところ、DVDレンタルなのでさっそくかりてみてます。
いけますよ、これ。
二人のコンビが良い。相手女性がモデルで成功した実業家のセレブで、なぜか足下すくわれてピンチ。自分がオーナーの赤字続きの探偵事務所のブルースに、あなたはクビよというところからスタートする二人の展開は、いい感じの上質コメディ。
しばらくみていきます

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　これ、初めて見たのはたぶんまだ高校生とかだったはずで、一作目の、口から生まれたのかと思うほど口の達者なデイブの、ここぞというときのカッコよさと、悪役の狂気とがとても印象深く、再放送からはシリーズをかなりまで続けて見ていた。

　一作目だけは、どうしても見直したいとずっと願っていて、DVDが出ているのを知って、とびついた。

　ミステリとして今見た場合には、ずいぶん荒っぽいというか、雑な面も見られる。ナチの隠し資金とか、真っ昼間にデパートの大時計で格闘とかｗ。が、現代劇にありがちなせせこましさのない、いい意味で荒唐無稽なわくわくどきどきの味わえる秀作である。
　記憶ではシナリオのできはシリーズを追ってパワーダウンしたが、この一枚目、二枚目あたりはどれもできはいい。アクションや、セリフの妙、ちょっとジーンと来るシーン、そしてミステリ的逆転が、巧みに織り込まれている。

　ブルース・ウィリスの出世作でもある。今見るとやはり、「ダイ・ハード」でのキャラクター造型そのものに、本作の影響が見られる。

　余談だが、この作品はとりあえず吹き替えで楽しむべきである。コロンボもそうだが、NHKはいい仕事をしている。素晴らしい吹き替えである。TVでカットされていたシーンに（デイブ役は）別の声優さんが使われているようで、そこがちょっと気持ち悪いが、まあ仕方ない。

こちらブルームーン探偵社（原題ではＭｏｏｎｌｉｇｈｔｉｎｇ）は１９８５年３月３日から１９８９年にかけてアメリカ・ＡＢＣで製作され、１９８６年４月１９日からＮＨＫから、６０分番組で全５５話が放送されました。いわゆるサスペンス・ラブ・コメディといったものでしょうか。（第１９話以降は「新こちらブルームーン探偵社」に改題されています）ちなみにテーマ曲の「Ｍｏｏｎｌｉｇｈｔｉｎｇ」はアル・ジャロウ。（これがまたナントモイイカンジです）
大赤字の探偵社を舞台に、オーナー兼社長のマディ・ヘイズとお調子者でいつもふざけている探偵デビッド・アディスンが、難事件・珍事件に巻き込まれては解決していくのがお決まりです。
主人公二人の掛け合いにと有名映画やミステリーを換骨奪胎したパロディーなど、知る人とぞ知るといったひねりの効いた洒落ななどの台詞に特徴があります。
また、主人公が視聴者に直接語りかけたり、番組自体に言及（「次の番組が始まるから、残り１０分で解決しなけりゃ」）したり、番組用の撮影セットから、別の映画スタジオセットに移動して、カーチェイスシーンを撮るといった、メタ・フィクショナルな手法も使用されます。タフガイがシリアスストーリでド派手なアクションを演じるのでなく、対極するコメディを、製作者は目指していたそうです。デビッド・アディスンを演じたブルース・ウィリスは本シリーズで人気がブレイクしスターダムに駆け上りました。
現在に至るも、ハリウッドにおいては、本作の映画化企画があるそうですが、ウィリス本人にはその気がないといわれているそうです。（でも、あの作品が第４作目をリリースするのですから、もしかするとという可能性は否めないですね）
（蛇足ですが、シビル・シェパードはジャズシンガーとしても活躍する事があり、その美声は作品中でも披露された事があったように思いますが定かではありません。ＣＤもリリースされており、ＣＤもなかなかです）

　中学生くらいだったでしょうか？NHKでやっていたのは。たまに見ていた記憶があったのですが、かなり後半でそもそもの二人の馴れ初めって一体？と思っていたのですが、今、この歳になってそれを知ることができたなんて感動です！

　洋服・持ち物・町の風景・オフィスの様子（特に電話！）などが時代を感じさせるものばかりで、今見ると別の楽しみがありました。お色気シーンも少ないしその辺の表現も時代のせいか？過激でないので、小学生の子どもと楽しく見れました。今ではうちの子達は、ブルース・ウィルスを見ると『デイブだ！』と言います。デイブのギャグとほぼ毎回あるラストのドタバタ劇場に、子どもたちは大うけです。

　シビル・シェパードは美しいですね。最近はどうしているのでしょう？TV放映時から思っていたのですが、シビルと吹き替えの浅茅陽子って雰囲気似てますよね。