白雪姫

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　1番美しい白雪姫が女王に命を狙われて、小人の家に隠れたりするけど毒リンゴを食べちゃう話。

　当然ですが、この時代に制作されたのが驚きで画面の華やかさ楽しさが最高の映画でした。主人公の白雪姫がなかなかのおっとりさんで、序盤は命を狙われて逃げたときに森が襲ってくるかもという恐怖体験とかで逃げまどいますが、森の動物たちに誘われて小人たちの家にやってきて勝手に掃除を始めるというお気楽性格が素晴らしかったです。

　小人たちの仕事からの歌も楽しくて、帰宅後にだれか家にいるぞとのドタバタからの白雪姫との楽しいミュージカルと終始にこにこしてしまう描写がたくさん詰まっていました。

　女王が白雪姫の心臓を持って来いというなかなかハードな命令をしたり、自ら魔女になって毒リンゴを持って行ってからの小人たちに追いかけられてのスペクタクルもよかったです。女王の最後とかもなんだかよくわからなかったり、ラスト5分で突然現れる王子様と幸せになりましたとさ、という展開もびっくりですが、時代を超えていく名作なのも納得の映画でした。

1番始めは映画館で、最終回が字幕だったので夜に観て
(もちろんリバイバルです)もうとりこになりましたね。

ディズニーがすべてをかけて製作した映画です。
手書きのセル画のフルアニメーション。
美しい動き、白雪姫の可愛い声、動物の愛らしさ。
感動して何回観ても涙が出たものです。

ビデオが出た時に、この先発売しないと言う事で
擦り切れそうな程観て心配でしたが、その後しっかり
ビデオ(再販)−ＤＶＤと発売になり、ＤＶＤも買いましたさ。

歌も全部覚えちゃったし、セリフも覚えちゃったし
ＴＤＬに行った時はアトラクション乗りまくりました。

今のディズニー作品も悪くはないけれど
私はクラシック系が好きですね。

音楽も素晴らしくどの曲もいいです。
ジャズでも「いつか王子様が」は定番ですし
他の曲も自然に口ずさんでしまう程です。

王子さまに憧れた子供の頃から大人になっても
この作品を越えるアニメはないと思います。

どれほどグリム童話が普及していようとも、ディズニーが作ったアニメ『白雪姫』のイメージは、絶大だと思う。
製作は1937年。実に76年も昔のことだ。いまも色褪せない部分もあれば、時代を感じさせる部分もある。勿論、私はまだ生まれていない。(笑)

とある王国のこと。王女＝継母にいじわるされて白雪姫はボロをまとって庭掃除。歌をうたいながらホウキで掃いて水をまく。（挙げ句、スズメに語りかけている）
……という幕開け。“イヤなことでも楽しんでやろう”という道徳の教科書に取り上げられそうなシーンである。この後、彼女はこびとの家を掃除する。どうも本作品は、掃除を楽しむことに力が注がれているような気がする。

王女は“魔法の鏡”に問いかける。
「鏡よ、世界で一番美しいのは誰？」
「白雪姫」
（社交辞令とかを知らない鏡だな）
……有名な場面だが、鏡の中から返事をするのが“男”だという点が興味深い。肌は雪のように白く、唇はバラのように赤い云々と表現するが、この時代、それが美人の基準だったのだろう。でも、登場する白雪姫は、ぽっちゃりした隣りのお姉さん風。(笑)

王女は、狩人に白雪姫の殺害を命じる。姫さえ亡き者にすれば、世界で一番美しいのは自分になる。（そんなことはないゾ、と思ったのは私だけではあるまい）　しかし、命じられた狩人は、その時になって躊躇う。命は奪えない。結局、姫を森の奥に逃がし、王女には豚の心臓を持って帰ることになる。
……という序盤の展開。王子と白雪姫の出会いも描かれるが、うーん、いま観るとかなりイタイ。(汗)
殺害の証拠として姫の心臓を箱 に入れて持って来いとは、『血のバレンタイン』も顔負けだ。グリム童話ってホラー映画の要素がたっぷり含まれていて好みだ。

森の中で迷った白雪姫は、動物たちの案内で、こびとの家にやって来る。中に入ると埃だらけで汚い。姫は、動物たちを使って家中を掃除する。（“動物使い”という点では、白雪姫も魔女の素質アリだな）
そこへ７人のこびとたちが帰って来る。姫は、家事全般をするかわりに家において貰うことになる。
……という流れ。
こびとたちが勤労意欲がなくなる歌をうたいながらダイヤモンドを掘っている場面がある。どうやらこびとたちは裕福らしい。
白雪姫は、こびとたちのメイドになってしまうワケだが、「手を洗いなさい」と母性も発揮する。公開当時は衛生環境が良くなかったのだろうなぁ、と思った。余談だが、私は、こびとたちのフニャフニャした動きが苦手。(苦笑)

白雪姫が生きていることを知った王女は、怒り心頭。自ら手を下す決意をする。魔法で老婆に化けると白雪姫の許に赴く。こびとたちがいない隙に家に入り、姫に毒リンゴを差し出す。
……ということでクライマックスになだれ込む。
スペクタクル・シーンもなかなかの出来映え。
王女は“自爆”してしまうのだが、誰かに罪を犯させるわけにはいかないので、これしかないだろうなぁ。(笑)
唐突に現れた王子のキスで生き返った(？)白雪姫。王子と結婚し、いつまでも幸せに暮らしました、とさ。
でも、王国はどうなったんだろ？ 王女は死んだわけだし、国民はどうしてるのだろ？ お姫様として気にならないのかなぁ。そういう意味ではターセム監督の『白雪姫と鏡の女王』の方が、素朴な疑問に答えてくれていて好ましい。

私がディズニーが好きではない理由は、その独占欲(？)にある。独占するくせにお金で切り売りするのは可ときてる。
本作品で白雪姫の歌をアテレコした方は、ディズニーに囲われて、ほとんど女優・歌手としての実績を残していない。オファーがあっても、ウォルト・ディズニーが「白雪姫のイメージを損ねる」との理由で許さなかった、という。彼女は、白雪姫のイメージを作ったが、白雪姫のイメージに殺されてしまった。彼女が満足していたのかどうかは知らない。けれど、私個人の価値観で言えば、何人たりとも、個人の夢や情熱を独占欲から抑えこんではいけないと思っている。

映画史に残る名作だし、時代を超えて行く作品だが、素直に褒められない自分が哀しい。
悔しい(？)けど、オススメ！

子供の頃に見てたので
懐かしい思いで、観てました。
これは名作だと思う〜

でも私のこどもたちは、にぎやかでピカピカしている現代の派手なアニメに慣れてるせいか
静かな「間」がちょっぴりつまらない？？

最近のディズニーアニメは音楽も満載で派手で
こういう「間」をあまり作っていないかもしれませんね。
でも私は・・ですが、
こういうゆっくりした時間や少し地味なやさしい音楽も
とても大切なんじゃないかなと思っているんです。

子供達は吹き替え版を見ていたのですが
歌部分がそのままで「英語」でした。
私はそれでよいのですが、子供達はその部分の意味がわからない
できればそこがかわりの日本語の歌が吹き替えであったら良かったのかも、しれませんね。

とはいえ
私は大好きです(^^)

小人達と心が通じていくシーンは
こどもたちも嬉しそうにみてました。

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　某遊園地のニュースで、いまだに観ていないことに気づいてレンタル。クラシカルな雰囲気がいいですね。本当に童話的な雰囲気のまま話が進んでいって、今のディズニーだったら勝手に不幸なバックボーンとかの設定を作ってくれそうな部分もそのまま流れていきます。ので、王は何してんの、とか、何でぼろい格好の白雪にそこまで王子はのめりこむのか、とか絵本では気にならなくても映画になるとついつまづいてしまったのですが、そこは御伽噺として深く考えずに楽しむべきなのでしょうね。まあ、いきなり身元も名前も確かめず永遠の愛を誓う王子はかなり馬鹿っぽいですが、初めて見た死体（と思っている）にキスする男よりはまし、と作り手は考えたのでしょうし。
　あと、白雪が意外といい性格をしていたのが衝撃的でした。住居侵入して、（動物たちに手伝わせて）部屋を片付けたのだから泊めてもらえるよね、という発想は、結構すごいけどもともとの話だからいいとして、就寝前の祈りでは小人の幸せがどうのとかいってるくせに、願いがかなうという触れ込みの林檎を前にしたとたん「王子様と結婚！！」ってあなた。ディズニーのプリンセスはいい子そうに見せといて意外とみんな我が強いなあ。少しは悩むかと思ったよ。
　ツンデレの小人は、お約束の反応を要所要所で見せてくれて、かわいかった。予想はしてたけど、率先して助けに行こうとするとことか、ほろりときてしまったり。