リダイアル

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本作の主演、Monica Keenaと言えば前作「フレディVSジェイソン」で注目された女優だそうだが、私的には「胸」しか印象に残らなかった気がする。更に発売元のタキコーポレーションのプロモーションに「恐怖映画の女王の地位を確立した」なぁんて書いて有るし困ったもんだ(笑)。まあ提灯記事は置いといて、本作は一端のサスペンスとしては可も無く不可もなくと言った感じかな(やや甘め)。結論から言ってしまうと、未見の方の為に「オチ」は伏せるが、「オチ」そのものは出涸らしのお茶の様な使い古されたモノで、私の様にこの手の映画ばっかり見てる人種でなくとも、前半の早い段階で結末は読めると思う。例えば不自然な構図の○○が何度と無く登場する辺りでバレばれと言えるし、登場人物で登場しない人(この意味は見れば分かる)の結末も予想通りだ。しかし、本作は「オチ」の揚げ足を捕って「つまらない」と言うにはチト惜しい気もする作品だ。つまり「オチ」としては平凡でも「語り口」は、平均点は言ってると思う。調べてみると本作は「ロバート・デ・ニーロが主催するトライベッカ映画祭で好評を博した」そうだが、それも強ち出鱈目とも言えない気もする。連続殺人鬼(○○だけど)が被害者宅の電話から何の関係も無い(と思われる)主人公に逆探知を恐れず殺人実況するプロットは、悪くないと思うし、この時点で犯人と主人公の接点を見出そうと、見てる私達を翻弄する脚本も悪くない。因みに原題の「LONG DISTANCE」の方が「オチ」に似合ってるが、これはご覧頂ければ分かると思いますが、一つのミス・ディレクションにも成ってるので参考までに。総括するとスリラーとして見る場合「どれどれ、面白いのかなぁ」と思って見ると大きくズッコケる事は間違いなし、なので過度の期待は禁物だが、サスペンスとして「ながら」で見る分には、まあまあ？かなぁ・・・。

それにしてもMonica Keena、相変わらず「いい○」してらっしゃる(笑)。オチのネタバレを防ごうと、観客の視線を其方に集中させる新手のパターンかと思った。今回もソレしか印象に残らなかった・・・　うーん、雑念が多いなと少し反省。

殺人鬼に間違い電話をかけてしまったがために、殺人鬼が徐々にヒロインの家へ殺人を犯しながら近づいてくる恐怖を描いたサイコスリラー。

この作品のレビューは難しいですね(^-^;


物語の舞台がヒロインのアパートの一室で、小道具も電話一台で事足りますし、凶行シーンも描かず、何が起こったのかは白黒の現場写真で済ます徹底した経費削減ブリに、企業の経理課の方も見習うべき点があるかとｗ

まぁ、冗談はさておき低予算作品ならではの動きの少ない作品ですが、アイデア勝負で挑んだ力作じゃないでしょうか。
内容には余り触れないでおこうと思うので、日本と米国の有名な都市伝説『メリーさんの電話』『ベビーシッターと２階の男』的なエピソードが盛り込まれた作品と言う事でご勘弁をｗ
まぁそれぞれミスリードさせるにはもってこいの内容なんで、ラストのどんでん返しが余計に効いてくるんじゃないでしょうか。

非常に好き嫌いの評価が分かれる（否、許容出来るか出来ないか）作品なんで、おススメはしませんが、個人的には楽しめたし全然ＯＫと言う事でｗ

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殺人鬼に掛けちゃった間違い電話。今度は殺人鬼からコールが・・・
そしてジワジワ、ネチネチ殺人鬼が近づいてくる。
次第に精神的に追い詰められるヒロイン・ニコール・・・
ハラハラドキドキしながら観てたんですが・・・

オチにポカーン・・・ええっ〜
また、こういうオチかとガッカリでした。
こういうオチでラストを決めたいなら、もっと伏線をしっかり張るべきかと。多少強引でも納得させられるようなシナリオを用意して欲しかったですね。まぁ、「ハイテンション」は強引過ぎる気がしますが・・・・
その点では、「シックスセンス、アイデンティティー」は秀作だと思いました。

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よくでしています。
どんでん返しがありますが、そうなるとは思わなかった。
「マルホランド・ドライヴ」以降、この手が多いですね。
でも、時間的にもいい長さだし、主人公もいい。
なかなかの秀作だと思います。
ミステリをお好きな方はぜひ、どうぞ。

　私はこの主役の女優が、今ひとつしっくり来なかったんです。ですから、もっと細めで、透明感のある美女なら、かなり面白くもしくは感情移入しやすくなったのではないかと思っています。話としては、ラストまでは、ハラハラさせてくれました。最後まで、元の彼の写真の顔が出てこないという不自然さはありましたから、うーーんと怪しんではいましたが。ほかの方の書かれているとおり、もう同じようなラストはやめましょう。二番煎じ三番煎じでは、どうしても「またか」と思ってしまう、そう思った瞬間にそれまでいくらサスペンスが盛り上がっていても、がっかりしてしまいます。ま、この作品はつまらない作品ではありませんでしたが。

　別の映画で恐縮ですが、すでにレビューしてしまったので、ここでもうひとつ言いたいことがあるのですが。「ハイテンション」です。このレビューの中で、私は、見ている間ずっとほかの映画のことを思い出していたと書いた、そのタイトルは「インテンシティ」なんですが、今、原作を読み返していると、なんとそっくりな場面がやたら多いのです。
　友達の家にいって、家族が惨殺される。自分がベッドの下に隠れる、水道の蛇口の水滴を調べる。ＧＳの売店の店員が殺される。そこにあった拳銃を持ってでたら、弾がはいっていなかった、などなど。これはまったくの偶然でしょうか？それとも、原案はクーンツのこの小説と公表しているのでしょうか？売店の店員の車で追いかけて、途中でつかまってしまうところまで同じです。そこから先が違いますが。
　「インテンシティ」は面白いＴＶ映画です。ぜひレンタルしてほしいものです。