エンター・ザ・フェニックス

　キリアン・マーフィが“おねいさん”を演じているという『プルートで朝食を』の評判が非常に良いようで、これは近いうちに観てみようかと思っているのですが、本作は香港の有望株ダニエル・ウーが、ゲイのヤクザ跡取りを演じているなかなか軽妙な一作です。
　まあ、基本的に香港映画好きでない方が面白いと感じるかどうかは例によって微妙だとは思いますが、個人的には十分楽しめました。
　ただ、ゲイといっても女装するわけでもなくあからさまにオネエ言葉使ってるわけでもなく、どこまで彼がゲイである必然性があるかどうかは疑問といえば疑問。けど、そこをあまり深く考えずにノリで走ってしまうところが好きなんですけど。

　ところで、本作は若手俳優スティーブン・フォンの監督第一作（二作目は『ドラゴン・プロジェクト』）であると同時にジャッキー・チェンが立ち上げた製作会社の記念すべき第一作でもあり、彼自身もユン・ピョウと共にきっちりカメオ出演し、華を添えてくれています。また、エンディングにジャッキー映画ではお馴染みのＮＧ場面が流れるのも、何だかニヤリとしてしまいます。

お笑い担当の彼と、

２００５年の「ドラゴンプロジェクト」の二人
シッカリ二枚目のダニエルウー
意外と悪役のスティーブンフォン
ちょっと期待しすぎたが、まあまのアクション
ちゃんと〆ています。

香港マフィアなのだが、まったく残酷さはない。
日本語吹き替えもあり、とにかく気楽に見れます。

「ゆれる」のあとに見たためかチャウの手下の髪の毛もじゃもじゃが
オダギリジョーに見えてしまった・・・自分が笑える。

ダニエル・ウー見たさに、全然予習しないで借りたこのＤＶＤ。
感想は…観てよかった◎　意外と面白くてちょっとビックリ。
でも、あらすじくらいはザックリ予習しといたほうがよかったかも。

しょっぱなから　おおおおぉぉぉユンピョウ！　と興奮しまくり。
他にも、脇役陣＆カメオ出演（!!!）の面々がとっても豪華です。
ハチ役のロー・カーイン最高。このおじさん、香港映画にホント
良くでてきますよね〜。この作品でもとってもイイ味だしてます。

スティーブン・フォン初監督とはいえ、やはりジャッキー色の濃ゆい
作品。緊迫感の無いコメディタッチなアクションシーンなんかは、
まんまジャッキーのおハコといったところで。
ストーリーに関しては、じっくり観るとツッコミどころ満載ですが、
特に消化不良も無くサラッとしてるので、まあこれはこれで良し！と
思える不思議な爽快感がありました。
香港黒社会系仁侠映画が好きじゃない方に、むしろオススメできる
映画だと思います。

ジャッキーが主演ではなく、製作総指揮の映画。
映画のラストの１コマにセリフなしで出演してるだけ。

ヤクザ同士の対立を描いているがぶっちゃけストーリーは重要視してない様子。
ダジャレやコント的な笑いのシーンがいたるところにありコメディ映画としてみるのがしっくりくるかも。
映画の終末にカンフーシーンを見ることができる。

カットがあっちこっちと飛ぶので全体の流れがいまいち掴みにくくなってる。
こういった感じのノリなら「五福星」という映画も面白いかなぁ。

ジャッキーファンなら一見。

面白いマフィアたちのお話です。
若干下ネタが多い、アクションはワイヤーバレバレ、ジャッキー・チェンの最近の映画よりスピード感がない。
ほぼジャッキーが応援してる感や昔ジャッキー・チェンの映画に出てたキャストが出ているのがうれしいくらい。
かなりジャッキー・チェンが好きでないと、面白くないんじゃないのかな？